Ultimate Fighting Championship YouTube チャンネル 活動期間 2006年 -ジャンル スポーツ 登録者数 2150万人 総再生回数 107億回 登録者1,000,000人 2006年 登録者10,000,000人 2020年
チャンネル登録者数・総再生回数は000000002025-12-01-0000 2025年12月1日 時点。 テンプレートを表示
UFC 74 での試合UFC (ユーエフシー)は、アメリカ合衆国 の総合格闘技 団体。1993年に第1回大会を開催[ 2] 。正式名称は、アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ (英語 :Ultimate Fighting Championship )[ 2] 。
世界76か国以上から最高峰の選手が常時600名近く出場し、32か国169都市で756大会以上を開催、172の国・地域において40以上の言語でテレビ放送されている、実力、人気共に世界最高峰の総合格闘技団体[ 3] [ 4] [ 5] [ 6] 。
2016年7月にスポーツ史上最高額(当時)の買収額となる40億2500万ドル(約4400億円)でWME -IMG (現:エンデバー )に買収されているが、その後、主にパラマウント との契約や国際放映権、スポンサー契約の上昇で企業価値はさらに上がり、2025年時点での企業価値は150億ドル(約2兆3100億円)と評価されている[ 7] [ 8] [ 9] 。2023年のUFCの年間収益は13億ドル(約1958億円)、調整済みEBITDA は7億5600万ドル(約1139億円)となっている[ 10] [ 11] 。
経済誌『フォーブス 』が2024年4月に発表した格闘技プロモーションの企業価値 ランキングで、1位 UFC 113億ドル(約1兆7700億円 / 年間収益:12億9000万ドル)、2位WWE 68億ドル(約1兆700億円 / 年間収益:13億3000万ドル)、3位AEW 20億ドル(約3100億円 / 年間収益:2億5000万ドル)、4位ONE 13億ドル(約2000億円 / 年間収益:1億4000万ドル)、5位マッチルーム・ボクシング 8億5000万ドル(約1300億円 / 年間収益:1億3400万ドル)、6位PFL 6億9000万ドル(約1080億円 / 年間収益:1億1000万ドル)、7位トップランク 6億3000万ドル(約990億円 / 年間収益:1億ドル)、8位プレミア・ボクシング・チャンピオンズ 6億ドル(約940億円 / 年間収益:9500万ドル)、9位ゴールデンボーイ・プロモーションズ 4億5000万ドル(約690億円 / 年間収益:7000万ドル)となっており、企業価値および年間収益で2位以下の総合格闘技団体を大きく引き離している[ 12] 。
グレイシー一族 が様々な格闘技の猛者や道場破りと対戦する様子を収めたビデオ「グレイシー柔術・イン・アクション」に触発された広告代理店役員のアート・デイビー が、"War of the Worlds"と名付けた、最強の格闘技を決めるために、空手、ボクシング、カンフー、キックボクシングなどの格闘家をノールールの試合で戦わせる8人制の格闘技トーナメントを、映画監督 兼脚本家 でグレイシー柔術を習っていたジョン・ミリアス とグレイシー一族の1人であるホリオン・グレイシー に企画提案したのがUFC立ち上げの発端になり、ミリアスはクリイエイティブ・ディレクターに就任、デイビーは資金を調達してWOWプロモーションズを設立し、老舗ペイ・パー・ビュー 配給会社のセマフォ・エンターテイメント・グループ(SEG)と1993年5月にパートナー契約を交わした。SEGは映像アートディレクター のジェイソン・クッソンに依頼して試合場の「オクタゴン 」を製作し、大会の名称を「アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ」と命名するなど、UFCの基礎を構築することになる。
1993年11月12日、WOWプロモーションズとSEGが第1回大会「UFC 1 」をコロラド州 デンバー のマクニコルス・スポーツ・アリーナで共催。アート・デイビーはマッチメイカーを担当した。
1995年4月、UFC 5 の大会後、アート・デイビーとホリオン・グレイシーはUFCの所有権をSEGに売却し、WOWプロモーションズを解散した。権利売却後もデイビーはマッチメイカーとコミッショナーとして1997年12月まで在籍した。なお、黎明期の日本ではUFCではなくアルティメット大会 と呼ばれることもあった[ 13] [ 14] [ 15] 。
黎明期は試合のルールがわずかしか規定されていなかった事に対して暴力的で危険であると批判を集めた一方で、ペイ・パー・ビュー (PPV)の契約数は数十万を獲得して興行としてはある一定の成功を収めた。この成功は、既得権益を脅かしかねないとしてボクシング 業界に警戒感を抱かせることにもなる。社会的批判とボクシング業界からの圧力が高まる中、親ボクシング派の共和党 上院 議員ジョン・マケイン が、UFCは「人間による闘鶏 」にすぎず、野蛮で危険であるとUFC禁止を訴え、テレビに出演してUFC批判を繰り広げたり、アメリカ国内全50州の知事へUFCを追放するよう要請する書簡を送るなど、バッシングキャンペーンを展開した。この結果ニューヨーク州 を含む36州が総合格闘技を禁止するノー・ホールズ・バード禁止法(ノー・ホールズ・バードは当時の総合格闘技の呼び名)を制定した。また、総合格闘技を禁止しなかった州でも、ネバダ州 のように、スポーツ興行を管轄するアスレチック・コミッションが、UFC自体に大会開催許可を出さない州が出始め、UFCは規制の緩い州や海外を転々とするしか無くなり追い詰められていった。さらに、1997年にマケインが上院議会の 商業委員会委員長に就任すると管轄下のペイ・パー・ビュー業界に働きかけ、それまでUFCのペイ・パー・ビューを放送していたケーブルテレビ会社を次々に撤退させた。このためUFCのペイ・パー・ビューはマイナーな存在である衛星放送 テレビでの放送を余儀なくされ、ペイ・パー・ビューの販売も低迷して、経営状況はさらに悪化していった[ 16] [ 17] 。
UFCコミッショナーのジェフ・ブラトニック とレフェリーのジョン・マッカーシー はこの状況を解決すべく、アメリカ各地のアスレチック・コミッションを回って総合格闘技を啓蒙しつつ、アスレチック・コミッションと調整・協議を重ねて協調を図り、UFC 12 (1997年2月7日)で階級制の導入、UFC 14 (1997年7月27日)でオープンフィンガーグローブ 着用の義務化、UFC 15 (1997年10月17日)で禁止行為の指定、UFC 21 (1999年7月16日)でラウンド制の導入、と徐々にルールを整備して競技化を進めた。そして2000年9月に、この地道な活動が実を結び、ニュージャージー州 がアメリカで初めて総合格闘技を認可するようになるまでに至った。
2000年11月17日、初めてアスレチック・コミッションから認可を受けた大会「UFC 28 」をニュージャージー州 で開催。現代総合格闘技の礎となっているルールである、ニュージャージー州アスレチック・コミッション が制定した統一ルール(通称”ユニファイド・ルール”)に従って試合が執り行われた(UFCが開催する約2か月前の9月30日にアメリカ合衆国で初めてアスレチック・コミッションから認可を受けた大会をIFC が同州で開催している)。
ルールが整備され競技化が進むことにより、選手の技術が洗練されレベルが向上した。結果、格闘技のバックボーンを持たない喧嘩屋や技術レベルの低い選手は淘汰され、黎明期の喧嘩さながらの試合は見られなくなった。
2001年1月、財政状況の悪化で破綻の危機に瀕していたSEGは、ラスベガスでカジノホテル「ステーション・カジノ 」を経営するロレンゾ・フェティータ とフランク・フェティータ三世 、そしてロレンゾのビジネスパートナーのダナ・ホワイト にUFCを200万ドルで売却。フェティータ兄弟はUFCを管理・運営するための親組織としてズッファ を設立した。
ロレンゾ・フェティータがネバダ州アスレチック・コミッション の元コミッション委員だったことで、ほどなくしてネバダ州 は総合格闘技を認可、これにより総合格闘技の大会を世界の格闘技の中心地であるラスベガス で開催出来るようになった。
2001年9月28日、初めてネバダ州アスレチック・コミッションに認可を受けた大会となったUFC 33 を開催。
ズッファの運営により、ケーブルテレビでのペイ・パー・ビュー放送の再開、スポンサー獲得、MGMグランド・ガーデン・アリーナ などのラスベガスのホテル会場での大会開催、2002年6月にはFOXスポーツネット とテレビ放送契約を交わすなど業績を上げていくが、ズッファの投資は3400万ドルにも膨らんでいった。
投資が膨らみ運営危機に直面していたズッファはペイ・パー・ビュー以外の新たな事業を模索し始め、フェティータ自身達が以前リアリティ番組 に出演した際にプロモーション効果を実感した経験があったことで、新人UFCファイターの発掘・育成をテーマとするリアリティ番組「ジ・アルティメット・ファイター 」の開始を決める。しかし、ジ・アルティメット・ファイターの企画はことごとくテレビ局から却下されてしまい、最終的に番組制作費の1000万ドルをズッファが自己負担する条件でSpike TV で放送することが決定した。
2005年1月から放送を開始したジ・アルティメット・ファイターはすぐに人気を集め、後にUFCで活躍するスター選手を発掘しただけでなく、決勝戦で行われたフォレスト・グリフィン 対ステファン・ボナー の試合が、ダナ・ホワイトが「UFCを救った試合」と称える激闘となるなど、社運をかけたジ・アルティメット・ファイターは大成功を収めた。人気を博したジ・アルティメット・ファイターはシリーズ化されることになり、UFCがFOXへ移籍をする2012年までの間に14回 のシーズンがSpike TVで放送され、FOXでも28回 までシーズンが続いた。また、ジ・アルティメット・ファイターの成功を受けて、Spike TVは、UFCの過去の大会からピックアップした試合を放送する番組「UFCアンリーシュド」とペイ・パー・ビュー大会のプロモーション番組「Countdown」の放送を開始、2005年8月6日からは試合生中継番組「UFCファイトナイト 」の放送を開始した[ 18] 。
これらの番組が原動力となり、2006年5月27日のマット・ヒューズ 対ホイス・グレイシー をメインにしたUFC 60 ではペイ・パー・ビューの販売件数が62万件を記録、2006年7月8日のジ・アルティメット・ファイター・シーズン3のコーチ対決ティト・オーティズ 対ケン・シャムロック を組んだUFC 61 では77万5千件を記録、2006年12月30日のチャック・リデル 対ティト・オーティズ をメインにしたUFC 66 ではUFCで初めてペイ・パー・ビューの販売件数が100万件超えを記録するなど盛り上がりを見せて、ペイ・パー・ビューの年間販売件数で初めてボクシングとWWE を超え、UFCが急躍進した年となった。
2006年3月、ネバダ州アスレチック・コミッションの元エグゼクティブ・ディレクターのマーク・ラトナー がUFCに規制担当副社長(ヴァイスプレジデント )として入社。ラトナーは過去にジョン・マケインと共にテレビ出演などをしてノー・ホールズ・バード・バッシングキャンペーンを繰り広げた人物であったが、アスレチック・コミッションで長く働いた経験と繋がりを活かし、まだ総合格闘技を禁止していた州のアスレチック・コミッションや議員に総合格闘技を認可するよう働きかける仕事を主に担当した。ラトナーが入社した当時、全米で総合格闘技を認可している州は19州ほどしかなかった[ 19] 。
2006年12月、活動停止した総合格闘技団体WFA を買収、クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン 、リョート・マチダ 、ヒース・ヒーリング 、マルティン・カンプマン らWFAの主力選手を獲得した[ 20] 。さらに、総合格闘技団体WEC を、放送していたテレビ局Versus のテレビ放送契約とまとめて買収した。WECは、UFCに吸収合併されたWFAとは異なり、UFCとは別にバンタム級とフェザー級を中心とした軽量級の大会として独自に大会を開催し、独立した運営で存続された[ 21] 。
2007年5月、総合格闘技の選手として史上初めて、ロジャー・ウエルタ がメジャー・スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド 」の表紙を飾る。同じ月に、同様にチャック・リデル がメジャー・スポーツ誌「ESPNマガジン」の表紙を飾った。
2007年3月27日、ロレンゾ・フェティータが日本の総合格闘技団体PRIDE を6700万ドルで買収し[ 22] 、運営会社として新会社「PRIDE FC WORLDWIDE」を設立した。PRIDEはPRIDE FC WORLDWIDEによって活動継続される方針であったが、5月に開催を予定していたライト級グランプリは延期の末中止となった。
2007年10月4日、旧DSE の日本人運営スタッフを解雇し、PRIDE FC WORLDWIDE日本事務所を解散[ 23] 。これにより、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ 、マウリシオ・ショーグン 、ヴァンダレイ・シウバ 、ダン・ヘンダーソン 、ミルコ・クロコップ 、ファブリシオ・ヴェウドゥム らPRIDEの主力選手を獲得した。
2008年6月18日、ロレンゾ・フェティータが、UFCの国際的な発展戦略に集中するため、ステーション・カジノの代表を辞任してUFCの運営に専念することを発表した。
2009年7月11日、UFC 100 を開催。ブロック・レスナー 対フランク・ミア 、ジョルジュ・サンピエール の出場、ジ・アルティメット・ファイター・シーズン9のコーチ対決ダン・ヘンダーソン 対マイケル・ビスピン などの対戦カードが組まれた。
2010年10月28日、独立運営していたWEC をUFCに合併。WEC世界フェザー級王者ジョゼ・アルド と同バンタム級王者ドミニク・クルーズ を、それぞれの階級の初代UFC世界王者に認定すると同時に、ユライア・フェイバー 、アンソニー・ペティス 、ドナルド・セラーニ 、カーロス・コンディット 、ベン・ヘンダーソン 、ミゲール・トーレス らWECの主力選手を獲得した。これにより、UFCは2011年1月1日のUFC 125 以降、フェザー級・バンタム級を加えた7階級の体制になった[ 24] [ 25] 。
2011年3月12日、UFCに次ぐ全米第二規模の総合格闘技団体であるStrikeforce を買収。以前のWECと同様にUFCとは別に独自に大会を開催する独立した運営で存続されたが、ニック・ディアス 、アリスター・オーフレイム 、ダン・ヘンダーソン 、カン・リー らStrikeforceの主力選手の一部をUFCへ移籍させた。12月にはStrikeforceのヘビー級を廃止してUFCに合併した。
2011年8月18日、FOX と複数年の放送契約を結んだことを発表[ 26] 。
2011年11月12日、初めてアメリカの地上波で放送されるUFCの試合として、UFC on FOX 1 のUFC世界ヘビー級タイトルマッチ、ケイン・ヴェラスケス 対ジュニオール・ドス・サントス が放送され、880万人の平均視聴者数を記録。地上波で放送された総合格闘技の歴代最高視聴者数を更新し、格闘技全体としても、2003年にボクシングで行われたレノックス・ルイス 対ビタリ・クリチコ で記録した平均視聴者数700万人を超える成功を収めた。
2012年11月16日、初の女子選手としてロンダ・ラウジー と契約し、女子部門を設立。Strikeforce女子バンタム級王者のラウジーを初代UFC世界女子バンタム級王者として認定した[ 27] 。
2013年1月12日のStrikeforce: Marquardt vs. Saffiedine を最後にStrikeforceをUFCに合併。ダニエル・コーミエ 、ロビー・ローラー 、ルーク・ロックホールド 、タイロン・ウッドリー 、ギルバート・メレンデス 、ゲガール・ムサシ 、ホナウド・ジャカレイ 、アマンダ・ヌネス らのStrikeforce所属選手がUFCへ移籍した[ 28] 。
2013年2月、「UFC公式ランキング 」を制定[ 29] [ 30] 。ランキングの決定にUFCは関与しておらず、数十人の総合格闘技記者の投票によりランキングが決定するシステム。
2013年12月、ストリーミング配信サービス「UFCファイトパス 」の運営を開始[ 31] 。
2014年12月2日、リーボック との6年間のスポンサー契約を発表した[ 32] 。これにより選手とセコンドにリーボック製のユニフォーム「UFCファイトキット」の着用が義務付けられた。
2014年12月、独占禁止法 違反で元選手数名から提訴された[ 33] 。
2015年6月3日、米国アンチドーピング機関(USADA)と提携し、同年7月1日からドーピング検査の全権限がUSADAに委託されることが発表された[ 34] 。
2016年3月22日、全米で唯一総合格闘技が禁止されていたニューヨーク州でも総合格闘技が認可される。ニューヨーク州の下院で通称"総合格闘技法案"が賛成113票、反対25票で法案可決となり、同州が1997年に禁止して以来初めて認可されたことによる[ 35] 。総合格闘技法案は過去7年間、毎年上院を賛成多数で通過していたものの、総合格闘技法案反対派のニューヨーク州下院議長シェルドン・シルバーの妨害により、下院では毎年採決にかけられないまま塩漬けにされていた[ 36] 。このため、UFCはロビー活動 や訴訟を起こすなどして下院でも総合格闘技法案を採決にかけるよう促していたが、前年にシルバーが汚職で逮捕され議員を失脚 したことで[ 37] 、この日に初めて下院でも採決にかけられ、圧倒的賛成多数で晴れて法案が可決された[ 38] [ 39] 。
2016年7月9日、「WME-IMG 」率いる、シルバーレイク・パートナーズ、コールバーグ・クラビス・ロバーツ 、MSDキャピタルが参加する共同グループが、スポーツ史上最高額の買収額となる40億2500万ドル(約4400億円)でUFCを買収[ 40] [ 41] [ 42] 。ダナ・ホワイトは引き続きUFC代表として留まるが、ロレンゾ・フェティータは退任となった[ 43] 。
2017年9月、WME-IMGが組織再編をして企業名を「エンデバー 」に変更。
2018年5月23日、ESPN と2019年1月からのテレビ放送契約を1年につき3億ドル(約330億円、これに加えてPPVの権利料が年間2億ドルから3億ドル[ 44] )の5年総額15億ドル(約1650億円)で締結したことが発表された[ 45] [ 46] [ 47] 。2019年3月18日にはESPNと2年間の契約延長で合意したことが発表された。
2019年4月13日のUFC 236 から従来のケーブルテレビと衛星放送によるPPV販売が廃止され、ストリーミング配信サービスESPN+ の契約者のみにESPN+を経由しての独占販売に移行した[ 48] 。
2021年4月29日、エンデバーがニューヨーク証券取引所 で新規株式公開 (IPO) で上場し、その収益の一部を使い、シルバーレイク・パートナーズ、コールバーグ・クラビス・ロバーツ、MSDキャピタルら他の株主から、UFCの残りの株式を17億ドル(約1880億円)で全て買い取り、UFC(ズッファ )を完全子会社化した[ 49] [ 50] [ 51] 。
2022年10月、UFC契約選手およびそのチームのメンバーがUFCの試合に関しての賭博 行為を行うことを禁止した[ 52] 。
2023年4月3日、エンデバーがWWE を株式交換 方式で買収し、UFCとWWEを統合した新会社を設立することを発表[ 53] 。
2023年9月12日、UFCとWWEの統合完了および新会社TKOグループ・ホールディングスの設立が発表され、ニューヨーク証券取引所でTKOグループ・ホールディングスの上場セレモニーが行われた[ 54] [ 55] 。TKOグループ・ホールディングスの評価額は214億ドル(約3兆1500億円)、UFCの評価額は121億ドル(1兆7800億円)、WWEの評価額は93億ドル(1兆3700億円)と評価され[ 56] 、株式はエンデバーが51%、残り49%をWWEの既存株主が保有する[ 57] [ 58] 。UFCとWWEは別々の部門として独立して運営され、ダナ・ホワイト はUFCのCEO に就任した。
2024年3月、元選手数名から提訴され、その後集団訴訟 の承認を受けていた独占禁止法訴訟が、UFCが原告側に3億3500万ドル(約508億円)の和解金を支払うことで和解 合意に達したが[ 59] 、しかし原告の選手側と被告のUFC側が和解に合意したにもかかわらず、裁判所が和解金の額が低いなど和解条件がUFC側に有利としてこれを認めない異例の展開となり、2025年2月に前期分にあたる2017年までの選手の集団訴訟が3億7500万ドル(約583億円)で和解合意に達した[ 60] [ 61] 。
2025年8月11日、パラマウント・スカイダンス と2026年1月からのテレビ放送契約を1年につき11億ドル(約1710億円)の7年総額77億ドル(約1兆1830億円)で締結し、Paramount+ とCBS で配信・放送されることが発表された。なお、この契約により第1回大会のUFC 1 から続けられてきたPPVが廃止されることになった[ 62] 。
競技ルールは、北米以外にもヨーロッパや南米やアジアなど世界で広く標準採用されているルールである、ニュージャージー州アスレチック・コミッション が制定した統一ルール(通称:ユニファイドルール)で執り行われる。
試合の勝敗は以下で決着する
ノックアウト(KO:打撃により意識を失わされたとき) サブミッション(マットまたは対戦相手を明確に叩くことによるタップアウト 、口頭によるギブアップまたは叫び声等による戦意喪失の表明、絞技 による失神 または関節技 が極まりレフェリーが危険と判断して止めた場合のテクニカルサブミッション) テクニカルノックアウト(TKO:レフェリーストップ、ドクターストップ、コーナーストップ、試合放棄) ジャッジによる判定判定は3人のジャッジがラウンドごとに採点を行い、優勢だった一方の選手に10ポイント、他方の選手に9ポイント以下を付け、各ラウンドのポイントの合計で勝敗を決するラウンドマスト制を採用している。ただし、僅差のラウンドの場合はジャッジが両選手に10ポイントを付けることもあるので、必ず勝敗がつくマストシステムではなく、引き分け裁定もありうる。 判定の呼称には、ユナニマス・デシジョン(Unanimous decision、3-0)、スプリット・デシジョン(Split decision、2-1)、マジョリティー・デシジョン(Majority decision、2-0)、マジョリティー・ドロー(Majority draw、1-0)、スプリット・ドロー(Split draw、1-1)、ユナニマス・ドロー(Unanimous draw、0-0)、テクニカル・デシジョン(故意でない反則及びアクシデントにより試合続行不能となった場合の試合停止時点での判定)、テクニカル・ドロー(テクニカル・デシジョン時の引き分け判定)がある。 失格(反則及び反則行為により重大なダメージを与えた場合、またはレフェリーがそう判断した場合) ノーコンテスト(故意でない反則及びアクシデントにより試合続行不能となった際に規定のラウンド数まで達していなかった場合、両選手の試合続行不能、ドーピング検査失格等) タイトルマッチと大会のメインイベントは5分5ラウンド、通常の試合は5分3ラウンドで行われる。判定が引き分けとなっても延長は行われない。ラウンド間のインターバルは1分間であり、ラウンド終了時にはゴングではなくブザーが鳴る。
男子選手は競技ショーツ、女子選手は競技ショーツと競技ウェアを着用し、オープンフィンガーグローブ (階級によって4オンスから6オンス)と、マウスピース 及びファールカップ (男子選手のみ)の着用が義務付けられている。シューズや道着 、ロングタイツの着用は禁止されている。
オクタゴンの全体像 試合は「オクタゴン」と呼ばれるケージ(金網)のフェンスで囲われた8角形の試合場で行われる。オクタゴンの直径は30フィート(約9.1m)で、面積は約750スクウェアフィート(約69.3m2 、畳の種類で差異があるが畳38畳から48畳分)、フェンスの高さは6フィート(約1.8m)である[ 63] [ 64] 。
オクタゴンは、UFC設立時に、共同創立者のホリオン・グレイシー とアート・デイビー の、ボクシング やプロレス で使用されている従来のリング で総合格闘技の試合を行った時に起こる、選手がロープの間から場外に転落することや選手が試合を有利にするためにロープを使うことを防ぎたいとする意向及び、セマフォ・エンターテイメント・グループ(SEG)のボクシングやプロレスと視覚的に区別させたいとする意向により製作された。なお、UFCは当初は商標登録 をして他プロモーションが8角形のケージを使用することを認めていなかったが、スポーツの発展には統一が必要であるとして2001年以降は他プロモーションでの使用も認めている(ただしオクタゴンの名称を使用することは認めていない)。
頭突き 眼球への攻撃 噛み付き 髪を引っ張る行為 口腔・鼻腔・耳腔等に指を引っ掛ける行為 金的への攻撃 裂傷した部分や口腔・鼻腔・耳腔等に指を入れる行為 指関節等の小さい関節への攻撃 脊椎や後頭部への打撃 肘を上から下に垂直に打ち下ろして肘の先端を当てる打撃(斜めに角度を付けて振り下ろす肘は反則に取られない) 喉への打撃や喉を掴む行為 ひっかく、つねる等の行為 相手の頭や首をマットに突き立てるように垂直に投げ落とす攻撃 相手をオクタゴンやリングの外に放り投げる行為 相手の着衣やグローブを掴む行為 相手やレフェリーにつばを吐きかける行為 故意に相手を怪我させるようなスポーツマンらしくない行為 オクタゴンの金網やロープを掴む行為(フェンスを掌で押す、蹴る行為は認められている) 相手に罵声を浴びせる行為 ブレイク中の相手への攻撃 レフェリーが対応している間の相手への攻撃 ラウンド終了のブザー(ゴング)が鳴った後の攻撃 レフェリーの指示を無視すること 相手との接触を避け続けること、怪我のふりをすること、故意にマウスピース を落とすこと、等を含む臆病な行為 コーナーの人間による妨害及び干渉行為 試合を止めるためにコーナーがタオルを投入すること(部外者のタオル投入による試合妨害などを避けるため。コーナーが試合を止めたい時にはインスペクターに伝える[ 65] ) 不正な優位性を得るために髪の毛、体、ショーツ、グローブ等に異物を塗布すること グラウンド状態の相手への反則グラウンド状態の相手の頭へのキック攻撃(サッカーボールキック 、蹴り上げ) グラウンド状態の相手の頭への膝攻撃(いわゆる4点ポジションの膝蹴り) グラウンド状態の相手の頭を踏み付ける行為 反則があった場合、レフェリーは裁量により、ペナルティとして1点以上の減点を科すことができる。反則により選手が試合を続行できなくなった場合には、反則が意図的であれば失格、意図的でなければノーコンテストとなる場合がある。試合の後半以降に反則により試合が続行できなくなった場合には、反則を受け試合が続行できなくなった選手がポイントで勝っていればテクニカル判定でその選手の勝ちとなり、それ以外の場合はテクニカルドローとなる。
レフェリング グラウンドで選手の動きがなく試合が膠着状態となった場合、レフェリーは口頭で警告した後に、ブレイクをして選手を立たせてから試合を再開させることができる。 レフェリーが試合の一時中断を指示した場合には、選手を元の体勢に戻した状態から試合が再開される。 選手が金網(ロープ)を掴んだ場合、レフェリーは口頭での警告や金網を掴んだ選手の手や足を払って金網を掴む行為をやめさせるが、それでも選手が金網を掴む行為をやめなかった場合、レフェリーは裁量により、反則を取ってペナルティとして減点を科すことができる。 ルールの変遷 UFC 1 (1993年11月12日)反則は目潰し、噛み付き、金的攻撃のみ。1ラウンド5分の無制限ラウンド制。体重は階級制限無しの無差別級で、決着は選手のギブアップかノックアウト、セコンドのタオル投入によるストップのみでつき、グローブおよび道着・シューズ等の着用は自由であった。 UFC 2 (1994年3月11日)1ラウンド5分のラウンド制を廃止して時間無制限に変更され、金的攻撃が反則ではなくなり有効となった。 UFC 3 (1994年9月9日)完全なKO決着がなくとも、レフェリーの判断で試合を止めるレフェリーストップが導入され、またシューズを履いたままでの蹴りが禁止となった。(後にシューズを履いたままでのグランド状態の選手への蹴りの禁止に変更された) UFC 5 (1995年4月7日)初めて試合時間に制限が導入され、トーナメント1回戦・準決勝は20分、トーナメント決勝およびスーパーファイトは30分で行われた。 UFC 6 (1995年7月14日)試合が膠着したときに、選手をブレイクして立ち上がらせてから試合を再開させる権限がレフェリーに与えられた。 Ultimate Ultimate 1995 (1995年12月16日)時間切れで決着がつかなかった場合に、ジャッジによる判定が初めて導入された。 Ultimate Ultimate 1996 (1996年12月7日)試合でオクタゴンの金網を掴む行為が禁止された。 UFC 12 (1995年4月7日)初めて階級制が導入され、ヘビー級(+91 kg)とライト級(-91 kg)が設置された。 UFC 14 (1997年7月27日)オープンフィンガーグローブの着用が義務付けられた。 UFC 15 (1997年10月17日)頭突き、金的攻撃、後頸部および後頭部への打撃、ダウンした相手への蹴りと膝蹴り、頭部の踏みつけ、手足の指などの小さな関節を取ること、髪を引っ張ることが禁止となった。 UFC 17 (1998年5月15日)トーナメントが実施された最後の大会(日本大会UFC 23 を除く) UFC 21 (1999年7月16日)1ラウンドの制限時間が5分間に改められ、ノンタイトル戦は5分3ラウンド、タイトル戦は5分5ラウンド制となった。また、判定においてラウンドマスト制が導入された。 UFC 28 (2000年11月17日)ユニファイド・ルールが採用される。ダウンした相手の頭部への膝蹴りの禁止(頭部以外は可)、後頸部と後頭部への打撃の禁止、脊椎と首への肘打ちの禁止が導入され、シューズや道着などの着用が不可となり、また出場のための医学的な必要条件が厳格化され、出場選手への健康状態の厳しいチェックも行われるようになった。 UFC 31 (2001年5月4日)階級区分が変更され、旧バンタム級は現在のライト級へ、旧ライト級は現在のウェルター級へ、旧ミドル級は現在のライトヘビー級へそれぞれ移行し、新たに現在のミドル級が設置された。 UFC 138 (2011年5月4日)ノンタイトル戦であっても大会のメインイベントは5ラウンド制に変更された。 2016年8月承認(2017年1月1日施行)[ 66] グラウンド状態の定義が変更される。これまでは手の指先一本でもマットについていればグラウンド状態とみなされたが、両手(手のひらか拳)をついていなければグラウンド状態とみなされなくなった。片手のみをついた状態はスタンド状態とみなされる。 目突きにつながる、対戦相手の顔へ指を向ける行為に対して、これまでレフェリーは注意しかできなかったが、減点等の反則を取る権限が与えられるようになった。 腎臓へのかかとによる蹴り、鎖骨を掴む行為が反則ではなくなる。 ジャッジの採点において「効果的な打撃」と「効果的なグラップリング」が最初に考慮され、これが等しい場合に限り「積極性」と「ケージコントロール」が考慮される等の判定基準の明確化。 2017年8月承認 インスタントリプレイ(ビデオ判定 )がユニファイドルールとしてではなくガイドラインとして採択・承認される。ユニファイドルールでの採択・承認とならなかったのはテレビ放送がない大半の試合でインスタントリプレイを実行する技術能力がないため。インスタントリプレイはレフェリーの裁量でのみ使用することができ、試合の決着が有効なものか反則によるものかを判断し試合結果(TKO勝利、一本勝利、ノーコンテスト、失格等)を決定する目的のためにのみ使用される[ 67] 。 2019年7月承認 グラウンド状態の定義が変更される。これまではマットに両手(手のひらか拳)をついた状態がグラウンド状態とみなされたが、片手(手のひらか拳)のみついた状態でグラウンド状態とみなされるようになった。ただし、指先だけがついた状態ではグラウンド状態と認められない[ 68] [ 69] 。 ジ・アルティメット・ファイターの試合は、ネバダ州アスレチック・コミッション管轄下のエキシビションマッチ(非公式試合)として行われるため、選手の戦績レコードに記録されない。またエキシビションマッチは試合結果をすぐに公開する必要がないため、試合のテレビ放送日まで試合結果が公開されない。
全米のアスレチック・コミッションを統括するボクシング・コミッション・コンバティブ・スポーツ協会 が制定した統一ルール(ユニファイドルール)において、総合格闘技の階級区分 は14階級が規定されているが、UFCでは階級が多すぎると王座の価値が下がるとして [要出典 ] 階級の設置を8階級に留め、男子8階級、女子4階級で行われている。
※2026年1月現在
2015年4月、アメリカ合衆国内国歳入庁 や食品医薬品局 の特別捜査官 としてチームを指揮し、バルコ・スキャンダル やランス・アームストロング のドーピング 捜査をした実績のあるジェフ・ノヴィツキー がUFCへ入社した。
2015年6月3日、これまでUFCのドーピング検査は各州のアスレチック・コミッションにより実施されてきていたが、UFCは、米国アンチドーピング機関(USADA)と提携し、同年7月1日からドーピング検査の全権限がUSADAに委託されることが発表された。これにより、各州アスレチック・コミッションによる検査と並行して、UFC契約全選手に試合の有無にかかわらず、365日年間を通して世界アンチ・ドーピング機構 (WADA)ルールに準拠したオリンピックと同等の競技会外(抜き打ち検査)および競技会内検査が実施されるようになり、ドーピングの検査体制が大きく強化された[ 34] 。
2017年4月1日、新規契約選手や復帰及び再契約選手に義務付けられているUFCでの試合前に事前にUSADAの検査対象者リストに入る期間など、ドーピング防止ポリシーが以下のようにいくつか変更された[ 70] [ 71] 。
引退及び活動休止選手がUFC復帰、または自身の意思によりUFCを離脱した選手が再契約をしてUFC復帰する際に、UFCで試合を行う前に事前に検査対象者リストに入る期間が、これまでは4か月間だったが6か月間に変更された。 新規契約選手、または過去にUFCから契約解除され再契約した選手が、UFCで試合を行う前に事前に検査対象者リストに入る期間が、これまでは4か月間だったが1か月間に変更された。 怪我などで欠場した選手の代わりに代役としてUFCと緊急契約した選手は通常義務付けられる1か月間の検査対象者リスト入りを免除され直ぐに試合を行うことが出来る。ただし引退及び活動休止選手、自身の意思によりUFCを離脱した選手は緊急契約でも免除されない。 ドーピング検査における「競技会内」の定義が、これまでは前日計量の6時間前から試合終了6時間後までだったが、試合前日の正午から試合後にドーピング検査を受けるまで、もしくは試合後のドーピング検査対象者にならなかった選手は試合後のドクターチェックを受けてから1時間後までと変更された。 2018年7月、これまでは選手から禁止薬物の陽性反応が検出された時点で直ぐに“潜在的ドーピング違反”として公表されていたが、選手への風評被害が相次いだことで、直ぐには公表せずに、汚染サプリメントなどの調査を完了し、なおかつ処分の裁定が確定してから公表されるようドーピング防止ポリシーが改訂された[ 72] [ 73] [ 74] 。
2019年8月31日、UFCとUSADAは、ドーピング検査技術の進歩により、運動パフォーマンスの向上に繋がらないほどの極微量の禁止物質でさえ検出できるようになったことで、これまでは検出されなかった極微量の禁止物質で汚染されたサプリメントが原因となる陽性反応検出のケースが増えたため、特定の禁止物質にしきい値 を設定して、極微量の検出では処分の対象にならないようドーピング防止ポリシーの改訂を行った[ 75] [ 76] [ 77] (2023年11月にネバダ州アスレチック・コミッション も同様のしきい値を制定した)。
2021年1月14日、UFCとUSADAは、マリファナ の主な有効成分であるテトラヒドロカンナビノール (THC)の陽性反応が検出されたとしても、処分の対象にならないようドーピング防止ポリシーの改訂を行った。(もう一つの、マリファナの主な有効成分であるカンナビジオール (CBD)は世界アンチ・ドーピング機構 (WADA)が2018年に禁止薬物の対象から外している)。これまではマリファナ(THC)は競技会内検査でのみ検査対象であり(競技会外検査では検査対象外)、陽性の基準となるしきい値が定められていた。また全ての植物性カンナビノイドも禁止物質リストから削除された[ 78] 。ただし、各州アスレチック・コミッションではまだマリファナ(THC)の陽性反応が検出されると処分の対象となるため、各州アスレチック・コミッションでルールが改訂されるまでは事実上マリファナはまだ禁止薬物として扱われる[ 79] [ 80] 。アメリカの各州でマリファナ合法化が進んだことや、スポーツ界で依存症 や離脱症状 が問題となっている、オピオイド (鎮痛剤 )やアルプラゾラム (抗不安薬 )、ゾルピデム (睡眠導入剤 )などの代用としてマリファナを使用する選手が一定数UFCにもいたことがこの改訂に繋がった[ 81] [ 82] 。
年 検査回数 違反件数 潜在的な違反 選手平均検査回数 2022年[ 83] 4324検体 6件 56件 国内選手5.6回 海外選手5.8回 2021年[ 84] 4342検体 14件 69件 国内選手4.2回 海外選手4.1回 2020年[ 85] 3557検体 21件 73件 2019年[ 86] 4296検体 31件 89件 2018年[ 87] 2888検体 26件 40件 5回 2017年[ 88] 2818検体 17件 43件 5回 2016年[ 89] 2289検体 34件
USADA 『TESTING NUMBERS[ 90] 』『ATHLETE TEST HISTORY[ 91] 』より。
2021年1月、脳健康研究の世界的な権威である、クリーブランド・クリニック・ルールーヴォ脳健康センターへ、慢性外傷性脳症 (CTE)を発症するリスクが高くなる潜在的な要因の研究、および反復的な頭部外傷の長期的影響の研究の予算としてとして、100万ドルを寄付すると共に、5年間にわたり脳の健康研究の予算を提供すると発表した。同センターは10年間にわたってこの研究をしており、UFCはこれまでにも200万ドルの研究予算を寄付していた[ 92] 。
UFCヘッドクォーターズ :ネバダ州ラスベガスにあるUFCの本社、2017年に新設された。UFC APEX :UFC本社に隣接する立地に建てられている、3000万ドル(約43億円)をかけて建設された多目的施設。総床面積は1万2千平方メートルで、最大2000人収容のイベント会場や、ストリーミングに対応した放送オペレーション設備を備え、映像プロダクションスタジオやトレーニング施設も併設する。UFCの大会をはじめとしたスポーツイベントだけでなく、コンサートやeSPORTS にも使用でき、テレビ番組などの撮影スタジオにもなる[ 93] [ 94] 。UFCパフォーマンス・インスティテュート :UFC本社に併設する、総合格闘技のトレーニングおよび研究・育成施設。総床面積は2800平方メートルで、1200万ドル(約18億円)かけて新設された。トレーニングの他に、怪我の回復や、栄養管理および適切な減量方法などを教えると共に、怪我の早期回復や怪我の発生率を減らすための研究などが行われている[ 95] [ 96] 。UFCパフォーマンス・インスティテュート・上海 :2019年に中国 の上海 に1300万ドル(約19億円)かけて新設された総床面積8700平方メートルのパフォーマンス・インスティテュート[ 97] 。UFCパフォーマンス・インスティテュート・メキシコシティ :2024年にメキシコ のメキシコシティ に新設された総床面積4700平方メートルのパフォーマンス・インスティテュート[ 98] 。UFCジム :UFCが世界30か国以上、800店舗以上でフランチャイズ展開する一般向けフィットネストレーニングジム。日本では、2020年4月に東京都 の世田谷区 用賀 に日本1号店、2021年に杉並区 荻窪 に日本2号店、2023年11月に岐阜県 可児市 に日本3号店をオープンしている。格闘技クラスだけでなく、DUT(HIITトレーニング)やウェイトトレーニングなどのフィットネスクラス、ヨガやストレッチ、ダンスといったスタジオクラスまで多種多様なクラスがあることが特徴。さらに、英語も学べるジムという特徴もあり、3-9歳の子供向けには英語とフィットネスが同時に学べるジュニアプログラムも提供している[ 99] [ 100] 。大会ごとに最も印象的な試合を行った2選手(該当試合の勝者と敗者)に授与されるファイト・オブ・ザ・ナイト 、最も印象的なパフォーマンスを見せた2選手に授与されるパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト の各賞が設けられており、UFCの選考により各賞の受賞者として選ばれた4選手には、ファイトマネーとは別に5万ドルのファイトボーナスが贈られる。ただし、体重超過 した選手は選考の対象外となる。また、試合内容によっては各賞の該当選手が無い場合や、1選手がファイト・オブ・ザ・ナイトとパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを同時に受賞することもある。
なお、UFC 169以前の大会まではパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトの代わりに、最も印象的なKO(TKO)で勝利した1選手に授与されるノックアウト・オブ・ザ・ナイト 、最も印象的なサブミッションによる一本で勝利した1選手に授与されるサブミッション・オブ・ザ・ナイト の各賞が設けられていた。
UFCはスポーツ賭博を管轄する政府機関からの要請に応える形で2022年10月17日にUFC契約選手およびそのチームのメンバーなどがUFCの試合に関しての賭博行為を行うことを禁止している。また一部の州においては、スポーツ選手およびその関係者が、関係する試合で賭博行為を行うことは違法となっており、刑事処分の対象となる場合がある。
2022年11月5日、UFC Fight Night: Rodriguez vs. Lemos で行われた、UFC選手兼総合格闘技ジム「グローリーMMA&フィットネス」のオーナーであり、スポーツ賭博の勝敗予想を提供するコミュニティの主宰者でもあるジェームス・クラウスがコーチを務めるダリック・ミナーが、シャイラン・ヌアダンビクと対戦した試合において、試合の数時間前にミナーが負傷しているという噂が広まると、スポーツ賭博のオッズが大幅に変動してミナーは大きなアンダードッグ(負け予想)となり、実際の試合においても明らかに負傷した足で蹴りを放つと、わずか1分ほどでTKO負けを喫したことが物議を醸しスポーツ賭博詐欺疑惑が浮上した。
11月7日、UFCは、スポーツ賭博の不正を監視する会社がこの試合の調査を決定したとの報告を受け、不正監視会社と共同で調査を開始することを発表した[ 101] [ 102] 。
11月18日、ネバダ州アスレチックコミッション は、クラウスとミナーが共に試合前健康診断の質問票にミナーの負傷に関する申告をしなかったとして、コミッションの調査が終了するまでライセンス停止処分とすることを発表した[ 103] [ 104] 。
12月2日、UFCは、UFCがFBI など複数の政府機関の調査に協力しており、クラウスの指導を受けることを継続する選手および、クラウスのジムでのトレーニングを継続する選手は、上記の複数の政府機関の調査結果が出るまでUFCの試合に出場することを直ちに禁止することを発表し、またミナーを契約解除したことも合わせて発表された[ 105] 。
12月15日、UFC選手でありクラウスがコーチに就いているジェフリー・モリーナ が、ネバダ州アスレチックコミッションから、クラウスの賭博詐欺に何らかの形で関与した疑惑が浮上したとして出場停止処分を受けた[ 106] [ 107] UFCもこれを受けてモリーナに対する同アスレチックコミッションの調査が終了するまでモリーナの試合を組まないことを発表した[ 108] 。
2023年1月、モリーナがUFCの登録選手ロスターから外された[ 109] 。
2025年3月25日、ネバダ州アスレチックコミッションの懲戒聴聞会で、モリーナがチームメイトであるミナーの未公表の負傷を直接知っていたにもかかわらず、その内部情報を利用してミナーとヌアダンビクの試合に多額の賭け金を賭けていたことが明らかにされ、モリーナは36ヶ月間の出場停止処分を下された[ 110] [ 111] 。また、ミナーも同日に行われた懲戒聴聞会で、ネバダ州アスレチックコミッションから、試合前から負傷していた怪我の報告をしなかったとして、29ヶ月間の出場停止処分を下された[ 112] 。
2025年12月現在、ミナーとモリーナにはアスレチックコミッションから処分が下されたがクラウスにはまだ処分が下されておらず、またこの件に関しての刑事捜査も継続中である。
2025年11月1日、UFC Fight Night: Garcia vs. Onamaで行われた、アイザック・ダルガリアンとヤーディエ・ デル・ヴァイエの試合において、ダルガリアンが有利予想だったが、試合の数時間前にスポーツ賭博のオッズが大幅に変動してダルガリアンはアンダードッグ(負け予想)となり、実際の試合でも1ラウンドであっさり敗れたことで不正試合疑惑が浮上した。
11月2日、UFCはダルガリアンを契約解除した。
11月3日、UFCは提携しているスポーツ賭博不正監視会社がこの試合に関して調査を行っていることを発表した[ 113] 。また、ネバダ州アスレチックコミッションがダルガリアンのファイトマネーを差し押さえた。
11月5日、ダナ・ホワイトが、UFCがダルガリアンとヴァイエの試合の数時間前にスポーツ賭博不正監視会社から、アンダードッグのヴァイエに賭けが殺到しているとの報告を受けたたため、ダルガリアンとダルガリアンの弁護士に連絡を取り「怪我はないか?、借金はないか?、誰かにアプローチされてないか?」など確認したが、ダルガリアンが否定したためそのまま試合を行わせたが、ダルガリアンが1ラウンドで敗れたたため、直ぐにFBIに連絡したことを明かした[ 114] 。
UFC第1回大会に日本の格闘技団体パンクラス に出場していたケン・シャムロック が出場したことにより、格闘技雑誌、プロレス雑誌はいち早くUFCの出現を伝えた。ほぼルール無しというUFCの衝撃は格闘技ファンの範囲にとどまらず、一般のテレビ番組でも大きく取り上げる事となり、日本の格闘技界にも多大な影響を与えた。打撃系格闘技のK-1 が、1994年に総合格闘技の試合を組み込んだ[ 115] のをはじめとして、UFC以前から存在した総合格闘技団体の修斗 [ 116] 、パンクラス[ 117] はルールをUFCが採用する統一ルール(ユニファイド・ルール)に改正し、PRIDE をはじめとする総合格闘技の新規プロモーションが勃興した。
SEG時代には、UFC-J事務局との間でフランチャイズ契約を締結し、1997年12月21日にUFC初の日本大会UFC Japan 、1999年11月14日にUFC 23 、2000年4月14日にUFC 25 、2000年12月16日にUFC 29 の計4度の日本大会を開催した。
2012年2月26日にUFC 29以来11年ぶり、ズッファ体制下では初となる日本大会UFC 144 を開催。その後、2013年3月3日にUFC on Fuel TV 8 、2014年9月20日にUFC Fight Night: Hunt vs. Nelson 、2015年9月27日にUFC Fight Night: Barnett vs. Nelson 、2017年9月23日にUFC Fight Night: Saint Preux vs. Okami を開催している。
2023年4月よりU-NEXT がUFC 287 からナンバー大会シリーズ(ペイ・パー・ビュー大会)及びFight Nightシリーズを含めたUFC全大会の放送を開始[ 118] 。
UFCファイトパスのロゴ 2014年3月よりUFCファイトパス でFight Nightシリーズ、UFC on ESPNシリーズを配信している。ナンバー大会シリーズ(ペイ・パー・ビュー大会)は大会約1カ月後からから配信している。
ホイス・グレイシーが活躍した初期大会は、NHK 衛星放送 [ 119] 、日本テレビ 「世界まる見え!テレビ特捜部 」、テレビ朝日 「リングの魂 」などの番組内で紹介された。
UFC-J事務局が運営した日本大会は、日本テレビやテレビ東京 が深夜に放送した[ 120] [ 121] 。
CS テレビのディレクTV (スカパー! に吸収)は1,500円のPPV 放送を行った。
2000年 、CSテレビ、ケーブルテレビ チャンネルのJ SKY SPORTS(現・J SPORTS )はSEG社とUFC 28 から毎回放送の契約を締結したが、UFC 29 を放送した時点で、UFCの運営がズッファとなり契約を解消した。
2001年 にズッファ体制になって、UFC 31 からUFC 34 までをフジテレビ 「SRS 」の番組内でダイジェスト放送した。
2002年 3月のUFC 36 からボクシングの帝拳プロモーション を仲介して、WOWOW での定期放送が始まる[ 122] 。実況は高柳謙一 、解説は高阪剛 が主に担当。2007年4月のUFC 70 で一旦放送を終了する[ 123] [ 124] 。2008年 10月のUFC 89 から定期放送を再開し[ 125] 、2016年 4月6日の放送で一旦終了[ 126] [ 127] 。2018年9月のUFC 229 からライブ配信、UFC 230 から定期放送を再開した[ 128] 。2023年3月19日のUFC 286 を以て放送終了[ 129] 。
2002年5月のUFC 37 から110度CSデジタル放送プラット・ワン のCS-WOWOW でペイ・パー・ビューによる生中継を実施。視聴料を2,000円とし、アメリカのディレクTVと同内容で英語実況のまま放送された[ 130] 。
2005年 2月からはテレビ東京が地上波 での放送権を取得し1時間枠で放送したが、放送は1回のみで終了。解説は船木誠勝 が務めた[ 131] 。
2006年 4月からCSテレビの日テレG+ でWOWOWから1か月遅れでの放送を再開。実況は日本テレビアナウンサー、解説は高山善廣 が務めた。当初は1大会を1時間30分枠で放送していたが、その後、1大会を1時間枠で2回にわけて放送するようになる。WOWOWと同じく帝拳プロモーション経由での放送で、2007年 6月にUFC 70の放送をもって終了した。
2010年3月31日のUFC Fight Night:フロリアンvs.五味 は、テレビ東京にて4月8日22時より放送された。同局での中継は5年ぶり、地上波プライムタイムでは史上初となった。解説は秋山成勲 が務めた[ 132] 。
同年8月1日のUFC Live: Jones vs. Matyushenko は、スカパー!のPPVチャンネル「スカチャン 」にて視聴料3,150円で生中継された[ 133] 。
2011年2月よりひかりTV にて、テレビサービスおよび、ビデオサービスが開始された[ 134] 。
2012年11月10日にマカオで開催されたUFC on Fuel TV 6 はBS朝日 で放送された[ 135] 。
2013年6月よりFOXスポーツ&エンターテイメント (旧:FOX bs238)がUFC on Fuel TV 10 からFight Nightシリーズの放送開始[ 136] 。解説は中井祐樹 、実況は清野茂樹 。WOWOW放送の一時終了に伴い、FOXスポーツ&エンターテイメントで2016年6月のUFC 199 からナンバー大会シリーズ及びUFC on FOXシリーズの放送を開始した(Fight Nightシリーズの放送は終了)[ 137] 。2020年3月31日に同局の閉鎖により放送終了した。
2016年4月よりニコニコ生放送 がUFC on FOX 19 から放送開始[ 138] 。2017年6月のUFC 212 で放送終了。
2016年4月29日よりフジテレビ「FUJIYAMA FIGHT CLUB 」内で月1回「UFC TIME」と題した1時間番組を放送開始[ 139] 。
2016年7月よりAbemaTV がUFC Fight Night: dos Anjos vs. Alvarez から放送開始[ 140] 。8月のUFC 202 で放送終了。
2016年8月よりDAZN がアーカイブ配信でUFC 200 から放送を開始。生中継をUFC 202 から開始した。2018年3月のUFC 222 でナンバー大会シリーズの放送を終了[ 141] 、UFC on FOXシリーズ、Fight Nightシリーズの放送は継続していたが2019年2月のUFC Fight Night: Błachowicz vs. Santos で放送終了した。
ズッファ体制移行以前に日本人選手で王座挑戦した選手は、桜井マッハ速人 や宇野薫 などがいる。ズッファ体制移行後に日本人選手で王座挑戦した選手は、岡見勇信 、堀口恭司 、朝倉海 の3選手のみである。UFC日本人選手の記録としては、岡見勇信の最多出場21回、最多勝利14勝、最多フィニッシュ5回。平良達郎 の最多連勝6連勝である。ズッファ体制移行前には桜庭和志 、山本喧一 がトーナメントを制している。
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