［ワルシャワ　２１日　ロイター］ - クラシック音楽の世界三大コンクールの一つ「ショパン国際ピアノコンクール」の結果が２１日、ポーランドの首都ワルシャワで発表され、米国のエリック・ルーさん（２７）が優勝した。日本から出場した桑原志織さん（３０）が４位に入賞した。

優勝したルーさんには賞金６万ユーロ（約１０００万円）と金メダルが授与される。

ルーさんは米カーティス音楽院を卒業後、２０１８年にリーズ国際ピアノコンクールで優勝。ボストン、ロンドン、シカゴ交響楽団など、数々のオーケストラと共演している。

２位にはカナダのケビン・チェンさん、３位は中国のワン・ズートンさんが入った。

今年のコンクールには１９９５年から２００９年生まれの８４人が参加し、多くは中国、ポーランド、日本出身だった。決勝には１１人が進出した。

約１００年の歴史を持つこの大会は５年に一度、ショパンの命日である１０月１７日前後にワルシャワで開催される。