アブー・アル=カースィム・アッ=ザフラウィー(アラビア語:أبو القاسم بن خلف بن العباس الزهراوي、Abu al-Qasim al-Zahrawi、936年 - 1013年)はアンダルスのアラブ人医師、薬剤師、科学者である。西洋ではアブルカシス (Abulcasis) の名でも知られている。中世イスラム世界で最も偉大な外科医の1人とされている……続きを読む
ムハンマド・アリー(アラビア語 :محمد علي Muhammad ‘Alī,1769年?-1849年8月2日)は、オスマン帝国の属州エジプトの支配者で、ムハンマド・アリー朝の創始者。トルコ語でメフメト・アリー(Mehmed Ali)ともいう。オスマン帝国のエジプト総督ながらエジプトに半独立政権を樹立し、専制支配のもとで富国強兵政策を強行して近代エジプトの基礎を築いた。
アルハンブラ宮殿は、イベリア半島での最後のムスリム政権であるナスル朝時代に建設された壮麗な宮殿都市である。スペインのグラナダにある。「アルハンブラ」とは、アラビア語で「赤い城塞」を意味する「アル=カルア・アル=ハムラー」( القلعة الحمراء al-Qal‘a al-Ḥamrā')と呼ばれていたものが、スペイン語において転訛したものである。この名称の由来については、城塞周辺の土地の土壌が赤いため、あるいは建築に使われた煉瓦の色であるとか、宮殿が赤い漆喰で覆われていたからなど色々と言われている。スペイン語表記ではAlhambraと綴り、「アランブラ」と発音する……続きを読む
アブー・ムーサー・ジャービル・イブン・ハイヤーン(Abu Musa Jabir ibn Hayyan,アラビア語:جابر بن حيان الأزدي, ラテン名ゲベルス Geberus またはゲーベル Geber、ジーベル721年? –815年?)は、アッバース朝時代のイスラム世界の哲学者、学者。後に11世紀にかけて続くイスラム科学黄金期を築く元祖とされる。彼の業績は中世ヨーロッパの錬金術に多大な影響を及ぼすとともに、近代の化学の基礎を与えた……続きを読む
イブン=スィーナー(Ibn Sīnā)、全名アブー=アリー・アル=フサイン・イブン=アブドゥッラーフ・イブン=スィーナー(Abū Alī al-Husain ibn Abdullāh ibn Sīnā、ラテン名:アウィケンナ (英語読みの、アヴィセンナも普及している)Avicenna、980年 -1037年)は、ペルシアを代表する知識人で、哲学者・医者・科学者であった。中央アジアのブハラ出身で、イランの各地で活動した。当時の世界の大学者であると同時に、中世ヨーロッパのスコラ学に多大な影響を与えた……続きを読む