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デビットカード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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銀行業

デビットカード:debit card)は、預金口座と紐付けられた決済用カードである[1]金融機関(一般的に銀行)が発行し、このカードで決済すると代金が即時に口座から引き落とされる仕組み。「デビット」は英語で「借方」の意味。

概要

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あらかじめ設定した銀行等の預金口座から代金をリアルタイムで引き落としを行う。キャッシュカードを決済カードとして利用するタイプのものと別途決済専用カードを発行する2種類がある。

クレジットカードと異なり、原則として口座残高を超えない範囲で使用できるが、当座貸越カードローンと組み合わせて残高以上の決済承認を求められた場合に自動融資できるサービスを行っている金融機関もある。

原則として発行に際して審査を行わないカードが多い(一部の立替を利用できるJCBブランドは審査あり)。

そのため、デビットカードのほとんどは、自己破産者や未成年者、無職の者など、クレジットカードの与信が通らない者でも発行することができる。

カードの種類決済種別備考
クレジットカード事後決済要審査
デビットカード即時決済無審査とするカードが多い
プリペイドカード事前決済無審査・口座不要

口座の預金額以上には使用できないことから、子どもの小遣い用にデビットカードを持たせる事例もあり、発行可能年齢もクレジットカードよりも低く設定されていることが多い。なお、使用可能な店舗を保護者が指定、管理できる小遣い用デビットカードのサービスを提供するフィンテックベンチャーも存在している[2][3]

デビットカードによっては、クレジットカードと同様に決済額に応じてポイント付与がされることがある。

デビットカードの種類

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比較表

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デビットカードの種類決済機構地域・加盟店数備考
国際ブランドデビットVisaVisa世界3,800万か所「VISA ELECTRON」や「PLUS」は姉妹ブランド
MastercardMastercard世界3,810万か所Maestro」や「Cirrus」は姉妹ブランド
AMEXAMEXJCB」ネットワークにも接続されている。
JCBJCB世界2,700万か所「Cirrus」ネットワークにも接続されているが、2020年以降発行の場合は、裏面にCirrusマークが表示されない場合があり、その場合は非対応。
その他の主なデビット銀聯 (UnionPay)中国銀聯世界5,000万か所(うち中華人民共和国に300万か所)ディスカバーカードと加盟店相互解放
EFTPOSEftpos Payments Australia Ltd
Paymark Limited
EFTPOS New Zealand
オーストラリアニュージーランドに約82万か所
InteracInterac英語版カナダに45万か所Google Pay」と「Apple Pay」、「Samsung Pay」でも使用可能
J-Debit日本電子決済推進機構日本に45万か所利用可能時間に制限あり

VisaやMastercardなどの国際ブランドは、クレジットカードだけではなくデビット・プリペイドカード発行各社にも広く自社ブランドと決済機構を提供している。そのため、各ブランドの加盟店であれば原則としてクレジットとの区別なく決済ができる。ただし、利用の都度残高照会(クレジットカードでいう信用照会)が必要なため、残高照会を行わない形態での取引(インプリンタによる決済、有料道路の料金所やガソリンスタンドでの支払い、公共料金の月額利用料の支払い)では利用できない。

国際ブランド(Visa・Mastercardなど)

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北米・欧州・オーストラリアなどでは、キャッシュカード(英:ATM card、Bank card)の大半にVisaやMastercardといった国際ブランドの決済機能が標準で搭載されており、デビットカードとして利用できる。

日本でも、ネット系銀行や一部の都市銀行を中心にキャッシュカードにVISA・JCBデビットカード機能を持たせたものを発行している。

そのため、こうした国々ではデビットカードの普及や利用が進んでいる。アメリカ合衆国を例にすると、カード決済(国際ブランドがついたプリペイド、デビット、もしくはクレジットカードによる決済)のうち、決済件数ベースでもっとも普及しているのはデビットカードであり、非現金決済の35%に達する(クレジットは20%、プリペイドは5%)

これらには、サブプライム問題でクレジットカードが使えなくなった経済的な困窮者層がデビットカードを積極的に利用しているという背景がある[4]

また、こうしたデビットカードで決済を行う際、レジで自分の口座から現金を引き出す(キャッシュアウト)サービスが提供されている国もある。

キャッシュアウトサービスでは、手数料が高額にはなるが、日本発行のデビットカードでも現地ATMで日本国内の口座から両替する形で現地通貨を引き出すことができる。

オーストラリアなど一部の国では、デビットカードでの支払い時に利用者が自ら普通預金・当座預金・クレジットのどれを利用して支払うのかを選択する形態を取っている。

ちなみに、店舗やオンライン通販などでクレジットカード等と表記されているところでも、国際ブランドのデビットカードは利用可能である。

ただし、一部の定期購入等を要する商品やサービスにはデビットカードの番号を入力してとエラーが出て利用することができない。

国別状況

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オーストラリア

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カナダ

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韓国

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  • 直払カード

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)

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2005年に「実利」が開始されたもののその後に登場したプリペイド主体の電子マネー「ナレ」(朝鮮民主主義人民共和国貿易銀行発行)が高度に普及しており[5]、実利は主要な決済手段になっていない。ナレにも銀行口座紐付けカードがあるとみられるが実態は不明。かつては国際ブランドの加盟店も見受けられたが(ホテル、百貨店等)、1990年代以降、理由は不明ながら使えなくなっている。

  • 実利(東北アジア銀行、2005年)

デンマーク

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日本

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21世紀に入って、国際ブランドのデビット機能つきキャッシュカードの提供が増えている。個人向け、法人および個人事業主向けに区別を設けているものがある。
ブランド別の発行銀行一覧

発行者ブランド(決済機構)カード名称年会費(円)国外取扱事務手数料(%)[注 1]3Dセキュア審査その他
スルガ銀行 (VJA)VisaSURUGA VISAデビットカード無料3.000ありありJR東海、JR西日本、JR九州のスマートEXの決済手段に対応。三井住友カードにカード業務を委託。
楽天銀行Visa楽天銀行VISAデビットカード(旧・楽天銀行デビットカード)無料/2,160/5,4003.080ありなしゴールドカードが存在する。VISA/JCB 重複契約時は[注 2]、先に申し込んだカードが無効になる。2018年3月より、Visaのタッチ決済(Visa Contactless)搭載
PayPay銀行VisaVisaデビットカード無料3.020ありなし[6]個人口座でファミマTカード以外の決済時、JNBスターを付与。JR東海、JR西日本のスマートEXの決済手段に対応。

2018年11月13日以降口座開設申込分からVisa Contactless搭載

りそな銀行Visaりそなデビットカード(オリジナル / JMB / プレミアム)無料[注 3]2.500ありなし2017年10月発行分よりVisa Contactless搭載
あおぞら銀行Visaあおぞらキャッシュカード・プラス無料2.570ありなしキャッシュカードとしてはIC非対応
埼玉りそな銀行Visaりそなデビットカード(オリジナル / JMB / プレミアム)無料[注 3]2.500ありなし2017年10月発行分よりVisa Contactless搭載
三菱UFJ銀行Visa三菱UFJデビット(VISA)無料3.000ありなしJR東海、JR西日本、JR九州のスマートEXの決済手段に対応
関西みらい銀行Visaりそなデビットカード(オリジナル / JMB / プレミアム)無料[注 3]2.500ありなし2017年10月発行分よりVisa Contactless搭載
イオン銀行Visaイオンデビットカード無料1.600ありあり銀行システム停止時や、預金口座残高が不足している場合に、10万円を限度に利用金額を立て替えるバックアップサービスあり。Visa Contactless搭載
琉球銀行VisaりゅうぎんVisaデビットカード[注 4]500+税不明ありなし
ソニー銀行VisaSony Bank WALLET無料1.760[注 5]ありなし[7]外貨預金(10 通貨)決済対応。VISA加盟店でショッピングをした場合で、外貨普通預金口座から全額支払う場合は手数料はかからない。「タカシマヤプラチナデビットカード(年会費30,000+税)」を2017年10月9日から会員募集を開始。2019年9月19日からVisa Contactless搭載。JR東海、JR西日本、JR九州のスマートEXの決済手段に対応
住信SBIネット銀行VisaVisaデビット付キャッシュカード無料[8]決済方法によるありなし[9]外貨預金(米ドル)決済対応。Visa Contactless搭載
北國銀行Visa北國Visaデビットカード[10]契約による3.0(税込)なしVisa Contactless搭載。北國ETCカードの発行が可能。
三井住友銀行三井住友カードVisaSMBCデビット(国際ブランド(Visa)付きデビットカード)無料3.05ありなし国際キャッシュカードサービス対応のカードを発行している口座に対しては発行できない。この場合は、これらのサービスを解除するか、別途の普通預金口座に対して発行するかの方法をとる必要がある。2017年7月10日にVisa Contactlessおよび「iD」の非接触IC決済サービスが搭載された「SMBC デビット」を発行。2018年3月1日からVISAデビット一体型キャッシュカードの取扱開始。Google Payに対応しており、「iD」が利用できる。ただし、iDデビットでの利用となるため注意。JR東海、JR西日本のスマートEXの決済手段に『非対応』なので注意を要する
三井住友銀行三井住友カードVisaOliveフレキシブルペイ一般 無料/ゴールド 5,500/プラチナP 33,000(ゴールドとプラチナプリファードは初年度無料)クレジット 2.20デビット 3.05ポイント 4.07ありクレジットモードはありクレジット、デビット、ポイント払いを切り替えて決済が可能。国際キャッシュカードサービス対応のカードを発行している口座に対しては発行できない。この場合は、これらのサービスを解除するか、別途の普通預金口座に対して発行するかの方法をとる必要がある。クレジットモードの審査が否決された場合でも選んだランクのデビットカードとして発行されて、ゴールドやプラチナPの場合は年会費が必要となる。物理カードにVisa Contactless搭載。Google Pay及びApple Payに対応しており、Visa Contactlessおよび「iD」が利用できる。ただし、iDの部分に関しては強制的にデビット決済となるので、注意が必要である。JR東海、JR西日本のスマートEXの決済手段に対応している。プラチナPはVPCC並びに空港ラウンジ等を利用可能。
西日本シティ銀行九州カードVisaNCBデビット(Visa)[注 6]利用金額による無料不明不明Google Payに対応しており、「iD」が利用できる。ただし、iDデビットでの利用となるため注意。
常陽銀行(三菱UFJニコス)VisaJOYO CARD Debit(Visa デビットカード)[注 7]1,0803.000ありありDCカードのシステムを使用している。
北陸銀行北陸カードVisaほくぎんVisaデビット[注 7]1,080不明不明なしGoogle Payに対応しており、「iD」が利用できる。ただし、iDデビットでの利用となるため注意。
北國銀行Visa北國 Visa 法人デビットカード[11]クラシック 無料/ゴールド1枚目5,400円、2枚目以降無料不明不明なし年会費無料の「北國 ETC カード」の発行も可能
みずほ銀行Visaみずほビジネスデビット無料不明なし法人・個人事業主・任意団体が対象。カードは最大10枚まで発行可能。カード発行手数料は1枚目無料(2枚目以降1,000円+税)。Visa Contactless搭載
滋賀銀行 (三菱UFJニコス)Visa『しがぎん』Visaデビットカード[注 7]1,250+税不明不明不明申込時の年齢が15歳以上の滋賀銀行普通預金口座を保有している個人または個人事業主であることが条件。DCカードのシステムを使用している。
福井銀行 (三菱UFJニコス)VisaふくぎんVisaデビットカード[注 7]1,000+税不明不明なしDCカードのシステムを使用している。
りそな銀行Visaりそなビジネスデビットカード[注 8]利用状況による不明ありなしVisa Contactless搭載。法人および個人事業主向けデビットカード
埼玉りそな銀行Visaりそなビジネスデビットカード[注 8]利用状況による不明ありなしVisa Contactless搭載。法人および個人事業主向けデビットカード
関西みらい銀行Visaりそなビジネスデビットカード[注 8]利用状況による不明ありなしVisa Contactless搭載。法人および個人事業主向けデビットカード
北海道銀行道銀カードVisa道銀Visaデビット[注 7]540+税不明不明なしGoogle Payに対応しており、「iD」が利用できる。ただし、iDデビットでの利用となるため注意。
GMOあおぞらネット銀行VisaVisaデビット付キャッシュカード無料3.02ありなしVisa Contactless搭載
愛知銀行 (三菱UFJニコス)Visa愛銀Visaデビット[注 7]1,000+税不明不明なしVisa Contactless搭載。DCカードのシステムを使用している。
大光銀行 (三菱UFJニコス)Visa大光Visaデビットカード[注 7]1,000+税不明不明なしVisa Contactless搭載。DCカードのシステムを使用している。
中京銀行 (三菱UFJニコス)Visa中京Visaデビットカード[注 7]1,000+税不明不明なしDCカードのシステムを使用している。
岩手銀行 (三菱UFJニコス)VisaいわぎんデビットカードSakuSaku![注 7]1,000+税不明不明なしDCカードのシステムを使用している。
SMBC信託銀行 (VJA)VisaGLOBAL PASS®(多通貨Visaデビット一体型キャッシュカード)無料不明不明なし18通貨対応。Visa Contactlessおよび「iD」の非接触IC決済サービスが搭載。三井住友カードにカード業務を委託。
三菱UFJ銀行Visa三菱UFJ-VISAビジネスデビット無料不明不明なし
山梨中央銀行 (三菱UFJニコス)VisaMy Debit(山梨中銀Visa デビット)[注 7]1,100不明不明なしDCカードのシステムを使用している。
千葉銀行VisaTSUBASAちばぎんVisaデビットカード一般 無料/ゴールド 11,000/プラチナ 110,000不明不明なしVisa Contactless搭載。
伊予銀行 (三菱UFJニコス)Visa伊予銀行Visaデビット[注 9]利用状況による不明不明不明12歳以上の伊予銀行口座保有者向け。Visa Contactless搭載。DCカードのシステムを使用している。
みなと銀行Visaりそなデビットカード(Visa)無料不明不明不明Visa Contactless搭載
みなと銀行Visaりそなビジネスデビットカード[注 8]利用状況による不明不明不明Visa Contactless搭載
ゆうちょ銀行 (VJA)Visaゆうちょデビット[12]無料3.0ありなしVisa Contactless搭載。三井住友カードにカード業務を委託。
足利銀行VisaあしぎんVisaデビット[注 10]利用状況による不明不明不明Visa Contactless搭載
静岡銀行Visaしずぎん Visa デビットカード一般 無料/ゴールド 11,000不明不明不明Visa Contactless搭載
静岡銀行Visaしずぎん Visa ビジネスデビットカード一般 無料/ゴールド 11,000不明不明不明Visa Contactless搭載
千葉銀行JCBちばぎんスーパーカード<デビット>[注 7]432/1,350/10,8003.000不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
大垣共立銀行、OKBペイメントフラットJCBOKBデビットカード(JCB)1,0803.000不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
北洋銀行JCB北洋 - JCBデビット[注 11]5403.000不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
楽天銀行JCB楽天銀行デビットカード(JCB)無料3.080ありJCBコンタクトレス機能搭載。2015年4月よりデビットカード未精算で支払いが完了しない場合は株式会社日本信用情報機構 (JICC) に信用情報が登録される
楽天銀行JCB楽天銀行ビジネスデビットカード(JCB)[13]1,0803.080あり

[14]

楽天銀行JREバンクデビットカードJCBJREバンクデビットカード無料不明なしなし楽天銀行の支店であるJREバンク独自カードとなっており新規口座が必須、楽天ポイントではなくJREポイントが貯まる。
山口銀行JCBワイエムデビットJCB1,250+税/10,000+税不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
もみじ銀行JCBワイエムデビットJCB1,250+税/10,000+税不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
北九州銀行JCBワイエムデビットJCB1,250+税/10,000+税不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
東邦銀行JCB東邦銀行Alwaysデビットカード(JCB)無料不明あり2017年10月2日より、「JCB見守りメール」サービスの募集を開始。Apple Pay対応。Google Pay対応。
イオン銀行JCBイオン銀行CASH+DEBIT無料1.600ありWAON 標準搭載。イオンカードの一種として扱われており、ポイントや会員特典等が共通になっている。
福岡銀行JCB
  • Debit+nimoca
  • Debit+SUGOCA
  • Debit+
[注 12]契約や利用状況による不明不明nimoca 搭載の有無を選択可能。申し込み時点で、紐付けするキャッシュカードの発行がされた口座必要だが、インターネット支店の口座でも利用可能。2017年8月10日より、Debit+SUGOCAの募集を開始。Apple Pay対応。Google Pay対応。
セブン銀行JCBセブン銀行デビット付きキャッシュカード無料3.000ありJCBにカード業務全般を委託。My JCBが利用可能。nanaco 搭載型と非搭載型の選択が可能。2023年11月1日より、JCBコンタクトレス機能搭載。
愛媛銀行JCBひめぎんJCBデビット[注 13]1,350不明不明JCBコンタクトレス機能搭載。Apple Pay対応。Google Pay対応。
西日本シティ銀行九州カードJCBNCBデビット(JCB)[注 14]利用金額による不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
みずほ銀行JCBみずほJCBデビット無料3.4あり単体型とキャッシュカード一体型がある。一体型の取り扱い開始とともに年会費無料に改定。Apple Pay対応。Google Pay対応。
紀陽銀行JCB紀陽JCBデビットカード[注 15]一般1,000+税/家族500+税不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
北陸銀行北陸カードJCBほくぎんJCBデビット[注 7]1,080不明不明なしApple Pay対応。Google Pay対応。
七十七銀行JCB七十七JCBデビット一般1,250+税/ゴールド10,000+税4.6ありなしApple Pay対応。Google Pay対応。
  • 一般カードは、利用状況などにより年会費の減免を行う。
  • 海外ATMでの現地通貨による現金引出手数料は、当行が設定する事務手数料の108円(税込)に、利用するATMの設置元所定の手数料の合算額となる
秋田銀行JCBOnly Oneデビット<JCB>1,080(税込)、家族カード発行者は1枚あたり432円(税込)加算不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
  • 初年度の年会費は無料
  • 一般カードは、利用状況などにより年会費の減免を行う
沖縄銀行JCBおきぎんJCB デビット[注 16]本会員500(家族会員250)不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
名古屋銀行 、名古屋カードJCBめいぎんJCBデビット[注 16]本会員1,080(家族会員540)不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
熊本銀行JCBDebit+[注 17]一般本会員1,350(家族会員432)/ゴールド10,800不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
十八親和銀行JCBDebit+[注 17]一般1,250+税/ゴールド10,000+税不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
三菱UFJ銀行JCB三菱UFJデビット(JCB)無料不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
京都銀行JCB京銀JCBデビット[注 18]本会員1,250+税/家族会員400+税不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
十六銀行JCBじゅうろくJCBデビット[注 16]1,080不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
池田泉州銀行 、池田泉州JCBJCB池田泉州デビット(JCB)[注 16]本会員1,000/家族会員400不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
中国銀行JCBドリーミーデビットカード<JCB>[注 16]本会員1,250/家族会員400不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
広島銀行JCBHIROGIN Debit[注 19]一般1,250/ゴールド10,000不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
八十二銀行JCB82Debit<JCB>[注 16]本会員1,350不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
鹿児島銀行JCBかぎんJCBデビット[注 16]本会員1,250/家族会員400不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
阿波銀行JCBあわぎんJCBデビット[注 7]1,000+税不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
北陸銀行、北陸カードJCBほくぎんJCBビジネスデビット不明不明不明
栃木銀行JCBとちぎんJCBデビット不明不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
肥後銀行JCB肥後銀行JCBデビットカード[注 20]契約や条件による不明不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
佐賀銀行JCBさぎんJCBデビット[注 21]契約や条件による3.000不明Apple Pay対応。Google Pay対応。
みんなの銀行JCBDebit Card無料不明不明みんなの銀行スマートフォンアプリから発行できるカードレスのデビットカード。プラスチックカードの発行なし。Apple Pay対応。Google Pay対応。
auじぶん銀行JCBじぶん銀行スマホデビット無料3.000ありじぶん銀行スマートフォンアプリから発行できるカードレスのデビットカード。プラスチックカードの発行なし。Apple Pay対応。Google Pay対応。
山形銀行JCB<やまぎん>デビットJCB[注 21]契約や条件による不明不明
群馬銀行JCBぐんぎんJCBデビット無料不明不明JCBコンタクトレス機能搭載。
第四北越銀行JCB第四北越JCBデビット無料不明不明JCBコンタクトレス機能搭載。
山陰合同銀行JCBごうぎんJCBデビット一般・ゴールド家族1人目 無料/ゴールド本会員 11,000/ゴールド家族2人目以降 1,100不明不明JCBコンタクトレス機能搭載。
住信SBIネット銀行Mastercardデビットカード(Mastercard)[注 22]契約による不明ありMasterCardコンタクトレス機能搭載。法人口座の場合でも申し込み可能。JR東海、JR西日本、JR九州のスマートEXの決済手段に対応。Apple Pay対応。Google Pay対応。
トマト銀行Mastercardトマト Mastercardデビット[注 7]1,000+税不明不明MasterCardコンタクトレス機能搭載
楽天銀行Mastercard楽天銀行デビットカード(Mastercard)無料不明不明MasterCardコンタクトレス機能搭載
GMOあおぞらネット銀行MastercardMasterプラチナデビット付キャッシュカード3,3003.02ありなしMasterCardコンタクトレス機能搭載
中国銀行(在日拠点)銀聯(Union Pay)銀聯デビットカード1,100円1.0(中国大陸)
2.0(他の国、地域)
不明
中国建設銀行東京支店銀聯(Union Pay)建設銀行UnionPayデビットカード1,000円不明不明

サービス提供終了した日本の国際ブランドのデビットカード

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発行者ブランド(決済機構)カード名称年会費(円)国外取扱事務手数料(%)[注 1]3Dセキュア審査その他
東京スター銀行MasterCard東京スター MasterCard デビットカード無料なし
ゆうちょ銀行Visaゆうちょ Visa デビットカード(プリペイド機能つき)
mijica
無料4.0ありなしプリペイドカードmijicaに、2019年1月28日からデビットチャージ機能・Visa Contactless・1回あたりの利用上限額設定・ICチップ・海外ATM出金が追加される。Google Playやニンテンドープリペイドなどのネット上の電子マネーのチャージには使えない場合があることには注意を要する。2022年7月31日、サービス終了[15]

J-Debit

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1999年に富士銀行が代表幹事となり、NTTデータジェイティービー郵便貯金大垣共立銀行東京相和銀行などと共同で日本デビットカード推進協議会が設立され、2000年3月より「J-Debit(ジェイデビット)」が提供されている。同協議会に加盟する金融機関のキャッシュカード(2011年時点で約4億枚)をデビットカードとみなし、Maestroなどと同じく、PINパッドにキャッシュカードの暗証番号を入力することで預金口座から資金が即時引落される仕組みである。引落時の科目欄には「カード」「Jデビット」「JD」・摘要欄には「加盟店のカナ表記」が記帳される。

金融ビッグバンの一つとして普及が期待され、ジェイティービー家電量販店各社・マツモトキヨシeコレクト・国内生保(初回保険料支払い)・クレピコ(タクシー車載の信用照会端末)や、郵便貯金・すべての都市銀行第二地方銀行信用金庫労働金庫JAバンク、殆どの地方銀行信託銀行で2000年より順次利用可能となっているが、大手行のうち東京三菱銀行三菱信託銀行日本信託銀行あおぞら銀行は当初は参加せず利用不可であった(2016年時点で三菱UFJ銀行はセキュリティタイプICカードおよびディズニーデザイン[注 23]以外は利用可能[16]三菱UFJ信託銀行とあおぞら銀行は利用不可[17]。また、北海道全域と徳島県の一部の農業協同組合や小規模な漁業協同組合、職域・民族系信用協同組合、2000年以降設立された新たな形態の銀行(ネット系や流通系)で利用できない機関が多い)。

利用金融機関によってはJ-Debit取引歴を優遇サービスに加点したり、不正使用保険を付帯しているところもある。

CAFISを使用するため、対応する信用照会端末を有するクレジットカード加盟店は、J-Debitの加盟店を契約締結することで同時に取り扱うことが可能となっている。また、引落口座→金融機関間決済→売上金入金までが最短3営業日であり、アクワイアラーを経由するクレジットカードやブランドデビットカードより入金が早く加盟店手数料が抑えられている傾向から、ポイントカードでは現金払いに準じた還元率としているケースが多い。

利用可能時間は各金融機関に委ねられており、利用者側の利用時間はおおむねコンビニATMの引出可能時間と同一となっている。利用にあたっては、コアタイムが設けられており、基本的には最低限使える時間帯の取り決めはなされているため、通常は、全国キャッシュサービスの稼働時間帯は最低限利用可能であるが、引落口座もしくは加盟店一方の金融機関がメンテナンスで勘定系システムを停止すると日中でも利用不可となることがある。

対応するキャッシュカードをそのままデビットカードとしているため、利用者の年齢・属性に制約がない(家族以外の第三者が使用すると不正引出とみなされる)。ただし、2006年ごろより不正引出抑制から1日の引出限度額(50-100万円程度)にJ-Debitの利用可能額が内包されるようになったため、保険料支払いなどクレジットカードでは扱えない高額決済を希望する場合は金融機関の窓口で引出限度額の引き上げで対応する必要がある。また、このときより日本でもブランドデビットカードが上市し始めたことで、取扱総額は2005年の8016億円を頂点に減少傾向にある。

日本デビットカード推進協議会では定期的にキャンペーンを実施しているが、加盟店数は約45万店で頭打ちとなっている。クレジットカードや電子マネーに比べ利用率は低い[18]

ローソン

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コンビニエンスストアローソンの日本国内の店舗では、もともとJ-Debit加盟店として日本デビットカード推進協議会加盟の全金融機関発行のキャッシュカードを扱うつもりだったが、加盟金融機関へ支払う手数料率などの諸問題で実現せず、その手数料率などの問題をクリアした以下の金融機関と個別に提携し、2001年のPOSレジ更新時よりPINパッドを備えつけて取扱を開始している。そのためローソンでは単にデビットカードと案内している。[19]

利用可能な金融機関
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  • ゆうちょ銀行
  • 東和銀行
  • 全国の信用金庫
取り扱いを終了した金融機関
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  • 大垣共立銀行 - 2017年2月28日に取扱終了
  • 西京銀行 - 2018年11月末日現在で取扱終了済み
  • 島根銀行

フィリピン

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  • EON - VISAエレクトロンと提携

中国

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中国本土(いわゆる大陸地区)ではデビットカードがほぼ全人口に普及している。銀聯はクレジットとデビットの2つを提供、世界各地に加盟店を増やしており、そのネットワークと取扱高から「新たな国際ブランド」との呼び声が高い。ただ、日常場面における支払い手段という点ではQRコード決済が世界でもっとも普及しており、Alipay微信支付の発展がめざましい。

  • 銀聯(Union Pay) - デビットだけで本土人口を遥かに超える57億枚を発行(2016年12月末)。中国内取扱高72兆9,000億人民元(約9兆2,665億ユーロ)(クレジットを含む)[20][21]

(台湾)

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  • Smart Pay -北海道銀行との提携により、日本の一部加盟店、ATMでも利用可能。

脚注

[編集]
[脚注の使い方]

注釈

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  1. ^abJCBについては、指定料率 (1.6%) に追加する率
  2. ^後年発行開始された、JCBデビットを申し込んだ場合は、JCBに差し替えとされ、有効期限に関わらず、既存のVISAデビットは経過をおいてから使用中止となる。逆に、JCBデビット利用者が、当カードを申し込んだ場合も、同様にJCBデビットが使用できなくなる。
  3. ^abcJMB付きの場合、2年目以降かつ1年間利用実績がなかった場合は1,000+税。プレミアムの場合、700(税込。年会費ではなく、月会費である。2023年9月まで無料)
  4. ^初年度無料。2年目以降、年間5万円の利用で翌年無料。りゅうぎん VISA デビットカードの概要” (PDF). 琉球銀行. 2016年3月20日閲覧。
  5. ^外貨口座開設者がVISA加盟店でショッピングをした場合で、円からアシスト(海外のショッピングや海外ATMの引き出しで外貨普通預金口座の残高が足りない場合に、円普通預金口座から自動的に不足分の充当して引き落とすサービス)を利用できる場合は、1.760%ではなくソニー銀行所定の為替コストがかかる(例:1米ドルあたり15銭)。
  6. ^初年度無料、次年度以降1,000円(税別)。前年1年間の利用金額10万円以上で翌年の年会費も無料
  7. ^abcdefghijklmn初年度および条件を満たせば無料になる
  8. ^abcdメインカード:1,000+税(初年度無料)、サブカード:500+税、カードごとに年1回以上の利用で翌年度年会費無料
  9. ^初年度無料、2年目以降は1,375円(税込)。ただし、翌年以降も22歳以下および年間利用額10万円以上の場合は年会費無料
  10. ^1,100(税込)。条件を満たすと次年度無料
  11. ^初年度は無料
  12. ^一般カード初年度無料、2年目以降は1,250円+税。携帯電話料金の引き落とし口座に設定するなどの条件によっては無料となる。ゴールドカードは10,000円+税
  13. ^年会費初年度無料
  14. ^初年度無料、次年度以降1,000円+税。前年1年間の利用金額10万円以上で翌年の年会費も無料
  15. ^初年度年会費は無料。次年度も所定の条件を満たせば、年会費が無料
  16. ^abcdefg初年度の年会費は無料。2年目以降は条件つきで無料
  17. ^ab一般カードは、初年度の年会費は無料。2年目以降は条件つきで無料
  18. ^初年度の年会費は無料。条件つきで翌年の年会費が無料
  19. ^一般カードは、初年度の年会費は無料。2年目以降は条件つきで無料
  20. ^一般 初年度無料、2年目以降(本人1,375、家族440)無料になる条件あり/ゴールド 11,000 家族 1名無料(2人目より1名につき1,100)
  21. ^ab一般 初年度無料、2年目以降(1,375)無料になる条件あり
  22. ^一般カード無料。PLATINUM 10,800(税込)
  23. ^新規発行ないしは一旦使用不可に切り替えたものないしは、新システム稼働以降の当面の間に使用可能にする手続きをしなかった場合

出典

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  1. ^デビットカードとは : 三井住友銀行”. www.smbc.co.jp. 2023年2月16日閲覧。
  2. ^米GreenLightの子ども用デビットカード、使えるお店限定でお小遣いをキャッシュレスに”. Digital Innovation Lab (2017年11月22日). 2018年12月13日閲覧。
  3. ^“子供用デビットカード お小遣いもキャッシュレス化”. 日本経済新聞. (2017年12月13日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24581840T11C17A2EE9000/ 2018年12月13日閲覧。 
  4. ^[1](PDF)
  5. ^日本円で買える電子決済カード、Surface Bookのような脱着式キーボードのパソコン-北朝鮮最新IT事情を視察
  6. ^JNBスタープログラム”. ジャパンネット銀行. 2016年8月2日閲覧。
  7. ^Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)”. ソニー銀行. 2016年8月2日閲覧。
  8. ^Visaデビット付キャッシュカード - 商品概要説明書”. 住信SBIネット銀行. 2016年3月20日閲覧。
  9. ^Visaデビット付キャッシュカード - 海外でのご利用”. 住信SBIネット銀行. 2016年8月2日閲覧。
  10. ^商品のご案内|北國Visaデビットカード|便利に使う|北國銀行”. 北國銀行. 2016年5月28日閲覧。
  11. ^北國 Visa 法人デビットカードの取扱開始について』(PDF)(プレスリリース)北國銀行、2017年11月24日http://www.hokkokubank.co.jp/other/news/2017/pdf/20171124.pdf2017年11月25日閲覧 
  12. ^ゆうちょデビット - ゆうちょ銀行
  13. ^楽天銀行ビジネスデビットカード(JCB)発行開始のお知らせ』(HTML)(プレスリリース)楽天銀行、2016年3月28日https://www.rakuten-bank.co.jp/press/2016/160328.html2017年11月25日閲覧 
  14. ^個人事業主さま向けJCBブランド付きデビットカード発行開始』(HTML)(プレスリリース)楽天銀行、2017年11月20日https://www.rakuten-bank.co.jp/press/2017/171120.html2017年11月25日閲覧 
  15. ^Visaデビットカード・プリペイドカード(mijica) - ゆうちょ銀行
  16. ^"J-Debitナビ 三菱UFJ銀行”. 日本デビットカード推進協議会. 2016年8月21日閲覧。
  17. ^"J-Debitナビ 金融機関検索結果一覧 その他金融機関 1”. 日本デビットカード推進協議会。2022年4月に「debitcard.gr.jp」ドメインは消失しリンク切れ. 2016年8月21日閲覧。
  18. ^J-Debitサービスの最近の状況について” (PDF). 日本電子決済推進機構、日本デビットカード推進協議会 (2011年12月15日). 2019年10月8日閲覧。
  19. ^デビットカード|ローソン公式サイトローソン
  20. ^中国におけるキャッシュレス化の現状 - 中国銀聯
  21. ^「銀行カード産業発展報告」発表 銀聯カード66億枚 - 「人民網日本語版」2018年5月23日

関連項目

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外部リンク

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