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再びエニシダ

エニシダはマメ科の中でも黄色い花をつけるので見ていて元気が出ます。先日は携帯電話しかなかったので写真がいまいちでした。今日はいつものカメラで撮影してみました。マメ科の特徴的な花を咲かせています。ミツバチは黄色い花が大好きなのでたくさんやってきています。ミツバチが花にとまって奥に潜ろうとすると、花が開いておしべとめしべが飛び出します。おしべがミツバチの背中に花粉をつけています。同時にめしべも背中にく...
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クロモジ リンドウ アブラチャン

今日は一日中雨でした。土が乾燥していたのでちょうど良いお湿りでした。山の畑には水路が近くになく、少し離れた場所から水を汲んできてそれをジョーロでかけています。なかなかの重労働なので、頻繁には行えず、土はすこし乾き気味です。発芽の時期を迎えた種子たちには恵みの雨となったはずです。二ホンミツバチも分蜂の時期ですが、風が強かったりするとなかなか決行できない場合があるようです。明日気温が上がって、風があま...
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エニシダ

エニシダの花も満開になっていました。花をよく見るとニセアカシアの花に似ています。それもそのはず同じマメ科です。ニセアカシアの花と同じくミツバチは好きなようです。西洋ミツバチですが、訪花していたのでおもわず写真を撮ってしまいました。マメ科なので鞘に入った豆がなるはずです。ただどんなものだったかイメージが出てきません。秋にまた確認してみます。...
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ズミの実

今年初めて開花したズミにも実がなりそうです。ズミの実はとても小さくて沢山なります。実が小さいからコナシと呼ばれることもあります。実が酸っぱいので酢実とも書かれることもあったようです。ヒメリンゴと同じように、花床が丸く膨らんでいます。とても小さな膨らみですが実がなるかも知れません。秋が楽しみです。...
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ニセアカシア 開花

ニセアカシアの花が咲き始めました。この花は養蜂の主要な蜜源になります。この花の開花時期のずれを利用して、九州からスタートして北海道まで追いかけていく大規模養蜂家もいます。狭い地域で養蜂をする人の中には、まず平地でニセアカシアの蜜を採って、その後、同じ県内の標高の高い山で咲くニセアカシアの近くに巣箱を移動させる人もいます。二ホンミツバチなどはこの花の開花している時期に合わせて分蜂しているように感じま...
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カジノキ、ダンコウバイ、キハダ 発芽

カジノキ、キハダ、ダンコウバイが発芽していました。カジノキカジノキは和紙の材料になるコウゾの仲間です。以前にも書きましたが、カジノキとヒメコウゾの雑種がコウゾになるそうです。キハダダンコウバイダンコウバイは山の畑にも種子を植えましたが、まだ発芽していませんでした。発芽した種子のその後も紹介しておきます。ヤマブドウ 本葉が出てきました。ブドウの葉がかわいいです。ユリノキ こちらも本葉が出てきました。...
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枯れてしまったと思っても・・・

暖かい地域で育つ樹を寒い地域で育てると枯れてしまうことがあります。樹がある程度太くなっていれば耐寒性も増すのですが、小さい苗の時は枯れてしまうことも多いです。去年はコルクガシの苗が枯れてしまいました。コルクガシは常緑樹なので冬でも葉は緑です。日本の樹でいえば、備長炭の材料になるウバメガシとよく似ています。たぶん日本でこの葉をみたら、コルクガシではなくウバメガシと答える人が多いと思います。昨年の冬は...
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ヒメリンゴの実 ニワウメ アーモンド

実がなりそうだった二重のヒメリンゴですが、その後、花柄がだんだんとしおれてきました。残念ながら実がなりそうにありません。ところが、昨年から花をつけていた方の樹は花床が明らかに違う状態になってきました。これは明らかに実の始まりではないでしょうか。丸みをおびて少しピカピカしているようにも見えます。花はどちらも同じように花びらが5枚ではなくもっと多くついていました。こちらの樹も昨年初めて花を咲かせたので...
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ツクバネを寄生させる

昨日のツクバネの写真を見て思い出しました。2年前に播いたツクバネが知らない間に発芽していたのでした。たぶん播種した年に発芽して冬を越したものと思います。発芽していることに全然気が付きませんでした。もう一つのポットにはダイオウショウのラベルが・・・。隣にあったものなので霜柱などで持ち上げられて、種子が移動したのかもしれません。比較的よくあることです。ラベルは違いますが、両者が同じ種類であることは間違...
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ウスギヨウラクツツジ ツクバネ

毎年この季節に楽しみな花があります。ウスギヨウラクツツジです。メジャーな樹ではないのであまり知られていません。たぶん挿し木で増やせないのであまり出回っていないからだと思います。ツツジの仲間ですが、花は控えめであまり目立ちません。「うすぎ」というのは「薄黄」で色の事を表現しています。ヨウラクツツジというのもあるそうで、こちらは色がピンク色のようです。まだ見たことがありません。その隣にはツクバネもあり...
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新芽を切った犯人は誰?

せっかく発芽したヒナウチワカエデの様子が変です。昨日まで4本育っていたのに何本かしおれているように見えます。これは水が切れてしまったかなと慌ててホースで水をやります。でも土はそんなに乾いていないようです。よく見ると2本の茎が折られているというか、切られている感じです。やられた!さて犯人は誰だろう?考えられるのは、いつも庭に来ているキジバトか、スズメあたりです。餌をついばむ感じで、発芽したての子葉を引...
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ヤマナラシ 種子はどこ?

昨日ヤマナラシの発芽にまだ成功していないと書きました。これは、綿毛を採集してもその中に種子を見つけられないからです。この点については過去には書いています。「ヤマナラシ 種子」で検索してみてください。今回はその理由について少し考察してみたいと思います。まずヤマナラシは雌雄異株なので種子を結実するためには、雄木と雌木が必要です。わたしがこれまで種子を採集していたヤマナラシは実を付けていたので雌木です。...
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ヤマナラシの綿毛飛ばし

ヤマナラシが綿毛を飛ばしていました。ヤマナラシも好きな樹の一つです。種子から育ててみたいと挑戦しているのですが、まだ実現していません。種子の採集が難しいからです。今ぐらいの時期に種子を綿毛につけて飛ばしてしまうからです。ヤナギの仲間と同じように、種子が活力を保っている期間はとても短く2日間くらいです。この時期に適地に定着し発芽する必要があります。種子を採集して何回か挑戦しているのですが、うまくいっ...
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樹皮 オノオレカンバ、ヤエガワカンバ、シラカンバ

昨日紹介したオノオレカンバ、ヤエガワカンバ、シラカンバの樹皮の違いです。まずはシラカンバから。名前の通り幹が白くてすぐに見分けられます。このように白い樹皮の樹は日本では他にはないと思います。ダケカンバはもう少し赤みがかっています。シラカバは幹が細いうちは白くありません。以前観察したのですが、幹の直径が3センチくらいになると白くなってきます。写真右から2本目の茶色い細い樹も同じシラカバです。もう少し太...
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オノオレカンバ ヤエガワカンバ シラカンバ

バラ科の樹木について書くことが多いのですが、それはバラ科の樹木には果物のなるものが多いからだと思います。畑で育てられたり、庭に植えられたり身近な存在です。そのうえサクラやウメのように花もきれいなのでなおさらです。もう一つ好きな科があります。カバノキ科です。バラ科と違って目立つ花も、食べられる果実もなりません。目立たない樹木が多いですが、自分の持ち場で静かに成長している姿が美しいと感じます。日本に自...
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カラマツ ナナカマド ヒキガエル

標高の高い場所に自生する樹木も芽吹きが始まっています。カラマツの芽吹きはとても清々しいです。針葉樹なのに落葉する数少ない樹種です。もともとは中部地方のごく限られた場所に自生していたものですが、植林されて全国で見ることが出来ます。林業関係のお仕事をされている先輩樹木医に教えてもらったのですが、このカラマツは植林用の樹木として人気が高いそうです。カラマツで作った合板はとても強度が高いと言っていました。...
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カエデの仲間

カエデ科は新しい分類でムクロジ科に変更になりました。カエデとムクロジが同じ科というのはなんだか変な感じがします。以前の分け方だと、ムクロジ科で日本にある樹木はムクロジとモクゲンジくらいでした。あとトチノキがトチノキ科としてありましたが、これもムクロジ科に変更になっています。それ以外はカエデ科です。日本だけで考えると、カエデ科を残して、ムクロジとトチノキをそれに入れればいいのにと思ってしまいます。し...
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アカシデ イヌシデ クマシデ

先日、ズミをハナカイドウと間違えてしまいました。同じ科なので葉がとてもよく似ていたからです。わたしが受けた樹木医試験でもよく似た葉の見分け問題が出ました。エノキとケヤキとムクノキです。エノキはすぐにわかったのですが、ケヤキとムクノキは判断に迷いました。たぶんムクノキとケヤキは間違ってしまったように思います。その時以来、違いを意識するようになったので、間違えることはありません。やはり意識して観察しな...
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ヒメリンゴ 実がなりそう 八重のモモ

実生から育てているヒメリンゴに実がなるかどうかについて書いてきましたが、どうやら実がなりそうです。花床の部分が少し膨らみ赤い色がついてきました。受粉作業をしたのでほぼすべての花に結実の兆候が見られます。成長の段階で落ちるものもあるのかもしれません。しかし一つでも実がなれば、実のなる樹であることを証明できます。楽しみに見守りたいと思います。近くのモモ畑で一本だけ満開に咲いている樹があります。普通のモ...
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ズミ 園芸ラベル

9日のブログで「ハナカイドウ開花」と紹介しましたが訂正があります。正しくはズミでした。これはポリポットに刺さっていた園芸ラベルで確認することが出来ました。2013年4月1日播種となっています。8年前です。8年も前のラベルがよく残っていてくれました。これは工夫の成果です。というのは、以前はプラスチックのプレートに油性ペンで書いていたのですが、1,2年でインクの色が消えてしまって確認が出来なくて困っていたのです...
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