| セブンティーン | |
|---|---|
| Seventeen | |
| 愛称・略称 | ST |
| ジャンル | ファッション |
| 読者対象 | 女子中高生、10代女子 |
| 刊行頻度 | 週刊→月2回刊→月刊→季刊 |
| 発売国 | |
| 言語 | 日本語 |
| 出版社 | 集英社 |
| 発行人 | 原島綾子 |
| 編集長 | 崎谷 治 |
| 刊行期間 | 1968年6月[1] -2021年9月 |
| 発行部数 | 140,000部(2020年4月 - 2020年6月日本雑誌協会調べ) |
| ウェブサイト | https://seventeen-web.jp/ |
| 特記事項 | かつては少女向け総合週刊誌 |
| テンプレートを表示 | |
『Seventeen』(セブンティーン、略称:ST)は、集英社が発売している女子中高生向けファッション雑誌、情報誌。
2021年9月で月刊誌としての発刊が終了となり、2022年からは各季ごとに発行されている。
1968年6月に、総合少女週刊誌『マーガレット』のお姉さん雑誌『週刊セブンティーン』として創刊、アメリカで1944年に創刊された『Seventeen』の日本版として出発した。掲載内容はファッション・少女漫画・芸能など多岐にわたる。
通巻1000号となる1988年1月3日号より、誌名の表記をアルファベットの『SEVENTEEN』としてリニューアル。判型は大きいサイズ、刊行は月2回の隔週刊(毎月1日・15日)に変更し、漫画部分が無くなった。漫画雑誌としての部分は『月刊ティアラ』として新創刊され、引き継がれた。その後、ライバル誌だった小学館の『プチセブン』の廃刊後、急速に売り上げを伸ばした。
2001年から徐々に芸能人の記事や表紙掲載が減り、表紙は当雑誌の専属モデルを起用、誌面にも多数の現役女子高生読者モデルを登場させ、女子中高生向けファッション雑誌に特化するようになった。
創刊40周年を機に2008年10月号より月刊化。表記も『Seventeen』に変更した。
上位誌は1971年創刊の『non-no』であるが、2004年から2009年にかけては系統の異なる上位誌として『PINKY』も発売された。
2021年9月1日発売の10月号をもって月刊発行を終了した。以降デジタルをメインとする新体制に変更。
1969年に『別冊セブンティーン』として創刊(1969年12月号)。毎月24日発売。掲載内容は、少女漫画の他にファッションや芸能もあった。1973年6月号より『月刊セブンティーン』へ名称を変更し、新創刊する。『週刊』の「週セ」に対し、「月セ」と呼ばれ、以下のヒット作を生み出したが、1986年12月号を最後に廃刊。従来「月刊セブンティーン特別編集」とされていた『ヤングユー』が隔月刊から月刊になった。
この節の加筆が望まれています。 |
誌面に登場する専属モデルは「STモ」と呼ばれる。STモは一般公募のオーディション「ミスセブンティーン」で選出されたり[注 1]、大手芸能事務所からの編集部への売り込みなどで定期的に補充される「プロダクション組」がいる。
特にプロダクション組は2010年以降ローティーン向け雑誌『nicola』(新潮社)からのトップモデルもしくはナンバー2モデルの移籍が続いており、2010年の西内まりや、2011年の立石晴香、2013年の古畑星夏を皮切りに、以降2017年までは毎年9月号で1〜2名の移籍が発生している。西内まりやはトップモデルとし活躍し表紙25回在籍64か月であったが、ローティーン雑誌主催のモデルオーディション出身者は冷遇される傾向があり、立石晴香(在籍29か月)や藤麻理亜(在籍20か月)は表紙を経験せずに比較的短期間で『Seventeen』を卒業しており、4年間在籍した古畑星夏も当時同年代でも唯一の表紙未経験であった。2017年8月現在プロダクション組の10名中7名がローティーン雑誌からの移籍組が占めている。
人気モデルは頻繁にカバーガール(表紙)を務めたり、連載ページを担当するほか、ソロでフォトエッセイが発売されることもある。本誌に限らないが、『週刊プレイボーイ』、『MEN'S NON-NO』など集英社の男性向け雑誌に出演して、女性に限らず男性からも支持を集めるという手法も採られている。卒業後は、他のファッション誌に移籍し引き続きモデルとして活躍する者がほとんどだが、女優や歌手に転向し人気を得る者もいる。
本誌は10代の女子向け雑誌で、専属モデルは20歳前後で卒業するが近年は人気が高いモデルは成人後も留まる[注 2] 場合がある。2021年10月号から専属モデルがすべて21世紀生まれとなる。
| 名前 | よみ | 生年月日(年齢) | 初登場号 | 表紙 回数 | 所属事務所 | 出自 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 瀬戸琴楓 | せと ことか | 2005年12月22日(19歳) | 2019年10月号 | 1 | セントラルジャパン | ミスST2019 | 元『ニコ☆プチ』専属 |
| 藤村木音 | ふじむら きのん | 2005年04月08日(20歳) | 2020年11月号 | 0 | スターダストプロモーション | ミスST2020 | 元『ニコ☆プチ』専属 |
| 入江美沙希 | いりえ みさき | 2006年07月19日(19歳) | 1 | スターダストプロモーション | 元『ニコ☆プチ』専属 元BREAK TIME GIRLSのメンバー | ||
| 相羽星良 | あいば せいら | 2006年08月19日(19歳) | 2021年03月号 | 0 | スターダストプロモーション | プロダクション組 | Straight Angeliのメンバー |
| 上坂樹里 | こうさか じゅり | 2005年07月14日(20歳) | 2021年8月 | 1 | エイベックス・マネジメント | ミスST2021 | |
| 森﨑美月 | もりさき みづき | 2007年04月09日(18歳) | 0 | スターダストプロモーション | 元『ニコ☆プチ』専属 | ||
| 葛西杏也菜 | かさい あやな | 2007年04月28日(18歳) | 1 | スターダストプロモーション | 元『ニコ☆プチ』専属 | ||
| 石川花 | いしかわ はんな | 2007年08月03日(18歳) | 2022年春[4] | 0 | ライジングプロダクション | プロダクション組 | |
| 河村ここあ | かわむら ここあ | 2007年06月16日(18歳) | 2022年冬[5] | 1 | テンカラット | ミスST2022 | 元『Cuugal』専属 |
| 佐藤不二子 | さとう ふじこ | 2007年08月01日(18歳) | 0 | スターダストプロモーション | |||
| 月島琉衣 | つきしま るい | 2008年03月01日(17歳) | 1 | スターダストプロモーション | |||
| 滝口芽里衣 | たきぐち めりい | 2008年11月04日(17歳) | 0 | スターダストプロモーション | 元りぼんガール、元『ニコ☆プチ』専属 | ||
| 関谷瑠紀 | せきや るき | 2006年08月08日(19歳) | 2023年秋・冬[6] | 1 | プラチナムプロダクション | ミスST2023 | 元『ニコラ』専属 |
| 高比良由菜 | たかひら ゆな | 2006年10月10日(19歳) | 1 | スターダストプロモーション | 元『ニコラ』専属 | ||
| 松本麗世 | まつもと れいよ | 2008年02月29日(17歳) | 1 | ライジングプロダクション | 元『ニコ☆プチ』専属 | ||
| 宮迫翠月 | みやさこ みつき | 2008年04月24日(17歳) | 0 | ホリプロ | |||
| 竹下優名 | たけした ゆうな | 2010年01月14日(15歳) | 0 | スターダストプロモーション | 元『ニコ☆プチ』専属 | ||
| 中島瑠菜 | なかしま るな | 2006年10月10日(19歳) | 2024年秋・冬[7][8] | 0 | 松竹エンタテインメント | ミスST2024 | |
| 小國舞羽 | おぐに まう | 2008年01月24日(17歳) | 1 | LUV | 「今日、好きになりました。」夏休み編2023&卒業編2024inセブ島出演 「今日、全力でやってみた。」青春祭バンド:♡arrow ギター担当 | ||
| 髙橋快空 | たかはし かいら | 2008年02月19日(17歳) | 0 | エイジアプロモーション | 元『ニコラ』専属 | ||
| 稲光亜依 | いなみつ あい | 2008年12月09日(16歳) | 0 | ラフェイスプロ | 『制コレ24』グランプリ | ||
| 希咲うみ | きさき うみ | 2010年06月25日(15歳) | 0 | スターダストプロモーション | |||
| 岡本望来 | おかもと みく | 2011年010月13日(14歳) | 2025年冬 | 0 | テンカラット | ミスST2025[9] | |
| 梶原叶渚 | かじわら かんな | 2009年07月31日(16歳) | 0 | スターダストプロモーション | |||
| 川瀬翠子 | かわせ すいこ | 2012年03月27日(13歳) | 0 | スマイルモンキー | 元『ニコ☆プチ』専属 | ||
| 佐々木満音 | ささき みろん | 2010年05月14日(15歳) | 0 | ILIT | |||
| 原田花埜 | はらだ はなの | 2010年04月4日(15歳) | 0 | スターダストプロモーション | |||
| 堀口真帆 | ほりぐち まほ | 2008年010月10日(17歳) | 0 | コンテンツ・スリー |
1986年から1999年までの休止期をはさんで2期に分かれる。
1970年から1986年まで、「ミスセブンティーン」と題したオーディション大会を開催していた。
1971年大会は坂口良子がグランプリ、1978年大会では松田聖子が地区大会でスカウトされた。中でも1984年大会は非常に水準の高い大会となり(応募総数歴代最大18万325人)、松本典子や網浜直子らがグランプリを受賞し、入賞者の全てが歌手ないしは女優としてデビューしている。国生さゆり、渡辺美里、工藤静香、渡辺満里奈[13]、清原亜希などが出場していた。
1986年の大会では、おニャン子クラブを生み出したバラエティ番組『夕やけニャンニャン』との合同オーディションを開催した[注 4]。募集要項に記されていたグランプリ獲得者への優勝特典“ソロデビュー”と、“おニャン子クラブ内の新ユニットへの参加”は実現されなかった。
1986年以降一時休止していたが、1999年からオーディションが再開され、現在は専属モデルの選出に特化している。下記のテンプレート参照。
4月号にモデルの応募方法が記載され、8月号で最終選考で残った候補者による読者投票で決定する。
毎年夏に専属モデルが総出演するファッションショー「夏の学園祭」を開催して受賞者を披露[14] する。
10月号の紙面で全国の読者に披露する。
BS-TBSでは、2008年から「夏の学園祭」の模様を放送するようになり、2009年4月からは本誌とのメディアミックスとして『恋とオシャレと男のコ』というテレビドラマが放送され、セブンティーンの専属モデルが主演を務めた。7月からは、メディアミックスの第2弾となる情報・バラエティ番組『激モテ!セブンティーン学園』が開始、やはり同誌の専属モデルがレギュラー出演していた。
| 号 | 表紙モデル | 備考 |
|---|---|---|
| 2025年秋号 | 上坂樹里 | |
| 2025年夏号 | 秋田汐梨 /茅島みずき | |
| 2025年春号 | 入江美沙希 /関谷瑠紀 /高比良由菜 /葛西杏也菜 /河村ここあ /月島琉衣 /松本麗世 /小國舞羽 | |
| 2024年秋冬号 | 小坂菜緒 | |
| 2024年夏号 | 永瀬莉子 /秋田汐梨 /田鍋梨々花 | |
| 2024年春号 | 久保史緒里 | |
| 2023年秋冬号 | 永瀬莉子 /秋田汐梨 /田鍋梨々花 /茅島みずき | |
| 2023年夏号 | 久保史緒里 /広瀬すず | |
| 2023年春号 | 桜田ひより | |
| 2022年冬号 | 久保史緒里 /小坂菜緒 | |
| 2022年夏号 | 出口夏希 /永瀬莉子 /桜田ひより /秋田汐梨 /雑賀サクラ | |
| 2022年春号 | 久間田琳加 | |
| 2021年10月号 | 久保史緒里 | 10月号をもって月刊発行を終了 |
| 2021年9月号 | 大友花恋 | |
| 2021年8月号 | 三阪咲 /田鍋梨々花 / 雑賀サクラ / 大友樹乃 | |
| 2021年7月号 | 小坂菜緒 | |
| 2021年6月号 | 清原果耶 | |
| 2021年5月号 | 桜田ひより | |
| 2021年4月号 | 桜田ひより /秋田汐梨 /雑賀サクラ | |
| 2021年3月号 | 久保史緒里 /小坂菜緒 | |
| 2021年2月号 | 大友花恋 /久間田琳加 /マーシュ彩 /小坂菜緒 /桜田ひより | |
| 2021年1月号 | 久間田琳加 |
集英社と株式会社スナウトが共同で2011年からMobageで配信しているソーシャルゲーム[15]。「STモデル」が全員ゲーム内に登場するだけでなく、『Seventeen』監修のアバターやアイテムも用意され、人気ブランドとのコラボアイテムも登場している。プレイヤーは、『Seventeen』の専属モデル「STモ」になるための様々なミッションをこなしたり、モデルの仕事をこなしたりして、自分磨きを行っていくモデルを職業として体験するゲーム。フィーチャーフォン用に公開。
| STモデル (カテゴリ) |
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| 関連項目 | |||||||||||||||
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| 2000年代 |
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| 2010年代 |
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| 2020年代 |
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| 関連項目 | |||||||||||||||||||||
| 漫画 |
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| 情報誌 |
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| 関連人物 | ||||||||||||||||||
| 注釈 |
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