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DVCAM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

DVCAM(ディーブイカム)は、DV規格をベースにソニーが開発した業務用ビデオフォーマット。

概要

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DVに比べトラック幅を10μmから15μmへ拡げてトラックリニアリティに対する安定性を向上させた。テープはメタル磁性体を真空蒸着させたもの(ME)で、カセットサイズはSTDとminiの2種類があり、STDは最長184分、miniは最長42分記録できる。525/60圏では4:1:1コンポーネント映像信号、625/50圏では4:2:0コンポーネント映像信号を記録する。フレーム内圧縮方式で、4:1:1方式のベースバンド信号(125Mbps)を25Mbpsに圧縮して記録し、DVCPRO25(525/60 625/50共に4:1:1コンポーネント記録)と同等の画質である。 主にCS番組やVP制作、企業内ビデオの制作に使用されている。 家庭用DVフォーマットと互換性があり、DVCAM機器ではDV記録されたテープの再生が可能。また非公式ながら、ソニー製のDV機器では、DVCAM記録されたテープの再生を行えるが、非ソニー製DV機器でDVCAMテープの再生を行うと、画流れを起こす機種が多い。VTRは全モデルにD2-VTRで実績のあるサファイヤ製ブレードを採用するなど、家庭用DV機器と比較してドロップアウト対策に力を入れている。記録メディアのDVCAMテープは、材質やサイズ、識別口に至るまで、品質以外はDVテープと同じであり、DVテープを使用してDVCAM記録することも可能というメリットがある。しかしながらテープに蒸着(ME)型を採用しているため、磁性面の剥離が置きやすく、塗布(MP)型を採用しているDVCPROや他の業務用VTRと比較すると、ドロップアウトが起きやすいと指摘されている。この点につき、スタジオVTRのDSR-2000ではヘッドを2倍装着してDMC再生を可能にしており、その利点を活かすことで、通常のDVCAM機器ではリニアリティの悪化によりドロップアウトが発生するテープでも、高い確率で再生することができる[1]2012年現在、HDTVが主流になってきたことに伴い、下記の機器はすべて販売が終了している。しかし、DVCAM方式の記録フォーマットはHDVおよびXDCAMに引き継がれている(ソニー製の業務用HDV機器はすべてDVCAMの記録・再生に対応している)。また、記録用ビデオテープについては、2024年3月に販売終了となった[2]

機器ラインアップ

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一体型カメラ(ハンドヘルドタイプ)

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型番概要発売年月価格(税抜)
DSR-PD11/3インチ 68万画素IT型CCD(家庭用DCR-PC7同等)
DSR-PD1001/4インチ 38万画素IT型CCD(家庭用DCR-TRV900同等)1998年12月36万
DSR-PDX101/4.7インチ 107万画素IT型CCD(家庭用DCR-TRV950同等)2002年09月35万
DSR-PD1501/3インチ 38万画素IT型CCD(家庭用DCR-VX2000同等)2000年06月45万
DSR-PD1701/3インチ 38万画素IT型CCD(家庭用DCR-VX2100同等)45万

一体型カメラ(ショルダータイプ)

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型番概要発売年月価格(税抜)
DSR-1302/3インチ 42万画素IT型CCD 2000LUX/F11(DXC-D30+DSR-1)
DSR-200A1/3インチ 41万画素IT型CCD(家庭用DCR-VX9000同等)1998年07月65万
DSR-2501/3インチ 38万画素IT型CCD(DSR-PD150同等)65万
DSR-3001/2インチ 42万画素IT型CCD 2000LUX/F111998年05月133万
DSR-300A1/2インチ 42万画素IT型CCD 2000LUX/F11
DSR-500WS2/3インチ 52万画素IT型CCD 2000LUX/F111999年05月195万
DSR-3701/2インチ 42万画素IT型CCD 2000LUX/F11
DSR-390L1/2インチ 42万画素IT型CCD 2000LUX/F13113.5万
DSR-570WSL2/3インチ 52万画素IT型CCD 2000LUX/F11195万
DSR-400L2/3インチ 100万画素IT型CCD 2000LUX/F11130万
DSR-450L2/3インチ 100万画素IT型CCD 2000LUX/F11168万

池上通信機

型番概要発売年月価格(税抜)
HL-DV52/3インチ 41万画素IT型CCD 2000LUX/F112000年07月165万
HL-DV7W2/3インチ 52万画素IT型CCD 2000LUX/F112000年07月185万

ドッカブルデッキ

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型番概要発売年月価格(税抜)
DSR-1Pro76pinデジタル/Pro50pinアナログ ラージ/スモールテープ対応1996年09月80万

ポータブルデッキ

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型番概要発売年月価格(税抜)
DSR-V105.5型液晶搭載1998年07月30万
DSR-502.5型液晶搭載2000年09月65万
DSR-70編集対応ポータブルレコーダー(販売終了)1998年10月130万

スタジオVTR

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型番概要発売年月価格(税抜)
DSR-2000DMC付き編集対応レコーダー1999年10月180万
DSR-2000ADMC付き編集対応レコーダー2005年04月185万
DSR-1800編集対応レコーダー2000年09月125万
DSR-1600編集対応プレーヤー2000年09月78万
DSR-1500A編集対応ハーフラックレコーダー2005年10月78万
DSR-854倍速転送機能付き編集対応レコーダー1996年xx月180万
DSR-80編集対応レコーダー(販売終了)1996年xx月130万
DSR-60編集対応プレーヤー(販売終了)1996年xx月70万

簡易型(端末用・エントリークラス)VTR

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型番概要発売年月価格(税抜)
DSR-45A2.5吋液晶付きハーフラックVTRxxxx年xx月50万
DSR-452吋液晶付きハーフラックVTRxxxx年xx月50万
DSR-252吋液晶付きハーフラックVTRxxxx年xx月35万
DSR-40ハーフラックVTR(販売終了)xxxx年xx月xx万
DSR-20ハーフラックVTR(販売終了)xxxx年xx月xx万
DSR-30民生機ベースVTR(販売終了)1996年12月48万
DSR-11コンパクトVTR(販売終了)xxxx年xx月25万

脚注

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[脚注の使い方]
  1. ^DVCAMテクノロジー(マルチ再生ヘッド)
  2. ^業務用磁気記録テープメディア 製造・販売に関するご案内”. www.sony.jp. 2025年1月25日閲覧。

外部リンク

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