ハンカチノキ発芽
ハンカチノキの発芽が確認できたので報告します。

ずうっと以前に発根の写真を紹介したことがあったと思います。
その時はその後、鉢の中の水はけが悪かったせいか腐ってしまいました。
ハンカチノキはセンダンの種子と同じで、硬い種皮の中に小さな種子が複数(4個前後)入っています。
ですから、発芽も数本がまとまって生えてくるようです。

中国が原産のようですが、一属一種の珍しい樹です。

園芸種としては人気がありますので、時々見かけることがあります。

この新芽が大きくなって白い特徴的なハンカチのような花が咲くまでは何年かかるのでしょうか?
ミカン科の植物とアゲハの卵

日本ではあまり見かけない花です。
種から育てていますが、発芽に2年かかります。
宿根草なので、毎年新芽が出てきますが、花はまだ咲いたことがありません。
ミカン科の植物なので毎年同じことがおきます。

葉に小さな丸いものがついています。
なんだかわかりますか?

ミカン科ということでピンときた人もいることでしょう。

アゲハチョウの卵です。
4つも産んでありました。
苦労してここまで育てたのに、幼虫が出てくるとあっという間に葉がなくなってしまします。
同じ畑にやはりミカン科のイヌゴシュユの樹があります。
こちらは樹木だし、そこそこ大きくなったのでそっちに移してあげようと考えました。

なんとイヌゴシュユにもすでに産んでありました。
キブシの結実 ミツバチの分割

雄樹の雄花は房からぽろぽろと落ちてしまっています。
一方、雌樹の雌花は雌蕊の部分が緑色に膨らんできています。

オスとメスが揃っていたので、結実したのでしょう。

この実の中にさらに小さな種子が入っています。
大体100~200粒というところでしょうか。
秋になって、実が茶色く色づくころに収穫してみます。

ミツバチも2箱とも順調で、働き蜂の数がどんどん増えています。
5月になったら人口分蜂させようと思っていましたが、友人のミツバチはもう分蜂してしまったとの連絡があったので作業を早めることにしました。
数日前に王台(新女王蜂の飼育室)も確認していたので、群を2つに分ける分割を行いました。
本当は2kmくらい離れた別の場所に移動させるのが良いのですが、今回は実験的に同じ畑のすぐ横に設置してみました。
この方法だと、元の巣箱に戻るハチが多くなるといわれていますが、その辺も含めて観察してみます。
旧女王を移動させた青い箱2つに、新女王蜂が誕生し、産卵が確認できれば、分割の成功です。
20日後ぐらいには確認できると思います。
キブシ 雄樹 雌樹

上の写真が雄樹です。
雌樹と比べると、房全体の色が黄色っぽいです。
雌樹は雄樹と比べると、少し黄緑がかって見えます。下の写真です。

花を見ると違いがよく分かります。
雄樹の雄花は、雄蕊が目立ち、花粉がよく見えます。

中心に雌蕊のようなものも見えるのですが、目立つのはそれを一周するようについている雄蕊です。

雌花には雄蕊がなく中心の緑色をした雌蕊が目立ちます。

雌花の方が花の咲くタイミングも遅いようです。
雄と雌、両方そろったので結実すると思います。

エドヒガンザクラは日曜日が満開で、今日はもう散り始めていました。
ニュースで沖縄県ではソメイヨシノは開花しないので、「エゾヒガンザクラ」が植えられていると言っていました。
「エゾヒガンザクラ」と「エドヒガンザクラ」と両方あるそうです。
もしかしたらずっと間違えて覚えていたのかもと、一瞬ハッとしましたが、そうではなかったようです。
キブシに訪花するミツバチ

房の上の方から咲き始め、まだ一番下はこれからのようです。
そう考えると房全体の花期は長そうです。

キブシの花にもミツバチが来ています。

ちゃんと後ろ足の花粉バスケットには花粉も集めています。

近くには大きなエドヒガンザクラも咲いていますが、キブシを選ぶミツバチもいるので、なかなかの蜜源植物なのだと思います。

エドヒガンザクラは樹全体がピンクがかってきました。

三分咲きくらいです。

ミツバチと思って撮影したらハナアブか何かでした。(下の写真)

ミツバチもハナアブも花を巡って受粉をしますが、ミツバチだけの特別な性質があります。
ミツバチは一度訪れた花の種類だけを巡っていきます。例えばサクラの花の蜜を集めだしたミツバチはサクラの花だけを巡ってから巣箱に戻ります。最初にキブシの蜜を集めていたミツバチもいましたが、あのミツバチはキブシの花だけを巡って巣箱に戻るわけです。すぐとなりにサクラの花が咲いていても一緒には集めません。
これがミツバチの特有の性質で、他の昆虫よりも植物にとっては受粉の確率が高まるわけです。
巣箱の中ではキブシの蜜もサクラの蜜も一緒にしてしまうので不思議なことですが、ミツバチにとっては慣れた花を巡って蜜を集める方が効率があがるのでしょう。
エドヒガンザクラ開花
23日は山梨では雪も少し降りました。
開花準備中だったエドヒガンザクラも少し足踏みです。

それでもよく見れば、数輪開花しているものがありました。
ソメイヨシノが23日(土)に高知で開花宣言と報道されていました。
山梨の標高400メートル付近では、エドヒガンザクラが日本で一番早いソメイヨシノとほぼ同じくらいの日付に開花すると覚えておきます。山梨のソメイヨシノは1週間後くらいに開花しそうなので、やはりエドヒガンザクラは1週間前倒しで咲くような感じですね。

ミツバチも寒の戻りで少し調子が狂ったかもしれませんが、元気な様子です。
サクラの開花まであと少しです。
- 関連記事
- アーモンド開花 (2019/03/24)
- ニワウメの実 (2021/06/20)
- エドヒガンザクラ開花 (2024/03/24)
ゴジラー1.0
山梨もそこそこ揺れたのですが、その少し前に飼っているコザクラインコが甲高い声で何回も鳴いてました。
やはり動物は敏感に何かを感じ取るのでしょうか。
さて、コザクラインコを見ていると、その姿は恐竜そっくりだなと感じます。
自分が子供のころは、恐竜は爬虫類で、トカゲやワニに似ていると教えられました。
最近ではこの理解は変更され、恐竜は鳥類に近い生き物と考えられています。
鳥類に近いとすると、動きも素早いだろうし、成長もとても早かったのだろうと思います。
脚の骨格などが鳥類と同じで前に向かっていて、トカゲやワニとは違うのだそうです。
確かに鳥の姿の方が恐竜に似ています。
今話題のゴジラのシルエットも鳥の形に近いです。

「ゴジラ-1.0」は公開された当初から気になっていたのですが、まあテレビでそのうち見られるだろうし、その時を待っていればいいかな、と考えていました。
それが3月11日に、アカデミー賞の視覚効果賞をアジアで初めて受賞したというニュースとともに、その映像がたくさんのメディアで流れました。監督がVFXも担当していて、そのことも話題になっていました。
恥ずかしながら、そのニュースを見るまでゴジラー1.0の監督・脚本が山崎貴監督と認識していませんでした。
山崎貴監督といえば「ALWAYS 三丁目の夕日」の監督です。「ALWAYS 続・三丁目の夕日」も「ALWAYS 三丁目の夕日’64」も大好きな映画で中古ですがDVDを買って何度も見返しています。
そういえば三丁目の夕日の中でも、ゴジラが出てきたり、戦後の街並みがVFXで再現されていたなと、今回のゴジラ-1.0と繋がるところがたくさんあると感じます。
そう思ったら、やはり劇場で見ておかないわけにはいきません。
幸い近くの映画館でまだ公開されています。
しかも、山崎監督とキャストが劇場に集結し、アカデミー賞の受賞の報告をするということが宣伝されていました。
そして全国の映画館をLIVEでつないで、映画鑑賞後に同時中継するということでした。
こんな機会はめったにないので、すぐにその上映回でチケットを取りました。

(映画ナタリーさんの写真を使用させてもらっています)
映画を見終わったあとにすぐ舞台挨拶が始まりました。
アカデミー賞を受賞した後なので、監督も俳優さんもみんなとてもうれしそうで、話を聞いているわたしたちもとてもうれしくて楽しい気持ちになりました。
映画についても見ごたえは十分で、ハリウッドのゴジラもいいですが、やはりゴジラは日本の舞台が一番似合うと感じました。
ゴジラが好きな人、特撮に興味がある人、山崎貴監督作品が好きな人は劇場で見て決して損はないと思います。
ちなみに内容はネタバレするとつまらないので書きませんが、山崎貴監督作品の「永遠の0」や「アルキメデスの大戦」といった映画を見てからいくと、関連があって面白いと思います。
自分はたまたまアマゾンプライムで見ることができたのですが、「永遠の0」の主人公と「ゴジラ-1.0」の主人公が重なって見えました。
- 関連記事
- 子どもの美術 (2020/08/22)
- パソコン不調からやっと回復か (2018/06/30)
- ゴジラー1.0 (2024/03/21)
コザクラインコの巣作り
コザクラインコはとても人懐こく見た目もとてもかわいいので人気のあるインコです。
難点は、オスかメスかをヒナの時点では見分けられないということです。
セキセインコなら鼻の色で見分けがつきます。
そんなわけでコザクラインコはヒナから成長した段階でオスかメスかがわかってきます。
これまで何匹かコザクラインコを飼いましたが、ヒナから育てのは今家にいるのが初めてです。
(一度メスとわかっているコザクラインコを迎えたことがあるのですが、年を取っていたのか卵は産みませんでした)

春や秋の特定の季節になると、紙を器用にくちばしでちぎって巣に持ち帰ります。
ちぎった紙を自分の背中の羽の間に差し込みます。
最初は自分を飾っているのかなと思いましたが、そうではありませんでした。
これは一度に沢山の材料を持ち帰るための方法だったのです。
ただ、飛んでる間にほとんど抜け落ちてしまいます。
自然界の材料ならもっとしっかり羽に絡むのでしょう。

紙を切るスピードはとても速くあっという間の出来事です。
紙の厚みに好みがあるようで、コピー用紙ぐらいだと薄すぎるようです。
一番のお気に入りは、ノートの表紙ぐらいの厚みです。
そんなわけで、子供たちのノートの表紙や教科書の表紙はどれも、細長く切り取られています。

このような行動のあと巣を作って卵を産みます。
1回に5個くらい産むのが普通です。
メス1匹だけでも卵を産みます。無精卵なのでヒナがかえることはありません。
ただかなり長い時間卵を温めています。
かわいそうだからといって、卵を取りあげると、また卵を産んでしまいます。
どちらの方が体に負担がないのか考えてしまいます。
だれも教えていないのに、自分で巣の材料を集め巣作りまでするのですから関心します。
もしオスがいてヒナが生まれれば、子育てもするのですから、本能とは大したものです。
シジュウカラの巣の構造
そろそろ子育ての季節のようです。
この巣箱は、過去にシジュウカラが子育てをして巣立っていった実績があります。
興味がある方は↓を見てください。
2022年5月5日 シジュウカラ ヒナの孵化から巣立ちまではわずか17日
https://jumokutane.blog.fc2.com/blog-entry-845.html
さて山の畑の桜の樹にも同じサイズの巣箱がかけられています。
この巣箱にはつらい経験が。
2023年5月8日 強風 シジュウカラ
https://jumokutane.blog.fc2.com/blog-entry-878.html
山の畑の巣箱が今年は強風で飛ばされないように固定しなおしました。

少し斜めに傾きすぎなのでいったん取り外しもう少し高い位置につけなおしました。

中がどうなっているか確認してみました。
ふたを開けてみてまずびっくりしたのが、カメムシに似たサシガメという虫がたくさん冬越しをしていたことです。
ちょっと気持ち悪いけど、冬越しには最高に適した場所なので仕方がないですね。
このサシガメの脱皮した抜け殻もたくさんあったので掃除することにしました。
一番上には、卵を温めるのにちょうどいい窪みがある、ふわふわした巣材がまるまってありました。

それを取ってみると、その下には同じ素材ですが窪みのないフワフワしたかたまりが。
上の巣のクッションになっている感じです。

そして驚いたのは、一番下には苔を丸めたものが敷いてあったことです。

多分これは、雨水が巣箱に浸入してきたときに水はけを良くして、巣箱の底面に開けた穴から水が素早く出ていくようにしているのだと思います。
繊維の荒い苔の上にやわらかい巣材を二重に乗せることによって、雨水で卵を温めている巣材が濡れることが防げます。
とても考えられて作られています。
それにしてもよくこんなに材料を集めてきたものだと感心します。
前にもブログで書きましたが、ヒナが生まれてくるまでは、とても用心深く、巣に材料を運び入れていることにはほとんど気が付きません。
今年はこの巣箱からヒナが育ってほしいと願います。
キブシ 開花 エドヒガンザクラ

やはり房の上から下に向かって開花していくようです。

まだ3分の1程度しか咲いていません。
キブシは雌雄異株の植物で、花は雄木にも雌木にもつきますが、実は雌にしかなりません。
自然界では雄の木のほうが多いように感じます。
今年は雄花と雌花の観察をしたいと思います。
同じ畑にあるエドヒガンザクラの開花もあと少しです。

ソメイヨシノよりも1週間ほど早く咲くので、そろそろ数輪の開花がありそうです。

つぼみは色づき膨らんでいます。

近くの畑にはもう満開になっているサクラがありました。
品種名はわかりませんが、早咲きの種類なのでしょう。