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あまりにも狭い
香港の「棺桶ハウス」に住む人々

あまりにも狭い
香港の「棺桶ハウス」に住む人々

香港の狭小アパート「棺桶ハウス」で写真撮影に応じるクオック・クワイさん(65)。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

あまりにも狭い
香港の「棺桶ハウス」に住む人々

作成

写真・ビデオ:Tyrone Siu
取材:Tyrone Siu、Clare Jim

2025年1月6日 11:00作成

香港は、不動産価格が極めて高く、住宅事情が厳しいことで知られる。それにしても、4家族で1つのトイレとキッチンを共有する環境は、あまりにも過酷だ。

シャオ・ボーさん(60)は、とても狭い部屋で一人暮らし。彼女は「あまりにも狭くて、本当に不便だ」と話す。彼女の住まいは、ピンクの壁紙に彩られた小さなスペースで、カラフルなトートバッグが壁に掛けられている。エレベーターもなく、パーティションで仕切られた部屋での3年間の生活は「辛かった」と語るが、もっと良い部屋に移る余裕はない。

シャオ・ボーさんとアパートの室内。2024年7月9日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
シャオ・ボーさんとアパートの室内。2024年7月9日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
アパート内を歩くボーさん。2024年7月9日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
アパート内を歩くボーさん。2024年7月9日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
共有キッチンで夕食の準備をするボーさん。4家族で使用するため、キッチンは分割されている。2024年7月9日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
共有キッチンで夕食の準備をするボーさん。4家族で使用するため、キッチンは分割されている。2024年7月9日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

香港では、シャオ・ボーさんのようにアパートの1戸分をシェアして暮らす人が20万人以上いる。かび臭さが漂い、うだるように暑い夏にはトコジラミに悩まされる。調査会社デモグラフィアによると、香港は14年連続で世界で最も住宅事情が厳しい都市だ。

香港のルームシェア住戸の平均面積は平均約6平方メートルで、4人乗り乗用車1台分の駐車スペースの半分程度だ。昨年10月、香港行政庁はこうした住戸の最低面積と安全基準を定める新たな法律を制定すると発表。香港の李家超行政庁長官は「合理的で生活可能な基準を満たす部屋が供給されるようにしたい」と述べた。

カプセルホテルのようなユニットの通路でタバコを吸う、「棺桶ハウス」の住人。2024年7月10日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
カプセルホテルのようなユニットの通路でタバコを吸う、「棺桶ハウス」の住人。2024年7月10日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」内で休む住民。2024年7月2日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」内で休む住民。2024年7月2日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」で上層ユニットに上がるリー・クワンクンさん(60)。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」で上層ユニットに上がるリー・クワンクンさん(60)。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」の上層ユニットで休む住民。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」の上層ユニットで休む住民。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

中国政府は、住宅難は深刻な社会問題であり、2019年の市民による反政府抗議行動を煽る要因になったと考えている。香港当局は、2049年までにルームシェア住戸をなくすことを目標にあげる。

当局は、公営住宅の供給を拡大し、最長5年半の入居待ち期間を短縮する計画。今後10年間で30万8000戸を建設するための用地は十分にあるとしている。香港住宅局は、ロイターに対する文書による回答の中で、「基準に満たないルームシェア住戸は断固として根絶する」と強調した。

「檻(おり)の家」で横になる男性。過酷な環境のためますます希少になった住宅の一種で、現在では「棺桶ハウス」に取って代わられている。2024年7月10日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「檻(おり)の家」で横になる男性。過酷な環境のためますます希少になった住宅の一種で、現在では「棺桶ハウス」に取って代わられている。2024年7月10日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

住宅局によれば、2022年7月以来、約4万9000人の応募者が公営住宅に入居し、短期間だがすぐに入居できる仮設住宅が約1万8400戸提供されているという。

香港の高層住宅ビル群。2024年11月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
香港の高層住宅ビル群。2024年11月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

狭い居住空間

香港のルームシェア住戸は約11万戸に上り、家賃の高さで知られる。2022年の非政府組織、香港社区組織協会(SoCO)の調査によれば、平均家賃は1平方フィート(約0.09平方メートル)当たり50香港ドル(約1019円)だ。

シングルベッド程度の広さの「棺桶」と呼ばれる部屋の家賃は1平方フィートあたり140香港ドルに達し、民営住宅の約35香港ドルを超える。

76歳のウォン・チコンさんは、5平米に満たないスペースに2900香港ドルの家賃を払っている。部屋のトイレはベッドのすぐ脇にあり、その上にはシャワーがある。ウォンさんは、「早く公営住宅に入居したい」と願う。視力の低下に悩み、杖を使う。夏の午後は公共図書館で過ごすことが多いという。

アパート内で撮影に応じるウォン・チーコンさん(76)。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
アパート内で撮影に応じるウォン・チーコンさん(76)。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

だが、シャオボーさんやウォンさんはまだ恵まれている方だという見方もある。さらに狭い住宅、数万軒あるとされるいわゆる「棺桶」ハウスは、新たな法律の適用範囲外だからだ。

窓のない「棺桶」ハウスは1.4平方メートルから1.7平方メートルとさらに狭苦しく、人が眠り、わずかな所持品を置ける程度だ。換気設備がないため、住民は入り口の小さな引き戸を開けっぱなしにしてある。そこにはプライバシーのかけらもない。多ければ20人が共同でトイレを使用する。

アパートと、住民のクワイさん。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
アパートと、住民のクワイさん。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
アパート内で撮影に応じるクワイさん。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
アパート内で撮影に応じるクワイさん。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
アパートの住民リャン・クォンクウェンさんが、ロイターの写真記者タイロン・スー(香港在住)に「棺桶ハウス」を案内した。

ルン・クォンクェンさん(80)は「ベッドが木製だからトコジラミがたくさんいる」と語り、駆除しようにも「殺虫剤は役に立たない」と続ける。ルンさんは、1990年代のアジア金融危機以前は中国本土で工場長を務めていたが、現在では、妻と成人した2人の子どもとは疎遠になり、1997年に中国に返還された香港の「棺桶」ハウスで暮らす。

「仏教を信じ、過去には執着しない」とルンさん。「何よりも大切なのは、何とか1日2回の食事を摂り、眠る場所を確保できることだ」

ルームシェア住戸や「棺桶」ハウスは、古いビジネス街にある老朽化した住居用ビルに入っており、職場や学校に通うには安上がりとも言える。

「棺桶ハウス」の住民ら。各人の住むユニットの広さは横幅約0.9メートル、奥行きが約1.8メートルだ。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」の住民ら。各人の住むユニットの広さは横幅約0.9メートル、奥行きが約1.8メートルだ。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

「香港の恥」

非営利組織オックスファムによれば、香港の総人口約750万人のうち、約140万人が貧困ライン以下の生活を送る。2024年第1・四半期の貧困世帯数は61万9000戸に増加し、世帯全体の約22.7%を占めるに至った。

SoCOは新法を「棺桶」ハウスにも適用するよう求めている。

SoCOの代理ディレクター、スツェ・ライシャン氏は「この種の『寝るだけ住宅』は香港の恥だ」と指摘する。

「棺桶ハウス」で写真に収まる、住民のサムさん(72)。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」で写真に収まる、住民のサムさん(72)。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」内のサムさん。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」内のサムさん。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

スンさん(72)は、「棺桶」ハウスで3年間暮らし、月2500香港ドルの家賃を払う。彼の生活空間はベッド代わりの台に置かれたテレビなどで埋め尽くされている。部屋のドアに貼られた中国の春節を告げるポスターには、「どこに行っても平和で安全でありますように」とある。

かつてはホームレスで、1年間、高架道路の下を寝場所にしていたスンさんは、「頭上に屋根があることが何より大切だ」と語る。

「棺桶ハウス」の自室横に立つ、住民のチャンさん(45)。2024年7月2日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」の自室横に立つ、住民のチャンさん(45)。2024年7月2日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

チャンさん(45)は2平方メートルの部屋に、月2100香港ドルの家賃を払う。いつかは公営住宅に入居してトコジラミから逃れられればいいのだが、と話す。

チャンさんは、「公営住宅に応募したのは2005年。もう19年も待ち続けている」とこぼした。

香港・深水ホ地区の住宅群。交通の便の良さから、ここには多くの「棺桶ハウス」がある。2024年8月1日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
香港・深水ホ地区の住宅群。交通の便の良さから、ここには多くの「棺桶ハウス」がある。2024年8月1日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
A view of residential buildings in Mong Kok, where many "coffin" homes are located due to convenient transportation, in Hong Kong, China, August 15, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
The entrance of a “coffin” home unit leads to a space divided into 20 to 30 beds in Hong Kong, China, July 10, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
A volunteer from the Society for Community Organization crouches outside “coffin” homes units, with a floor-to-ceiling height of less than 0.7 metres, in Hong Kong, China, August 8, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
Ng, 76, talks to his flatmate outside of his subdivided flat in Hong Kong, China, August 15, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
Wong Wing Kee, 66, poses for a photo at his “coffin” home in Hong Kong, China, August 8, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
Wong Wing Kee lies in his “coffin” home in Hong Kong, China, August 8, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
Coco Au poses for a photo outside her “coffin” home in Hong Kong, China, July 10, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
Coco Au lies in her “coffin” home in Hong Kong, China, July 10, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
Phone charging cables are seen inside a “coffin” home in Hong Kong, China, July 2, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
A goldfish is kept inside a “coffin” home unit in Hong Kong, China, July 2, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
A view of a cage home unit in Hong Kong, China, July 10, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
Leung Kwong Kuen poses for a photo in a shared kitchen of a flat divided into “coffin” homes in Hong Kong, China, July 2, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
Leung Kwong Kuen lies in his “coffin” home in Hong Kong, China, July 2, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
Xiao Bo poses for a photo at her subdivided flat in Hong Kong, China, July 9, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
Xiao Bo prepares dinner in a shared kitchen of a flat divided for use by four families, in Hong Kong, China, July 9, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
A view of residential buildings and illegal rooftop structures are seen through a broken window in the Mong Kok area, in Hong Kong, China, July 22, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
A view of residential buildings in Mong Kok, where many “coffin” homes are located due to convenient transportation, in Hong Kong, China, July 22, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
A rental advertisement for “coffin” homes hangs on the gate of a building in Hong Kong, China, August 8, 2024. REUTERS/Tyrone Siu
A Hong Kong flag hangs inside a “coffin” home unit in Hong Kong, China, August 15, 2024. REUTERS/Tyrone Siu

フォトログ

写真・ビデオ:Tyrone Siu

取材:Tyrone Siu、Clare Jim

写真・ビデオ編集:Eve Watling、Maye-E Wong

編集:Anne Marie Roantree、Clarence Fernandez、小島健太郎

デザイン:Eve Watling、照井裕子

翻訳:エァクレーレン

シャオ・ボーさんとアパートの室内。2024年7月9日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
シャオ・ボーさんとアパートの室内。2024年7月9日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

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アパート内を歩くボーさん。2024年7月9日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
アパート内を歩くボーさん。2024年7月9日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

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共有キッチンで夕食の準備をするボーさん。4家族で使用するため、キッチンは分割されている。2024年7月9日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
共有キッチンで夕食の準備をするボーさん。4家族で使用するため、キッチンは分割されている。2024年7月9日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

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カプセルホテルのようなユニットの通路でタバコを吸う、「棺桶ハウス」の住人。2024年7月10日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
カプセルホテルのようなユニットの通路でタバコを吸う、「棺桶ハウス」の住人。2024年7月10日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

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「棺桶ハウス」内で休む住民。2024年7月2日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」内で休む住民。2024年7月2日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

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「棺桶ハウス」で上層ユニットに上がるリー・クワンクンさん(60)。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」で上層ユニットに上がるリー・クワンクンさん(60)。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

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「棺桶ハウス」の上層ユニットで休む住民。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」の上層ユニットで休む住民。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

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「檻(おり)の家」で横になる男性。過酷な環境のためますます希少になった住宅の一種で、現在では「棺桶ハウス」に取って代わられている。2024年7月10日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「檻(おり)の家」で横になる男性。過酷な環境のためますます希少になった住宅の一種で、現在では「棺桶ハウス」に取って代わられている。2024年7月10日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

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アパート内で撮影に応じるウォン・チーコンさん(76)。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
アパート内で撮影に応じるウォン・チーコンさん(76)。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

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アパートと、住民のクワイさん。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
アパートと、住民のクワイさん。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

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アパート内で撮影に応じるクワイさん。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
アパート内で撮影に応じるクワイさん。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

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「棺桶ハウス」の住民ら。各人の住むユニットの広さは横幅約0.9メートル、奥行きが約1.8メートルだ。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」の住民ら。各人の住むユニットの広さは横幅約0.9メートル、奥行きが約1.8メートルだ。2024年8月8日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

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「棺桶ハウス」で写真に収まる、住民のサムさん(72)。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」で写真に収まる、住民のサムさん(72)。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

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「棺桶ハウス」内のサムさん。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」内のサムさん。2024年8月15日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

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「棺桶ハウス」の自室横に立つ、住民のチャンさん(45)。2024年7月2日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
「棺桶ハウス」の自室横に立つ、住民のチャンさん(45)。2024年7月2日撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)

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