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SunOS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
SunOS
開発者サン・マイクロシステムズ
OSの系統UNIX,BSD,System V
開発状況歴史上のOS。後継はSolaris
ソースモデルクローズドソース
最新安定版4.1.4[1] /1994年9月 (31年前) (1994-09)[2]
使用できる言語英語のみ(?)日本語の対応は不明。
プラットフォームMC680x0,Sun386i,SPARC
カーネル種別モノリシックカーネル
既定のUISunView
ライセンスプロプライエタリ (バイナリのみ)
先行品無し。
後続品Solaris
サポート状況
保守サポートは2003年9月30日に終了。SunOSはOSのカーネルの名称となりました。
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SunOSサン・マイクロシステムズ(サン)が4.1cBSDをベースとして開発したUNIXオペレーティングシステム (OS) の一種である。後にSolarisと名を変えSunOSはOSのカーネルの名称となっている。

歴史

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1983年、BSDの創始者であり同開発グループの中心メンバーであったBill Joyがサンを設立するにあたり、新たに開発したOSであり、4.1cBSDがベースとなっている。SunOSはNISNFSなどの今日のUNIXシステムにおいて標準となった技術を次々に実装して着実にバージョンアップを重ねていった。

1987年、サンとAT&Tは提携し、標準のUNIXシステムの開発を進める事を発表した。その後、1989年にAT&TからAT&TSystem V Release 4の発表、そしてSolaris 1.1.2 (SunOS 4.1.4) を最後にSystem Vへと全面移行することとなった。System Vに移行したSolaris 2.x以後では、カーネルの名称はSunOS 5.xとなった。

SunOS バージョンリリース時期コードベース解説
Sun UNIX 0.71982年UniSoftUNIX v7[3]MC68000ベースのSun-1システムに同梱
SunOS 1.01983年4.1BSDMC68010ベースのSun-1およびSun-2システムをサポート
SunOS 1.1[4]1984年4月
SunOS 1.2[4]1985年1月
SunOS 2.01985年5月[4]4.2BSD仮想ファイルシステム (VFS) とNFSプロトコルの導入
SunOS 3.01986年2月[4]4.2BSD +System V IPCMC68020ベースのSun-3シリーズ対応。オプションでSystem Vのユーティリティと開発用ライブラリが付属。
SunOS 3.21986年9月[4]3.0に4.3BSDの一部機能を追加Sun-4 シリーズ対応。
SunOS 3.51988年1月
SunOS 4.01988年12月4.3BSD + System V IPC仮想記憶システム、動的リンクライブラリ、自動マウント機能、System VSTREAMS I/O。Sun386i対応。
SunOS 4.0.11988年
SunOS 4.0.21989年9月Sun386i向けのみ
SunOS 4.0.31989年5月
SunOS 4.0.3c1989年6月SPARCstation 1 (Sun-4c) 向けのみ
SunOS 4.11990年3月
SunOS 4.1e1991年4月Sun-4e向けのみ
SunOS 4.1.11990年3月OpenWindows 2.0を同梱
SunOS 4.1.1B1991年2月
SunOS 4.1.1.11991年7月
SunOS 4.1.1_U11991年11月Sun-3/3x向けのみ
SunOS 4.1.21991年12月マルチプロセッシング (SPARCserver 600MP) 対応。初のCD-ROMのみのリリース
SunOS 4.1.31992年8月
SunOS 4.1.3C1993年11月SPARCclassic/SPARCstation LX向けのみ
SunOS 4.1.3_U11993年12月
SunOS 4.1.3_U1B1994年2月Y2K対応
SunOS 4.1.41994年11月SunOS 4の最後のリリース
SunOS 5.x1992年6月 -SVR4Solarisを参照

SunOS 1と2はSun-2シリーズをサポートしており、Sun-1CPU基板を(MC68010に)アップグレードしたSun-2も含んでいた。SunOS 3はSun-2とSun-3シリーズ (MC68020) をサポートしていた。SunOS 4はSun-2(4.0.3まで)、Sun-3(4.1.1まで)、Sun386i(4.0、4.0.1、4.0.2のみ)、Sun-4 (SPARC) アーキテクチャをサポートしていた。SunOS 4はSPARCプロセッサを完全サポートした最初のリリースだったが、Sun-4システムはSunOS 3.2でも一部サポートされていた。

SunOS 4.1.2はサン初のマルチプロセッシングマシンであるsun4mアーキテクチャをサポートした (SPARCserver 600MP)。カーネルは1つのロックしかなく、1度に1つのCPUだけがカーネルを実行できる方式であった。

最後のリリースは1994年の4.1.4 (Solaris 1.1.2) である。sun4sun4csun4mはサポートされていたが、sun4dはサポートされていない。

SunOS 4.1.3および4.1.4は1998年12月27日まで出荷され続けた。保守サポートは2003年9月30日に終了した。

"SunOS" と "Solaris"

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SunOS 4.1.1インストール媒体(磁気テープ)

1987年、AT&Tとサンは、当時最も一般的なUNIXであったBSD(SunOS固有の機能も含む)とSystem VXENIXを統合する共同プロジェクトの開始を発表した。その成果がSystem V Release 4 (SVR4) である[3]

1991年9月4日、サンは次のOSメジャーリリースはBSDのコードベースからSVR4ベースへの切り替えを行うことを発表した。このリリースを社内ではSunOS 5と呼んでいたが、対外的にはこの時点からSolarisの呼称を使い始めた。また、このブランド名はSunOSだけを指すのではなく、OpenWindowsデスクトップ環境とOpen Network Computing (ONC) 機能を包含したものだとした。

SVR4ベースのOSは翌年まで大量出荷されないと見られていたが、サンは既存のSunOS 4(およびOpenWindows)にもSolarisの名前を使い始めた。例えば、SunOS 4.1.1はSolaris 1.0と改称され、SunOS 5.0はSolaris 2.0の一部とされた。SunOS 4.1.xは1994年までリリースが継続され、それぞれにSolaris 1.xという名称も付与された。バージョン番号の対応は単純ではない。以下に対応表を示す。

SunOS 4.1.x / Solaris 1.x / OpenWindowsリリース対応
SunOSバージョンSolarisバージョンOpenWindowsバージョン
4.1.1
4.1.1B
4.1.1.1
1.02.0
4.1.21.0.12.0
4.1.31.1 SMCC Version A3.0
4.1.3C1.1C3.0
4.1.3_U11.1.13.0_U1
4.1.3_U1B1.1.1B3.0_U1B
4.1.41.1.23.0_414

SunOS 5はSolarisとして認知されているが、OS立ち上げ時などはSunOS 5の名称が表示されたり、unameコマンドの出力やmanページのフッターなどにも古い名称が見られた。

SunOS 5.x以降は、Solarisのバージョン番号との対応は単純で、マイナー番号が同じになっている。例えばSolaris 2.4はSunOS 5.4に対応する。しかし、Solaris 2.6 以降、"2." が表示されなくなり、従来のマイナー番号だけが表示されるようになった。したがって、Solaris 10はSunOS 5.10に対応する。

ユーザインタフェース

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初期の SunOS に同梱されたGUI環境は、SunTools(後のSunView)とNeWSである。1989年、サンはOPEN LOOK準拠のX11ベースの環境であるOpenWindowsをリリースした。これにはSunViewとNeWSのアプリケーションサポート機能も含まれている。OpenWindowsはSunOS 4.1.1でデフォルトのGUIとなった。

脚注

[編集]
  1. ^Bill Calkins. “The History of Solaris”. cse.unl.edu. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数accessdate は必須です。
  2. ^Unix History”. levenez.com. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数accessdate は必須です。
  3. ^abSalus, Peter (1994年). A Quarter Century of Unix. Addison-Wesley. pp. 199-200. ISBN 0-201-54777-5 
  4. ^abcdeSolaris Operating System (Unix)”. Operating System Documentation Project. 2006年12月14日閲覧。 SunOS 1.1、1.2、2.0、3.0、3.2のリリース時期の出典

関連項目

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外部リンク

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ウィキポータル オペレーティングシステム
同社はオラクルにより2010年に買収された。
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