ディズニーが贈る、新たなTCGタイトル『ディズニー・ロルカナ・トレーディングカードゲーム』(『ロルカナ』『ディズニーロルカナ』)。
1月25日(土)に、第一弾セットとなる『THE FIRST CHAPTER 物語のはじまり』の日本語版がついにタカラトミーから発売されます。ディズニー公式の本格TCGです。
海外では先んじて2023年8月からリリースされており、すでに世界を席巻するTCGタイトルとなっています。子どもから大人まで、カジュアル層から競技プレイ勢まで、様々なプレイヤーがディズニーキャラクターたちと共にゲームに取り組んでいます。
この記事では、そんな『ロルカナ』の日本語版発売を記念して、ゲームの基本的な遊び方やルール、少し深掘りした情報までを一挙公開!
この記事を読めば『ロルカナ』のルールや世界が丸わかりです!
目次
執筆協力:田村俊明、太田知也
基本情報『ディズニーロルカナ』とは?
『ロルカナ』は、ドイツの老舗ゲーム/パズルメーカーのラベンスバーガー社が2023年8月にアメリカで発売を開始し、これまでに10億枚以上販売されたTCGです。
プレイヤーは「イルミニア」と呼ばれる魔法使いとなり、魔法のインクで「グリマー」(キャラクターやアイテムのこと)を描き出し、ロルカナの伝承「ロア」と呼ばれるポイントを集めることを目的とします。
このゲームの特徴は、ターンプレイヤーはメインフェイズ中にすべての行動を自由に好きな順番でおこなうことができること。
例えば、「キャラクター」や「アイテム」のカードを場に出すこと、ドローや除去を伴う「アクション」カードのプレイ、「インク」(行動リソース)の補充、「チャレンジ」(キャラクター間の攻防)などです。
これらの行動を、どのような順番でおこなうかという点に戦略性が現れてきます。また、このゲームでは、対戦相手のターン中に妨害やアクションをすることができません。
そのため、メインフェイズ中にプレイヤーが取る行動や手順のほんの少しの違いによって、勝敗が左右される奥深いゲームとなっています!
それでは、基礎的なところからルールを見ていきましょう!
『ディズニーロルカナ』のゲームの流れ(フェイズ解説)
ゲーム進行は大きく「スタートフェイズ」「メインフェイズ」の2つに分けられます。この項目では、『ロルカナ』における対戦の進行手順を紹介します。
1. 先攻/後攻のプレイヤーを決めます。ダイスロールやじゃんけん等で決定します。後手を選択することもできます。
2. デッキをシャッフルします。
3. お互いに7枚のカードを引きます。
4. その後各プレイヤーは、引いた7枚の手札を“1度だけ”調整することができます(これをTCG用語で“マリガン”といいます)
マリガンの方法:先攻プレイヤーから順に、手札から任意の枚数をデッキの下に戻したあとに、手札の総数が7枚になるようにドローし直します。その後デッキを切り直します。
これでゲームをはじめる準備が整いました!
そして1ターン目のスタートフェイズに入ります。
スタートフェイズに行うこと。左から順番に行おう!
・「レディ」
横向きになっている(「エグザート」されている)カードを縦向き(「レディ」状態)に戻します。
縦置き状態を「レディ」/横向き状態は「エグザート」と呼びます。
・「セット」
ターン開始時に生じるカードの効果がある場合は、ここでおこないます。
・「ドロー」
カードを1枚引く。
※先手プレイヤーの1ターン目は、ドローができません。また、手札に上限枚数はありません。
以上の一連の動作を、スタートフェイズに毎ターン必ずおこないます。
メインフェイズにできること。順番は自由です!
カードをプレイしたり、キャラクターでロアを集めることができるフェイズです。
下記の行動を、自由な順番でおこなえます(おこなわなくてもOKです)。
・手札から「インク」にカードを補充する。これはターンにつき一度のみ可能です
・「キャラクター」や「アイテム」カードを手札から場に出す
・「キャラクター」や「アイテム」の効果を使用する
・「アクション」カードを使用する
・「キャラクター」と行動する(クエスト/チャレンジ)。
●キャラクターとの行動でできること
-「クエスト」:クエストを宣言し、ロアを集めることができます。
-「チャレンジ」:対戦相手のエグザートされているキャラクターのみを対象とすることができます。
これらの手順でお互いにターンを繰り返し、先にロアを20点獲得したほうが勝利です!
・「ロア」が20点に達したとき、そのプレイヤーはゲームに勝利します。
・プレイヤーが空のデッキからカードを引こうとした場合、そのプレイヤーはゲームに敗北します。
・制限時間については、イベントや大会ごとの決まりにしたがってください。
『ディズニーロルカナ』で遊ぶ時のカードの領域と配置
『ロルカナ』盤面例。配置は厳密に定められているわけではないので、参考程度に(デッキを右側に置いてもOK!)
デッキの枚数は60枚以上(※)です。
デッキに含めることのできる同名カードは4枚までです。
ただし、同じキャラクターであってもバージョン名が異なる場合は、別のカードとみなされます。(例:《アリエル - 人間にはなれたけど》と《アリエル - 麗しい歌姫》は同じアリエルですが、別のカードとみなされ、それぞれ4枚ずつデッキに含めることができます)
また、デッキに入れられる色(インク・タイプ)は2色までです。
※どうしても入れたいカードがある場合を除き「60枚ちょうど」がよいでしょう! 引きたいカードを引く確率が上がります!
使用した「アクション」カードや退場した「キャラクター」は、ここに表向きで移動します。
「インク」はカードをプレイするのに必要なリソース(エネルギー)で、自分のターン中にかぎってターンにつき裏向きに1枚置くことができます。「インクウェル」にカードを置く際、一度表向きにして対戦相手にカードを示す必要があります。
※ただし、一度「インクウェル」に置かれた裏向きのカードをゲーム中に見ることはできません! 自分の頭で覚えておきましょう。
※また、「インクウェル・アイコン」がないカードは、「インクウェル」に置くことができません。注意しましょう。
左が「インクウェル・アイコン」があるカード。右はインクにすることができない。
「キャラクター」や「アイテム」は、各プレイヤーの場に並びます。場における「キャラクター」や「アイテム」の数に制限はありません。
0点から20点まで、各プレイヤーの「ロア」を記録しておくためのもの。ダイスや専用アプリ、構築済みデッキ付属のカウンターなど、それぞれのプレイヤーにとって見やすいものが推奨されています。

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