CIRC(さーく)すなわちクロスインターリーブ・リードソロモン方式(cross-interleavedReed–Solomon code)は、コンパクトディスクのシステムにおいて、エラーの検出と訂正を提供する[1]。CIRCは、3データバイトごとに1つの冗長パリティビットを追加する。
リード・ソロモン符号は、ランダムエラーとバーストエラーの混在に対処するために特に有用である。CIRCは、連続する3,500ビット(CD表面で長さ2.4mm)までのバーストエラーを訂正し、小さな傷によってできる12,000ビット(8.5mm)までのバーストエラーを補正する[2]。
コンパクトディスク(CD)に見られるエラーは、ランダムエラーとバーストエラーの組み合わせである。エラー制御コードへの負担を軽減するために、何らかの形式のインターリーブが必要である。CDシステムでは、2つの連結されたリード・ソロモンコードを採用しており、これらは逆にインターリーブされている。オーディオサンプルと同様、ステレオチャンネルを、インターリーブ方式内の偶数または奇数の瞬間に適切に配置することが、エラー隠蔽能力を提供し、CDに使用されている多数のインターリーブ構造により、比較的少ない冗長性でエラーの訂正と検出が可能になっている[3]。