仏ルーブル美術館の宝飾品強盗被害額、推定155億円相当に

仏ルーブル美術館の宝飾品強盗被害額、推定155億円相当に
19日に発生したルーブル美術館の宝飾品強盗で、被害額が推定8800万ユーロ(約155億円)相当に上ることが分かった。写真は強盗事件の通報を受けて同美術館にかけつけた警察官ら。19日撮影(2025年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
[パリ 21日 ロイター] - 19日に発生したルーブル美術館の宝飾品強盗で、被害額が推定8800万ユーロ(約155億円)相当に上ることが分かった。パリ検察当局者が明らかにした。
同検察官はRTLラジオに対し、「経済的な損害も忘れてはならないが、今回の窃盗事件がもたらした歴史的損害は比較にならない」と述べた。
この事件では、4人組の強盗がクレーンを使ってルーブル美術館2階の窓を破壊して侵入。王室の宝飾品を展示していたギャラリーから宝飾品8点を盗み、バイクで逃走した。
盗難に遭った宝飾品の中には、19世紀初頭の王妃のティアラやイヤリングが含まれていた。博物館の外で発見されたナポレオン3世の妻・ウジェニー皇后の王冠は、犯人が逃走中に落としたとみられている。

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