株式会社sorae、Chart株式会社、ふわころもち合同会社の3社が3月28日、宇宙を舞台とする推し活企画「推し宙スペースライブ」を発表した。
2026年1月にVTuberのぬいぐるみやアクリルスタンドなどのグッズをロケットで打ち上げ、地球を周回する国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟に運ぶ、壮大な企画になっている。
本企画には、ロケットアイドルVTuberの宇推くりあさんをはじめ、計4人のVTuberが参加。4人はナビゲーターとして「推し宙スペースライブ」の中心的な役割を担う。
宇推くりあさんは、本企画に参加するVTuberの代表としてコマンダー(船長)を担当。残り3人は今後発表される。
新しい推し活の形を提案する「推し宙プロジェクト」
「推し宙スペースライブ」は、株式会社sorae、Chart株式会社、ふわころもち合同会社の3社が新しい推し活の形として提案している「推し宙プロジェクト」の一環として行われる。
推し活×宇宙というテーマのもと、「ワクワクする宇宙体験をファンやスポンサーの皆さまに提供すること」を目的としている。
本プロジェクトはJAXA(宇宙航空研究開発機構)が提供する、ISS「きぼう」での実験等を有償で受け付ける制度を活用して実施。
活動資金は、株式会社soraeが運営するクラウドファンディングサイト「カガクラウド」で募る予定。詳細は後日発表となる。
「推し宙スペースライブ」
宇宙に行きたい個人勢VTuberを募集 グッズがISSに届く
プロジェクトでは、宇推くりあさんら4人のナビゲーターとは別に、「推し宙スペースライブ」に参加する個人勢VTuberも募集している(外部リンク)。
参加費は無料となっており、実際に参加することになった場合には、ナビゲーターのぬいぐるみやアクリルグッズと共に、イラストを印刷したアクリルパネルなどが宇宙へ打ち上げられる。
打ち上げられたグッズはその後ISS「きぼう」日本実験棟へ運ばれ、ライブ配信に使用される。
グッズが宇宙から戻ってきたあとは、アクリルパネルから切り出され、アクリルスタンドやアクリルキーホルダーとして、手元に届けられる。
左:アクリルパネル印刷例。VTuberのイラストをパネル1枚につき約20名分(予定)印刷。右:パネルを切り出してアクリルスタンドに加工した例。

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