スイッチの例
左上から時計回りにラッチングスイッチ、水銀スイッチ、ロータリースイッチ、ディップスイッチ、表面実装スイッチ、リードスイッチ、リミットスイッチ、ロッカースイッチ、押しボタンスイッチ、インラインスイッチ、トグルスイッチ、壁スイッチ(米国内用)開閉器(かいへいき)またはスイッチ(英: switch)は、電力回路・電力機器の正常動作時の電路を開閉(on/off)する電力機器である[1]。慣用的には、電力回路・電力機器に用いる大型のものを開閉器、電子機器に用いる小型のものをスイッチと呼ぶことが多い。
電気回路をつなげるような開閉器の動作を「入れる」・「オン(に)する」・「閉じる」・「投入する」・「クローズ(にする)」という。逆に、電気回路を断ち切るような開閉器の動作を「切る」・「オフ(に)する」・「開く」・「開放する」・「オープン(にする)」ということが多い。
単にオン・オフする以外にも、共通の端子から2つの端子のどちらかに切り替える、単極双投というものがある。
- 定格電圧
- 定格電流
- 定格開閉電流
- 定格投入電流
- 定格短時間耐電流
- 電気的寿命
- 機械的寿命
- 絶縁階級
- 定格制御電圧
- 定格制御電流
- 引外し方式
- 直流電圧引外し方式
- コンデンサ引外し方式
- 過電流引外し方式
- 不足電圧引外し方式
- 区分開閉器
- 柱上設置: PAS (Pole mounted Air Switch), PGS (Pole mounted Gas Switch)
- 地中線引込: UGS (Underground Gas Switch), UAS (Underground Air Switch)
- 地絡トリップ形区分開閉器(GR付PAS, PGS, UGS, UAS)
- 過電流蓄勢トリップ付き地絡トリップ形区分開閉器(SOG付PAS, PGS, UGS, UAS)
- 高圧交流気中負荷開閉器 (AS)
- 高圧交流真空負荷開閉器 (VS)
- 高圧交流ガス負荷開閉器 (GS)
- 電磁開閉器 (Electromagnetic Switch) - 電磁接触器 (Electromagnetic Contact) と熱動式過電流リレー (Thermal Relay) を組み合わせたもの
開放型・閉鎖型問わず開閉器ユニットのことをスイッチギヤ(英語版)[2]と言うが、日本においては特に金属箱に収めた開閉装置のことをスイッチギヤと呼んでいる[3]。
柱上設置の区分開閉器
電磁開閉器(電磁接触器+熱動式過電流リレー)
それぞれに、片切(かたきり、Single Pole)スイッチ、両切(りょうぎり、Double Pole)スイッチがある。
片切スイッチは負荷に繋がる2本の電源線のうち片方を開閉するものであり、日本の屋内配電で一般的に使用される。内線規程では、必ず電源の電圧側極に挿入することと定められている。
両切スイッチは負荷に繋がる2本の電源線を両方同時に開閉するものであり、商用電源電圧が200Vを超えるヨーロッパの屋内配電で利用されるほか、日本の屋内配電では浴室や洗面所など湿気の多い場所の負荷を開閉するスイッチや、オフィスの200V照明回路などに使用することが推奨されている。
他に、端子0と端子1、端子0と端子2の接続を切り替える「三路スイッチ」、端子1と端子3・端子2と端子4、端子1と端子4・端子2と端子3の接続を切り替える「四路スイッチ」がある。
ディップスイッチ
リードスイッチ
水銀スイッチ
トグルスイッチ