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鰐淵洋子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鰐淵 洋子
わにぶち ようこ
内閣広報室より公表された肖像
2021年 撮影)
生年月日 (1972-04-10)1972年4月10日(53歳)
出生地日本の旗日本福岡県福岡市
出身校創価女子短期大学経営科卒業
前職公明党職員
所属政党公明党
称号準学士(創価女子短期大学・1993年
選挙区比例近畿ブロック
当選回数3回
在任期間2017年10月22日[1] - 現職
選挙区比例区
当選回数1回
在任期間2004年7月26日 -2010年7月25日
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鰐淵 洋子(わにぶち ようこ、1972年昭和47年〉4月10日 - )は、日本政治家公明党所属の衆議院議員(3期)。

参議院議員(1期)、厚生労働副大臣第1次石破内閣第2次石破内閣)、文部科学大臣政務官菅義偉内閣第1次岸田内閣第2次岸田内閣)などを歴任した[2]

経歴

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福岡県福岡市に生まれる。関西創価学園創価女子短期大学経営科を卒業後、東京都新宿区の設計会社に就職した。

2000年4月には公明党本部の職員となり、管理局副主任、女性委員会事務次長を経て、2004年第20回参議院議員通常選挙に公明党公認で比例区から立候補して当選。

2010年第22回参議院議員通常選挙では再選を目指して再び比例区から立候補するも落選した。

2017年第48回衆議院議員総選挙比例近畿ブロック単独4位で立候補。同ブロックで公明党が獲得した4議席のうちに選ばれ、衆議院議員として初当選を果たした[3]

2020年に発足した菅義偉内閣文部科学大臣政務官に任命され、続く第1次岸田内閣及び第2次岸田内閣で再任された。

2021年第49回衆議院議員総選挙に比例近畿ブロック単独3位で立候補し、同ブロックで公明党が3議席を獲得したため再選を果たした[4]

2024年に発足した第1次石破内閣では、濱地雅一の後任として厚生労働副大臣に就任[5]

2024年第50回衆議院議員総選挙に比例近畿ブロック単独3位で立候補し、同ブロックで公明党が3議席を獲得したため再選を果たした[6]。選挙後に発足した第2次石破内閣で厚生労働副大臣に再任された[7]

政策・活動

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左から、鰐淵洋子、松あきら太田昭宏駐日アメリカ大使ジョン・トーマス・シーファー浜四津敏子丸谷佳織(2008年3月19日)

動物愛護管理

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  • 公明党動物愛護管理推進プロジェクトチーム事務局長を務める。熊本市動物愛護センターの「殺処分ゼロ」を目指す取り組みに注目し、全国のセンターの殺処分ゼロ化、ペットと共生できる環境づくりのための法整備活動を行っている。
  • 動物を大切にする社会こそ、命を大切にする社会」「『失われゆく28万匹の命』を守る」として、ペットの殺処分の解消を求める活動を展開する。同様の運動をボランティアで展開する田中美奈子とも連携している。
  • ペットブームの裏で動物虐待や放棄が後を絶たず、商業主義的なペット売買が問題になっているとして、「すべての命を守る」視点から殺処分ゼロに向けた動物愛護政策を提案する。
  • 子どもたちが心豊かに育つための存在として、また老後生活の重要なパートナーとしてペットはかけがえのない「家族の一員」であると主張する。ペットと散歩できる公園道路を整備するなど、人間とペットが共生できる項境づくりを提案する。

最近の実績

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音声コード
  • 全国約30万人の視覚障害者のうち、点字が読めるのは約1割の3万人にすぎないことから、多くの視覚障害者は活字情報を自分で確認できず、著しい情報格差にさらされている実態を知る。そこで視覚障害者が点字以外に文書から情報を得るための有効な手段とされる「活字文書読み上げ装置」(約800文字の文字情報を二次元コード化した「音声コード」を装置に通すと、音声で情報を得ることができる)に着目し、2007年7月の参院選では13道府県において音声コード付き選挙公報が発行。さらに2008年2月の参院予算委員会で「ねんきん定期便」に音声コードを付けるよう提案し、実現させた。
駅型保育
  • 既存のモデル駅型保育の現場に足を運び、要請を行った結果、国土交通省鉄道局が初めて駅型保育設置への支援制度を創設した。
住宅政策
  • 中古住宅市場の活性化と住宅の品質向上を図るため、一定の条件を満たす中古住宅の売買と住宅リフォームを実施する業者に対し費用の一部を国が補助する支援制度を創設し、安心して中古住宅を購入できるリフォーム保険制度を創設した。
  • 高齢者が24時間365日安心して住み続けるために、「居住、見守り、食事、医療、介護」の5つの安心と多世代の交流を通じた新たなコミュニティーの形成を実現するため、トータル的なケアシステムのモデルを提案・実現させた(24時間365日高齢者が見守られる福祉施設、住宅のソフト・ハードが整備された総合福祉支援施設を提案)。
インフラ整備
  • 今ある社会基盤を大事に長く使い続けるために、社会インフラの戦略的維持管理を提案。高度経済成長期に集中投資した道路、河川、下水道港湾公営住宅、都市公園などの社会資本ストックが今急速に老朽化していることを踏まえ、長寿命化計画の策定の推進、点検から補修・更新に至る予防保全の計画的な実施、都市における老朽下水管路の改築に対する支援等戦略的な維持管理を行い、安全・安心の確保とライフサイクルコストの縮減を提案した。
口蹄疫対策
  • 2010年4月に宮崎県で発生した口蹄疫問題では、公明党口蹄疫対策特別措置法検討プロジェクトチーム副座長として現地入り、農林水産委員会で、口蹄疫防疫対策について質問し、「出荷適齢期を越えた豚肉の出荷遅延対策として、枝肉重量を85kgから80kgに支援対象を拡大する」ことを約束させた。

人物

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  • 創価女子短期大学出身初の国会議員である。
  • 初当選した第20回参議院議員通常選挙では党の重点候補とは位置付けられておらず、選挙期間中は公明党代表代行浜四津敏子の遊説隊長をしていた。開票の結果、公明党の比例区8議席目として当選したが、党は8議席目を獲得できると予想しておらず、獲得しても別の公明党候補者が当選すると予想していたため、「党も計算外の当選に驚いている」と各紙に掲載された。この時の得票数は当選者中最少の17,173票で、第25回参議院議員通常選挙塩田博昭(15,178票)に記録を更新されるまで参議院選挙史上最少の当選者得票数であった。

主な所属議員連盟

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役職歴

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内閣
衆議院
参議院
公明党
  • 国会対策副委員長
  • 女性委員会副委員長
  • 国際委員会国際局次長
  • 市民活動委員会NPO局長
  • 環境部会長
  • 国土交通副部会長
  • 関西方面副本部長
  • 大阪府本部副代表
  • 口蹄疫対策特別措置法検討プロジェクトチーム副座長
  • 貧困と格差問題に関するプロジェクトチーム事務局次長
  • 動物愛護管理推進プロジェクトチーム事務局長
  • 女性委員会子ども読書運動プロジェクトチーム副座長
  • 女性委員会女性の健康支援推進プロジェクトチーム副座長
  • 女性委員会エコライフ推進プロジェクトチーム座長
  • 文部科学部会副部会長
  • 参議院国会対策副委員長
  • 東京都本部副代表
  • 市民活動委員会NPO局次長
  • 遊説局次長
  • 文化局次長
  • 広報局次長
  • 青年局次長
  • 女性局次長
  • 女性委員会事務次長

選挙歴

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当落選挙執行日年齢選挙区政党得票数得票率定数得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第20回参議院議員通常選挙2004年07月11日32参議院比例区公明党1万7173票48/8/8
第22回参議院議員通常選挙2010年07月11日38参議院比例区公明党2万8850票ーー48/8/6
第48回衆議院議員総選挙2017年10月22日45比例近畿ブロック公明党ーー票ーー28/4/4
第49回衆議院議員総選挙2021年10月31日49比例近畿ブロック公明党ーー票ーー28/3/3
第50回衆議院議員総選挙2024年10月27日52比例近畿ブロック公明党ーー票ーー28/3/3

脚注

[編集]
[脚注の使い方]
  1. ^“国会議員の任期満了日等”. 鳥取県公式サイト. https://www.pref.tottori.lg.jp/178443.htm 2021年8月18日閲覧。 
  2. ^“国会議員情報 鰐淵 洋子(わにぶち ようこ)”. 時事通信社. https://www.jiji.com/sp/giin?d=1d6fa848c23c313ccfa21fc6c10e7af5&c=syu 2022年8月9日閲覧。 
  3. ^近畿ブロック(比例区)-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2024年11月16日閲覧。
  4. ^【2021年 衆院選】近畿ブロック(比例区)開票速報 | 朝日新聞デジタル | 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト”. 朝日新聞デジタル. 2024年12月6日閲覧。
  5. ^“石破内閣 副大臣と政務官が決定 新たに起用された8人除き再任”. NHK NEWS WEB. (2024年10月3日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241003/k10014599621000.html 2024年10月3日閲覧。 
  6. ^“衆議院選挙 比例近畿 鰐淵洋子氏 公明・前 当選確実”. NHK 関西 NEWS WEB. (2024年10月27日). https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20241027/2000088610.html 2024年10月29日閲覧。 
  7. ^“副大臣、自民の女性は起用なし 裏金議員を回避、政務官も”. 共同通信. (2024年11月13日). https://www.47news.jp/11762789.html 2024年11月14日閲覧。 
  8. ^abcdefghij朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2017衆院選:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2024年11月16日閲覧。
  9. ^2010年衆院選 候補者アンケート 読売新聞
  10. ^peace-forum_a (2009年11月26日). “永住外国人の地方参政権法案の早期立法化を求める緊急院内集会”. 平和フォーラム. 2024年11月16日閲覧。
  11. ^“不登校特例校の設置を 都道府県・政令市に1校以上 衆院予算委で鰐淵氏”. 公明新聞. (2023年2月9日). https://www.komei.or.jp/komeinews/p279577/ 2024年10月4日閲覧。 
  12. ^“現場の声 国政に届ける 衆院予算委分科会で活発に論戦”. 公明新聞. (2023年2月21日). https://www.komei.or.jp/komeinews/p281270/ 2024年10月4日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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ウィキメディア・コモンズには、鰐淵洋子に関連するカテゴリがあります。
公職
先代
濱地雅一
宮崎政久
日本の旗厚生労働副大臣
宮崎政久仁木博文と共同

2024年 - 2025年
次代
長坂康正
仁木博文
先代
佐々木さやか
青山周平
日本の旗文部科学大臣政務官
三谷英弘高橋はるみと共同

2020年 - 2022年
次代
伊藤孝江
山本左近
第41回
(定数33)
新進党
自由民主党
日本共産党
民主党
社会民主党
第42回
(定数30)
自由民主党
民主党
公明党
日本共産党
自由党
社会民主党
第43回
(定数29)
民主党
自由民主党
公明党
日本共産党
社会民主党
第44回
(定数29)
自由民主党
民主党
公明党
日本共産党
社会民主党
新党日本
第45回
(定数29)
民主党
自由民主党
公明党
日本共産党
社会民主党
第46回
(定数29)
日本維新の会
自由民主党
公明党
民主党
日本共産党
みんなの党
日本未来の党
第47回
(定数29)
自由民主党
維新の党
公明党
民主党
日本共産党
第48回
(定数28)
自由民主党
日本維新の会
立憲民主党
公明党
希望の党
日本共産党
第49回
(定数28)
日本維新の会
自由民主党
公明党
立憲民主党
日本共産党
国民民主党
れいわ新選組
第50回
(定数28)
日本維新の会
自由民主党
立憲民主党
公明党
国民民主党
日本共産党
れいわ新選組
参政党
日本保守党
†:当選無効、↓:途中辞職、失職、在職中死去など、↑:繰り上げ当選
日本の旗比例区選出参議院議員(1983年以降)国会議事堂
奇数回
第13回
(定数50)
自民
社会
公明
共産
民社
サラ新
福祉
新自
二院ク
第15回
(定数50)
社会
自民
公明
共産
民社
二院ク
税金
スポ平
第17回
(定数50)
新進
自民
社会
共産
さきがけ
二院ク
第19回
(定数48)
自民
民主
公明
共産
自由
社民
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第21回
(定数48)
民主
自民
公明
共産
社民
日本
国民
第23回
(定数48)
自民
公明
民主
維新
共産
みんな
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第25回
(定数50)
自民
立民
公明
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社民
N国
第27回
(定数50)
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国民
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立民
公明
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保守
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社民
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第14回
(定数50)
自民
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公明
共産
民社
税金
サラ新
二院ク
新自ク
第16回
(定数50)
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公明
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スポ平
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(定数50)
自民
民主
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公明
自由
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民主
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みんな
公明
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維新
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公明
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N党
↓:途中辞職・在職中死去など、▼:除名、↑:繰上げ当選、x:繰上げなし
支持母体:創価学会
歴代代表
公明党委員長
公明代表
公明党代表
閣僚経験者
細川内閣
羽田内閣
第2次改造小渕内閣
第1次第2次森内閣
第2次森改造内閣 (中央省庁再編前)
第2次森改造内閣 (中央省庁再編後)
第1次第1次再改造第2次小泉内閣
第2次改造第3次第3次改造小泉内閣
第1次第1次改造安倍内閣
福田内閣
改造福田内閣
麻生内閣
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第3次第1次改造第3次第2次改造第3次第3次改造安倍内閣
第4次第4次第1次改造安倍内閣
第4次第2次改造安倍内閣
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