それから 幼少期に親から言われたこと すべて忘れた方が いいですよ 何の役にも立たない 「すべて」ですか。 「何の役にも立たない」ですか。 すごくシンプルな方針だけど、それくらいシンプルにすると、逆に実践できてしまうかもしれない。 作中で、エレベ…
酒を飲みにいける健康はまだある。 なので、気の合う人たちと飲みにいく。 だいたい1軒目はいいんだけど、2軒目以降のバーとかにいくと、自分が飲んでいる蒸留酒系の酒について何を飲んでいるのか全然知識がない。 昨日も飲みにいったところで、よく飲む……
ファンタジーを読むとき、その世界に連れて行かれるまでがなかなか難しかったりする。凝った設定の説明が長々と始まり、最初でいきなりやめてしまうこともある。かと思えば、印象的なエピソードをぶつけようとして、なんとなく白けてしまい、うまく連れて行…
(以下、性的な話題がありますので、苦手な方はあらかじめ注意してください) 『このマンガがすごい! 2023』でこの前作に当たる『女性に風俗って必要ですか?』を選ばせてもらった。 本作は同じ題材(女性風俗)で似た設定なのだが、違う話としてイチから作…
テレビで映画「ラーゲリより愛を込めて」をやっていたので、ごく一部分だけ観た。 www.youtube.com 「一部分」っていってもホントに一部分だけで、収容所で野球をやるシーンだけである。 実は、原作のマンガ化作品である辺見じゅん・河井克夫『ラーゲリ〈収…
元AV女優がウエディングドレスを着た件について少し話題になっている。 togetter.com anond.hatelabo.jp それは差別ではないんですかという批判からつながって、AV女優とか風俗嬢とか性産業に携わることの是非へ問題は延焼していく。 「色々いうけど、あなた…
白石正明『ケアと編集』を読んでいるときにこの本が紹介されていて、それで知った。 斎藤環・水谷緑『まんが やってみたくなるオープンダイアローグ』は精神医療の方法の一つだが、本書にはそういう断り書きが全くない。 まんが やってみたくなるオープンダ…
「ユリイカ」2025年6月号の「特集=カレー沢薫」でぼくも執筆させていただきました。 ユリイカ 2025年6月号 特集=カレー沢薫 ―『クレムリン』『負ける技術』『ひとりでしにたい』…メシアの華麗なる人生譚― 作者:カレー沢薫,春田武彦,田川亞希,武田砂鉄,冬野…
(以下の記事に性的な記述があります) ヨネマイ『幸せになりたいマサムネ君』の主人公は26歳・男のマサムネ。大学時代にブログをもとにした小説が爆売れしてそれで食いつないでいる作家…というかフリーターだ。10年付き合っている彼女がいて、マサムネ自身…
フーゾクをどういう温度感で描くのか、というのはなかなか難しいところである。 エロの角度から描く…というマンガもそれなりにあるが、人によってはフーゾクに行くことがエロという目的を達するものだからそれを客観視したってしょうがあるまいという冷めた…
太田啓子弁護士が2019年に『宇崎ちゃんは遊びたい!』の「献血ポスター」に「環境型セクハラしてるようなもの」と批判したツイートについて、ぼくはその当時その批判を検証し、太田弁護士を(ある程度の範囲においてですが)批判し、それを本にまとめたこと…
お酒は好きな方だと思う。 仕事をすべて取り上げられて自宅に閉じ込められるという嫌がらせを受けたとき、そして不当解雇をされて新たな職場が見つからない今のようなとき、「規則正しい生活」をすることが奪われがちで、飲酒へのハードルも低くなることへの…
ただ帰宅しているだけで、特にすごいイベントなんかないのに、なんでこんなに読んでいてキュンキュンするんだ!?(当方無職の50代男性で妻子がおります) 放課後帰宅びより : 1 (アクションコミックス) 作者:松田舞 双葉社 Amazon サッカーがケガでできなく…
落語の語り口。いいですね。ぼくは好きです。 小さい頃から落語は聞いている。 と言っても本物の寄席に行ったのは20代の終わりになってから。 ずっとテープとレコードで繰り返し聞いてきた。 初めてラジオで聞いて(小学3年生くらいだっただろうか)そいつ…
「学芸員」と聞くと「え? 美術館の端っこで座っている人?」という聞き返しは定番だと聞く。 note.com 学芸員あるある過ぎて、今さら言うのもなんなのですが、「仕事は学芸員です」と言った時に十中八九聞かれるのが 「え、あの美術館の端っこに座ってる人…
実家に帰ると父母の昔話をつとめて聞くようにしている…ということは前にも書いた。知っている人の意外な面が現れたり、今とは違った価値観や社会のありようが描かれて、面白いからである。 商売の成功話のようなものは定番の講談を聞くようなものだ。 夕食や…
なんでそんなものを捨てずに持っておくねん、というものを持ってしまっていることがある。 ぼくの場合、棚を組み立てるネジとかがそうだ。 いやもう明らかにその棚ないでしょ、というやつのネジも捨てずにとっておいてしまっている。どの棚のネジかわからな…
一読して双龍『こういうのがいい』を想起する。 kamiyakenkyujo.hatenablog.com が、『こういうのがいい』は一種のユートピアのように作られているのに対して、本作『恋人以上のことを、彼女じゃない君と。』の1巻は、少なくとももっとディストピア感が漂っ…
裁判に関わるようになったので、身近に弁護士の方と接する機会が多い。 つい弁護士もののマンガなんかを読んでしまう。 しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 1 (黒蜜コミックス) 作者:左藤真通,富士屋カツヒト,清水陽平 白泉社 Amazon 本作…
もうすぐ雑煮の季節だ。 雑煮といえば、モチがどういう状態なのかが気になる。 というのも、ぼくは雑煮に入っているモチがグダグダに煮崩れてもうスープと一体化しているかどうかというくらいのやつが大好きなのだ。 そんなぼくが永田カビの本書『これはゆが…
娘には虫歯がない。 昨今の子どもは全然虫歯にならんのな。 虫歯を有する子どもの割合ってどんどん減っている。 www.lion-dent-health.or.jp 必ず歯を磨いている(しかも「ながら」で)、というのがまず大きい。 甘いものにも執着がない。炭酸飲料水とか全然…
首都圏青年ユニオンのニュースレター(24年11月、284号)を読んでいて弁護士・三浦佑哉のエッセイ(「弁護団通信」)がちょっと面白かった。 離婚した夫婦と子ども。夫婦は裁判で激しくやり合った後の、親と子の面会交流。 対立が激しかっただけに連れ去りの…
『このマンガがすごい!2025』の「オンナ編」にアンケートで参加しました。151ページにぼくのランキングが載っています。 konomanga.jp 枡野浩一の南Q太作品の高評価 個人的には枡野浩一がやはりアンケートに参加していて、第1・2位に元パートナーである南…
リモート読書会で魯迅の「藤野先生」を読む。 めちゃくちゃ短い小説である。 阿Q正伝・藤野先生 (講談社文芸文庫 ロB 1) 作者:魯迅 講談社 Amazon 魯迅の自伝的な短編小説で、彼が日本に留学した時に出会った藤野厳九郎という解剖学の教師の思い出をもとに描…
組織にとって自分はどういう人間だと思われていたのか、本当のところはよくわからない。 だけれども、「都合のよい人間」だと思われていたんじゃないかと思う。 別のところですでに書いたことだからここでも書くけど、額面で月20万円台の給料で50代まで甘ん…
高校2年になる娘の勉強量は相対的に増えているなあと思う。居間で問題を解いている姿*1や、ぼくと一緒に英語の文法書や長文を読んだりする姿*2をよく見るようになったのだが、いかんせん絶対量が少ないなとも思う。ネットやスマホやってる時間が長いのであ…
遊んでいる*1男ってクズですか。 いや、ぼくは遊んでいるわけではないが。 ステディがいない状況で遊んでいるとしても、それはそいつの生き方じゃないのか。 何が悪いんだ。 そして、そこに一人の女が現れて「自分のことを好きになってほしい」と言ったとし…
ぼく自身はこれまで外国で生活してみたいと思ったことはない。なんとなく「逃げ出す」みたいな、今の人生に負けたみたいな、そんなイメージがあったからであるが、どう考えても偏見である。そもそもつれあいは外国で暮らしていたが、何かから逃避するために…
セックスに責任があるだろうか。*1 避妊していても失敗する危険性はあって、そのリスクは女性が負うんだから、それで子どもができれば責任が生じるだろ。 じゃあもし挿入しないセックス(性行為)を楽しんでいたら、それは責任がないってことだろうか。 AとB…
吉田戦車のエッセイコミック『出かけ親』を読んでいたら、こういうシーンがあって、うむ、我が家と同じではないかと思った。 吉田戦車「出かけ親」/小学館「ビッグコミックオリジナル」 2024年11号より 「虎に翼」と「光る君へ」をどちらも一家で見ているが…
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