Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


コンテンツにスキップ
Wikipedia
検索

1

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
0 12
二進法1
三進法1
四進法1
五進法1
六進法1
七進法1
八進法1
十二進法1
十六進法1
二十進法1
二十四進法1
三十六進法1
ローマ数字I
漢数字
大字
算木
位取り記数法一進法
「一」の筆順

1、いち、ひと、ひとつ)は、最小の整数である。0自然数に含めない流儀では、最小の自然数とも言える。整数の通常の順序において、0 の後で2 の前の整数である。1 はまた、実数位取り記数法で記述するための数字の一つでもある。

・非存在」を意味する 0 に対して、1 は存在を示す原初的な記号なので、物事を測る基準単位、つまり順序を数える際の初めである。

英語では、基数詞でone(ワン)、序数詞では、1stfirst(ファースト) となる。

ラテン語ではunus(ウーヌス)で、接頭辞uni- (ユニ)はこれに由来する。

数としての1

[編集]

0 を除いて最小の自然数であり、自然数のうちで最小の奇数でもある。任意の数x に 1 を掛けてもx のままであるので、1 は乗法に関する単位元と呼ばれる。

x×1=1×x=x.{\displaystyle x\times 1=1\times x=x\,.}

この性質より、1 は 1 自身の階乗であり、

1!=1{\displaystyle 1!=1} .

自乗であり、より一般の累乗でもある。

1x=1.{\displaystyle 1^{x}=1\,.}

0 以外の任意の数の0乗は 1 である。

x0=1(x0).{\displaystyle x^{0}=1\qquad (x\neq 0)\,.}

多くの場合、0の階乗や0の0乗は規約により 1 とされる。

00:=1,0!:=1.{\displaystyle {\begin{aligned}0^{0}&:=1,\\0!&:=1\,.\end{aligned}}}

数字としての1

[編集]
1 を表す数字の字形の変遷
ヴェネツィアの時計台の24時間計。1の代わりに大文字のJ を用いている。

西洋で今日 1 を表す数字の字形は垂直に立った棒であるが、単なる線と区別するために、しばしば上部にひげ飾りが付けられたり、下部に水平の短い線が付けられたりする。アラビア数字インドに起源を持ち、古くは漢字の「一」のように水平の線で 1 を表していた。グプタ文字ではやや丸まった線になり、デーヴァナーガリーではときに左端に小さな黒丸が付された。これが90度回転して9 に似た字形になり、グジャラート語パンジャーブ語の文字で現在用いられる字形になった。ネパール語でも回転した字形を用いるが、黒丸が残っている[1]。この黒丸が上部のひげ飾りになった一方、下部の短い水平の線はローマ数字の I からきたものと考えられる。ドイツなどのいくつかのヨーロッパの国では、1 のひげ飾りを比較的長く書くため、他国での7 の字形に近くなって誤解を生じやすい。そのような国では、7 を書くときに垂直の線に水平の線を入れて区別する。

現代のほとんどの欧文の書体において、1 は h と同じ高さであるが、古典的な書体の中には のように x と同じ高さであるものもある。古いタイプライタには 1 のキーが無いものがあり、代わりに似た字体である小文字の l (エル)を用いた。また、体積の単位のリットルの記号は、単位名称が人名由来ではないため本来は小文字の l となるが、数字の 1 と似ていて紛らわしいことから大文字の L とすることが推奨されている。

装飾の目的のため、1 の代わりに大文字の J を用いる例も見られる。

性質

[編集]
この級数は、|x| < 1 のときに限り収束する。
  • 自然界に出現する数値や2の冪などの数学的対象の多くはベンフォードの法則に従い、1 で始まるものが最多で全体の約30 %を占める。
  • 最小のリュカ数である。次は3。また、初項2の後者である。
  • 1 = 1!
    • 最小の階乗数である。次は2。
    • n! がn 桁となる数である。他には222324 しかない。
  • 級数1/2 +1/4 +1/8 +1/16 + ⋯ は 1 に収束する。
  • 約数の和が 1 になる数は1個ある (1) 。約数の和1個で表せる最小の数である。次は3
    • 約数の和が奇数になる最小の奇数である。次は3
    • 倍積完全数の約数の和としては最小の数である。次は12
    • 約数の和n 個で表せるn 番目の数である。次は18
    • 約数の和の個数別の最小でいうと、これも最小にあたる(1個)。次は12(2個)。
  • 連続してある数に対して約数の和を求めていった場合1個の数が 1 になる。その最小の数。次は4(2個)。いいかえるとσm(n)=1 (m1){\displaystyle \sigma ^{m}(n)=1~(m\geqq 1)} を満たすn が1個あるということである。(ただし σ は約数関数)(オンライン整数列大辞典の数列A241954)
  • 九九においては、1 の段で 1 × 1 = 1(いんいちがいち)と表し方が 1 通りしかない。九九で表し方が 1 通りのしかない数は他に25,49,64,81 があり、計5つである。
  • 各位の和が 1 となるハーシャッド数100 までに3個、1000 までに4個、10000 までに5個ある。
    • 各位の和が 1 となる数は、全てハーシャッド数。そのような数は、十進法では他に39 しかない。
  • 最小のハーシャッド数である。次は2
    • 1 を基とする最小のハーシャッド数である。次は10
    • n を基とするn 番目のハーシャッド数である。次は20
    • 各位の和(数字和)がn となるn 番目の数。次は11
    • 平方数がハーシャッド数になる最小の数である。次は4
    • 立方数がハーシャッド数になる最小の数である。次は8
    • 三角数がハーシャッド数になる最小の数である。次は3
    • フィボナッチ数がハーシャッド数になる最小の数である。次は2
  • 各位の積が 1 になる最小の数である。次は11。(オンライン整数列大辞典の数列A000042)
  • 最小のカプレカ数(第1定義)。次は9
  • 1 の約数の個数は1個になり 1 の1倍になる。1~n までの約数の個数がn の整数倍になる最小の数である。次は4(2倍)。(オンライン整数列大辞典の数列A050226)

抽象代数

[編集]

抽象代数学では、乗法モノイド単位元1 で表すことがあるが、eドイツ語の Einheit に由来する)で表す方がより伝統的である。整数に限らない一般のにおいて、乗法における単位元を 1 で表し、加法における単位元を 0 で表すことは一般的である。1 をn 回足して 0 になるとき、その環の標数n であるという。通常の整数では 1 を何度繰り返し足しても 0 にはならないため、そのような環の標数は 0 と定める。例えば標数 2 のは、符号理論などに応用を持つ。通常の体の定義は、1 と 0 が等しくないことを要求するので、標数 1 の体は存在しないが、一元体という概念はある。ただし、それは単集合ではない。

その他 1 に関すること

[編集]
  • 西洋の数秘術では、1 は万物の始まり、唯一絶対であること、神などを象徴する。
  • デジタルで状態を表すときの、2個の要素の内の一つであり、デジタル信号で、信号がアクティブである場合を表す。

言語・表記

[編集]
  • 和語数詞の「ひと」は単独で用いることはできず、「ひと - つ(一つ)」「ひと - よ(一夜)」など接尾辞助数詞)を伴って用いられる。
    • ただし、通話表で 1 を送る場合「数字のひと」と送られる。
  • の第1日を意味する「ついたち」は「月立ち」が転訛したものである。時間としての1日(24時間)を和語系数詞では「ひとひ」と呼ぶが、現代日本語ではほとんど用いられず、専ら漢語系数詞による「いちにち」が用いられる。
  • 非常に多くの数字体系で、1 は1本の棒や1つの点などで表される。
  • 書道では、漢字の一は基本の練習文字として多用される。
  • 「ピンからキリまで」といった慣用句や、おいちょかぶというゲームなど、限定された文脈においては、1 を「ピン」と呼ぶ。
  • 日本語圏のスレッドフロート型掲示板において、コメント番号が 1 になることから、1 はそのスレッドを立てた人(スレ主)のこと。
  • 1 を乗数・除数とする演算の値が元の数と同じになる性質から、1 は、数量の概念としての複数に対する単数、言語としての複数形に対する単数形のように、特殊な取り扱いを受けることが多い。
  • 1 の接頭辞:[uni-、[mono-
  • 単一であること、単独であること、1倍、1重をシングル (single) という。「ダブル」に対して使われることも多い。

1 の付く言葉

[編集]
  • 「1 のつく日」に開かれた定期市に由来する地名である「一日市」「一日市場」は多くの場合「ひといち」「ひといちば」と読まれる。恐らくは「ひとひ・いち(ば)」からの転訛であると思われる。
  • 当選に必要な得票数が選挙区によって異なることを「一票の格差」という[2]

第1のもの

[編集]

番号

[編集]
SPIコードの1

スポーツ

[編集]
かつては大阪近鉄バファローズでも鈴木啓示投手の永久欠番となっていたが、2005年にオリックス・ブルーウェーブと合併、「オリックス・バファローズ」が発足したのを機に失効となった[注 1]

ナンバープレート

[編集]
  • 自動車で、普通自動車のうち貨物用途の車のナンバープレートの分類番号の上1桁には 1 が付けられる(1ナンバーともいう)。
  • 自動車のナンバープレートの希望番号制で、「・・・1」は抽選対象番号である。

テレビのチャンネル

[編集]

音楽

[編集]

兵器

[編集]

大日本帝国陸軍および海軍で、兵器名称における「一式」は皇紀2601年 (1941年昭和16年) に制定されたことを示す。

陸軍
海軍

番号付けとして1番を与えられた兵器 (国名はISO 3166-1の2文字コード順)

ドイツの旗ドイツ帝国ナチス・ドイツの旗ドイツ国ドイツの旗ドイツ
フランスの旗フランス
イギリスの旗イギリス
日本の旗 日本大日本帝国の旗大日本帝国
ソビエト連邦の旗ソビエト連邦
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国

固有名詞

[編集]

1の付く地名

[編集]

1を始点とする概念

[編集]

1 を始点とする概念や体系には、以下のものがある。

符号位置

[編集]
この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字が含まれています詳細
記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
1U+00311-3-17&#x31;
&#49;
DIGIT ONE
U+FF111-3-17&#xFF11;
&#65297;
FULLWIDTH DIGIT ONE
¹U+00B91-9-16&#xB9;
&#185;
SUPERSCRIPT ONE
U+2081-&#x2081;
&#8321;
SUBSCRIPT ONE
U+09F4-&#x9F4;
&#2548;
BENGALI CURRENCY NUMERATOR ONE
U+0F2A-&#xF2A;
&#3882;
TIBETAN DIGIT HALF ONE
U+1369-&#x1369;
&#4969;
ETHIOPIC DIGIT ONE
U+19DA-&#x19DA;
&#6618;
NEW TAI LUE THAM DIGIT ONE
U+215F-&#x215F;
&#8543;
FRACTION NUMERATOR ONE
U+21601-13-21&#x2160;
&#8544;
ROMAN NUMERAL ONE
U+21701-12-21&#x2170;
&#8560;
SMALL ROMAN NUMERAL ONE
U+24601-13-1&#x2460;
&#9312;
CIRCLED DIGIT ONE
U+2474-&#x2474;
&#9332;
PARENTHESIZED DIGIT ONE
U+2488-&#x2488;
&#9352;
DIGIT ONE FULL STOP
U+24F51-6-58&#x24F5;
&#9461;
DOUBLE CIRCLED DIGIT ONE
U+27761-12-1&#x2776;
&#10102;
DINGBAT NEGATIVE CIRCLED DIGIT ONE
U+2780-&#x2780;
&#10112;
DINGBAT CIRCLED SANS-SERIF DIGIT ONE
U+278A-&#x278A;
&#10122;
DINGBAT NEGATIVE CIRCLED SANS-SERIF DIGIT ONE
U+3192-&#x3192;
&#12690;
IDEOGRAPHIC ANNOTATION ONE MARK
U+3220-&#x3220;
&#12832;
PARENTHESIZED IDEOGRAPH ONE
U+3280-&#x3280;
&#12928;
CIRCLED IDEOGRAPH ONE
U+4E001-16-76&#x4E00;
&#19968;
CJK Ideograph, First
U+5F0C1-48-01&#x5F0C;
&#24332;
CJK Ideograph, number one
U+58F11-16-77&#x58F1;
&#22769;
CJK Ideograph, number one
U+58F91-52-69&#x58F9;
&#22777;
CJK Ideograph, number one
𐄇U+10107-&#x10107;
&#65799;
AEGEAN NUMBER ONE
𐌠U+10320-&#x10320;
&#66336;
OLD ITALIC NUMERAL ONE
𐡘U+10858-&#x10858;
&#67672;
IMPERIAL ARAMAIC NUMBER ONE
𐤖U+10916-&#x10916;
&#67862;
PHOENICIAN NUMBER ONE
𐩀U+10A40-&#x10A40;
&#68160;
KHAROSHTHI DIGIT ONE
𐩽U+10A7D-&#x10A7D;
&#68221;
OLD SOUTH ARABIAN NUMBER ONE
𐭘U+10B58-&#x10B58;
&#68440;
INSCRIPTIONAL PARTHIAN NUMBER ONE
𐹠U+10E60-&#x10E60;
&#69216;
RUMI DIGIT ONE
𝍠U+1D360-&#x1D360;
&#119648;
COUNTING ROD UNIT DIGIT ONE
🄂︎U+1F102-&#x1F102;
&#127234;
DIGIT ONE COMMA
𝟙U+1D7D9-&#x1D7D9;
&#120793;
MATHEMATICAL DOUBLE-STRUCK DIGIT ONE
𝟷U+1D7F7-&#x1D7F7;
&#120823;
MATHEMATICAL MONOSPACE DIGIT ONE
𝟏U+1D7CF-&#x1D7CF;
&#120783;
MATHEMATICAL BOLD DIGIT ONE
𝟣U+1D7E3-&#x1D7E3;
&#120803;
MATHEMATICAL SANS-SERIF DIGIT ONE
𝟭U+1D7ED-&#x1D7ED;
&#120813;
MATHEMATICAL SANS-SERIF BOLD DIGIT ONE

他の表現法

[編集]
モールス符号
・----

⠁
信号旗手旗信号点字

脚注

[編集]
[脚注の使い方]

注釈

[編集]
  1. ^当初、オリックス側でも背番号 1 の扱いが検討されたが、鈴木本人が「自らの永久欠番はあくまで近鉄でのもの」とし、オリックスの背番号 1 継続使用を承諾した。

出典

[編集]
  1. ^Georges Ifrah,The Universal History of Numbers: From Prehistory to the Invention of the Computer transl. David Bellos et al. London: The Harvill Press (1998): 392, Fig. 24.61
  2. ^一票の格差(イッピョウノカクサ)とは”. コトバンク. 2018年2月25日閲覧。

関連項目

[編集]
ウィキメディア・コモンズには、1に関連するカテゴリがあります。
ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。
ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。
ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。
ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。
ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。
ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。
ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。
ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。
2桁までの自然数
(0)123456789
10111213141516171819
20212223242526272829
30313233343536373839
40414243444546474849
50515253545556575859
60616263646566676869
70717273747576777879
80818283848586878889
90919293949596979899
  • 太字で表した数は素数である。
2n2の冪

···1/8 ·1/4 ·1/2 ·1 ·2 ·4 ·8 ·16 ·32 ·64 ·128 ·256 ·512 ·1024 ·2048 ·4096 ·8192 ·16384 ·32768 ·65536 ·131072 ·262144 ·5242881048576 ···16777216 ···4294967296 ···

日本語の数の単位
大数
小数
国立図書館
その他
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=1&oldid=107848727」から取得
カテゴリ:

[8]ページ先頭

©2009-2026 Movatter.jp