
「iPhone 16e」の「e」をめぐり、さまざまな推測が飛び交う
Lance Whitney (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部
2025-02-20 13:00
Appleは米国時間2月19日、同社スマートフォンの新モデル「iPhone 16e」を発表した。「iPhone SE 4」になるという予想が有力だったが、新モデルを「iPhone 16」シリーズに位置付けたいという同社の明確な意図を考慮すると、理にかなっていると言えるだろう。
iPhone 16eの価格は599ドル(9万9800円)からとなっている。従来のモデルから数多くの機能強化が施されている。「iPhone 14」ベースのデザインに刷新され、6.1インチのOLEDディスプレー、「Apple Intelligence」、「A18」チップ、「Face ID」、「USB-C」ポート、独自セルラーモデム「Apple C1」などを搭載する。背面には4800万画素の「Fusion」カメラを搭載し、2倍の望遠機能が統合されている。前面には1200万画素の「TrueDepth」カメラが備わっている。
なかなか良さそうだ。しかし、気になるのは製品名の最後についている「e」である。この「e」は一体何を意味するのだろうか。少なくとも現時点では、Appleは何も明らかにしていない。そのため、人々は推測を巡らせ始めている。そのうちの幾つかを紹介しよう。
iPhone SEの「SE」は「Special Edition」の略である。同じ方式でいくと、iPhone 16eの「e」は「edition」を意味するだけとなる。しかし、「iPhone 16 edition」ではあまりパッとしなさそうだ。
「e」で始まるほかの言葉で、うまくいきそうなものはあるだろうか。「economy」「enhanced」「essential」「exceptional」「expansive」「extra」など、どれも使えそうだ。
筆者は、AIボットや音声アシスタントに名前の候補を聞いてみた。「Siri」はウェブサイトを幾つか表示しただけだった。Siri経由で「ChatGPT」に聞くと、「e」は「edge」の略で低速のエッジネットワークに接続することを示しているという。しかし、これは意味をなしていない。ChatGPTに直接聞くと、「e」は「economy」の略で「iPhoneファミリーの中で予算に優しいオプションであることを強調している」とのこと。
「Microsoft Copilot」は、「e」には特別な意味はなく、iPhone 16のラインアップ内で区別するためのモデル名の一部に過ぎないと回答した。同様に「Google Gemini」は、iPhone 16eの「e」は公式には何も意味しないが、推測では「essential」または「entry-level」を意味する可能性があると答えた。
読者の皆さんはどのように考えているのだろうか。「X」(旧Twitter)では、「explosive」「enterprise」「extra awesome」「economy」「everyone」「entry level」「elite」「exclusive」「excellent」「environmental」「Galaxy S10eの『e』と同じ意味」など、さまざまな候補が挙がっている。「Threads」では「iPhone 16eの『e』は『egg』を意味し、それが高価格の理由だ」という意見もあるようだ。

提供:Apple/ZDNET
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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