BS時代劇(ビーエス・じだいげき)は、NHK BSプレミアム[注 1]→BSプレミアム4K・BSで2011年4月3日から放送されている時代劇の番組シリーズ枠。
- 2011年度:日曜日 18時45分 - 19時28分(再放送:土曜日 11時 - 11時43分)
- 2012年度 - 2022年度:金曜日 20時 - 20時43分(再放送:日曜日 18時45分 - 19時28分)
- 2023年度:金曜日 19時30分 - 20時15分(再放送:日曜日 18時45分 - 19時30分)
- 2024年度 - :日曜日 18時45分 - 19時28分(再放送:金曜日 19時30分 - 20時13分)
NHKでは史実を忠実に再現して描く「大河ドラマ」と、娯楽性を重視した「土曜時代劇」の2大時代劇を形成してきたが、2011年のデジタル放送完全移行を念頭に置いたテレビの全体的な編成の見直しで、地上波での「土曜時代劇」の放送を2011年3月で終了し、事実上その機能をBSプレミアムに移行して放送を開始した。放送時間も、大河ドラマ先行放送(地上波・NHK総合の2時間先行)に続く日曜 18時45分 - 19時30分(再放送次週土曜 11時 - 11時45分)とし、大河ドラマと併せて時代劇ゾーンを形成したが、2012年4月の『陽だまりの樹』からは放送時間が金曜 20時 - 20時45分(再放送 日曜18時45分 - 19時30分)に変更された。海外向けのNHKワールド・プレミアムではBSプレミアム初回放送翌日の4月4日から月曜 22時 - 22時45分(再放送翌日の火曜 10時5分 - 10時50分)に放送された。
初回シリーズ『新選組血風録』は解説放送が行われなかったが、第2シリーズ『テンペスト』からは解説放送(デジタルステレオ2。作品によりないものもある)が行われた。その後、解説放送は廃止されていたが(地上波で放送するときは解説を新規追加)、『大富豪同心』より復活した。
当初、地上波での放送は行われなかったが、2012年4月以降地上波での放送も行われるようになった。放送時間は『新選組血風録』が日曜13時台、『テンペスト』が木曜22時台、2012年度後期の『薄桜記』からは正式に木曜20時からの定時放送に昇格。しかし、2013年度9月以後の総合木曜20時台は再びオリジナル作品の放送を開始したため、BS時代劇の地上波放送は行われなくなった。2014年度以後は、この逆でBS時代劇の枠において、過去に放送された木曜時代劇を含む地上波の娯楽時代劇の枠のアンコールも随時実施されている。またその逆で、2018年度以後、地上波総合の『土曜時代ドラマ』(土曜18時5分枠)において、過去の当番組で放送された作品の再編集版が随時放送されているが、『土曜時代ドラマ』においては、2019年1月期以後、当枠の再編集・再構成されたものだけとなり、地上波オリジナルの放送は途絶えたままであり、事実上新作は再びBSに移譲した格好になっている(なお総合での時代劇は2022年4月から、日曜早朝6時台に過去作を主体としたアンコール『特選!時代劇』になっている)。
2023年12月1日に実施のBS放送波再編に伴い、同月放送開始の『あきない世傳 金と銀』からNHK BS並びにNHK BSプレミアム4Kにて放送している[1]。
※は後に地上波で放送。細字はアンコール放送。特記の無いものはNHK放送センター自主制作。
2010年代前半(2011年 - 2014年)
[編集]- 2011年
- 2012年
- 2013年
- 2014年
2010年代後半(2015年 - 2019年)
[編集]- 2015年
- 2016年
- 2017年
- 雲霧仁左衛門3(1月6日 - 2月24日、全8回、原案:池波正太郎) - 主演:中井貴一(製作:NHK・松竹)[20]
- 五瓣の椿(3月3日 - 3月31日、全5回、原作:山本周五郎) - 主演:国仲涼子[注 10][21]
- 立花登青春手控え2(4月7日 - 5月26日、全8回、原作:藤沢周平『獄医立花登手控え』) - 主演:溝端淳平(制作:NHKエンタープライズ・NHK・松竹)[22]
- 伝七捕物帳(6月2日 - 7月28日、全9回、原作:陣出達朗) - 主演:中村梅雀(制作:NHKエンタープライズ、ユニオン映画)[注 11][23]
- 伝七捕物帳2(8月4日 - 9月22日、全8回、原作:陣出達朗) - 主演:中村梅雀(制作:NHKエンタープライズ、ユニオン映画)[24]
- 神谷玄次郎捕物控(9月29日 - 10月27日、全5回、原作:藤沢周平) - 主演:高橋光臣[注 12][25]
- 赤ひげ(11月3日 - 12月22日、全8回、原作:山本周五郎『赤ひげ診療譚』) - 主演:船越英一郎(制作:ホリプロ、NHKエンタープライズ)[26]
- 2018年
- 大岡越前4(1月12日 -3月2日 、全8回) - 主演:東山紀之(製作・NHKエンタープライズ、C.A.L)[27]
- 子連れ信兵衛(3月9日 - 4月13日、全6回、原作:山本周五郎『人情裏長屋』) - 主演:高橋克典(制作:NHKエンタープライズ、C.A.L、NHK)[注 13][28]
- 鳴門秘帖(4月20日 - 6月22日、全10回) - 主演:山本耕史(製作・NHKエンタープライズ、C.A.L)
- 一路(6月29日 - 8月24日、全9回、原作:浅田次郎) - 主演:永山絢斗(制作:NHKエンタープライズ・NHK・松竹)[注 13][29]
- 雲霧仁左衛門4(9月7日 - 10月19日、全7回、原案:池波正太郎) - 主演:中井貴一(製作:NHK・松竹)[30]
- 立花登青春手控え3(11月9日 - 12月21日、全7回、原作:藤沢周平『獄医立花登手控え』) - 主演:溝端淳平(制作:NHKエンタープライズ・NHK・松竹)[31]
- 2019年
2020年代前半(2020年 - 2024年)
[編集]- 2020年
- 2021年
- 雲霧仁左衛門(2月19日 - 3月26日、全6回、原作:池波正太郎) - 主演:中井貴一(制作・NHK・松竹)
- 小吉の女房2(4月2日 - 5月14日、全7回) - 主演:沢口靖子[44]
- 大富豪同心2(5月28日 - 7月23日、全9回、原作:幡大介) - 主演:中村隼人[45]
- 神谷玄次郎捕物控(8月13日 - 9月10日、全5回、原作:藤沢周平) - 主演:高橋光臣(製作:NHK・松竹)
- 雲霧仁左衛門4(9月17日 - 10月29日、全7回、原案:池波正太郎) - 主演:中井貴一(製作:NHK・松竹)
- 剣樹抄〜光圀公と俺〜(11月5日 - 12月24日、全8回、原作:冲方丁『剣樹抄』) - 主演:山本耕史[46]
- 2022年
- 雲霧仁左衛門5(2020年8月 - 〈→ 放送延期[47]〉→1月14日 - 3月4日、全8回、原案:池波正太郎) - 主演:中井貴一(製作:NHK・松竹)[48]
- 大岡越前5(3月18日 - 4月30日、全7回) - 主演:東山紀之(製作・NHKエンタープライズ、C.A.L)
- 大岡越前6(5月13日 - 7月1日、全8回) - 主演:東山紀之(製作・NHKエンタープライズ、C.A.L)
- 善人長屋(7月8日 - 8月26日、全8回、原作:西條奈加) - 主演:中田青渚
- 赤ひげ3(9月9日 - 10月21日、全7回、原作:山本周五郎) - 主演:船越英一郎
- 赤ひげ4(11月4日 - 12月23日、全8回、原作:山本周五郎) - 主演:船越英一郎[49]
- 2023年
- 2024年
- 2025年
- 雲霧仁左衛門ファイナル(1月5日 - 2月23日、全8回、原案:池波正太郎) - 主演:中井貴一(製作:NHK・松竹)[62]
- あきない世傳 金と銀2(4月6日 - 5月25日、全8回、原作:髙田郁) - 主演:小芝風花[63]
- 大岡越前8(6月8日 - 7月27日、全8回) - 主演:高橋克典(製作・NHKエンタープライズ、C.A.L)[64]
- 剣樹抄〜光圀公と俺〜(8月3日 - 9月21日、全8回、原作:冲方丁『剣樹抄』) - 主演:山本耕史
- 広重ぶるう(9月28日 - 10月12日、全3回) - 主演:阿部サダヲ
- 小吉の女房2(10月19日 - 11月30日、全7回) - 主演:沢口靖子[注 20][65]
- 2026年
- ^旧・NHK衛星第2テレビジョンとNHKデジタル衛星ハイビジョンを統合した、新しい衛星放送のエンターテインメント専門チャンネル。
- ^abc2007年に「木曜時代劇」で放送された内容の再放送。
- ^東京以外の地方局が初制作
- ^ab2013年に「スペシャル時代劇」として放送された内容の再放送。
- ^「スペシャル時代劇」として放送。
- ^ab2005年に「金曜時代劇」で放送された内容の再放送。
- ^2002年に「金曜時代劇」で放送された内容の再放送。
- ^ab2013年に同枠で放送された内容の再放送。
- ^ab2004年に「金曜時代劇」で放送された内容の再放送。
- ^2001年に「金曜時代劇」で放送された内容の再放送。
- ^ab2016年に同枠で放送された内容の再放送。
- ^2014年に同枠で放送された内容の再放送。
- ^ab2015年に同枠で放送された内容の再放送。
- ^ab2018年に同枠で放送された内容の再放送。
- ^日曜18時45分のみ。金曜20時は特集ドラマシリーズ『大江戸もののけ物語』を放送。
- ^2008年に「木曜時代劇」枠で放送された内容の再放送。
- ^5月15日から放送予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い放送延期[42]。
- ^2003年に「金曜時代劇」枠で放送された内容の再放送。
- ^2019年に同枠で放送された内容の再放送。
- ^2021年に同枠で放送された内容の再放送。
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2010年代前半 (2011年 - 2014年) | |
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2010年代後半 (2015年 - 2019年) | |
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2020年代前半 (2020年 - 2024年) | |
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2020年代後半 (2025年 - ) | |
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(*1)後に地上波で放送。(*2)アンコール放送。(*3)一部アンコール放送。
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