| 郡山駅 | |
|---|---|
西口(2015年4月) | |
| こおりやま Kōriyama | |
![]() | |
| 所在地 | 福島県郡山市字燧田[1] |
| 所属事業者 | |
| 電報略号 | コリ |
| 駅構造 | |
| ホーム | |
| 乗車人員 -統計年度- | (新幹線)-2024年- 8,484人/日(降車客含まず) (合計)-2024年- 16,876人/日(降車客含まず) |
| 開業年月日 | 1887年(明治20年)7月16日[1][3] |
| 乗入路線 6 路線 | |
| 所属路線 | ■東北新幹線 (■山形新幹線) |
| キロ程 | 226.7 km(東京起点) |
◄新白河 (41.3 km) (46.1 km)福島► | |
| 所属路線 | ■東北本線 (■水郡線直通含む) |
| キロ程 | 226.7 km(東京起点) |
(5.7 km)日和田► | |
| 所属路線 | ■磐越西線 |
| キロ程 | 0.0 km(郡山起点) |
(3.4 km)郡山富田► | |
| 所属路線 | ■磐越東線 |
| キロ程 | 85.6 km(いわき起点) |
◄舞木 (5.8 km) | |
| 備考 | |
| |
| テンプレートを表示 | |

郡山駅(こおりやまえき)は、福島県郡山市字燧田(ひうちだ)にある[1]、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅。
県内最大都市で、東北地方では仙台市に次ぐ人口を有する郡山市の代表駅である。JR東日本の新幹線と在来線各線が乗り入れ、東西南北へ向かう各路線の結節点となっている。
新幹線は、線路名称上は東北新幹線のみであるが、新幹線ホームには同新幹線の列車のほか、山形新幹線の列車も停車する。
在来線は、線路名称上は東北本線・磐越西線・磐越東線の3路線が乗り入れている[2]。このうち、東北本線を当駅の所属線とし、また、磐越西線は当駅が起点、磐越東線は当駅が終点である。このほか、水戸駅を起点とし、東北本線の当駅の南隣にある安積永盛駅を終点とする水郡線の列車も当駅まで乗り入れており、前述の各線と合わせると5方面の列車が当駅を発着している。

郡山統括センターの拠点駅である。直営駅(駅長・副駅長配置)であり、管理駅として以下の駅を管理している。
新幹線は、構内西側の3階にある島式ホーム1面2線と単式ホーム1面1線、合計2面3線のホームを使用する[15]。両ホームの間には通過線2線が引かれている。在来線は、構内東側の1階にある島式ホーム2面4線と単式ホーム1面1線、また島式ホームの南側・安積永盛方にある切欠きホーム1線、合計3面6線のホームを使用する[15]。線名は駅舎側から、下り4番線(1番線ホーム)、下り3番線、磐越西線(2番線ホーム)、水郡線(3番線ホーム、切欠き)、下り東北本線(4番線ホーム)、上り東北本線(5番線ホーム)、磐越東線(6番線ホーム)、(以下側線)となっている[2][15]。2番線の上り方面先端の西側が切り欠かれており、ここが3番線ホームとなっている[2][15]。
以前は改札口 - 1番線 - 島式ホーム(1・2番) - 2番線という構成であったが、1番線の線路を撤去後しばらくしてから中央改札口から2番線ホーム(現在の1番ホーム)に直接移動できるように改修され、単式ホームとなった。旧1番線撤去後しばらくの間、番線表示は2 - 6番線と水郡ホーム(当時は番線表示がなかった)となっていたが、2007年(平成19年)春のダイヤ改正で1番線 - 6番線となった。
1階在来線中央口に繋がる地下道と、2階新幹線乗り換え・北口改札に繋がる跨線橋で各ホームは行き来できる[15]。ただし、地下道は階段のみ、跨線橋には上下エスカレーターとエレベーターも設置されている[15]。各線の上野方には荷物運搬用のエレベーターと跨線橋(テルハ)が残されている[16]。
改札内にNewDays、無人型のNewDays KIOSK(ホーム上)などの売店や立食いそば店(新幹線改札内、かつては在来線ホーム上にもあった)があり、改札外ではエキナカやエスパル[16]、ピボット[16]などの商業施設のほかJR東日本の子会社や技術センターなどが入っている。
2015年(平成27年)4月からは「JR東日本郡山駅発車メロディ変更プロジェクト」の一環で、郡山ゆかりのアーティスト、GReeeeN(現・GRe4N BOYZ)の楽曲に変更された。新幹線ホームは「キセキ」、在来線ホームは「扉」が使用されている[10][新聞 4]。
| 番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 在来線 地上ホーム | ||||
| 1 | ■磐越西線 | 下り | 猪苗代・会津若松方面[17] | |
| 2・4・5 | ■東北本線 | 上り | 白河・黒磯方面[17] | 一部1・6番線 |
| 下り | 二本松・福島方面[17] | |||
| 3 | ■水郡線 | - | 磐城石川・水戸方面[17] | |
| 6 | ■磐越東線 | 上り | 三春・いわき方面[17] | |
| 新幹線 高架ホーム | ||||
| 11 | 上り | 大宮・東京方面[17] | 当駅始発の「なすの」 | |
| 12 | 下り | 福島・仙台・盛岡方面[17] | ||
| 米沢・山形・新庄方面[17] | ||||
| 13 | 上り | 大宮・東京方面[17] | 「やまびこ」・「つばさ」 | |
JR貨物の駅は、専用線発着車扱貨物の取り扱い駅となっている。
旅客ホーム6番線の外側から、磐越東線に並走し1.5キロメートルほど北上した場所にある日本オイルターミナル郡山営業所へ続く専用線が存在する[2]。日本石油輸送がこの路線を保有しており、日本オイルターミナル向けの石油輸送に使用されている。また、専用線の終端には「郡山ヤード」と呼ばれる操車場があり、貨車の留置線として使用されている。駅構内の入れ換え作業は、新鶴見機関区に所属するHD300形ハイブリッド機関車が担当している。
貨物列車は、千葉貨物駅との間に2往復、川崎貨物駅・仙台北港駅との間に1往復ずつ運行されている。千葉貨物駅との間の1往復は専用貨物列車、それ以外の列車はタキ1000形貨車のみで編成された高速貨物列車となっている。
かつては、駅東側の保土谷化学工業郡山工場への専用線も存在し、化学薬品の出荷などで使用されていたが、2001年(平成13年)9月に廃止された。また、1980年代までは日東紡績富久山事業センターや住友セメント郡山サービスステーションへ続く専用線も存在した。
2024年度(令和6年度)の1日平均乗車人員は16,876人である[JR 1]。また、同年度の新幹線の1日平均乗車人員は8,484人である[新 1]。なお、駅利用者数は、福島県内では1位である[19]。
1935年度(昭和10年度)時点および2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
| 1日平均乗車人員推移 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 年度 | 計 | 新幹線 | 出典 | |||||||
| 定期外 | 定期 | 合計 | 定期外 | 定期 | 合計 | 前年度比 | JR東日本 | 郡山市 | その他 | |
| 1935年(昭和10年) | 2,215 | 未開業 | [20] | |||||||
| 2000年(平成12年) | 18,834 | 非公表 | [JR 2] | |||||||
| 2001年(平成13年) | 18,931 | [JR 3] | ||||||||
| 2002年(平成14年) | 9,095 | 9,320 | 18,415 | [JR 4] | [市 1] | |||||
| 2003年(平成15年) | 9,182 | 9,171 | 18,353 | [JR 5] | ||||||
| 2004年(平成16年) | 9,340 | 9,094 | 18,434 | [JR 6] | ||||||
| 2005年(平成17年) | 9,259 | 9,096 | 18,355 | [JR 7] | ||||||
| 2006年(平成18年) | 9,211 | 9,168 | 18,380 | [JR 8] | ||||||
| 2007年(平成19年) | 18,249 | [JR 9] | [市 2] | |||||||
| 2008年(平成20年) | 17,716 | [JR 10] | ||||||||
| 2009年(平成21年) | 17,217 | [JR 11] | ||||||||
| 2010年(平成22年) | 16,417 | [JR 12] | ||||||||
| 2011年(平成23年) | 15,904 | [JR 13] | ||||||||
| 2012年(平成24年) | 8,933 | 8,449 | 17,382 | 6,471 | 2,125 | 8,597 | [JR 14][新 2] | [市 3] | ||
| 2013年(平成25年) | 9,270 | 8,661 | 17,931 | 6,764 | 2,223 | 8,988 | [JR 15][新 3] | |||
| 2014年(平成26年) | 9,349 | 8,398 | 17,747 | 6,782 | 2,169 | 8,952 | [JR 16][新 4] | |||
| 2015年(平成27年) | 9,567 | 8,574 | 18,142 | 6,970 | 2,251 | 9,221 | [JR 17][新 5] | |||
| 2016年(平成28年) | 9,610 | 8,499 | 18,110 | 6,994 | 2,247 | 9,242 | [JR 18][新 6] | |||
| 2017年(平成29年) | 9,819 | 8,251 | 18,071 | 7,054 | 2,229 | 9,283 | [JR 19][新 7] | [市 4] | ||
| 2018年(平成30年) | 9,901 | 8,107 | 18,009 | 7,085 | 2,217 | 9,302 | [JR 20][新 8] | [市 5] | ||
| 2019年(令和元年) | 9,333 | 8,174 | 17,508 | 6,665 | 2,358 | 9,024 | [JR 21][新 9] | [市 6] | ||
| 2020年(令和02年) | 4,158 | 7,280 | 11,438 | 2,380 | 2,289 | 4,699 | −47.9% | [JR 22][新 10] | ||
| 2021年(令和03年) | 5,071 | 7,358 | 12,429 | 3,126 | 2,195 | 5,322 | 13.3% | [JR 23][新 11] | ||
| 2022年(令和04年) | 6,926 | 7,383 | 14,310 | 4,599 | 2,248 | 6,847 | 28.7% | [JR 24][新 12] | ||
| 2023年(令和05年) | 8,406 | 7,680 | 16,087 | 5,722 | 2,345 | 8,067 | 117.8% | [JR 25][新 13] | [市 7] | |
| 2024年(令和06年) | 9,016 | 7,859 | 16,876 | 6,060 | 2,423 | 8,484 | 104.9% | [JR 1][新 1] | ||
「郡山市統計書」によると、2002年度(平成14年度)以降の推移は以下のとおりである。なお、1935年度(昭和10年度)には石材・米など226トンを送り出し、石炭・人造肥料など364トンを受け入れた[20]。
| 貨物輸送推移 | |||
|---|---|---|---|
| 年度 | 発送 | 到着 | 出典 |
| 2002年(平成14年) | 71,312 | 718,243 | [市 1] |
| 2003年(平成15年) | 69,262 | 697,298 | |
| 2004年(平成16年) | 67,836 | 690,608 | |
| 2005年(平成17年) | 70,182 | 721,947 | |
| 2006年(平成18年) | 65,113 | 680,000 | |
| 2007年(平成19年) | 62,965 | 660,272 | [市 2] |
| 2008年(平成20年) | 53,817 | 569,248 | |
| 2009年(平成21年) | 54,539 | 577,394 | |
| 2010年(平成22年) | 56,544 | 602,144 | |
| 2011年(平成23年) | 60,757 | 644,861 | |
| 2012年(平成24年) | 62,902 | 666,317 | [市 3] |
| 2013年(平成25年) | 64,344 | 683,959 | |
| 2014年(平成26年) | 61,452 | 653,396 | |
| 2015年(平成27年) | 61,628 | 657,398 | |
| 2016年(平成28年) | 63,243 | 673,776 | |
| 2017年(平成29年) | 65,402 | 696,170 | [市 4] |
| 2018年(平成30年) | 65,010 | 684,126 | [市 5] |
| 2019年(令和元年) | 63,676 | 671,632 | [市 6] |
| 2020年(令和02年) | 62,144 | 656,028 | |
| 2021年(令和03年) | 60,816 | 638,346 | |
| 2022年(令和04年) | 59,420 | 627,426 | |
| 2023年(令和05年) | 58,393 | 625,266 | [市 7] |
このセクションは周辺施設の雑多な箇条書きで構成されており、内容も現在に偏り歴史的見地にも欠けています。文章による解説を中心に据え、施設の箇条書きは解説に必要な程度に絞り込む必要があります。 |

西口方面は郡山市の中心市街地を形成しており、県内最大の繁華街・歓楽街が広がる。一方で、東口には保土谷化学工業の大規模な工場が立地している。
「郡山駅前」停留所にて、以下の路線バスや高速バスが発着する[21]。なお、1 - 11番のりばは、全て西口に設置されている。
| のりば | 運行事業者 | 系統・行先 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1 | 福島交通 |
| |
| 2 |
| まちなか循環は土休日のみ運行 | |
| 3 |
| まちなか循環は平日のみ運行 | |
| 4 |
| 高速バス「須賀川 - 郡山・仙台」:仙台駅方面 | |
| 高速バス「郡山 - 新潟」:新潟駅方面 | ||
| 高速バス「会津若松 - 郡山 - いわき線」:会津若松駅・東山温泉・芦ノ牧温泉方面 | ||
| 高速バス「会津若松 - 郡山 - いわき線」:いわき駅方面 | ||
| 高速バス「福島 - 京都・大阪(ギャラクシー号)」:京都駅・大阪梅田(東梅田駅)・USJ方面 | ||
| 高速バス「福島・郡山 - 新宿(あぶくま号)」:バスタ新宿方面 | ||
| 高速バス「郡山 - 佐野・新越谷(あだたら号)」:新越谷駅方面 | ||
| 夜行高速バス「福島・郡山・宇都宮 - 名古屋」:名古屋・名鉄バスセンター方面 | |||
| 会津乗合自動車 | 高速バス「喜多方・郡山線(喜多方ラーメンバス)」:塩川グリーンプラザ・喜多方営業所方面 | ||
| 会津乗合自動車 | 高速バス「郡山・裏磐梯直通バス」:リステル猪苗代・裏磐梯高原・大塩裏磐梯温泉・喜多方営業所方面 | ||
| 福島交通 | リムジンバス「郡山 - 福島空港」:福島空港 | ||
| 5 |
| ||
| 6 | |||
| 7 |
| ||
| 8 |
| ||
| 9 |
| ||
| 10 |
| ||
| 11 |
| ||
| 東口 | まちなか循環(南回り/北回り) | 土休日のみ運行 | |
| 桜交通 | 高速バス:京都・大阪方面/新宿・東京・二俣新町方面 |
このほか、スキー場直行臨時バスが6 - 7番のりばの間より発着する。
※山形新幹線の隣の駅の停車駅は列車記事もしくは山形新幹線を参照のこと。
| ||||||||||||