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餓鬼岳(がきだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)にある標高2,647mの山。山体すべてが長野県に属し、中部山岳国立公園内にあり、日本二百名山に選定されている。
高瀬川の支流の源流の花崗岩質の山である。北西約5.1kmの位置に高瀬ダムがあり、北約4.8kmの位置には七倉ダムがある。山頂には三等三角点がある。山頂周辺は森林限界のハイマツ帯で、その砂礫部に高山植物のコマクサの群生地がある。山頂直下約100m南には、昔ながらの山小屋である餓鬼岳小屋[1]がある。
山名の由来は安曇野から見上げる岩壁がそばだっているので、「崖(がけ)岳」が転訛したとする説もある。[2]または麓の長野県大町市には後述の餓鬼(飢餓)の伝承も残る。
2009年(平成21年)7月18日には、麓のエリアに国営アルプスあづみの公園大町・松川地区部分(大町市、北安曇郡松川村)が開園し、観光名所となっている。
登山ルートは、中房温泉から東沢乗越へ直接登るか、又は北アルプス三大急登の一つである合戦尾根を登り切り燕岳を経る場合と、白沢登山口から入るコースとがある。登山道には、梯子や桟道が設けられている。餓鬼岳から北西に、尾根に沿った唐沢岳への登山道がある。常念山脈の北端に位置し、槍ヶ岳へ向かう表銀座コースとは反対方向に当たるため、登山者は少ない。
白沢登山口-名瀑紅葉の滝-名瀑魚止ノ滝-最終水場-大凪山-百曲り-餓鬼岳小屋-餓鬼岳山頂
餓鬼岳山頂-コルへ下る-餓鬼のコブ巨岩-険しい岩場滑落注意-唐沢岳山頂直下花崗岩のザレ・岩登り滑落注意-唐沢岳山頂
降旗徳重(降旗新道)-伊東宗エ門(昭和48年6月降旗徳重滑落により小屋経営を託される)[3][4]

長野県側の麓の安曇野の里からは常念山脈~餓鬼岳~後立山連峰と連なって見える
| 山容 | 山名 | 標高 (m) | 三角点等級 基準点名 | 餓鬼岳からの 方角と距離 (km) | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 燕岳 | 2,762.85 | 二等 「燕岳」 | 燕山荘 日本二百名山 | ||
| 有明山 | 2,268.34 | 二等 「有明山」 | 郷土富士、有明山神社 日本二百名山 | ||
| 餓鬼岳 | 2,647.19 | 二等 「餓鬼岳」 | 餓鬼岳小屋、餓鬼のコブ、剣ズリ 日本二百名山 | ||
| 鍬ノ峰 | 1,623.14 | 二等「鍬ノ峰」 | 日帰り登山が可能、常盤富士 | ||
| 唐沢岳 | 2,632.4 | 二等「唐沢岳」 | 餓鬼岳から支尾根で続く | ||
| 蓮華岳 | 2,798.61 | 二等「蓮華岳」 | 日本三百名山 コマクサ群生地 | ||
| 針ノ木岳 | 2,820.60 | 三等「野口」 | 日本二百名山 針ノ木小屋 | ||
| 爺ヶ岳 | 2,669.82 | 二等「祖父岳」 | 日本三百名山 種池山荘・冷池山荘 | ||
| 鹿島槍ヶ岳 | 2,889.08 | 二等「鹿島入」 | 日本百名山 針ノ木小屋 | ||
| 立山 | 3,015 | (雄山 2,991.59 m) (一等「立山」) | 富山県の最高峰 日本百名山 |
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