米12月住宅建設業者指数39、8カ月ぶり高水準=NAHB

米カリフォルニア州で7月撮影。REUTERS/Mike Blake
[15日 ロイター] - 全米住宅建設業者協会(NAHB)が15日発表した12月のNAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は39と前月から1ポイント小幅上昇し、4月以来、8カ月ぶりの高水準となった。ただ関税措置による建設コスト上昇により、活動は依然として制約されているもよう。ロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。
同指数は、建設業者の業況判断の分岐点となる50を20カ月連続で下回っている。
NAHBのバディ・ヒューズ会長は「市場環境は依然として厳しく、建設業者の3分の2が購買意欲を喚起する施策を提供していると報告している」と指摘。「一方で、建設業者は資材費と人件費の高騰に直面しており、関税措置は建設コストに深刻な影響を及ぼしている」と述べた。
現在の販売状況を示す指数は42と、前月の41から上昇。向こう6カ月間の販売予測を示す指数も52と、前月の51から上昇した。
購買見込み客足指数は26と横ばいだった。
値下げを実施したと報告した住宅建設業者は約40%と、2020年5月以来、2カ月連続で40%以上となった。平均値下げ幅は5%。11月は6%だった。
購買意欲を喚起する施策を提供した住宅建設業者は67%と、コロナ禍以降で最も高い水準となった。9月以降は65%の横ばいで推移していた。
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