| この項目では、政治家について記述しています。文学博士の同名の人物については「阿部俊子 (国文学者)」をご覧ください。 |
| 阿部 俊子 あべ としこ | |
|---|---|
| 生年月日 | (1959-05-19)1959年5月19日(66歳) |
| 出生地 | |
| 出身校 | 宮城学院中学校・高等学校 宮城学院女子短期大学 アラバマ大学バーミングハム校 アラバマ大学バーミングハム校大学院 イリノイ大学シカゴ校大学院 |
| 前職 | 日本看護協会副会長 東京医科歯科大学助教授 |
| 所属政党 | 自由民主党(谷垣G→佐藤G→麻生派→無派閥) |
| 称号 | 博士(看護学)(イリノイ州立大学・1997年) |
| 公式サイト | 衆議院議員あべ俊子公式ホームページ |
| 内閣 | 第1次石破内閣 第2次石破内閣 |
| 在任期間 | 2024年10月1日 -2025年10月21日 |
| 選挙区 | (比例中国ブロック→) (岡山3区→) (比例中国ブロック→) 比例九州ブロック |
| 当選回数 | 7回 |
| 在任期間 | 2005年9月11日 - 現職 |
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阿部 俊子(あべ としこ、1959年〈昭和34年〉5月19日[1] - )は、日本の政治家、看護師。自由民主党所属の衆議院議員(7期)。
文部科学大臣(第31・32代)、文部科学副大臣(第2次岸田第2次改造内閣)、外務副大臣(第4次安倍第1次改造内閣)、農林水産副大臣(第2次安倍改造内閣・第3次安倍内閣)、外務大臣政務官(第2次安倍内閣)、衆議院外務委員長、自由民主党副幹事長、同国会対策委員会副委員長、日本看護協会副会長、東京医科歯科大学助教授などを歴任[2][3][4]。衆議院議員としての名義は、あべ俊子[5]。
宮城県石巻市出身[6]、現住所は岡山県津山市伏見町[7]。宮城学院中学校・高等学校、宮城学院女子短期大学卒業、栄養士として勤務しつつ准看護師学校在籍。1998年から1999年までアメリカ合衆国アラバマ州立ガズデンコミュニティカレッジで学んだ後、アラバマ州立ジャクソンビル大学に進み1学期在籍した[8]。さらに、アラバマ大学バーミングハム校・同大学院に在籍、イリノイ大学シカゴ校大学院で博士号を取得。東京医科歯科大学助教授、2003年4月から日本看護協会副会長[6]。
2005年に、第21回参議院議員通常選挙で全国比例区から立候補を予定して各地を巡るが、衆議院が郵政解散する。8月に日本看護協会および日本看護連盟から打診され、自由民主党の公募に応ずる。候補者未定は岡山3区と北海道10区で、岡山3区公認候補に選ばれる[9]。9月11日第44回衆議院議員総選挙で、郵政民営化法案の採決で造反し、党の公認を得られず無所属で立候補した元経済産業大臣の平沼赳夫に約4万票差で敗れたが、重複立候補していた比例中国ブロックで復活し、初当選した(惜敗率59.3パーセント)。自民党は対立候補が知名度の高い平沼であることを考慮し、阿部を他の重複立候補者より上位の比例中国ブロック単独1位とする優遇措置を行った[10]。居所は津山市伏見町[11]。
2008年自由民主党総裁選挙では与謝野馨の推薦人となる[12]。2009年8月の第45回衆議院議員総選挙では再び岡山3区から立候補し、平沼95,871票、西村54,595票、阿部52,626票、と前回よりも大きな票差で平沼に惨敗し、民主党公認の西村啓聡にも得票数で後塵を拝した。前回同様の優遇措置により比例復活で再選される。谷垣禎一総裁首班の自民党シャドウ・キャビネットで2010年秋発足時に少子化対策・スポーツ・男女共同参画担当副大臣、2011年秋改造で厚生労働副大臣。
2012年自由民主党総裁選挙で(当初は現職総裁・谷垣推薦人に名を連ねる予定が谷垣出馬断念で)町村信孝を支持し、直後に(同じ岡山選出の逢沢一郎と共に)谷垣による勉強会「有隣会」に参加した。安倍晋三総裁首班のシャドウ・キャビネットで消費者・食品安全、少子化担当大臣。2012年12月の第46回衆議院議員総選挙で三たび岡山3区から立候補して平沼に敗れたが、比例復活で3選される。第44回と第45回の選挙で存在した優遇措置が第46回では無くなった。第185回国会では議事進行係を務めた。
2014年9月3日に第2次安倍改造内閣で農林水産副大臣に就任。2014年12月の第47回衆議院議員総選挙では岡山3区から出馬し再び平沼に敗れたが、比例復活で4選[13]。
2017年5月に麻生派・山東派と合流する新派閥に参加するため佐藤勉が設立した新グループ「天元会」に参加し有隣会を離脱[14]し、新派閥志公会に参加[15]。
2017年9月22日に平沼赳夫が政界引退の意思を固め、自身の後継候補として次男の平沼正二郎を擁立することが報道された[16]。10月6日に自民党は岡山3区での公認候補擁立を見送り、阿部と平沼正二郎をいずれも無所属で出馬させ、当選した方を追加公認することを決定した。党岡山3区支部長の阿部は推薦となった[17][18]。10月22日に行われた衆院選で平沼正二郎を約3,500票差で破り5選され[19]、自民党の追加公認を得た。
2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙では前回破った平沼に敗れるも比例復活により再選[20]。当選後、平沼は自民党に入党した[21]。
2022年2月25日、佐藤勉、御法川信英、丹羽秀樹と共に、麻生派を退会[22]。
2023年12月14日、自民党5派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題で、岸田文雄首相は清和政策研究会(安倍派)の閣僚4人と副大臣5人を事実上更迭。阿部は青山周平の後任として、文部科学副大臣に就任した[23][24]。
2024年9月27日に行われた自民党総裁選挙において加藤勝信の推薦人に名を連ねた[25]。1回目の投票では加藤に投じ[26]、得票数1位の高市早苗と2位の石破茂が進んだ決選投票で石破に投じた[26]。
同年10月1日、第1次石破内閣で文部科学大臣として初入閣[27]。
2024年10月27日の第50回衆議院議員総選挙では比例九州ブロックに移り、単独1位で立候補して7選されたが、今後も事務所を岡山に残す意向を示している[28]。
11月11日に発足した第2次石破内閣で文部科学大臣に再任[29]。
2025年4月28日に広島県大崎上島町の国際バカロレア認定校、広島県立広島叡智学園中学校・高等学校を視察[30]。
| 当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 | 政党内比例順位 /政党当選者数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 比当 | 第44回衆議院議員総選挙 | 2005年09月11日 | 46 | 岡山県第3区 | 自由民主党 | 5万9303票 | 29.06% | 1 | 2/4 | 1/5 |
| 比当 | 第45回衆議院議員総選挙 | 2009年08月30日 | 50 | 岡山県第3区 | 自由民主党 | 5万2626票 | 25.58% | 1 | 3/4 | 1/4 |
| 比当 | 第46回衆議院議員総選挙 | 2012年12月16日 | 53 | 岡山県第3区 | 自由民主党 | 5万3986票 | 32.77% | 1 | 2/4 | 2/5 |
| 比当 | 第47回衆議院議員総選挙 | 2014年12月14日 | 55 | 岡山県第3区 | 自由民主党 | 5万7647票 | 38.39% | 1 | 2/3 | 1/5 |
| 当 | 第48回衆議院議員総選挙 | 2017年10月22日 | 58 | 岡山県第3区 | 無所属 | 5万9488票 | 38.92% | 1 | 1/4 | / |
| 比当 | 第49回衆議院議員総選挙 | 2021年10月31日 | 62 | 岡山県第3区 | 自由民主党 | 5万4930票 | 35.52% | 1 | 2/4 | 3/6 |
| 当 | 第50回衆議院議員総選挙 | 2024年10月27日 | 65 | 比例九州ブロック | 自由民主党 | ーー票 | ーー | 20 | / | 1/7 |
| 公職 | ||
|---|---|---|
| 先代 盛山正仁 | 第31・32代:2024年 - 2025年 | 次代 松本洋平 |
| 先代 青山周平 今枝宗一郎 | 今枝宗一郎と共同 2023年 - 2024年 | 次代 武部新 今枝宗一郎 |
| 先代 中根一幸 佐藤正久 | 佐藤正久と共同 2018年 - 2019年 | 次代 鈴木馨祐 若宮健嗣 |
| 先代 加治屋義人 吉川貴盛 | 小泉昭男と共同 2014年 - 2015年 | 次代 伊東良孝 斎藤健 |
| 先代 村越祐民 風間直樹 浜田和幸 | 城内実 若林健太と共同 2012年 - 2013年 | 次代 石原宏高 木原誠二 牧野京夫 |
| 議会 | ||
| 先代 松本剛明 | 2020年 -2021年 | 次代 城内実 |
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| 第42回 (定数11) |
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| 第43回 (定数11) |
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| 第44回 (定数11) |
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| 第50回 (定数10) |
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| ↓:途中辞職、失職、在職中死去など、↑:繰り上げ当選。 | |||||||||||||
| 第41回 (定数23) |
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| 第46回 (定数21) |
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| 第48回 (定数20) |
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| 第49回 (定数20) |
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| 第50回 (定数20) |
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