『POP VIRUS』 | ||||
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星野源 のスタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント | |||
プロデュース | 星野源 | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
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チャート最高順位 | ||||
ゴールドディスク | ||||
星野源 アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
EAN 4988002777402(初回限定盤A) EAN 4988002777426(初回限定盤B) EAN 4988002777419(通常盤) EAN 4988002778126(通常盤初回限定仕様) EAN 4988002777433(アナログレコード盤) | ||||
『POP VIRUS』収録のシングル | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Pop Virus」 -YouTube 「恋」 -YouTube 「アイデア」 -YouTube 「Family Song」 -YouTube | ||||
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『POP VIRUS』(ポップ・ウィルス)は日本のシンガーソングライター・星野源のスタジオ・アルバム。星野にとって通算5枚目のアルバムとして2018年12月19日にJVCケンウッド・ビクターエンタテインメントよりフィジカル、音楽配信形態でリリースされた[5]。
本作は、ブラックミュージックの歴史と最先端のビート/ベースミュージックを独自に咀嚼し作品に落とし込んだ音楽性などが評価され、「第11回CDショップ大賞」で「大賞 <赤>」を、「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2019」、「MTV VIDEO MUSIC AWARDS JAPAN 2019」のそれぞれで「年間最優秀アルバム賞」を受賞した。また同時に、オリコンアルバムランキングで4週連続1位を獲得、Billboard Japan Hot Albumsでは2019年度年間2位を記録するなど、大衆的にも成功を収めた。
本作は、アルバムとしては星野の前作『YELLOW DANCER』以来3年ぶりであり、シングルリリースされた「恋」「Family Song」「アイデア」、2016年にACジャパン『ライバルは、1964年』キャンペーン・ソングに起用された「Hello Song」をはじめとする14曲が収録された。その内、「恋」、「Family Song」のカップリング曲であった「肌」はリリース当初と比較してミキシングが変更されている。なお、11枚目のシングル表題曲であった「ドラえもん」2016年にフジテレビの情報番組『ノンストップ!』のテーマソングに起用された「Non Stop」の2曲は、既発ながら収録が見送られた。
アルバムタイトルは星野と交流のあったライターの川勝正幸の著書『ポップ中毒者の手記』に頻出した造語「ポップ・ウイルス」から取られた[6][注 1]。
アルバムは、初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤 初回限定仕様、通常盤という4形態での発売となった。初回限定盤A付属Blu-ray・初回限定盤B付属DVDには、星野のレコーディングやライブでおなじみのバンドメンバーが集結し、レコーディングスタジオ・音響ハウスで行ったスタジオライブ『星野源 Live at ONKIO HAUS Studio』と、星野扮するニセ明が雅マモル(宮野真守)、ウソノ晴臣(ハマ・オカモト)らと共に新曲を作り上げる姿を追った密着ドキュメンタリー『ニセ明と、仲間たち』の2本の映像を収録。2019年2月2日より、京セラドーム大阪(大阪)を皮切りにバンテリンドーム ナゴヤ(愛知)、札幌ドーム(北海道)、東京ドーム(東京)、福岡PayPayドーム(福岡)にてドームツアー・『星野源 DOME TOUR 2019「POP VIRUS」』を開催。特設サイトの「POP VIRUS PLAYER」では、アルバム発売に先立って収録曲『Pair Dancer』の一部を公開。ドームツアー期間中には、各公演終演後に収録されたメッセージが随時公開された。2019年3月27日より、重量盤2枚組仕様の生産限定盤としてアナログレコード盤を発売した[8]。2019年11月8日発売のPS4向けゲームソフト『DEATH STRANDING』に、表題曲「Pop Virus」が収録された[9]。
MUSICA編集長の有泉智子は、本アルバムについて、(星野が)自身の根幹をなす"歌"に対峙しながら、同時にブラックミュージックの歴史と現行・最先端のビート/ベースミュージックを、背景の文化や思想の本質を自分の心と身体で咀嚼した上で、「海外の模倣や追随ではなく日本で生まれ育ち今の日本という社会に生きるひとりの表現者」として、「オリジナルなアイディアとアプローチでアレンジ・演奏・表現に落とし込んでいる」としている[10]。また批評家のimdkmは、Real Soundにて、本作を「現代的なダンスサウンドとファンクやソウルのエッセンスが同居した一作」と位置付けた[11]。
年 | 音楽賞 | 結果 | 出典 |
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アルバム『POP VIRUS』 | |||
2019年 | 第11回CDショップ大賞 | 大賞〈赤〉 | [19] |
SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2019 | ALBUM OF THE YEAR | [20] | |
第33回日本ゴールドディスク大賞 | ベスト5アルバム | [21] | |
MTV VIDEO MUSIC AWARDS JAPAN 2019 | Best Album of the year | [22] | |
Billboard JAPAN MUSIC AWARDS 2019 | Download Albums of the Year 2019 | [23] | |
星野源 | |||
2019年 | SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2019 | ARTIST OF THE YEAR | [20] |
PEOPLE'S CHOICE | |||
BEST POP ARTIST | |||
楽曲「Pop Virus」 | |||
2019年 | 第26回日本プロ音楽録音賞 CD部門 | 「ポップス、歌謡曲」最優秀賞 | [24] |
2018年12月31日付のオリコン週間ランキングでは初動27万8168枚を売り上げ、週間1位にランクインした[25]。Billboard Japanでも初登場1位を獲得[26]。その後両チャート共に4週連続首位を記録した。オリコンのアルバムチャートで4週連続首位が記録されるのは、2016年の宇多田ヒカル『Fantome』以来となっている。結果的に、9週連続でBillboard Japanのアルバム総合チャートのTOP10にランクインし続けた。2020年10月には、総合チャートへのランクイン週数が80週を突破した[27]。
全作詞・作曲・編曲:星野源
# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 |
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1. | 「Night Troop」 | ||
2. | 「肌」 | ||
3. | 「桜の森」 | ||
4. | 「Snow Men」 | ||
5. | 「KIDS」 | ||
6. | 「SUN」 | ||
7. | 「海を掬う」 | ||
8. | 「恋」 | ||
9. | 「プリン」 | ||
10. | 「アイデア」 | ||
11. | 「Friend Ship」 |
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週間[編集]
| 年間[編集]
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国/地域 | 認定 | 認定/売上数 |
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日本 (RIAJ) | ダブル・プラチナ[40] | 448,000(フィジカルCD)(オリコン)[41] |
日本 (RIAJ) | N/A | 73,500(デジタル配信)(オリコン)[42] |
* 認定のみに基づく売上数 |
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