任天堂公式の「仕事を読み解くキーワード」コーナーにて、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』と『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のUI/UXデザイナーによる裏話が掲載されている。
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— 任天堂株式会社 (@Nintendo)March 7, 2025
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』では、UIの存在感を極限まで薄める方向性も検討されていた。これは前作の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』で掲げたコンセプト「なければない方がよいUI」を引き継ぐ考え方だという。実際に設定の「画面表示」で「プロ」を選択すれば、UIは必要最低限になる。しかし、デフォルトの設定でUIを表示させないのとは異なる方法で、開発陣はプレイヤーが世界に集中できるように工夫を凝らした。

両タイトルで具体的に違いが出るのは、ファストトラベル中のロード画面だ。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』ではイラストが表示されていたのに対して、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』では移動先の地図が表示されるようになった。UI/UXデザイナーによると、プレイヤーに移動先の地図を見てもらうことでファストトラベル中の待ち時間が次の冒険への準備時間に変化したという。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は広大なフィールドが特徴的なタイトルで、ファストトラベルを使うことが多い。地図が表示されることで事前に周辺の情報を知ることができたり、寄り道したい場所を発見できたりするようになった。フィールド以外でも探索する楽しさを見つけることができるようになり、移動後は流れるように冒険を続けていくことができる。


「仕事を読み解くキーワード」コーナーでは、ほかにも『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』でとあるボスの脚のデザインを変更した裏話などが掲載されている。