Web Accessibility Initiative - Accessible Rich Internet Applications | |
ステータス | W3C Recommendation |
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開始年 | 2006年 (19年前) (2006) |
初版 | 2006年9月26日 (18年前) (2006-09-26) |
最新版 | WAI-ARIA 1.1:W3C Recommendation 2017年12月4日 (7年前) (2017-12-04) |
プレビュー版 | WAI-ARIA 1.2: W3C Candidate Recommendation Snapshot 2021年3月2日 (4年前) (2021-03-02)[1] |
組織 | |
委員会 | ARIA WG |
編集者 |
Former editors
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ドメイン | |
略称 | WAI-ARIA |
ウェブサイト | www |
Web Accessibility Initiative – Accessible Rich Internet Applications (WAI-ARIA、ウェイアリア )は、World Wide Web Consortium (W3C)によって公開された技術仕様で、Webページ(特に動的ウェブページ)内のユーザーインターフェイスのアクセシビリティを向上させられる、HTMLのための属性が定義されている。
2008年9月15日のワーキングドラフトで、SVG 1.2TinyはWAI-ARIAのサポートを追加しました。 2021年5月現在、WAI-ARIA1.1が最新の仕様であり、WAI-ARIA1.2が勧告候補となっている[1]。
近年では、HTMLの仕様にもともと定義された要素だけでは実現できないウィジェット(ユーザーインターフェイス)を、JavaScriptを用いて開発することが増えている。JavaScriptによってWebサーバと通信することで、通常の画面遷移を伴わずにWebページの内容を更新することもある。Web制作においてこのような手法をリッチインターネットアプリケーションと呼ぶ。こうしたウィジェットや手法は障害を持つユーザー、特にスクリーンリーダーなどの支援技術を必要とするユーザー、マウスなどのポインティングデバイスを使用することが難しいユーザーに対して情報の取得を難しくしてしまう。 WAI-ARIAは、動的なWebアプリケーションにロール(役割)、プロパティ、状態を追加することで、Webページ(またはページの一部)を静的なドキュメントとしてではなく、アプリケーションとして宣言することを可能にする。 ARIAは、Webアプリケーション、ウェブブラウザ、支援技術、およびアクセシビリティ評価ツールの開発者による使用を目的としている[2]。
WAI-ARIAは、ユーザーインターフェイスや動的コンテンツをよりアクセスしやすくするために、HTMLにセマンティクスやその他のメタデータを追加する方法を提供する。たとえばWAI-ARIAでは、リンクのリストをナビゲーションメニューとして識別させ、それが展開されているか折りたたまれているかを表すことができる。WAI-ARIAは、もともとHTMLのアクセシビリティ問題を解決するために開発されたものだが、WAI-ARIAの使用はHTMLに限定されるものではなく、原理的にはScalable Vector Graphics (SVG)などの他のマークアップ言語でも使用することができる[3][4]。
Web Accessibility InitiativeはWAI-ARIAの概要と、WAI-ARIA Suiteと呼ばれる関連文書を公開している[2]。
ARIA仕様の編集者には、 Lisa Seeman 、 Rich Schwerdtfeger 、James Craig、Michael Cooper 、およびLisaPappasが含まれている[5]。