Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


コンテンツにスキップ
Wikipedia
検索

19 ナインティーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
曖昧さ回避渡辺一志監督の映画「19 (映画)」とは異なります。
19 ナインティーン
Nineteen[1][2]
監督山下賢章
脚本康珍化
原作康珍化
製作康珍化
筒井善範
製作総指揮小倉斉
出演者少年隊
音楽野人
主題歌少年隊「君だけに
撮影岸本正広
編集奥原好幸
製作会社東宝映画
ジャニーズ事務所
配給東宝
公開日本の旗1987年8月1日[1]
上映時間98分[2][注 1]
製作国日本の旗日本
言語日本語
テンプレートを表示

19 ナインティーン』は、1987年昭和62年)8月1日に公開された日本SF映画。製作は東宝映画ジャニーズ事務所。配給は東宝。併映は『トットチャンネル』。

概要

[編集]

少年隊主演の本格的SFアドベンチャー映画である[1][2]。映画タイトルには「19歳」の意味が込められており、スケールの大きなSFドラマだけではなく、大人と少年のボーダーラインに立つ葛藤を描いた青春群像劇にもなっている。

当作は「SFロック」と銘打たれ公開された。当時のヒット曲が全編にあふれるミュージカル仕立てになっており、現在でいうメディアミックスが行われ、小説化、ミュージカル化されたほか、同年中に映画版のVHSビデオがリリースされて、販売とレンタルが開始された。

西暦2550年の未来の時代考証に基づくデザインの小道具が大量に造られた[1]。単純な無機質なものではなく、レトロのテイストが入ったデザインになっている。このほか、タイムパトローラー式の敬礼など、細部まで設定が尽くされている。大道具面では、未来都市のセットなどはほとんど作られず、都心部でのロケ撮影で処理され、カメラワークだけで未来都市を表現しきった撮影技術の高さが雑誌など[3]で評価された[注 2]。当時未完成であった東京ドームが作画合成で加えられている[5]。このほかパリ、上海、砂漠でのロケも行われ、多数の外国人がエキストラ出演している。

主要な舞台となる1998年の時代考証も、パトカーなど日産自動車の劇用提供車[注 3]。は近未来風のカラーリングで装飾され、ソニーは、架空の試作品であるバーチャルボーイ風の「テレビ・ウォークマン」、サントリーは架空の製品であるスコッチ・キャンディを提供、後者は明石家さんまが出演する劇中CMも製作されている。

また「スワットチーム」と思われる警察隊が登場したが、その制服も近未来を意識してデザインされた。大胆な技術革新や新奇な流行はなく、服飾、娯楽、住宅の傾向、好況感の持続など1980年代の延長線上にある時代[注 4]として描写されており、携帯電話ポケットベルなどが存在しない代わりに、テレビ電話や前述のテレビ・ウォークマンが存在するなど、1986年から1987年当時の近未来観がうかがえる内容となっている。劇中、ニュースでサミットに参加した日本の外相が核武装に前向きな発言をしたというニュースが流れるなど、核戦争の危機と隣り合わせであった当時の世界情勢も反映されている。

東宝プロデューサーの富山省吾は、東宝映画会長の田中友幸が本作品を評価していたと証言している[7]

ストーリー

[編集]

見習いタイムパトローラー・イースト、ウエスト、サウスの3人は、ある目的のためいくつもの時代を飛び越えて1998年の東京へタイムスリップし[1]、そこでミヤコという少女と知り合う。好奇心旺盛なミヤコは風変わりな3人に興味を持ち、彼らの「友達探し」を手助けする。しかし、ミヤコたちの外出中にミヤコの弟・ヨリトモが何者かによって襲われてしまう。取り乱すミヤコに対し、ウエストは自分たちが西暦2550年の未来からやって来たタイムパトローラーで、異生物カミーラの生き残り・通称「19」を殲滅するために東京へきたことを打ち明ける[1]

「19」の正体はイーストの恋人・ソフィアであり[1]、任務のために向かった小惑星でカミーラに変えられてしまい、時空を超えて逃亡していた。冷酷なハンターのアンドロイド・ゼブラもソフィアを狙っており、ウエストとサウスは「誰かがソフィアを殺さなければならないなら、せめてイーストの手で討たせたい」と考えていた[1]

一方、東京では謎の連続殺人事件が起きており、担当警部のフカザケはイーストに目をつけてミヤコの自宅を包囲する。何とか3人を脱出させて家に残ったミヤコの前にソフィアが現れ、ミヤコのことを「おばあちゃん」と呼び、「死ぬために過去へ来た」と話す。ミヤコはソフィアが自分の子孫だと悟り「自分の命を終わらせるために先祖の私を殺すのか」と問いただすが、そこへゼブラが現れてソフィアを攻撃し、二人とも姿を消してしまう。

イーストたちはソフィアの目的が「東京の地下に隠された核で自爆すること」だと推測し、爆発を阻止すべく青山に向かう[1]。ゼブラは一足先に青山に到着しイーストと死闘を繰り広げるが、背後からソフィアに攻撃され息絶える。イーストたちは地下でソフィアを見つけるがすでに異形の姿に成り果てていた。イーストは長い躊躇の末にソフィアを狙撃する。

イーストたちはタイムホールが開く21:00を逃すが、10分前の過去に戻ることでタイムホールへと辿り着く。タイムホールは3つに分かれており、イーストは1946年のパリ、サウスは1970年の上海、ウエストは2548年のノースダコタへと向かう。ミヤコとヨリトモは3人が去った後の夜空を見つめ、ミヤコは「ヨリトモ、ほら、時間が通り過ぎてゆく」と呟く。

出演者

[編集]
イースト
演 -東山紀之
タイムパトローラー、ナイーブな性格。本編の主人公。
ウエスト
演 -錦織一清
タイムパトローラー、冷静なリーダー。
サウス
演 -植草克秀
タイムパトローラー、コミカルな性格。映画・ノベライズ版通じて最も出番が多い。映画版では1998年にもっとも順応した描写がなされた。ノベライズ版における彼の登場シーンの一部が映画版ではイーストのものに置き換わっている。
ミヤコ
演 -小沢なつき
1998年の世界で3人が出遭う、16歳の少女。本編のヒロイン。ノベライズ版では父親は有名な俳優である。
ソフィア
演 -アレクシス・ホール
逃亡中のスペースバンパイア。ミヤコの子孫である。イーストの恋人であり、ノベライズ版ではイーストらのアカデミー時代の同期生かつ惑星探査隊員であり、過去に逃亡したスペースバンパイアの最後の生き残りという背景が語られている。
ヨリトモ
演 -山田哲平
ミヤコの弟。12歳。生意気盛り。
ターボ
演 -坂井徹
ミヤコの恋人。
ゼブラ
演 -中康治
カーミラを追うもう一人のハンター。その正体は超高性能のハンターアンドロイドである。ノベライズ版にも登場し、空挺部隊を全滅させられた軍が面子にかけて送り込んだハンターアンドロイドである。歴戦の強者、人間の身分を得ることにこだわっており、それが獲得寸前であるという背景描写がなされた。
フカザケ警部
演 -柳生博
1998年の世界での警察官。権威に弱いが運転技術は高い。
特別出演
村井国夫大林丈史荒勢永英(スワット隊員)、河原崎長一郎
カメオ出演
片岡鶴太郎(通行人)、明石家さんま(本人役)

劇中楽曲

[編集]

主題歌

[編集]
OP主題歌。
  • 少年隊「君だけに」
ED主題歌[注 5]

挿入歌

[編集]

スタッフ

[編集]

小説

[編集]
映画公開時に発行された。『マン・アフターマン』的な内容の26世紀の設定が巻末に掲載され、読者に絶望的な未来像を強く印象づけている。また架空生物を含む絶滅生物を守護者として崇め刺青を施すトーテム信仰が存在することも詳述されている。

ミュージカル

[編集]
  • 少年隊主演のPLAYZONEシリーズの一作「TIME-19」としてミュージカル化。
→詳細は「PLAYZONE § PLAYZONE'87 TIME-19」を参照

その他

[編集]

脚注

[編集]
[脚注の使い方]

注釈

[編集]
  1. ^資料によっては、「107分」と記述している[1]
  2. ^監督の山下賢章は、特撮に予算をあまりかけられず、ほぼ同期であった特殊技術の川北紘一にアドバイスを受けたと述べている[4]
  3. ^車種はマーチエクサキャノピー
  4. ^ノベライズ版ではビリヤードの流行が続いていることが描かれ、プールバー[6]のシーンで「パンプキン・ドリンク」なる飲み物が登場しているが、これも1980年代後期の食文化の延長線上にあるものとして描写されている。
  5. ^劇中に使用された少年隊の楽曲は、アルバム『TIME-19』にまとめられ発売された。
  6. ^『少年隊コンサート'87 夏』1987年8月19日 - 20日、愛知厚生年金会館。
  7. ^この日のベストテンでは2位にランクイン。上映終了間際のエンドロール中に少年隊が現れて歌う演出で、当時CBCのアナウンサーだった松山香織が中継を担当していた。

出典

[編集]
  1. ^abcdefghij東宝配給作品 1994, p. 94, 「特撮映画大全集 1980年代」
  2. ^abcゴジラ画報 1999, p. 204, 「19 ナインティーン」
  3. ^Duet』昭和62年2月号など[要文献特定詳細情報]
  4. ^『ゴジラVSスペースゴジラ』 1994, pp. 130–135, 「COMMENTS OF STAFF 山下賢章」.
  5. ^石井博士ほか『日本特撮・幻想映画全集』勁文社、1997年、306頁。ISBN 4-7669-2706-0 
  6. ^プールバーhttps://kotobank.jp/word/%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BCコトバンクより2025年8月23日閲覧 
  7. ^『ゴジラVSスペースゴジラ』 1994, pp. 154–159, 「COMMENTS OF STAFF 富山省吾」.
  8. ^『アメリカ横断ウルトラクイズ11』日本テレビ、1987年12月、p. 117。

参考文献

[編集]

外部リンク

[編集]
メンバー:錦織一清 -植草克秀 -東山紀之
初期メンバー:松原康行 -鈴木則行
シングル
アルバム

BACKSTAGE PASS -翔 SHONENTAI -ミュージカル プレゾン"ミステリー"抜粋 - Duet -WONDERLAND - PRIVATE LIFE Light&Shadow -TIME・19 -マジカル童謡ツアー -PLAYZONE'87 TIME-19 ミュージカル・抜粋 -PARTY -BEST OF 少年隊 - カプリッチョ-天使と悪魔の狂想曲 -PLAYZONE'89 Again -PLAYZONE'90 MASK -Heart to Heart 5years 少年隊…そして1991 -愛は続けることに意味がある -PLAYZONE'94 MOON -PLAYZONE'96 RHYTHM -PLAYZONE'97 RHYTHM2 - PLAYZONE'98 5nights -prism -PLAYZONE'99 Goodbye & Hello -PLAYZONE2000 THEME PARK -PLAYZONE2001 "新世紀" EMOTION -PLAYZONE2002 愛史 -PLAYZONE2003 Vacation -PLAYZONE2005 〜20th Anniversary〜 Twenty Years…そしてまだ見ぬ未来へ - PLAYZONE2006 Change -PLAYZONE2007 Chance2Change -少年隊 35th Anniversary BEST

映像作品

少年隊 - LAらLAらLAら -PLAYZONE ミュージカル"MYSTERY" - 武道館LIVE - PRIVATE LIFE - PLAYZON'87 TIME-19 THE PREVIEW - PLAYZON'87 TIME-19 -SILENT DANCER - PLAYZONE'88 カプリッチョ ―天使と悪魔の狂想曲― - じれったいね/続・じれったいね(海外版) -PLAYZONE'89 Again -SHONENTAI DINNER SHOW -SPRING TOUR'90 -PLAYZONE'90 MASK - PLAYZONE'91 SHOCK - SPRING TOUR'92 - PLAYZONE'92 さらばDiary - 少年隊 DINNER SHOW 愛と勇気 - PLAYZONE'93 WINDOW -PLAYZONE'94 MOON - PLAYZONE'95 KING&JOKER - 少年隊10th ANNIVERSARY LIVE 1995~1996 - PLAYZONE'96 RHYTHM - PLAYZONE'97 RHYTHM - 1998.1.16,17 TOKYO TAKARAZUKATHEATER - PLAYZONE'98 5nights - prism - PLAYZONE'99 Good bye & Hello - PLAYZONE2000 THEME PARK - PLAYZONE2001 新世紀 EMOTION - SHONENTAI SELECTSONGS - PLAYZONE2002 愛史 - PLAYZONE2003 Vacation - PLAYZONE2005 ~20th Anniversary~ Twenty Years - PLAYZONE2006 Change - PLAYZONE FINAL 1986-2008〜SHOW TIME Hit Series〜 Change

出演ドラマ
主演映画
レギュラー番組
関連項目
関連人物
テンプレート
過去に出演した番組
主演あるいは助演
ドラマ

荒野のテレビマン -源義経(1990年) -若さま侍捕物帖 陰謀渦巻く江戸城大奥の秘密 -源氏物語 上の巻 -琉球の風 -大忠臣蔵 -松本清張特別企画・夜光の階段 -ザ・シェフ -Dear ウーマン -元禄繚乱 -平成夫婦茶碗〜ドケチの花道〜 -お前の諭吉が泣いている -続・平成夫婦茶碗 -松本清張の証言 -棟居刑事シリーズ -喰いタン -喰いタン2 -GM〜踊れドクター -大岡越前(2013年) -七つの会議 -The Partner 〜愛しき百年の友へ〜 -大岡越前2 -予告犯 -THE PAIN- -刑事7人 -信長燃ゆ -大岡越前3 -ふつうが一番 —作家・藤沢周平 父の一言— -大岡越前スペシャル 「白洲に咲いた真実」 -花実のない森 -大岡越前4 -大岡越前スペシャル 〜親子をつなぐ名裁き〜 -砂の器 -大岡越前5 -大岡越前スペシャル 〜初春に散る影法師〜 -大岡越前6 -Game Of Spy

必殺仕事人シリーズ
映画
ディスコグラフィ
関連項目
関連人物
カテゴリカテゴリ
カテゴリカテゴリ
作品
怪獣映画
ゴジラ映画
作品
昭和シリーズ
平成vsシリーズ
ミレニアムシリーズ
2010年代以降
アニメ映画
アメリカ映画
モンスター・ヴァースシリーズ
テレビ・Web番組
関連作品
モスラシリーズ
その他
劇中歌
音楽
用語
関連カテゴリ
関連施設
関連商品
関連企業
関連人物
プロデューサー
原作者
脚本家
映画監督
特技監督
音楽家
スーツ・モーションアクター
彫刻家
その他
カテゴリカテゴリ
モスラ映画
(ゴジラ映画以外)
モスラ三部作
ウルトラシリーズ
上記以外の怪獣映画
他のシリーズ
変身人間シリーズ
東宝活劇シリーズ
血を吸うシリーズ
人間革命
陰陽師
GANTZ
エイトレンジャー
進撃の巨人
上記以外の映画
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
関連項目
劇中歌
用語
関連カテゴリ
スタブアイコン

この項目は、映画に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めていますP:映画/PJ映画)。

https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=19_ナインティーン&oldid=107130652」から取得
カテゴリ:
隠しカテゴリ:

[8]ページ先頭

©2009-2026 Movatter.jp