画像保護プラットフォーム・Lovletの作品公開画面(開発中)/画像はクラウドファンディングサイト・CAMPFIREより
画像保護プラットフォーム・Lovlet(ラブレット)が3月13日(木)0時より、著作権保護プロジェクトのクラウドファンディングを開始する。
Lovletは、クリエイターが「生成AIによる学習からコンテンツを守り、自身の作品を保護」でき、「生成AIを使用していないことを明示し、作品の信頼性」を示せる環境を提供するという新サービス。
クラウドファンディングは、プラットフォームの開発/運営資金を募るために実施される。
ユーザー同士で生成AIから画像を保護するLovlet
Lovletは、1月19日からテスト運用を開始した画像保護プラットフォーム。
ユーザーは生成AIによる学習から画像を保護するフィルターをかけて画像を投稿。
投稿された画像の閲覧には、ユーザー同士で贈り合って入手するクローバーと呼ばれるトークンが必要になる。
この仕組みで、投稿した画像が意図せず見知らぬユーザー、利用規約に同意していないユーザーに表示されることを防止し、生成AIの学習への利用を防ぐという。
Lovlet運営は東京大学の研究員を中心とした研究チーム
Lovletを運営するのは、東京大学の研究員や卒業生を中心とした有志の研究チーム。
開発には1月にサービスを終了した、生成AIの学習から画像を保護するサービス「emamori」のメンバーが関わる。

画像生成AIの学習からイラストを保護するサービス「emamori」終了へ
SnackTime株式会社が12月18日、AIによる画風の模倣を防ぐサービス「emamori」のサービス終了を発表した。その理由について、SnackTime社は「イラスト保護加工のコストの観点から、現行の技術・ビジネスモデルでは、サービスを継続していくことが難しくなった」と説明し...
Lovletの正式リリースは、クラウドファンディングの開始日と同じく3月13日(木)。
クラウドファンディングは5月31日(土)まで実施され、支援者にはLovletのサイトへの名前の掲載や、Lovletアカウントへのバッジの付与などが行なわれる。

この記事どう思う?

イラストと生成AIの関わりを考える

ホロライブ大神ミオのファンアート騒動を考える──ファンとタレントは生成AI時代に信頼関係を築けるのか
SNSに「ファンアートタグ」をつけて投稿されるイラスト。VTuberやインフルエンサー、作品の一次制作者側が専用のハッシュタグ(ファンアートタグ)を用意し、ファンアート(二次創作作品)を自身の活動に使用することも当たり前となっています。特にVTuber文化では顕著...

はてブ界の超新星「一番星はての」のコメントが面白すぎる 一体何者なの?
「確定申告にパンツまで経費に上げてたら税務署からお尋ねが」というお題に対して一言。「パンツと経費、どちらも履き違えちゃダメですわね」……座布団一枚!となる秀逸なコメントですが、実はこれ生成AIによるもの。コメントが生まれたのは、ブックマークサービス・はて...

XのAI「Grok」効果? 奇想天外SF小説『銀河ヒッチハイク・ガイド』売上急増の怪
Grok効果で往年のSF小説が売れている……?日々多くのコンテンツが入れ代わり立ち代わり話題となる現代の情報社会。意外なきっかけで脚光を浴び、時代を超えて昔の作品が話題になることも少なくありません。出版社の河出書房新社もそんな出来事に遭遇した模様。1月28日、...

イラストレーターとAIは“良い関係”をつくることができるのか?
AIの時代が到来する中で、アートやイラストが持つ意義は何なのか。この疑問は単に技術的な答えを探し求めると言うだけでなく、人間の創造活動の根源に迫るものだ。インタビューの前編では、画像生成AIの利点と欠点についての議論を中心に、早くからAIソフトと手書きの併用を試みていたイラストレーターのredjuice…
関連リンク
関連キーフレーズ
0件のコメント