| 株式会社中崎電子工業 | |
|---|---|
| 愛称 | FMぎんが |
| コールサイン | JOZZ0BQ-FM |
| 周波数/送信出力 | 78.6MHz/20W |
| 本社・所在地 | 〒890-0045 |
| 設立日 | 1986年6月(株式会社中崎電子工業設立 NPO法人FMさつま設立の認証は2010年2月18日 |
| 開局日 | 2011年3月20日 |
| 廃局日 | 2025年6月30日 |
| 演奏所 | 鹿児島市新栄町18-27(〒890-0027) |
| 送信所 | 鹿児島市吉野町 |
| 中継局 | 鹿児島市坂之上(谷山地区) |
| 放送区域 | 鹿児島市の一部 |
| ネット配信 | FM++ |
| 公式サイト | http://fm786.jp/ |
FMぎんがは、かつて鹿児島県鹿児島市の一部地域を放送区域として超短波放送(FM放送)をしていた特定地上基幹放送事業者である株式会社中崎電子工業が行うコミュニティ放送の愛称である。
2011年3月20日にNPO法人によりFMさつまとして開局。2012年に運営母体を中崎電子工業に変更し、同年7月よりFMぎんがにステーションネームを変更した。2025年3月31日に通常番組の放送を終了、以後は音楽放送のみ(フィラー編成)となり同年4月29日をもって放送を休止した。6月24日、公式サイトで6月30日をもって正式に廃局することが決まった。



2011年(平成23年)開局。鹿児島県で8局目、鹿児島市では鹿児島シティエフエム(フレンズFM)に次ぐ2局目のコミュニティ放送局である。
免許人の中崎電子工業(本社・新栄町)は空港の無線設備などの施工・保守業者である。開局当初の免許人は特定非営利活動法人FMさつまで、放送局(現特定地上基幹放送局)の呼出名称のFMさつまを愛称としていた。中崎電子工業に事業譲渡[1]、つまり免許人の地位承継[2]後は、同社代表取締役社長の中崎宗治ら2人がマスメディア集中排除原則にいう支配関係[3]にある。
開局以来、演奏所(スタジオ)と親局送信所は西伊敷3丁目にあったが、スタジオは新栄町[1]に、親局は吉野町[4]に移転した。なお、西伊敷にはFMさつまの事務所も置かれていた。
| 送信所 | 空中線電力 | 設置場所 |
|---|---|---|
| 親局 | 20W | 鹿児島市吉野町 |
| 中継局 | 15W | 鹿児島市坂之上 |
開局当初の送信所は鹿児島市北部の内陸部のみであったため、南部の谷山地区・喜入地区が放送区域から外れていた。後に谷山地区・喜入地区をカバーする中継局が坂之上1丁目に開局し、郡元地区以北の約9万4千世帯(カバー率約35%)から谷山・喜入地区まで広がり、計約21万7千世帯(同約80%)となって、一部山間部を除く市内全域で受信できることとなった[5]。親局の移転後は、伊敷地域において受信が困難になったとの報告が寄せられている[4]。
放送される番組はほとんどが自社制作である。毎日0:00 - 6:00は放送を休止(23:59には局名告知)。日曜日は終日音楽放送。インターネット配信はFM++による。かつては自社制作の生放送番組についてUSTREAMによる配信や2019年3月までSimulRadioによる配信も行っていた。
2022年4月1日にエイプリルフールで「変態と社会をつなぐラジオ局」をメインコンセプトとして「FMきんた」に改称したことを発表し、ホームページも一日限定で変更した[6]。
コールサインアナウンスでは局名を「鹿児島FM786」としている。
2025年3月31日をもって生放送、収録放送に関わらず通常放送を終了することを当局のHPで発表した[7]。その後は、音楽放送を中心に4月29日まで放送する。その後の再開は未定だが新たな運営会社の設立も視野に入れながら再開の可能性を模索している[8]。
6月24日に公式サイトにて、6月30日をもって正式に廃局することが発表された。今後は、元スタッフが設立した新法人にて、あらためて新規開局を目指している。