| 鹿児島空港 Kagoshima Airport | |||||||||
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| IATA: KOJ -ICAO: RJFK | |||||||||
| 概要 | |||||||||
| 国・地域 | |||||||||
| 所在地 | 鹿児島県霧島市溝辺町麓 | ||||||||
| 母都市 | 鹿児島市 | ||||||||
| 種類 | 商業 | ||||||||
| 運営者 | 国土交通大臣 | ||||||||
| 運用時間 | 7:00 - 22:00 | ||||||||
| 開設 | 1972年4月1日 | ||||||||
| ターミナル数 | 1 | ||||||||
| 標高 | 271.9m (892.1ft) | ||||||||
| 座標 | 北緯31度48分00秒東経130度43分18秒 / 北緯31.80000度 東経130.72167度 /31.80000; 130.72167座標:北緯31度48分00秒東経130度43分18秒 / 北緯31.80000度 東経130.72167度 /31.80000; 130.72167 | ||||||||
| 公式サイト | 鹿児島空港 | ||||||||
| 地図 | |||||||||
| 鹿児島空港の位置 | |||||||||
| 滑走路 | |||||||||
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| 統計(2022年度) | |||||||||
| 旅客数 | 4,678,821人 | ||||||||
| 貨物取扱量 | 17,075t | ||||||||
| リスト | |||||||||
| 空港の一覧 | |||||||||
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鹿児島空港(かごしまくうこう英語:Kagoshima Airport、IATA:KOJ,ICAO:RJFK)は、鹿児島県霧島市にある空港。ターミナルビルは霧島市溝辺町麓に位置する。空港法第4条第1項第6号に該当する空港として政令で定める空港(国管理空港)に区分される。
鹿児島市の北東30kmに位置する。鉄道でのアクセスは悪いが、E3九州自動車道溝辺鹿児島空港インターチェンジに近いため高速道路を経由したアクセスは良好である。熊本県南部(人吉市、球磨郡各町村、水俣市および葦北郡津奈木町)や宮崎県南西部(小林市やえびの市および都城市)などの利用者も多い。鹿児島市街地からは空港連絡バス(九州自動車道経由)が日中約10分間隔で運行されており、鹿児島中央駅からの所要時間は38分である。
鹿児島空港の国内線は日本エアコミューターのハブ空港で、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)、スカイマーク、ジェットスター、フジドリームエアラインズ(FDA)、IBEXエアラインズ、ピーチ、ソラシドエアなどが就航している。鹿児島空港は多くの離島路線を抱えていることもあり、第二種空港としては国内有数の規模である。海上保安庁第十管区海上保安本部鹿児島航空基地を併設している。
空港の立地は標高272mにある。有視界飛行の小型機が、宣伝などの目的で最低安全高度以下の飛行許可を取って飛行し鹿児島空港に戻る場合は、着陸のために上昇するという他の空港ではあまり見られない状況が起きる[1]。
平成29年国交省告示第832号により、地方空港では初めてとなるターミナルコントロール空域の再編が行われ、2017年10月12日より宮崎空港の管制業務の一部(出発・進入、新田原飛行場への管制)を鹿児島空港で行うことになった[2]。それに伴い、鹿児島空港事務所内にターミナル空域管制施設が設置された[2]。このほか、鹿児島県内で航空管制官・航空管制運航情報官を置かない種子島空港・屋久島空港・喜界空港・徳之島空港・沖永良部空港・与論空港の6空港におけるリモート管制を行う鹿児島飛行援助センター(FSC)を設置する。
また、イギリスの航空・空港関係格付会社スカイトラックス社「世界ベスト空港(World's Best Airport)」国内線部門(調査対象期間:2022年8月~2023年2月)において世界第7位[3]に選ばれた。
年間利用客数は国内5,041,011人、国際130,665人の計5,171,676人である(2014年度)[4]。九州では福岡空港に次いで第2位、日本国内では、都市規模の大きい仙台空港、神戸空港、広島空港を上回っている。
2023年度の利用者数は中部国際空港(セントレア)に次いでは国内第9位である[5]。
| 行き先 | 旅客数 | 国内線順位 |
|---|---|---|
| 東京国際空港 | 約244万人 | 上位05位 |
| 大阪国際空港 | 約066万人 | 上位42位 |


この節の加筆が望まれています。 |
航空会社が2社以上記載の場合、最初に記載の航空会社の機材・乗務員による共同運航便(コードシェア便)である。詳細は月刊時刻表[リンク切れ] を参照。



| 航空会社 | 就航地 |
|---|---|
| 日本航空 (JAL)[注 1] | 東京/羽田、大阪/伊丹、松山、福岡、奄美、徳之島 |
| 日本航空 (JAL)・全日本空輸 (ANA)[注 2] | 種子島、屋久島、奄美、喜界、徳之島、沖永良部、与論 |
| 全日本空輸 (ANA)[21] | 東京/羽田、大阪/伊丹、名古屋/中部 |
| スカイマーク (SKY) | 東京/羽田、大阪/神戸、名古屋/中部、奄美 |
| ソラシドエア (SNJ)・全日本空輸 (ANA) | 東京/羽田、名古屋/中部、沖縄/那覇 |
| フジドリームエアラインズ (FDA)・日本航空 (JAL) | 静岡 |
| アイベックスエアラインズ(IBX)・全日本空輸 (ANA) | 大阪/伊丹 |
| ジェットスター・ジャパン (JJP) ・日本航空 (JAL) (JAL国際線との乗り継ぎ時のみ) | 東京/成田 |
| Peach Aviation (APJ) | 大阪/関西 |
| 新日本航空(NJA)[注 3] | 薩摩硫黄島、諏訪之瀬島 |
かつての定期就航路線

| 航空会社 | 就航地 |
|---|---|
| 台北/桃園 | |
| ソウル/仁川 | |
| ソウル/仁川 | |
| ソウル/仁川(2025年11月21日より運航再開予定) | |
| 上海/浦東 |
鹿児島空港における貨物便の運航は不定期ではあるが、食用馬などを輸送するために臨時の貨物チャーター便が運航される。2025年現在の貨物チャーター便は以下の通り。
| 航空会社 | 就航地 |
|---|---|
| 全日本空輸 (ANA) | 東京/羽田 |
| 大韓航空 (KE) | ウィニペグ(到着便)、エドモントン(到着便) |
| アジアカーゴエアライン (GM) | プノンペン(到着便) |
| 航空会社 | 就航地 |
|---|---|
| JALエクスプレス (JEX) | 東京/羽田、大阪/伊丹、名古屋/中部 |
| 日本エアコミューター (JAC) | 岡山、広島西、高松 |
| 日本エアシステム (JAS) | 東京/羽田、大阪/伊丹、奄美大島、徳之島 |
| 全日本空輸 (ANA) | 札幌/新千歳、広島 |
| エアーニッポン (ANK) | 仙台、小松 |
| アイベックスエアラインズ (IBX) | 名古屋/中部 |
| オリエンタルエアブリッジ (ORC) | 長崎 |
| ジェットスター・ジャパン (JJP) | 名古屋/中部 |
| 航空会社 | 就航地 |
|---|---|
| 日本航空 (JL) | 啓徳空港(香港)、シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)、ドンムアン空港(タイ) |
| ナウル航空 (ON) | ナウル国際空港(ナウル)[注 4]、グアム国際空港(グアム) |
| ニューギニア航空 (PX) | ポートモレスビー国際空港(パプアニューギニア) |
| 香港ドラゴン航空 (KA) | 啓徳空港(香港) |
| 香港エクスプレス航空 (UO) | 香港国際空港(香港) |
| チェジュ航空 (7C) | 大邱国際空港(大邱) |
| 航空会社 | 就航地 |
|---|---|
| アトラス航空 (5Y) | アンカレッジ(到着便) |
| 日本貨物航空 (KZ) | アンカレッジ |
| 大韓航空 (KE) | アンカレッジ(到着便) |
| オレンジカーゴ (N/A) | 東京/羽田 |
駐車場をご利用の方へ(空港公式サイト)も参照。
| のりば | 方面 | 種別 | 行先 |
|---|---|---|---|
| 6 | 加治木・姶良・加世田・枕崎・福岡・宮崎 | 高速バス |
|
| 一般路線バス |
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| 溝辺ふれあいバス |
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| 7 | 谷山・指宿・人吉・八代・熊本 | 高速バス |
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| 8 | 鹿児島市内 | 高速バス |
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| 9 | 栗野・大口・水俣・霧島温泉郷・宮之城・出水・阿久根・蒲生・川内 | ||
| 一般路線バス |
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| 10 | 鹿屋・垂水・岩川・志布志・国分・京セラ国分・妙見温泉・隼人 | 一般路線バス |
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旧・鹿児島空港は1932年、鹿児島市の中心にほど近い鴨池地区(真砂本町)に鹿児島市営水陸両用飛行場として建設され、第二次世界大戦中の1940年に海軍航空隊鹿児島基地として改装された[7]。1,500m×600mの滑走路と16,900平方メートルの格納庫を擁し、練習航空隊の教育などに使用された。1945年、戦争の激化により教育は中止され、度重なる空襲によって使用できなくなった[25]。特別攻撃隊の基点としては鹿屋飛行場と知覧飛行場(知覧特攻平和会館)が著名であるが、本飛行場も使用された。1957年、鹿児島基地の跡地に鹿児島空港(通称・鴨池空港)が第二種空港として開港した。
1972年に空港が現在地に移転。跡地は日本住宅公団により鴨池ニュータウンとして開発され、1996年には県庁や県警本部がこの一角に移転した[7]。旧空港ビルは1978年からスーパーマーケットのスーパーハルタ アポロ店[26](2012年1月15日閉店)を含むテナントビルとして利用されていたが、老朽化のため解体が2013年に決定した[7]。2014年始めに取り壊され、現在、跡地ではニシムタスカイマーケット(2015年4月23日開業[27])が営業している。スカイとあるように、かつての空港である名残を名前として残しており、店内にも旧鹿児島空港時代の写真などが展示されている。また、旧格納庫は南国交通鹿児島営業所の車庫として利用されていたが、車庫が2008年8月に鹿児島市小野町へ移転したことから翌9月に取り壊された[7]。
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