FLEPia(フレッピア)は、富士通フロンテックから発売されたカラー電子ペーパーを搭載した携帯情報端末[1]。2007年に法人向けに販売され、2009年から一般向けに販売された。一般販売と同時に電子書籍サイト「ふれっぴ屋」を開設したが、2012年3月に電子書籍の販売を終了した。
富士通研究所、富士通フロンテック、富士通は共同でフィルム基板を使ったフレキシブルなカラー電子ペーパーを開発し[2][3]、2005年7月に開催された富士通フォーラム2005で発表した[4]。2006年5月には11インチのカラー電子ペーパーを搭載した端末の試作機と、7.8インチと一回り小さいが4096色表示に対応した試作機を富士通フォーラム2006で展示した[5][6]。
2006年10月に開催されたCEATEC JAPANでFLEPiaのプロトタイプを展示し、2007年4月から法人向けにFLEPiaのサンプル販売を開始した[7]。
液晶の表示方式としてはコレステリック液晶を採用している[8][注釈 1]。本製品のコレステリック液晶は反射式で、周囲が明るいほど文字がはっきり見える特性があるが、バックライトがないため暗く見づらいという欠点もある[10]。
富士通フロンテックは2007年4月20日、法人向けにFLEPiaのサンプル販売を開始した[11][12]。出荷開始は10月末となる[11]。12インチのA4タイプ(幅210×高さ304×厚さ12mm、重さ480グラム)と8インチのA5タイプ(幅158×高さ240×厚さ12mm、重さ320グラム)の2種類がある[11]。年内はサンプル販売(1000台)にとどまり、10台単位での販売となり価格は10台セットで、A4タイプで262万5000円、A5タイプで157万5000円となっている[11]。
ディスプレイはタッチパネル方式を採用した電子ペーパーを搭載し、表示解像度は768×1024ドットで8色または4096色のカラー表示が可能となっている[11]。画面の書き換えは通常約2.3秒、4096色だと約10秒となっている[8]。OSにはWindows CE 5.0を採用し、WordやExcelなどの文書ファイルの表示や、ウェブブラウズも可能となっている[11]。無線LAN(IEEE 802.11b/g)機能を内蔵し、USB 2.0端子、SDHC規格に対応したSDメモリーカードスロットを搭載している[11]
FLEPiaはカラー電子ペーパーを搭載した世界初の携帯情報端末とされ、2008年度のグッドデザイン賞を受賞した[13][14]。
2009年2月4日から13日にかけて、富士通と富士通フロンテック、ソフトバンクテレコム、毎日新聞社との共同によるカラー電子ペーパー端末実証実験が「不二家レストラン錦糸町テルミナ店」で行われた[15][16][17]。
| 開発元 | 富士通フロンテック |
|---|---|
| 発売日 | 販売開始日:2009年3月18日 (2009-03-18)、出荷日:2009年4月20日 (2009-04-20) |
| 標準価格 | 9万9750円(税込)[18] |
| OS | Windows CE 5.0[18] |
| CPU | XScale[18] |
| リムーバブルストレージ | SDメモリーカード[19] |
| ディスプレイ | カラー電子ペーパー(8型、768×1024ドット)[18] |
| グラフィック | 64色、4096色、26万色[18] |
| サウンド | ステレオ・スピーカー内蔵、ヘッドホンコネクタ(携帯用平型)[19] |
| 入力機器 | USB2.0(miniB)[18] |
| 外部接続 | IEEE802.11b/g、Bluetooth Ver2.0 + EDR[19] |
| 電源 | リチウムポリマーバッテリ、ACアダプタ[18] |
| サイズ | 158(幅)×240(奥行き)×12.5(厚さ)ミリ[18] |
| 重量 | 385グラム[18] または 約360グラム[19] |
| ウェブサイト | www |
富士通フロンテックは2009年3月18日から直販サイト「フロンテックダイレクト」においてFLEPiaの日本国内における一般販売を開始した(出荷は4月20日から)[20][21][22]。価格は税込99,750円(税別95,000円)で、本体カラーはホワイトとブラックの2種類がある[18][23]。
CPUはインテルのXScaleを採用し、OSはWindows CE 5.0が搭載されている[24]。
本体サイズは幅158×高さ240×厚さ12.5ミリのA5タイプで、重さは385グラム[25]。ディスプレイはタッチパネル式で付属のデジタルペンで操作することができ[注釈 2]、本体下部にはスクロールキーとファンクションキーが用意されている[18]。
ディスプレイは8インチ(768×1024ピクセル)のカラー電子ペーパーを採用し、2007年のサンプル出荷版に比べ明るさとコントラストを1.5倍、画面の書き換え速度を1.7倍向上させたほか、表示色数を最大で約26万色(以前は4096色まで)に向上させた[26]。画面の書き換えは右から徐々に変わっていくプログレッシブ方式で、表示にかかる時間は64色時はスキャン1回で1.8秒、4096色時はスキャン2回で5秒、26万色時はスキャン3回で8秒となっている[25][27]。
外部との接続には無線LANに加えBluetooth 2.0に対応した[26]。バッテリーの持続時間は、64色モードで1分毎に1ページ更新した場合、最大で40時間駆動する[25]。
電子書籍端末としては電子書籍アプリ「ブンコビューア」(XMDF形式)と「T-Time」(.book形式)、「Adobe Reader LE」をプレインストールし、またパピレスと提携し、専用の電子書籍販売サイト「ふれっぴ屋」からパピレスの電子書籍を購入することができた[26][25]。
2009年8月に台湾で初めて発表され[28]、同年10月には台湾のプロ野球団である兄弟象棒球隊から球団創立25周年の記念品として使うため1000台受注したと報じられた[29]。
2009年12月8日から24日まで、モニター特別価格59,800円で販売された[30]。
2010年5月7日、富士通研究所は、明るさ1.3倍、コントラスト比3倍、書き込み速度を2倍に向上させたカラー電子ペーパーを発表した[31]。2010年11月に幕張メッセで開催された「FPD International 2010」で富士通フロンテックは8インチの新型カラー電子ペーパーを搭載した試作機「FLEPia Lite」を展示し、2011年以降に5万円以下で製品化する予定であるとしていた[32][33]。
FLEPiaは発売から2年間で5万台、2010年度以降に10万から20万台規模の販売を目標としていた[27]。2011年時点で販売台数は推定数万台と伸び悩び、理由としては画面の書き換えの遅さと価格の高さが考えられた[34]。
電子書籍サイト「ふれっぴ屋」は2012年3月29日をもって電子書籍の販売を終了した[35]。
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