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MIRACLE LINUX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MIRACLE LINUX
MIRACLE LINUX 8
開発者サイバートラスト株式会社
OSの系統Linux
開発状況開発中
ソースモデルオープンソース
最新安定版
  • 9.4[1] -2024年9月2日 (17か月前) (2024-09-02) [±]
  • 8.10[2] -2024年10月17日 (16か月前) (2024-10-17) [±]
使用できる言語2言語日本語対応。
言語の一覧
日本語・英語
パッケージ管理RPM
プラットフォームIA-32,x86_64
ライセンスGPLv2、その他
先行品CentOS(開発終了)
ウェブサイトwww.cybertrust.co.jp/miracle-linux/ MIRACLELINUX|サイバートラスト
サポート状況
サポート中です。
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MIRACLE LINUX(ミラクル・リナックス)は、サイバートラスト株式会社が提供する無償かつ日本製のRed Hat Enterprise Linuxクローンである。

概要

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MIRACLE LINUXは、2000年6月に日本オラクル株式会社日本電気株式会社が中心となり設立されたミラクル・リナックス株式会社(現サイバートラスト株式会社)により、オラクル社のリレーショナルデータベース(RDB)製品であるOracle Databaseの安定稼働を目的に、企業向けのLinuxディストリビューションとして開発が開始された。

2003年12月にミラクル・リナックス社(日本)、Red Flag社(中国)とでMIRACLE LINUXをベースにAsianuxプロジェクトが始まり、2015年までの10年間はAsianuxプロジェクトの中で開発されていた。2015年9月にAsianuxプロジェクトが解散し、 2015年10月にリリースされたAsianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7より、日本国内でサイバートラスト社により開発が継続されている。産業向け機器などOSの長期提供が求められる分野での導入が多く、2020年10月のミック経済研究所調べでは産業用PCのプリインストール版LinuxディストリビューションでMIRACLE LINUXは57%のシェアとされている[3]。「Asianux」の表記はMIRACLE LINUXの製品名称の一部としてMIRACLE LINUX 8まで存続していたが、8.4より製品名から外れている。

ミラクル・リナックス株式会社は、2014年7月に、ソフトバンク・テクノロジー株式会社が子会社化した[4]。2017年10月1日付けでサイバートラストと合併。合併はミラクル・リナックスを存続会社とする吸収合併方式であり、商号はサイバートラストに変更された[5]

2023年5月22日、AlmaLinuxへの参画及び及びその開発元のCloudLinuxとの協業をすることを発表した。そしてMIRACLE LINUXは次期バージョン(つまり10)からAlmaLinuxに合流する方向性も明らかにした。2023年5月現在、サイバートラストでMIRACLE LINUXの開発を行っているSEがAlmaLinuxの開発者コミュニティーに参加している[6][7][8]

沿革

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開発当初はOracle Databaseに最適化されたLinuxディストリビューションとして大手企業に導入される。Asianuxプロジェクトの時期は中国、韓国のLinuxディストリビューターとアジアを中心としたグローバル展開を目指し、Global ISV、サーバーベンダーの認証を取得。MIRACLE LINUX V1系まではTurbolinuxベース、V2系よりRed Hat Enterprise Linuxベースに変更されている。2012年1月にリリースされたMIRACLE LINUX V6よりRHEL互換となっている。

CentOSが2020年末に開発方針を転換したことを受け、2021年10月リリースのMIRACLE LINUX 8.4からライセンスを無償化した[9]

リリース

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リリース日製品名コードネームkernelバージョンベースOS
2000-09-29Miracle Linux Standard Edition Version1.0N/A2.2.16-3TurboLinux Server 日本語版 6.1
2001-05-25Miracle Linux Standard Edition Version2.0Styrax2.4.2-2Red Hat Linux 7.1
2002-07-29MIRACLE LINUX Standard Edition V2.12.4.9-31.22mlRHEL 2.1 Update 2
2004-06-11MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux InsideKoumei2.4.21-9.30AXRHEL 3
2005-03-17MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside SP12.4.21-20.19AXRHEL 3 Update 3
2006-02-24MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside SP22.4.21-37.18AXRHEL 3 Update 6
2006-12-12MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside SP32.4.21-47.22AXRHEL 3 Update 8
2007-09-18MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux InsideTrinity2.6.9-11.19AXRHEL4 Update 1
2006-07-12MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside SP12.6.9-34.21AXRHEL4 Update 3
2007-03-02MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside SP22.6.9-42.7AXRHEL4 Update 4
2009-01-30MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside SP32.6.9-78.8AXS2RHEL4 Update 7
2010-01-20MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside SP42.6.9-89.5AXS2RHEL4 Update 8
2007-09-18Asianux Server 3 == MIRACLE LINUX V5Quartet2.6.18-8.10AXRHEL5.0
2008-10-07Asianux Server 3 == MIRACLE LINUX V5 SP12.6.18-53.11AXRHEL5.1
2009-09-07Asianux Server 3 == MIRACLE LINUX V5 SP22.6.18-128.7AXS3RHEL5.3
2010-07-06Asianux Server 3 == MIRACLE LINUX V5 SP32.6.18-194.1.AXS3RHEL5.5
2011-09-02Asianux Server 3 == MIRACLE LINUX V5 SP42.6.18-238.2.AXS3RHEL5.6
2012-01-17Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6 SP1Hiranya2.6.32-131.12.1.el6RHEL6.1
2012-12-13Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6 SP22.6.32-279.2.1.el6RHEL6.3
2014-01-30Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6 SP32.6.32-358.14.1.el6RHEL6.4
2014-10-02Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6 SP42.6.32-431.20.3.el6RHEL6.5
2015-09-16Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6 SP52.6.32-696.1.1.el6RHEL6.7
2016-07-21Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6 SP62.6.32-642.el6RHEL6.8
2017-05-26Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6 SP72.6.32-696.1.1.el6RHEL6.9
2015-10-27Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7Lotus3.10.0-229.4.2.el7RHEL7.1
2016-02-18Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 SP13.10.0-327.3.1.el7RHEL7.2
2017-10-24Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 SP23.10.0-693.2.2.el7RHEL7.4
2019-03-07Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 SP33.10.0-957.1.3.el7RHEL7.6
2020-08-04Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 SP43.10.0-1127.8.2.el7RHEL7.8
2021-04-26Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 SP53.10.0-1160.15.2.el7RHEL7.9
2020-03-19MIRACLE LINUX 8 Asianux InsidePeony4.18.0-147.5.1.el8RHEL8.1
2021-10-04MIRACLE LINUX 8.44.18.0-305.el8RHEL8.4
2022-11-01MIRACLE LINUX 8.64.18.0-372.el8RHEL8.6
2023-10-05MIRACLE LINUX 8.84.18.0-477.el8RHEL8.8
2022-11-01MIRACLE LINUX 9Feige5.14.0-70.el9RHEL9.0
2023-10-05MIRACLE LINUX 9.25.14.0-284.el9RHEL9.2

関連項目

[編集]

注釈

[編集]
[脚注の使い方]
  1. ^MIRACLE LINUX 9.4 リリースノート — MIRACLE LINUX サポート&テクノロジー | サイバートラスト株式会社” (2024年9月2日). 2024年10月16日閲覧。
  2. ^MIRACLE LINUX 8.10 リリースノート — MIRACLE LINUX サポート&テクノロジー | サイバートラスト株式会社” (2024年10月17日). 2025年1月28日閲覧。
  3. ^長期保守対象の産業用PCにおけるLinux市場の実態-各ディストリビューション別シェアと用途分野の動向
  4. ^SBT、ミラクル・リナックスを子会社化へ クラウド Watch 2014年7月8日
  5. ^ミラクル・リナックスとサイバートラストが10月1日付けで合併、セキュアIoTプラットフォームを成長の軸に クラウド Watch 2017年7月20日
  6. ^サイバートラスト、AlmaLinux OS Foundation に日本企業初のプラチナスポンサーとして参画し、AlmaLinux OS の共同開発を推進』(プレスリリース)サイバートラスト株式会社、2023年5月22日https://www.cybertrust.co.jp/pressrelease/2023/0522-almalinux.html2023年5月23日閲覧 
  7. ^benny Vasquez (2023年5月22日). “AlmaLinux OS Foundation Welcomes Cybertrust Japan as a Platinum Sponsor” (英語). AlmaLinux OS Foundation. 2023年5月23日閲覧。
  8. ^高橋, 正和 (2023年5月23日). “サイバートラスト、MIRACLE LINUXをAlmaLinuxとの共同開発体制に移行へ”. クラウド Watch. 株式会社インプレス. 2023年5月23日閲覧。
  9. ^CentOS 8 とバイナリ互換を維持した最新の Linux OS を 2021 年 10 月よりライセンスフリーで公開』(プレスリリース)サイバートラスト、2021年9月16日https://www.cybertrust.co.jp/pressrelease/2021/0916-miraclelinux-license-free.html2021年11月5日閲覧 

外部リンク

[編集]
Android
LineageOS
Arch
Debian
Ubuntu
Fedora
Red Hat
Gentoo
Mandriva
Slackware
SUSE Linux
その他
特殊用途
(ニッチ指向)
最小構成重視(Minimalist)
レスキュー用途
公式
ゲーム指向
ネットワークアタッチトストレージ
(NAS)環境
ビルトイン(Built-in・後付け)用途
Torまたは業務用用途
関連項目
開発終了
休止
中断
Android系統
Arch Linux系統
Debian系統
Gentoo Linux系統
Red Hat Linux系統
Fedora Linux系統
Slackware系統
SUSE Linux系統
その他・独立系
Red Hat Enterprise Linux
Fedora
国内通信事業
ヤフー事業
流通事業
アーム事業
SVF事業
その他事業
同志的結合企業群
取締役
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