友人から火鉢をもらい受けました。外側が木製、中が銅製のもので、コロンとした丸い形がお気に入り。
かといって、火鉢として使うわけでもないので、何かにできないかと思い、上に丸い板を乗せてスツールにしていました。
その時は赤いビニールレザーとクッション材で、赤いかわいいスツールになったのですが・・・
どうにもリビングでは、その赤い色が主張しすぎるのが気になり出したのです。
では、何を使って貼り替えるか?と考えた時、どうもビニールレザーが好きでないということと、ずっと使ってきたトートバッグの革が少し傷んできたというのが、パシッと頭の中で繋がって火花を散らしたのです。
「そうだ、この革でスツールの座面貼り替えをしよう!」と。

早速、このバッグを解体し始めました。縫い目を解きます。まずは、外側と内側と持ち手を分けます。
全部は解かず、平らになるところまで。こんな感じです。
この平らになったところから、一番大きな円を切り取る予定。型紙を取って乗せると、な、な、なんとこれまたピッタリ!
これは上手くいきそう。でも、一本だけ縫い目が入ってしまいます。これがリメイクの面白いところ。
革を切ったあとは、タッカーでプスッ、プスッと裏で縮めながら留めて行くだけ。そうしたら、こんなスツールになりました。
ほら、縫い目が一本入ってますね。これもリメイクのご愛敬。醍醐味ですね。
ということで、捨てるには忍びないし、かと言って使うのを躊躇っていたトートバッグ。見事に役に立ちました。
天然の革の手触りの良さ、温かさ、そして好きなグレージュが部屋に馴染みます。
革は大好きな素材です。特に革は切りっ放しでもいろいろ工夫できる素材です。
表面が傷んできたからと言って、ゴミにするには忍びない。かといって、バッグとして持つには気が引ける。だから、こうして第二の革人生で活かすことができて、きっと革も喜んでいるかもしれないわね。
モノを捨てる前に何か活かせる方法を考えるのが大好きだから、久々のリメイク、アップサイクルに大満足~。