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.NET

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
曖昧さ回避この項目では、ソフトウェアフレームワークについて説明しています。ドメイン名におけるトップレベルドメインについては「.net」をご覧ください。
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.NET
開発元.NET Foundation
最新評価版
ウィキデータを編集
リリース候補版
10.0.0-rc.2[1] /2025年10月14日 (4か月前)
長期サポート, 安定版
10.0.3[2] /2026年2月10日 (9日前)
リポジトリウィキデータを編集
プログラミング
言語
C++およびC#
対応OS
プラットフォームx86,x64,ARM32,ARM64,ppc64le,s390x
前身.NET Framework,Xamarin,Mono
後継現行
サポート状況サポート中です。
種別開発支援、開発フレームワーク、オープンソースソフトウェア(?)
ライセンスMIT License[4]
公式サイトdotnet.microsoft.com ウィキデータを編集
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.NET(ドットネット)は、マイクロソフトを中心に開発されてきたアプリケーション開発基盤の総称である。C#F#などのプログラミング言語共通言語ランタイム(CLR)、標準ライブラリ開発ツール群を含み、単一の製品や単一の言語を指す名称ではない。このため、「.NET」という語は文脈によって異なる意味で用いられることがある。

現在の.NETは、旧来は .NET Core として提供されていた、FOSSとして開発されているクロスプラットフォーム対応のソフトウェアフレームワークであり[5]WindowsLinuxmacOSなど複数のオペレーティングシステム上で動作する。.NET 5以降では、従来の.NET FrameworkおよびXamarin/Monoで提供されてきた機能が統合され、これらの後継として位置づけられている[6]

構成

[編集]
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出典検索?".NET" – ニュース ·書籍 ·スカラー ·CiNii ·J-STAGE ·NDL ·dlib.jp ·ジャパンサーチ ·TWL
(2020年8月)

.NETの主な構成要素として、共通言語ランタイム(CLR)、標準ライブラリ、プログラミング言語、開発ツール群が挙げられる。

共通言語ランタイム(CLR)は、.NETにおけるプログラムの実行環境であり、複数のプログラミング言語で記述されたアプリケーションを共通に実行する役割を担う。

標準ライブラリは、.NETで利用可能な型やクラスの集合であり、入出力処理、コレクション、文字列操作、ネットワーク通信など、アプリケーション開発に必要な基本的な機能を提供する。

.NETでは、複数のプログラミング言語がCLRおよび標準ライブラリを共有する形で利用される。公式にサポートされているプログラミング言語としては、C#F#Visual Basic .NETがある[7]。これらの言語は、それぞれ異なる記述スタイルを持ちながら、同一の実行環境上で動作する。

また、.NETには、これらの構成要素を用いたアプリケーション開発を支援するための開発ツール群が含まれる。これには、ソフトウェア開発キット(SDK)やコマンドラインツール、統合開発環境(IDE)向けの支援機能などが含まれる。

これらの要素は相互に連携し、Webアプリケーションコンソールアプリケーションデスクトップアプリケーションなど、さまざまな種類のアプリケーションの開発に利用されている。

実装

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.NETは共通言語基盤 (CLI) の元となっている仕様であり、.NET CoreはCLIの実装になっている[8]

.NET CoreのランタイムはCoreCLRである[9]。CoreCLRはガベージコレクタJITコンパイラ(RyuJIT)、プリミティブな型/クラスライブラリからなっている[10][11][注釈 1][注釈 2][12]。またランタイムに必要な型/クラスライブラリに追加して、フレームワークとして規定する型群としてCoreFXが.NET Coreには含まれる[13]。CoreFXはFramework Class Library英語版の一部をフォークしたものである[14]

.NET Coreと.NET FrameworkAPIを一部共有しているが、.NET Coreには.NET Frameworkに存在しない固有のAPIが搭載されている[15]。.NET Coreライブラリの派生物はUWP用に利用されている[16]。.NET Coreのコマンドラインインタフェースは、オペレーティングシステムには実行エントリポイントを、開発者にはコンパイルやパッケージ管理などのサービスを提供する[17]

ランタイム

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.NETは複数のランタイムを利用できる。以下は .NET 7 における対応ランタイムである[18][19]

これらは目的に応じて使い分けられる。例えばiOS はAOTコンパイル前提でありMonoランタイムが利用される。

Windows系UI専用ライブラリ

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もともと.NET Coreはクロスプラットフォームを前提とするフレームワークであり、.NET Core 3よりも前のバージョンでは、Windowsのデスクトップソフトウェア用の標準GUIを提供するためのWindows FormsWPFが実装されていなかった[15][21]。2018年にマイクロソフトは、デスクトップ技術であるWindows Forms、WPF、UWPを.NET Core 3からサポートすることを公表した[22]。.NET Core 3.0では、Windows版に限りWindows FormsおよびWPFのサポートが提供されるようになった[23]

バージョン

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.NET バージョン[24]
バージョンリリース日長期
サポート
変更内容
.NET Core 1.02016-06-27[25]
.NET Core 1.12017-03-07[26]
.NET Core 2.02017-08-14
.NET Core 2.12018-05-30
.NET Core 2.22018-12-04
.NET Core 3.02019-09-23[27]Build 2018英語版で発表。デスクトップ・人工知能/機械学習IoTアプリケーションの開発をサポートした。
.NET Core 3.12019-12-03Yes
.NET 52020-11-10[28]名前から"Core"が外れた[29]。.NET Core 4はスキップされ、.NET 5になった。これは.NET 5が.NET Framework 4.8の後継でもあることから、.NET Framework 4.xとの混同を防ぐ目的を含んでいる[30]
.NET 62021-11-08[31]Yes
.NET 72022-11-08Windows 8以前がサポート対象外となった。[32]
.NET 82023-11-14Yes
.NET 92024-11-12
.NET 102025-11-11Yes

サポート期限

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長期サポート版(LTS)はJavaと同じく2年ごとにリリースされているが、Javaのプレミア・サポートが5年、延長サポートがその次の3年[33]と比べて、.NETは3年[24]と短く、長期サポート版を使い続けるには、長期サポート版がリリースされる度に1年以内に乗り換えないといけない。UbuntuRed Hat Enterprise Linuxも.NETの長期サポート版の独自サポートを行っていて[34]、Red Hat Enterprise Linuxのサポート期限は同じく3年だが[35]、Ubuntuは長期サポート版OSのサポート期限(最長15年)までサポートを行う[36]

脚注

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[脚注の使い方]

注釈

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  1. ^RyuJITはもともと.NET Framework 4.6にて、新しい64ビット版のJITコンパイラとして導入された。
  2. ^接頭辞である "Ryu" は日本語の「竜」であるが、これはThe Dragon Book英語版に由来する。

出典

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  1. ^Download .NET 10.0”. 2025年10月14日閲覧。
  2. ^Download .NET 10.0”. 2026年2月11日閲覧。
  3. ^core/release-notes/10.0/supported-os.md at main · dotnet/core”. 2024年5月17日閲覧。
  4. ^core/LICENSE.TXT”. GitHub. 2018年6月4日閲覧。
  5. ^What is .NET? An open-source developer platform.”. 2019年9月24日閲覧。 “.NET Core is a cross-platform .NET implementation for websites, servers, and console apps on Windows, Linux, and macOS.”
  6. ^再統合された .NET:.NET 5 に関する Microsoft の計画”. Microsoft Docs. 2021年10月18日閲覧。
  7. ^.NET マネージド言語の戦略 - .NET”. Microsoft Learn. 2024年3月18日閲覧。
  8. ^README.md coreclr”. GitHub. 2019年9月24日閲覧。 “.NET Core is a self-contained .NET runtime and framework that implements ECMA 335.”
  9. ^dotnet/coreclr: CoreCLR is the runtime for .NET Core. It includes the garbage collector, JIT compiler, primitive data types and low-level classes.”. GitHub. 2019年9月24日閲覧。 “CoreCLR is the runtime for .NET Core.”
  10. ^dotnet/coreclr: CoreCLR is the runtime for .NET Core. It includes the garbage collector, JIT compiler, primitive data types and low-level classes.”. GitHub. 2019年9月24日閲覧。 “It includes the garbage collector, JIT compiler, primitive data types and low-level classes.”
  11. ^CoreCLR is now Open Source”. .NET Framework Blog. マイクロソフト (2015年2月3日). 2015年2月27日閲覧。
  12. ^Why RyuJIT? How was the name chosen?”. nuWave eSolutions Development Team Blog. 2016年6月21日閲覧。[出典無効]
  13. ^dotnet/coreclr: CoreCLR is the runtime for .NET Core. It includes the garbage collector, JIT compiler, primitive data types and low-level classes.”. GitHub. 2019年9月24日閲覧。 “Many of the most familiar classes (System.Collections,System.IO,System.Xml and so on), live in packages defined in the dotnet/corefx repository.”
  14. ^Introducing .NET Core”. .NET Blog. マイクロソフト (2014年12月4日). 2015年2月27日閲覧。
  15. ^abCarter, Phillip; Knezevic, Zlatko (April 2016). “.NET Core - .NET Goes Cross-Platform with .NET Core”. MSDN マガジン (マイクロソフト) 13 (4). https://msdn.microsoft.com/magazine/mt694084 2018年8月27日閲覧。. 
  16. ^Intro to .NET Native and CoreRT”. GitHub (2016年4月23日). 2018年8月27日閲覧。
  17. ^Intro to CLI”. GitHub (2016年4月23日). 2018年8月27日閲覧。
  18. ^"Mono is one of the two runtimes that are supported by the .NET 6 project. CoreCLR is the other." danmoseley. (2021).Discussions#50150. dotnet/runtime. 2022-12-18閲覧.
  19. ^ab"the Native AOT support now shipping in .NET 7." Douglas, et al. (2022)..NET 7 is Available Today. .NET Blog.
  20. ^"NativeAOT - .NET runtime optimized for ahead of time compilation."dotnet/runtimelab. 2022-12-18閲覧.
  21. ^.NET 2015 Overview”. Channel 9英語版. マイクロソフト (2015年11月18日). 2018年8月27日閲覧。
  22. ^.NET Core 3 and Support for Windows Desktop Applications”. MSDNブログ. マイクロソフト (2018年5月7日). 2018年8月27日閲覧。
  23. ^Windows Forms アプリを .NET Core 3.0 に移植する - .NET Core”. Microsoft Docs. 2019年9月24日閲覧。 “Windows Forms は、まだ Windows 専用のフレームワークであるため、Windows 上でのみ実行されます。”
  24. ^ab.NET および .NET Core オフィシャル サポート ポリシー”. Microsoft. 2024年5月17日閲覧。
  25. ^core/1.0.0.md at master · dotnet/core”. GitHub. 2020年5月26日閲覧。
  26. ^Announcing .NET Core Tools 1.0”. 2017年3月29日閲覧。
  27. ^Announcing .NET Core 3.0”. .NET Blog. 2019年9月24日閲覧。
  28. ^Announcing .NET 5.0”. .NET Blog. 2020年11月11日閲覧。
  29. ^Introducing .NET 5”. .NET Blog. 2019年5月7日閲覧。 “.NET 5 = .NET Core vNext
    .NET 5 is the next step forward with .NET Core.”
  30. ^Introducing .NET 5”. .NET Blog. 2019年9月19日閲覧。 “We’re skipping the version 4 because it would confuse users that are familiar with the .NET Framework, which has been using the 4.x series for a long time.”
  31. ^core/roadmap.md at master · dotnet/core”. GitHub. 2019年12月4日閲覧。
  32. ^core/release-notes/7.0/supported-os.md at main · dotnet/core”. 2024年5月17日閲覧。
  33. ^Oracle Java SE Supportロードマップ | Oracle 日本”. oracle.com. 2024年5月17日閲覧。
  34. ^core/support.md at main · dotnet/core”. 2024年5月17日閲覧。
  35. ^Life Cycle and Support Policies for the .NET Program - Red Hat Customer Portal”. Red Hat Customer Portal. 2024年5月17日閲覧。
  36. ^adegeo. “.NET and Ubuntu overview - .NET”. learn.microsoft.com. 2024年5月17日閲覧。

外部リンク

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