種類 | 非公開 |
|---|---|
| 業種 | ハードウェア ソフトウェア |
| 設立 | 2004年2月1日 (22年前) (2004-02-01) |
| 創業者 | Herbert Feiler |
| 本社 | 、 |
事業地域 | 世界各国 |
主要人物 | Herbert Feiler (CEO)[1] |
| 製品 | デスクトップパソコン、ノートパソコン、サーバ |
従業員数 | 50[2] |
| ウェブサイト | www |
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TUXEDO Computers(タキシード・コンピューター)は、ドイツのアウクスブルクに本社を置くコンピュータメーカーである。
同社はLinuxオペレーティングシステムをあらかじめインストールしたデスクトップパソコンおよびノートパソコンの製造を専門としている。製品はドイツのライプツィヒで組み立てられている[3]。
TUXEDO Computersの端末には、同社独自のLinuxディストリビューションであるTUXEDO OS(Ubuntuをベースに開発)が搭載されているほか、複数のLinuxディストリビューションやMicrosoft Windowsを、Linuxとデュアルブート構成または仮想マシン上で併用する形でインストールすることも可能である。

TUXEDO Computersは、2004年2月1日に現代表のHerbert Feiler(ハーバート・ファイラー)によってドイツのバイロイトで設立された。2013年にケーニヒスブルンへ移転し、2019年に現在の本社所在地であるアウクスブルクへ再び移転した[4]。社名はLinuxのマスコットキャラクターであるタックス(Tux)に由来し、その羽毛がタキシードのように見えることから名付けられている。同社はもともと、Linuxやオープンソースソフトウェアに関連するノベルティグッズやLinuxディストリビューションを収めたソフトウェアパッケージを扱うオンラインストアとして事業を開始した。
当初はLinuxとの互換性が高いことからノートパソコンは特別な対応が必要な場合が多かったため、デスクトップパソコンのみを取り扱っていた。現在ではノートパソコンや省スペースパソコンも製品ラインアップに加わっている[5]。製品名には恒星や惑星、宇宙開発、科学技術にちなんだ名称が用いられている。

TUXEDO Computersは、Ubuntuをベースにした独自のLinuxディストリビューションであるTUXEDO OS(表記はすべて大文字として様式化)を開発している。初版は2022年9月29日にリリースされた。Ubuntuと比べて、TUXEDO OSはカノニカルが開発したパッケージ管理システムであるSnapを搭載せず、最新のLinuxカーネルおよび最新バージョンのKDE Plasmaを採用している[6]。さらに、TUXEDO OSはドイツ国内のホスティングサーバが運営する独自のソフトウェアリポジトリを利用しており、ユーザーデータの送信を行わない。TUXEDO OSはプロジェクトページからISOイメージファイル形式で自由にダウンロードできる。
TUXEDO OSを補完する形で、同社はハードウェアの制御や使い勝手の向上を目的としたツールの開発も進めている。GNU一般公衆利用許諾契約書(GPL)に基づいて公開されているTUXEDO Control Centerでは、ファンの制御やCPU・GPUのクロック調整、キーボードバックライトの設定などを行うことができる[7]。さらに、社内開発ツールである「WebFAI」を公開しており、TUXEDO OSやその他のLinuxディストリビューションを搭載したコンピュータの自動インストールを可能にしている[8]。
TUXEDO ComputersはKDEのパトロンの一社であり、KDEの開発者がイベントを開催する機会を提供している。例えば、2023年のKDE Plasma Sprintは同社のオフィスで開催された[9]。また、Linuxユーザーグループ・アウクスブルクは同社の施設で定期的に集会を開いている。TUXEDO Computersの開発者はLinuxカーネルに対して定期的にコードやパッチを提出している[10]。
TUXEDO Computersは「MyTuxedo」という名称で、Nextcloudをベースにしたクラウドストレージサービスを運営している。このサービスは現在、TUXEDOのコンピュータ購入者のみが利用可能である。サーバおよびバックアップストレージはドイツ国内のデータセンターに設置されており、そのためサービスはEU一般データ保護規則(GDPR)の適用を受けている[11]。