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MX Linux

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MX Linux
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MX Linux の公式ロゴマーク。
MX Linux 25 "Infinity"
開発者MX Dev Team
OSの系統Unix系
開発状況開発中
ソースモデルFOSS
初版2014年3月24日 (11年前)
最新安定版25.1[1] ウィキデータを編集 /2026年1月19日 (30日前)
使用できる言語11言語日本語対応あり。[2]
言語の一覧
en, ca, cs, de, es, fr, hu, nl, pt_br
アップデート方式LTS
パッケージ管理APT MXパッケージインストーラー他
プラットフォームi686AMD64
カーネル種別モノリシック
既定のUIXfceFluxboxKDE
ライセンスLinux Foundation Sublicense No. 20140605-0483
先行品Debianの安定版
ウェブサイトmxlinux.orgウィキデータを編集(英語)
サポート状況
サポート中です。
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MX Linuxは、中量級のLinuxディストリビューションで、Debian安定版がベースになっている。また、MXコミュニティによって作られ[3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13]、パッケージングされた追加のソフトウェアと共に、antiXのコンポーネントを用いている。MXは、antiXと以前のMEPISコミュニティの間の協力的事業として開発されており、それぞれのディストリビューションからベストなツールと特色を用いることを狙っている。コミュニティは、プロジェクトのゴールについて”洗練されて効果的なデスクトップ環境を簡単な設定と高い安定性[14]、強固なパフォーマンスに結びつける"[15]ことだと述べている。MX Linuxは、XfceKDE PlasmaFluxboxを用いており、他の環境も後から加えることができると共に、"スピンオフ"ISOイメージとしても入手できる。

MX LinuxのMXは、MEPISの最初の文字MとantiXの最後の文字Xに由来する。これは2つのディストリビューションの協力的事業を表す[16]

歴史

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MX Linuxは、2013年の12月に、MEPISコミュニティのメンバーの間で行われた将来のオプションに関する議論の中で始まった[16]。これにantiXの開発者たちが加わり、ISOビルドシステムに加え、Live USB/DVDの技術を持ち込んだ。DistroWatchに掲載されるために、MX Linuxは最初antiXのバージョンであると提示された。MXは、その独自のDitroWatchのページをMX-16の最初のパブリックベータのリリース(2016年11月2日)に受け取った。

MX-14シリーズは、Debian安定版(コード名 wheezy)に基づいており、最初はXfce 4.10、その後14.4のリリースに併せてXfce 4.12を用いた。MX-14のバージョンは、CDにフィットするように意図されて構築されており、限られたアプリケーションのみがふくまれるという制限があった。このシリーズでは、しばしば複雑で不透明なものとなる一般的なタスクを行うユーザーを助けることを意図してデザインされた、手軽なユーティリティのコレクション、MXツールの漸進的な進化を見て取ることができる。

MX-15は、Debian安定版(jessie)にベースを移し、systemd-shimを使うものとなった。これは、systemdをインストールするものの、デフォルト(既定)のinitsysvinitであることを意味する[16]。サイズの制限は上がり、ユーザーにフルターンキーの製品を示すことを開発者に可能にした。また、本質的なMXツールの拡張が行われた。

MX-16は依然として、Debian安定版(jessie)に基くものの、アプリケーションは、他のソースからのものも含め、多くがバックポートされ、また加えられた。また、MXツールへの追加や改善が行われた。これには、antiXの開発成果の受け入れや、拡張されたサポート、完全に新しいアイコン、テーマ、壁紙の組み合わせが含まれる。

MX-16.1には、MX16以降のバグ修正と改善が含まれる。また、同リリースには、新しいキングフィッシャーテーマの追加や、更新されたMXツール、改善されたドキュメンテーションや、新しい翻訳の成果が含まれる。

MX-17は、そのベースをDebian 9(stretch)に変更し、アップグレードされたアートワークや、新しいMXツール、antiXを通じて進歩したライブ・オペレーションなど、MX Blogに詳細が書かれた変更が含まれる。

MX-18では、MXツールの開発が進められ、最新のカーネルの導入、ディスク全体の暗号化、MX Boot オプションを通じて機能するGRUBのテーマやスプラッシュ画面が追加された。また、新しいアートワークや改善された翻訳も含まれている。詳細はMX Blogに記載されている。

MX-19は、そのベースをDebian 10(buster)にアップグレードし、デフォルトのデスクトップ環境もXfce 4.14に更新された。このバージョンは、新しく改善されたツール、アートワーク、ドキュメンテーション、翻訳、技術的要素によって特徴づけられる。詳細はMX Blogを参照。

MX-21は、そのベースをDebian 11(Bullseye)に移行し、KDEFluxboxのデスクトップ環境も公式にサポートされた。詳細はMX Blogを参照。

MX-23は、そのベースをDebian 12(bookworm)に移行し、ライブ ブート メニューの最上位メニューには、よりわかりやすい「メディアのチェック」機能が追加された。主要なデスクトップ環境はXFce 4.18、Fluxbox 1.3.7、KDE/plasma 5.27が公式にサポートされた。詳細はMX Blogを参照。

特徴

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MX Linuxは、UEFIコンピュータで使えるインストーラーや、Linuxカーネルを変更する手段、AntiXのコアプログラム群などのような基本的なツールを備えている。しかしMXは、MXツールと呼ばれるユーザー志向のツール群を配布していることによって、他のディストリビューションから区別される。これらのツールは、antiXの既に存在するアプリケーションや、antiXのアプリケーションからフォークしたものを含むが、特にMXのために開発されているものである。

一例としては、MXスナップショットを挙げることができる。これは、ライブシステムまたはインストールしたシステムを、単独の.ISOファイルにリマスターするGUIのツールである。この"クローンされた"イメージは、簡単かつ便利に、全ての設定を保ったまま、起動可能なディスクやUSBドライブからの起動を可能にするものである。この方法では、システム管理的な努力なしに、便利にシステムの移行や配布を行うことができる。MXスナップショットはまた、インストールされたシステムの完全で便利なバックアップとしても使うことができる。

評価

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ランキングの推移について

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DistroWatch は、オープンソースの OS を紹介しているサイトである。各々の OS のページの閲覧数を掲載しており、近年はランキング上位の位置を占めるようになった。2020年4月6日現在、すでに第1位にある。

2024年12月時点ではLinux Mintに、2025年5月地点ではCachyOSに抜かれ、現在は3位になっている。

ユーザーの評価

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DistroWatch には、Linuxディストリビューション毎にユーザーのレビューが掲載されている。MX Linuxについても読者のレビューがある。

プロジェクトの組織構成

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MX 開発チームは、様々な経歴、才能、興味を持ったボランティアのグループで構成されている。以下の各々の担当は、開発チーム内での年次投票で決められている[16]。(以下は2020年4月1日現在)

開発チームについて

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リーダーシップ

  • Adrian
  • Dolphi_Oracle
  • Jerry3904

主要チームリーダー

  • チーム代表: anticapitalista
  • アート関係担当: asqwerth
  • ウェブサイト担当: peregrine
  • フォーラム担当: richb
  • パッケージ担当: Stevo

リリースの種類

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MX コミュニティが独自にリリースするリポジトリには、MXメイン版や MXテスト版、MX-ahs版がある。また、MX のシステムには、Debian やサードパーティーがリリースする複数のリポジトリを組み込み、共用することが可能なようにしている。ただし基本的には、ライブラリの依存関係などの問題でシステムの不具合発生を招かないようにするため、Debian安定版だけを利用することが推奨されている。

MX パッケージチームは、ユーザーが新しいグラフィックスタックやファームウェアのようなものをインストールできるように、メインリポジトリの特別なセクションに取り組んできた。これには、更新された mesa パッケージや xorg ドライバなどが含まれている。また、様々なグラフィックアクセラレーション・パッケージや、それらを利用できるアプリケーションのアップデートもある。このリポジトリを MXでは "Advanced Hardware Support" または "ahs" と呼んでいる。[17]

  • MXメイン版
  • MXテスト版
  • MX-ahs
  • Debian安定版
  • Debianバックポート
  • マルチメディアリポジトリ
  • Flatpakリポジトリ

対応アーキテクチャ

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MX では、以下のようなアーキテクチャに対応したバイナリ版を作成している。

  • AMD64 (amd64/x86-64)
  • x86 (i386/IA-32)

リリース/バージョン履歴

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バージョン[18]正式な公開日[18]対応する Debian LTS サポート期限ベースとなった Debian
MX-25(all)2025年11月9日2030年(予定)Debian 13 (trixie)
MX-23.4(all)2024年9月15日2028年(予定)Debian 12.7 (Bookworm)
MX-23.3(all)2024年5月19日2028年(予定)Debian 12.5 (Bookworm)
MX-23.2 (all)2024年1月21日2028年(予定)Debian 12.4 (Bookworm)
MX-23.1 (all)2023年10月15日2028年(予定)Debian 12.2 (Bookworm)
MX-23 (all)2023年7月31日2028年(予定)Debian 12.1 (Bookworm)
MX-21.3 (all)2023年1月15日2026年6月Debian 11 (Bullseye)
MX-21.2 (all)2022年8月28日2026年6月Debian 11 (Bullseye)
MX-21.1 (all)2022年4月9日2026年6月Debian 11 (Bullseye)
MX-21 (all)2021年10月21日2026年6月Debian 11 (Bullseye)
MX-19.4 (all)2021年3月31日2024年6月Debian 10 (buster)
MX-19.3 (all)2020年11月11日2024年6月Debian 10 (buster)
MX-19.2 KDE2020年8月16日2024年6月Debian 10 (buster)
MX-19.22020年6月1日2024年6月Debian 10 (buster)
MX-19.12020年2月14日2024年6月Debian 10 (buster)
MX-192019年10月21日2024年6月Debian 10 (buster)
MX-18.32019年5月26日2022年Debian 9 (stretch)
MX-18.22019年4月7日2022年Debian 9 (stretch)
MX-18.12019年2月9日2022年Debian 9 (stretch)
MX-182018年12月20日2022年Debian 9 (stretch)
MX-17.12018年4月14日2022年Debian 9 (stretch)
MX-172017年12月15日2022年Debian 9 (stretch)
MX-16.12017年6月8日2020年Debian 8 (jessie)
MX-162016年12月14日2020年Debian 8 (jessie)
MX-152015年12月24日2020年Debian 8 (jessie)
MX-14.42015年3月22日サポート終了Debian 7 (wheezy)
MX-14.32014年12月3日サポート終了Debian 7 (wheezy)
MX-14.22014年6月30日サポート終了Debian 7 (wheezy)
MX-14.1.12014年6月18日サポート終了Debian 7 (wheezy)
MX-142014年3月24日(PAE)
2014年3月27日(non-PAE)
サポート終了Debian 7 (wheezy)

関連項目

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ウィキポータル オペレーティングシステム
ポータル FOSS

出典

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  1. ^MX-25.1 “Infinity” ISOs now available!” (2026年1月19日). 2026年1月22日閲覧。
  2. ^https://distrowatch.com/table.php?distribution=mx
  3. ^AntiX MX-14 review - Antics and tantrums
  4. ^AntiX MX-14.3 review
  5. ^Linuxed - Exploring Linux distros: antiX MX-14 "Symbiosis" Review: Truly Special!
  6. ^MX-15 review - Highway to rad
  7. ^DistroWatch Weekly, Issue 694, 9 January 2017
  8. ^MX Linux MX-16 Metamorphosis - Winds of change
  9. ^MX Linux: A Mid-Weight Distro Focused on Simplicity | Linux.com | The source of Linux information
  10. ^A review of MX Linux 17 | Opensource.com
  11. ^MX Linux MX-17 Horizon - Shaping up beautifully
  12. ^MX Linux MX-17 Horizon - Second test, top notch
  13. ^DistroWatch Weekly, Issue 744, 1 January 2018
  14. ^https://www.techbrackets.com/mx-linux-review/
  15. ^https://mxlinux.org
  16. ^abcd“About Us – MX Linux”.MX Linux. MX Linux. 2025年2月28日閲覧.
  17. ^New “Advanced Hardware Support” Repo (ahs for short) – MX Linux”. mxlinux.org. 2020年4月8日閲覧。
  18. ^abPrevious Releases – MX Linux”. 2022年8月31日閲覧。

外部リンク

[編集]
ウィキメディア・コモンズには、MX Linuxに関連するカテゴリがあります。
Android
LineageOS
Arch
Debian
Ubuntu
Fedora
Red Hat
Gentoo
Mandriva
Slackware
SUSE Linux
その他
特殊用途
(ニッチ指向)
最小構成重視(Minimalist)
レスキュー用途
公式
ゲーム指向
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(NAS)環境
ビルトイン(Built-in・後付け)用途
Torまたは業務用用途
関連項目
開発終了
休止
中断
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Gentoo Linux系統
Red Hat Linux系統
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Slackware系統
SUSE Linux系統
その他・独立系
全般
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