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Alpine Linux

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Alpine Linux
Alpine-xfceの英語版。
開発者Alpine Linux Development Team
OSの系統
開発状況開発中
ソースモデルオープンソース
最新安定版3.23.2[1] ウィキデータを編集 -2025年12月17日 (2か月前)
リポジトリウィキデータを編集
対象市場
使用できる言語多言語
パッケージ管理APK
プラットフォーム
カーネル種別モノリシックカーネル
ユーザランドBusyBox (オプション:GNU Core Utilities)
既定のUIコマンドラインインタフェース (CLI)
ライセンス自由ソフトウェアライセンス
先行品不明
後続品無し。
ウェブサイトwww.alpinelinux.orgウィキデータを編集
サポート状況
サポート中です。
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Alpine Linux (アルパイン・リナックス) は、muslBusyBoxをベースとしたLinuxディストリビューションである[2]セキュリティ・シンプルさ・リソース効率を重視するパワーユーザー向けに設計されている[3][4][5][6]。Alpine Linuxではgrsecurity/PaXを適用したLinuxカーネルを使用しており、全てのユーザ空間バイナリスタックスマッシング保護英語版 (英語:stack-smashing protection、SSP) 付きの位置独立実行ファイル (PIE) としてコンパイルされている[2]

Alpine LinuxはmuslとBusyBoxを利用して構築されており、従来のLinuxディストリビューションと比較してLXCインストールに必要なストレージ容量が小型化されている。リソース効率が向上しており、起動時間が短縮されている[7]

postmarketOSはAlpine Linuxからフォークしたモバイルオペレーティングシステムである[8]

歴史

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Alpine LinuxはLEAF Project英語版からフォークしたプロジェクトである[9]。LEAF Projectでは単一のフロッピーディスクに収まるLinuxディストリビューションの開発を行っていたが、Alpine LinuxではSquidSambaなどのより重いソフトウェアや、セキュリティ機能や新しいカーネルの追加を行いたいと考えていた。最初の目標の1つは、より大規模なシステム用のフレームワークの開発であった。この目標は既に達成されており、現在では主要な目標ではなくなっている。

バージョン履歴

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バージョンリリース日[10]サポート期限[11]カーネルバージョン
サポート終了:2.0000000002010-08-16-00002010年8月16日000000002012-04-01-00002012年4月1日N/A
サポート終了:2.1000000002010-11-01-00002010年11月1日000000002012-11-01-00002012年11月1日N/A
サポート終了:2.2000000002011-05-03-00002011年5月3日000000002013-05-01-00002013年5月1日N/A
サポート終了:2.3000000002011-11-01-00002011年11月1日000000002013-11-01-00002013年11月1日N/A
サポート終了:2.4000000002012-05-02-00002012年5月2日000000002014-05-01-00002014年5月1日N/A
サポート終了:2.5000000002012-11-07-00002012年11月7日000000002014-11-01-00002014年11月1日N/A
サポート終了:2.6000000002013-05-17-00002013年5月17日000000002015-05-01-00002015年5月1日N/A
サポート終了:2.7000000002013-11-08-00002013年11月8日000000002015-11-01-00002015年11月1日N/A
サポート終了:3.0000000002014-06-04-00002014年6月4日000000002016-05-01-00002016年5月1日N/A
サポート終了:3.1000000002014-12-10-00002014年12月10日000000002016-11-01-00002016年11月1日N/A
サポート終了:3.2000000002015-05-26-00002015年5月26日000000002017-05-01-00002017年5月1日3.18.xx
サポート終了:3.3000000002016-01-06-00002016年1月6日000000002017-11-01-00002017年11月1日4.1.xx
サポート終了:3.4000000002016-05-31-00002016年5月31日000000002018-05-01-00002018年5月1日4.4.xx
サポート終了:3.5000000002016-12-22-00002016年12月22日000000002018-11-01-00002018年11月1日4.4.xx
サポート終了:3.6000000002017-05-24-00002017年5月24日000000002019-05-01-00002019年5月1日4.9.xx
サポート終了:3.7000000002017-11-30-00002017年11月30日000000002019-11-01-00002019年11月1日4.9.xx
サポート終了:3.8000000002018-06-26-00002018年6月26日000000002020-05-01-00002020年5月1日4.14.xx
サポート終了:3.9000000002019-01-29-00002019年1月29日000000002021-01-01-00002021年1月1日4.19.xx
サポート終了:3.10000000002019-06-19-00002019年6月19日000000002021-05-01-00002021年5月1日4.19.xx
サポート終了:3.11000000002019-12-19-00002019年12月19日000000002021-11-01-00002021年11月1日5.4.xx
サポート終了:3.12000000002020-05-29-00002020年5月29日000000002022-05-01-00002022年5月1日5.4.xx
サポート終了:3.13000000002021-01-14-00002021年1月14日000000002022-11-01-00002022年11月1日5.10.xx
サポート終了:3.14000000002021-06-15-00002021年6月15日000000002023-05-01-00002023年5月1日5.10.xx
サポート終了:3.15000000002021-11-24-00002021年11月24日000000002023-11-01-00002023年11月1日5.15.xx
サポート中:3.16000000002022-05-23-00002022年5月23日000000002024-06-23-00002024年6月23日5.15.xx
サポート中:3.17000000002022-11-22-00002022年11月22日000000002024-11-22-00002024年11月22日5.15.xx
サポート中:3.18000000002023-05-09-00002023年5月9日000000002025-05-09-00002025年5月9日6.1.xx
現行バージョン:3.19000000002023-12-07-00002023年12月7日000000002025-11-01-00002025年11月1日6.6.xx
最新プレビュー版:edgeローリングリリースN/AN/A
凡例
サポート終了
サポート中
現行バージョン
最新プレビュー版
将来のリリース

特徴

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  • Alpine Linuxは独自のパッケージ管理システムとしてAPKを採用している。最初の頃はシェルスクリプトによって書かれていたが[12]、現在はC言語によって書き直されている[13]GNOMEFFmpegMozilla Firefoxなどが利用できる[14]
  • Alpine LinuxはRAMディスクオペレーティングシステムとしてインストールすることができる。このときにlbuを利用することにより、変更した設定ファイルバックアップを行うことができる。デフォルトの動作では、/etc以下が変更された場合に、tar.gzアーカイブが作成される[15]
  • 強化されたカーネルがデフォルトのカーネルに含まれているので、悪用や脆弱性の影響を軽減することができる。全てのユーザ空間バイナリがスタックスマッシング保護付きの位置独立実行ファイルとしてコンパイルされるので、バッファオーバーフローの影響を軽減することができる。
  • Alpine LinuxはデフォルトでDMVPNを利用して効率的なメッシュ化VPNが利用可能なパッチを含む唯一のLinuxディストリビューションである。
  • Alpine LinuxはXenの最新版に確実に対応しており、商用ディストリビューションで経験した問題は発生しない。また、KVMにも対応している。
  • Alpine Linuxのベースシステムは4 - 5MB (カーネルを除く) に収まるように設計されている。コンテナは8 MB以内に収まるようになっており、最小インストールには130 MBが必要となっている[2]。Linuxカーネルはこれよりも遥かに大きく、カーネル 3.18.16では基本的なx86-64カーネルイメージの3.3 MBに加えて、121 MBのカーネルモジュールが含まれている (主にデバイスドライバ)。
  • Alpine Configuration Framework (ACF) はAlpine Linuxデバイスの設定を行うためのアプリケーションである。Debiandebconfと同じような目標を持っている。Luaをベースとした標準的なフレームワークである。
  • Alpine Linuxでは一般的に利用されているGNU Cライブラリではなく、標準CライブラリとしてuClibcを利用していた。uClibcはより軽量だが、GNU Cライブラリとの互換性がないという重大な欠点がある。このことによって、全てのソフトウェアをコンパイルして、uClibcで正常に動作するのかを確認する必要があった。現在では、標準CライブラリはGNU Cライブラリとのバイナリ互換性があるmuslに切り替えられている[16][17]
  • Alpine Linuxではinitとしてシンプルかつ軽量なOpenRCを利用している[18]Arch LinuxCentOS・Debian・openSUSEUbuntuなどのその他のLinuxディストリビューションとは異なり、systemdは利用していない。

脚注

[編集]
  1. ^Alpine 3.23.2 released” (2025年12月17日). 2025年12月27日閲覧。
  2. ^abcabout”. alpinelinux.org. 2018年10月17日閲覧。
  3. ^Steven Nunez (2017年7月10日). “Review: Alpine Linux is made for Docker”. 2018年10月17日閲覧。
  4. ^Marius Nestor (2017年12月4日). “Security-Oriented Alpine Linux 3.7 Has UEFI Support, GRUB Support in Installer”. 2018年10月17日閲覧。
  5. ^10 Most Secure Linux Distros For Complete Privacy & Anonymity | 2017 Edition”. Fossbytes (2017年11月8日). 2018年10月17日閲覧。
  6. ^Katherine Noyes (2016年2月9日). “Is Docker ditching Ubuntu Linux? Confusion reigns”. 2018年10月17日閲覧。
  7. ^Swapnil Bhartiya (2017年3月28日). “Meet Alpine Linux, Docker’s Distribution of Choice for Containers”. 2018年10月17日閲覧。
  8. ^postmarketOS”. postmarketos.org. 2018年10月17日閲覧。
  9. ^Alpine Linux:Glossary”. alpinelinux.org. 2018年10月17日閲覧。
  10. ^News archive”. alpinelinux.org. 2021年11月25日閲覧。
  11. ^Alpine release branches”. alpinelinux.org. 2021年11月25日閲覧。
  12. ^apk-tools”. SourceForge.net. 2018年10月18日閲覧。
  13. ^apk-tools”. alpinelinux.org. 2018年10月18日閲覧。
  14. ^Alpine Linux packages”. alpinelinux.org. 2018年10月18日閲覧。
  15. ^Alpine local backup”. alpinelinux.org. 2018年10月18日閲覧。
  16. ^Alpine 3.0.0 released”. alpinelinux.org. 2018年10月18日閲覧。
  17. ^musl FAQ”. musl-libc.org. 2018年10月18日閲覧。
  18. ^Alpine Linux Init System”. alpinelinux.org. 2018年10月18日閲覧。

関連項目

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ポータル FOSS

外部リンク

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休止
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Linux
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Linuxディストリビューション
GNU
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ディストリビューション非依存
その他(バイナリ)
その他(ソース)
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