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JR四国7000系電車

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出典検索?"JR四国7000系電車" – ニュース ·書籍 ·スカラー ·CiNii ·J-STAGE ·NDL ·dlib.jp ·ジャパンサーチ ·TWL
(2022年9月)
JR四国7000系電車
7000形および7100形を使用した快速「サンポート」松山行
(2009年5月讃岐塩屋駅 -丸亀駅間)[注 1]
基本情報
運用者四国旅客鉄道
製造所近畿車輛
製造年1990年 - 1992年
製造数36両
運用開始1990年11月21日
主要諸元
編成両運転台付単行車(7000形)
片運転台制御車(7100形)
軌間1,067 mm
電気方式直流 1,500 V
最高運転速度110 km/h[2]
設計最高速度110 km/h[2]
起動加速度1.8 km/h/s(1M2T)[2]
編成定員85(立)+64(席)=149名(1M)
170(立)+133(席)=303名(1M1T)
編成重量38.0 t(1M)
64.0 t(1M1T)
全長20,800 mm
全幅2,800 mm
全高3,570 mm
車体ステンレス
台車空気ばね式ボルスタレス台車[2]
主電動機出力120 kW / 基
駆動方式TD継手式平行カルダン駆動
歯車比14:99 = 1:7.07
制御方式VVVFインバータ制御
制動装置回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ
保安装置ATS-SS
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7000系電車(7000けいでんしゃ)は、四国旅客鉄道(JR四国)の直流近郊形電車

概要

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1990年平成2年)の予讃線伊予北条駅 -伊予市駅間の電化開業により、両運転台構造で制御電動車の7000形(cMc)が8両、片運転台構造(伊予市・琴平向き)の制御車7100形(Tc)が4両の計12両が新造され、日中の同区間を走行する気動車列車のほとんどを置き換えた。その後、1993年(平成5年)の予讃線観音寺駅 -松山駅完全電化開業に備え、1992年(平成4年)の観音寺駅 -新居浜駅間・今治駅 - 伊予北条駅間の電化開業時に7000形が17両、7100形が7両の計24両が新造された。36両全てが近畿車輛製である。

JRの近郊形車両では初めてVVVFインバータ制御を採用した。

車両概説

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軽量ステンレス車体で、乗降用ドアは片側3箇所で両端は片開き、中央は両開きである。また、ワンマン運転時は中央の扉が締め切り扱いとなる[3]。車内の座席はクロスシートとロングシートを点対称に配置。これらは先に登場した1000形気動車の構造を踏襲している。側窓は1000形の二段窓に対し、一段下降式となっている。

  • 車内 (2021年12月)
    車内
    (2021年12月)
  • 運転台 (2021年12月)
    運転台
    (2021年12月)

箕浦駅以西の狭小建築限界トンネルに対応するため、車体全体を低屋根構造とし、新たに開発された S-PS58形パンタグラフを搭載することでパンタ折りたたみ高さを3,900 mmに抑えた。

ワンマン運転に対応するため整理券発行器が、運転台がある側には運賃箱運賃表示器も搭載されている。VVVFインバータ装置の制御素子GTOサイリスタ(4500 V/2000 A)が採用されたが、7000形の高松運転所に所属する7016号はIGBT素子に換装された。これは試験車として長期試験を行うことが目的であり、運用は他の車両と共通となっていた。2018年(平成30年)に他の7000系と同一のものに取り替えられたが、その後の機器更新によって日立製のものに交換されている。

運用

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2025年令和7年)4月1日現在

松山運転所[4]
  • 7000形:18両(7001 - 7002・7004 - 7017・7023・7025)
  • 7100形:08両(7101 - 7108)
高松運転所[5]
  • 7000形:6両(7018 - 7022・7024)
  • 7100形:03両(7109 - 7111)

予讃線高松駅 -伊予市駅間・土讃線多度津駅 -琴平駅間で運用されている[6]トイレが設置されていないため本四備讃線瀬戸大橋線)での運用はない。通勤通学時間帯以外を中心にワンマン運転を実施している。

7000形単独で運転のほか、7000形または7100形を増結して運用されることもあり、確認されている中で回送臨時列車等を含み、最大で5両編成を組む[7][8]。また、6000系7200系との併結運用も可能である[9][10]

  • 6000系と連結運用中の7111 (2008年1月8日 琴平駅)
    6000系と連結運用中の7111
    (2008年1月8日 琴平駅)
  • ワンマン運転時の7017 (2008年1月 伊予市駅)
    ワンマン運転時の7017
    (2008年1月 伊予市駅)
  • 7008+7105で運転される回送列車(2023年5月 市坪駅 - 北伊予駅間)
    7008+7105で運転される回送列車(2023年5月市坪駅 -北伊予駅間)

機器更新

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2017年(平成29年)頃から、VVVFインバータ装置が更新されている。2025年(令和7年)4月1日現在、7001・7002・7004・7006・7007・7008・7009・7013・7014・7016・7019・7024の12両が更新済み[4][5]

また、2022年(令和4年)9月頃から車両のドアシグナル設置(後付け・チャイム付)が施工されている。全車両に導入済み。[要出典]

加えて、2023年(令和5年)3月頃より、行先表示幕が更新されている(駅ナンバリング・英語表記・快速種別名追加)[11][12]。これにより、2023年(令和5年)3月17日限りで快速「サンポート」でのヘッドマークは使用されなくなった[1]

  • 行先表示幕更新により駅ナンバリングが追加された (2023年6月)
    行先表示幕更新により駅ナンバリングが追加された
    (2023年6月)
  • 表示幕更新後の普通伊予市行き (2023年6月)
    表示幕更新後の普通伊予市行き
    (2023年6月)

廃車

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2024年(令和6年)3月31日付で7003が廃車され、本系列の廃車第1号となった[13]

車歴表

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2025年(令和7年)4月1日現在[4][5]

車両形式車両番号所属落成日機器更新廃車備考
7000形7001松山1990/10/302013/10/25
70022013/12/16
70031990/11/112024/03/31[13]
70042012/06/28
7005
70062013/06/27
70072012/11/27
70082014/03/07
70091992/06/272019年上期
7010
7011
7012
70132019年上期
70142014/10/21
7015
70162019年上期
7017
7018高松
70192012/08/29
7020
70212015/01/07
7022
7023松山
7024高松
7025松山
7100形7101松山1990/10/30 
71021990/11/11
7103
7104
71051992/06/27
7106
7107
7108
7109高松
7110
7111

脚注

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[脚注の使い方]

注釈

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  1. ^2023年(令和5年)のダイヤ改正をもって「サンポート」号でのヘッドマークの取り付けを終了した(後述)[1]

出典

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  1. ^ab【2023ダイヤ改正】JR四国快速「サンポート」ヘッドマーク掲出終了」-『鉄道ホビダス(鉄道投稿情報局)』、ネコ・パブリッシング(2023年3月21日)
  2. ^abcd『鉄道ファン』1991年1月号、PP.56-61
  3. ^『普通列車年鑑 2015-2016』、P.86
  4. ^abc『JR電車編成表2025夏』、P.192
  5. ^abc『JR電車編成表2025夏』、P.192
  6. ^『普通列車年鑑 2015-2016』、P.146
  7. ^JR四国7000系+7200系の珍しい5両編成が走る(ただし回送です)!」-『鉄道ホビダス(鉄道投稿情報局)』、ネコ・パブリッシング(2022年10月29日)
  8. ^7000系+7200系の5両編成で「サイクリングしまなみ2022」臨時列車走る」-『鉄道ホビダス(鉄道投稿情報局)』、ネコ・パブリッシング(2022年10月31日)
  9. ^予讃線で6000系+7000系の4両編成が運転される」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2016年8月22日)
  10. ^『さぬき高松まつり花火大会』に合わせて増結運転」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2016年8月15日)
  11. ^7000系の前面行先表示に変化」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2023年3月26日)
  12. ^【JR四国】7000系前面幕、ついに「全部盛り」仕様が登場!?」-『鉄道ホビダス(鉄道投稿情報局)』、ネコ・パブリッシング(2023年3月15日)
  13. ^ab『JR電車編成表2025夏』、P.328

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]
ウィキメディア・コモンズには、JR四国7000系電車に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

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  • 現有車両
電車
一般用
特急形
気動車
一般用
特急形
事業用
貨車
ディーゼル機関車
  • 過去の車両
電車
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一般用
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