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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音楽や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

サイケデリック・サウンド・イン・ジャパン / ザ・モップス

サイケデリック・サウンド・イン・ジャパン / ザ・モップス (1968)

1968年にビクターから発売された、鈴木ヒロミツ星勝らが在籍したバンド、モップス(The Mops)のデビュー・アルバム。自分がモップスを初めて聴いたのは以前に紹介したコンピ盤「Let The 70's Die」において。そちらにも彼らの代表曲で、このアルバムにも収録されている代表曲「朝まで待てない」が収録されているが、コンピの方は東芝へ移籍後の再録音らしいことも知らなかった。何でも一時アメリカのガレージ・ロックのコレクターの間でこのアルバムの人気が出て高値で取引されていたこともあったのだとか。ジャケのデザインから写真に写るメンバーから、かなりのサイケデリック度。ただある程度レコード会社肝入りの策略的な面もあったようだ。

先述の「朝まで待てない」はヴォーカルがダブル・トラックのオリジナル。自分は再録の方に鈴木ヒロミツのヴォーカリストとしての凄味を感じていたのでちょっと軽めに感じる。何しろ彼、自分の中ではちょっとコミカルな役者ぐらいのイメージしか無かったからなァ。多くの曲で阿久悠が作詞を担当したオリジナル曲に加えて、アニマルズ(The Animals)、ジェファーソン・エアプレイン(Jefferson Airplane)、ドアーズ(The Doors)のカヴァーも含まれる。特に02に関しては曲の冒頭に延々と英語で(こちらが気恥ずかしくなるくらいの)アニマルズに対しての賛辞が捧げられている。オリジナル盤には「ブラインド・バード」という曲が収録されていた。ただしこの曲はCD化された頃には禁止語が使われていたためにオミット。自分が手にしたこの中古盤にも未収録(現行盤には収録されているよう)。残念。

ネットオークションにて購入(¥227)

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