『近代麻雀』(きんだいマージャン)は、竹書房が発行する漫画雑誌。2019年2月号(2018年12月29日発売)より毎月1日[注釈 1]に発行。
『近代麻雀』は元々野口恭一郎が設立した竹書房が創業年の1972年に創刊した月刊の活字誌のタイトルであった。現在の麻雀漫画専門誌としての『近代麻雀』は、1981年12月に創刊した(活字誌の)近代麻雀の別冊『月刊別冊近代麻雀』が始まりで[1]、1987年に活字誌の『近代麻雀』廃刊後、1997年5月号より漫画誌から「別冊」の文字を取り『近代麻雀』を名乗るようになったものである。なお、活字誌については2004年3月に『別冊近代麻雀』として復活したものの、半年後には廃刊になった。
プロ・アマオープントーナメントで、麻雀実力日本一を決する大会「麻雀最強戦」を主催している。
後述のキスカ休刊後は、竹書房のグラビア誌という位置づけも本誌が引き継いでおり、本誌のグラビアページが微増しているほか、キスカ休刊前の2018年より近代麻雀水着祭を定期開催している(もともとは本誌における「牌姫グラビア」[2]や「麻雀女子育成企画・近代麻雀学院」[3]のスピンオフとして開催されたイベント)[4]。
姉妹誌として『近代麻雀オリジナル』(毎月8日発行)、『近代麻雀ゴールド』(1987年創刊、毎月23日発行)があった。
『近代麻雀ゴールド』は、2005年12月発売号を持って休刊となり、2006年1月23日発売号より『近代麻雀ギャンブルCOM』(きんだいまーじゃんギャンブルコム)となる。その『近代麻雀ギャンブルCOM』も半年と経たずに2006年4月発売号をもって休刊となった。
『近代麻雀オリジナル』は2009年4月号まではB5版で発行されていたが、2009年5月号よりA5版への縮小とサイズ変更が行われ掲載漫画数も大きく削減(一部の作品は『近代麻雀』に移籍)し、『近代麻雀』で連載されている『アカギ』、『むこうぶち』などを再掲載するというような形態となった。2010年5月に『近代麻雀オリジナル』が独自連載を連載する月刊誌に戻ったが、雑誌リニューアル(『月刊キスカ』)のため2013年12月号をもって全ての漫画が連載を終了、2014年1月号が最終号となった。なお、『月刊キスカ』の号数は『オリジナル』のものを引き継いでいる。
『近代麻雀』のウェブサイトとして公式ウェブサイト「近代麻雀 THE WEB」と麻雀情報サイト「キンマweb」を展開していたが、どちらもいわゆる広告収入モデルの無料配信であり、収益源とはなっていなかった。
そんな中、日本プロ麻雀連盟理事の黒木真生が近代麻雀編集長の金本晃に「麻雀の正しい歴史をまとめたいが無料で書くのはつらい」と相談を持ちかけ、noteプラットフォームを活用した有料配信型のサイト「近代麻雀黒木」[注釈 2]を立ち上げると、安定した収益を生み出せるようになったことから、2021年10月にnoteプラットフォーム上に近代麻雀独自の有料配信サイト『近代麻雀ノート』を開設。雑誌からの転載と書き下ろしのオリジナルコンテンツを混ぜた構成で月40本程度の記事販売を開始すると、年間4000万円ほどの売上げを稼ぐようになり、『近代麻雀』の大きな収益源となっている[5]。
| 作品名 | 作者(作画) | 原作・原案など | 協力・監修など | 開始号 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| むこうふちむこうぶち | あまししえつや天獅子悦也 | - | あんとうみつる安藤満→けねすとくたケネス徳田 | - | |
| しやんこジャンゴ 麻雀を愛するもの | もんきいちよつぷモンキー・チョップ | - | - | 2019年4月号 | |
| やみまのまみや闇麻のマミヤ | ふくもとのふゆき福本伸行 | - | - | 2019年6月号 | ※現在休載中 |
| ついおくのえむ追憶のM | しおさきしのふしおざき忍 | せろ ZERO | - | 2020年10月号 | |
| ほんとうにあつたしやんそうのはなし本当にあった雀荘の話 | むらたらむ村田らむ | - | - | 2020年12月号 | |
| いなははねるのはねまんまあしやん因幡はねるのハネマン麻雀 | かんのわたる菅野航 | - | いなははねる 因幡はねる | 2021年5月号 | |
| ひいくあうとピークアウト | つかわきなかひさ塚脇永久 | - | しふかわなんは渋川難波 | 2023年6月号 | |
| ろうきようはくとてんそか老境博徒伝SOGA | みよしともき 三好智樹 せとよしあき 瀬戸義明 | もりはしひんこ 森橋ビンゴ | ふくもとよふゆき福本伸行 | 2023年7月号 | |
| からすてんくはつもりたいせんはくろののせんねんしゆぎようちゆう鴉天狗はツモりたい ~千羽黒乃の1000年修行中~ | せはたしゆん瀬畑純 | せんはくろの 千羽黒乃 | - | 2024年4月号 | 2024年1月号の 読み切りから昇格 |
| おつかれさまてすことうさんお疲れ様です後堂さん | きりしまkirishima | まといはん円居挽 | あまししえつや天獅子悦也 さいとらんちサイドランチ(編集協力) うちつかさウチツカサ(編集協力) | 2024年6月号 | |
| あけなきのめえてる明け凪のメーテル | かたけいカタケイ | すたよしのり須田良規 | - | 2024年8月号 | |
| とあるすみこみうちこのにちしようとある住み込み打ち子の日常 | いたひろと井田ヒロト | あつさしいん あっさじーん | - | 2024年8月号 |
| 作品 | 放送年 | アニメーション制作 | 備考 |
|---|---|---|---|
| アカギ 〜闇に降り立った天才〜 | 2005年 - 2006年 | マッドハウス | タイトルは「闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜」 |
| 作品 | 公開年 | アニメーション制作 | 備考 |
|---|---|---|---|
| フリテンくん | 1981年 | ナック | - |
| 作品 | 発売年 | アニメーション制作 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 麻雀飛翔伝 哭きの竜 | 1988年 - 1991年(第1作 - 第4作) | ガイナックス、マジックバス | 第1作目から第3作目までと、第4作目では発売元が異なる タイトルは第2作目から第3作目までは原題に加え副題がつく 第4作目は「哭きの竜 飛竜之章」に改題 |
| フリテンくん | 1990年(第1作 - 第2作) | ナック | タイトルは原題に加え各副題がつく |
| ムダヅモ無き改革 | 2010年 | TYOアニメーションズ | タイトルは「ムダヅモ無き改革 -The Legend of KOIZUMI-」 |
| 作品 | 放送年 | 制作 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 打姫オバカミーコ | 2006年 | N/A | |
| アカギ 〜闇に降り立った天才〜 | 2015年(第1期) | BSスカパー! | タイトルは「アカギ」 |
| 2017年(第2期) | タイトルは「アカギ「竜崎・矢木編 /市川編」」 | ||
| 2018年(第3期) | タイトルは「アカギ〜鷲巣麻雀完結編〜」 |
| 作品 | 公開年 | 配給 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 麻雀飛翔伝 哭きの竜 外伝 | 2011年(第1作 - 第2作) | アットエンタテインメント |
| 作品 | 発売年 | 制作 | 備考 |
|---|---|---|---|
| アカギ 〜闇に降り立った天才〜 | 1995年(第1作) | 竹書房 | タイトルは「闘牌伝アカギ」 |
| 1997年(第2作) | 竹書房、ギャガ | タイトルは「雀魔アカギ」 | |
| むこうぶち | 2007年 - 2019年(第1作 - 第19作) | メディア・ワークス(第9作 - 第12作) | タイトルは「高レート裏麻雀列伝 むこうぶち」にナンバリングと副題がつく |
| 2020年(第20作 - 第21作) | アドバンス | タイトルは「麻雀破壊神 むこうぶち傀」に副題がつく | |
| 麻雀群狼記 ゴロ | 2011年 | ミュージアムピクチャーズ | |
| 鉄火場のシン | 2014年(第1作 - 第2作) | ビデオプランニング | タイトルは「灼熱の闘牌録!鉄火場のシン」に各副題がつく |
| 作品 | 放送年 | アニメーション制作 | 備考 |
|---|---|---|---|
| スーパーヅガン | 1992年 - 1993年 | スタジオディーン |
| 作品 | 公開年 | 配給 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 兎-野性の闘牌- | 2013年 | ソリッドフィーチャー | タイトルは「真・兎 野性の闘牌」 |
| ノーマーク爆牌党 | 2018年 | AMGエンタテインメント |
| 作品 | 発売年 | 制作 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 兎-野性の闘牌- | 1998年 | ミュージアムピクチャーズ | タイトルは「兎 USAGI 〜野性の闘牌〜」 |
| 東大を出たけれど 麻雀に憑かれた男 | 2011年 | N/A |
| 作品 | 放送年 | 制作 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 天 天和通りの快男児 | 2018年 - 2019年(連続 - SP) | テレビ東京、The icon | タイトルは連続ドラマは原題と同表記、SPドラマは「天 赤木しげる葬式編」 |
| 作品 | 発売年 | 制作 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 愚連隊の神様、万寿十一伝説 紅蓮 | 2002年(第1作 - 第2作) | N/A | タイトルは「愚連隊の神様 万寿十一伝説 紅蓮」。第2作目は副題がつく 配信タイトルでは「紅蓮」が先に来る、 |
この項目は、漫画に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:漫画/PJ漫画/PJ漫画雑誌)。 項目が漫画家・漫画原作者の場合には{{Manga-artist-stub}}を貼り付けてください。 |