ラッパー・ベルさん/画像は本人Twitterから
ベルさんは様々なMCバトル大会などで活躍、好成績をおさめており、今後も9月30日(金)の「KOK2022 東京予選」や10月1日(土)の「KING OF KINGS vs 真 ADRENALINE」など、大会への出場が発表されていた。
「アクリル板越しのグータッチ」がTikTokでバイラルしたベル
ベルさんは、リーゼントヘアーや、横須賀出身の不良として生きてきたというスタイルを武器にバトルシーンなどで活躍するラッパー。若手ラッパーの登竜門となっているMCバトル大会「BAZOOKA!!! 高校生ラップ選手権」の第15回で、初出場ながら前回覇者のHARDYさんを倒し、ベスト8という結果を残したことで名を広めた。
8月31日に日本武道館で開催された、賞金1000万円をかけた国内史上最大規模の大会「BATTLE SUMMIT」にも出場するなど、注目を集めている。
2021年10月には、過去の獄中での体験をもとにした楽曲「零四六」を発表。「アクリル板越しのグータッチ」というワードがTikTokでバイラルした。
2021年5月にも逮捕、ツイートの内容が物議を呼ぶ
ベルさんはバトルでのパフォーマンスや楽曲において、ステレオタイプな不良としての振る舞いを武器にしているラッパーだ。実際、2021年9月には、同年5月に強盗殺人未遂で逮捕されていたと自身のTwitterで告白。その際「賛否両論はあると思うけど、それが俺のリアルだから」とコメントしていた。
当該のツイートでは執行猶予が4年とされており、今回の逮捕はその期間中での出来事となる。
ヒップホップでは過酷な生活を歌に昇華することで成り上がったラッパーも多く、自身のありのままの出自や背景を歌うことが「リアル」という一つの評価軸として存在している。単刀直入に言います。
— ベル (@Rich_of_fat)September 18, 2021
5月19日に強盗殺人未遂で逮捕。
約3ヶ月間都筑警察署に勾留。
罪名が傷害罪まで落ち、
2年の執行猶予4年。
賛否両論はあると思うけど、
それが俺のリアルだから。
留置所で書いたリリックを曲にしました。楽しみにしてて👮♀️👮♀️pic.twitter.com/yUMEmus9GU
同ツイートは、その内容が「犯罪自慢」をしているとしてヒップホップファンからも批判が高まった。“リアル”とはなんなのか、その定義を巡って多くの議論を呼んだ。

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執筆
1998年生まれ。2021年に法政大学文学部日本文学科を卒業し、株式会社カイユウに入社。
ライター、編集者、Webディレクターとしてサイトの運営に携わる。漫画、WebToon、ボードゲーム等のジャンルを得意としており、実際の読書体験やプレイ経験をもとにレビューを執筆している。