1998年の日本競馬(1998ねんのにほんけいば)では、1998年(平成10年)の日本競馬界についてまとめる。馬齢は旧表記で統一する。
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この歳の4歳馬(現表記の3歳馬)は、セイウンスカイ、スペシャルウィーク、キングヘイロー、グラスワンダー、エアジハード、ファレノプシスらを輩出した。これらをまとめて「98世代」と呼ぶ。
安田記念を制したタイキシャトルが満を持してフランス遠征を発表。ジャック・ル・マロワ賞出走を表明するが、その1週間前に、安田記念では完敗したシーキングザパールが同じフランスのGIモーリス・ド・ゲスト賞(1300メートル)を勝利し、こちらが初の日本調教馬による海外GI制覇となった。タイキシャトルもジャック・ル・マロワ賞を圧倒的1番人気に応えて優勝。秋にはマイルチャンピオンシップも圧勝し、短距離馬としては初のJRA賞年度代表馬に選出された。さらに、ジャパンカップを制したエルコンドルパサーも翌年の長期遠征を発表し、日本競馬にとって大変革となった1年となった。
タイキシャトルの岡部幸雄騎手とシーキングザパールの武豊騎手がGI通算勝利で熾烈な争いを繰り広げる。以下は、両騎手によるGI制覇。(勝利数はJRAのGIに限る。)
明けて5歳となったサイレンススズカが大逃げ戦法を確立して快進撃を続けた。まずはオープン特別のバレンタインステークスで勝利を収めると、GII中山記念、GIII小倉大賞典[注 1]を連勝。さらにGII金鯱賞では重賞競走では珍しい大差勝ちを収めた。宝塚記念では、騎手が武豊から南井克巳に乗り替わったにもかかわらず、前年の年度代表馬エアグルーヴや天皇賞・春勝ち馬メジロブライトら並み居るGIホースを差し置いて1番人気に支持され、そこでも勝利を収めた。秋の休養明け初戦の毎日王冠でもグラスワンダーとエルコンドルパサーの4歳外国産馬に完勝し、ここまで6連勝を収めた。続く天皇賞・秋では単勝オッズ1.2倍という圧倒的な1番人気に支持され、そして快調に逃げを打っていたかに見えたが、レース中に左前脚手根骨粉砕骨折を発症し、競走中止。予後不良と診断され、安楽死の処置がとられた[1]。
| 競走名 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | 所属 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 月日 | 競馬場 | 馬主 | 勝時計 | |||
| 第118回中山大障害(春) | ノーザンレインボー | 牡9 | 出津孝一 | 岩元市三 | JRA栗東 | |
| 4月18日 | 中山競馬場 | 林進 | 4:43.1 | |||
| 第119回中山大障害(秋) | ビクトリーアップ | 牡6 | 横山義行 | 吉永正人 | JRA美浦 | |
| 12月19日 | 中山競馬場 | 瀧本和義 | 4:45.5 | |||
| 競走名 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | 所属 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 月日 | 競馬場 | 馬主 | 勝時計 | |||
| 第47回川崎記念 | アブクマポーロ | 牡7 | 石崎隆之 | 出川克己 | 船橋 | |
| 1月28日 | 川崎競馬場 | 鑓水秋則 | 2:07.6 | |||
| 第21回帝王賞 | アブクマポーロ | 牡7 | 石崎隆之 | 出川克己 | 船橋 | |
| 6月24日 | 大井競馬場 | 鑓水秋則 | 2:03.4 | |||
| 第11回マイルチャンピオンシップ南部杯 | メイセイオペラ | 牡5 | 菅原勲 | 佐々木修一 | 岩手 | |
| 10月10日 | 盛岡競馬場 | (有)明正商事 | 1:35.1 | |||
| 第13回ダービーグランプリ | ナリタホマレ | 牡4 | M.ロバーツ | 谷潔 | JRA栗東 | |
| 12月14日 | 水沢競馬場 | 山路秀則 | 2:07.8 | |||
| 第44回東京大賞典 | アブクマポーロ | 牡7 | 石崎隆之 | 出川克己 | 船橋 | |
| 12月23日 | 大井競馬場 | 鑓水秋則 | 2:05.4 | |||
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| 分類 | 騎手の氏名 | 勝利数 |
|---|---|---|
| 中央競馬 | ||
| 地方競馬 | ||
| ばんえい競走 |
| 分類 | 調教師の氏名 | 勝利数 |
|---|---|---|
| 中央競馬 | ||
| 地方競馬 | ||
| ばんえい競走 |
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この年に生まれた競走馬は2001年のクラシック世代となる。
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各年の日本競馬 | |
|---|---|
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