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貨物線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
貨物列車専用の尻手短絡線

貨物線(かもつせん)は、鉄道貨物輸送のための貨物列車が主に運行される鉄道路線である。

日本における貨物線

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(2021年3月)

日本においては、鉄道路線は一般に旅客列車を中心に運行されることが多いが、創業時の鉄道は一般に貨物輸送が主体であった路線が多い。

特に、臨海鉄道と呼ばれる臨海工業地帯等に敷設する鉄道では、日本国有鉄道国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道〈JR貨物〉)と地方自治体・大口荷主である沿線工場立地企業が合同出資し、旅客列車が運行されず貨物列車のみを運行する路線が多い。

なお、都市部においては一般に旅客列車の本数が多いため、別路線を建設して比較的速度が遅くなる貨物列車をその新路線に移す工事が行われたことがある。この一例として、武蔵野線京葉線は、貨物列車のバイパス線である東京外環状線の一部として建設された。

また、これ以前には山手線東海道本線などにおいて旅客列車を運行する線路と分離して複々線化されたことがある。しかし、山手線では埼京線湘南新宿ライン、東海道本線の場合はSM分離に伴う横須賀線列車の乗り入れなどで、「貨物線」とされる線路にも現在では旅客列車が定期的に運行されることから、あまり意識されていないことが多い。山手線の場合は「急行線」または「列車線」、東海道本線の場合は「緩行線」または「電車線」的役割が強くなっている。

名古屋臨海高速鉄道あおなみ線も、元々は名古屋港西側への貨物支線だったものを地元の要望で旅客化したものである。また、西日本旅客鉄道(JR西日本)のおおさか東線片町線の貨物支線である城東貨物線を改良し、梅田貨物線の一部を含めた大阪駅 -久宝寺駅間で旅客営業する鉄道路線で、このうち南側の放出駅から久宝寺駅までが2008年3月15日に、北側の新大阪駅から放出駅までが2019年3月16日に開業、2023年3月18日に大阪駅へ乗り入れた。

貨物線の旅客化(完全転換や日常的な併用)だけでなく、貨物専用線に旅客列車を臨時的に乗り入れさせるツアーも、首都圏で実施されている[注 1]

以下ではJR・各私鉄直営の路線について掲載する。なお、これらには貨物列車が主に運行される鉄道路線だけでなく、歴史的経緯から貨物線と呼ばれる路線が含まれている。臨海鉄道鉱山鉄道森林鉄道、その他各工場などの専用鉄道は関連項目の各項目を参照。

現用路線

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廃止されていないが列車の運行が全くなくなった休止路線・区間については#廃止・休止路線の節を参照。

凡例
□印は全線で定期旅客列車が運行されている路線
■印は一部区間で定期旅客列車が運行されている路線
△印は全区間で臨時旅客列車が運行されている路線
▲印は一部区間で臨時旅客列車が運行されている路線
▽印は過去に全区間で旅客列車が運行されていた路線
▼印は過去に一部区間で旅客列車が運行されていた路線
★印は団体列車のみ運行実績あり
【管轄欄】 1種…第1種鉄道事業者 2種…第2種鉄道事業者
北印…北海道旅客鉄道(JR北海道) 東印…東日本旅客鉄道(JR東日本) 海印…東海旅客鉄道(JR東海) 西印…西日本旅客鉄道(JR西日本) 四印…四国旅客鉄道(JR四国) 九印…九州旅客鉄道(JR九州) 貨印…日本貨物鉄道(JR貨物)

JRグループ

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路線名
(正式名称)
路線名
(通称)
区間営業キロ管轄電化方式複線単線主な貨物駅操車場信号場旅客列車運転区間備考
一種二種
函館本線藤城線[1]七飯大沼13.2km非電化単線全区間2016年3月に北海道新幹線新函館北斗駅が開業したことにより、当区間を通過していた下り特急列車は全て新函館北斗駅経由となった。そのため、現在は下り貨物列車の他には下り普通列車の一部(1日3本)のみとなっている。
海峡線中小国木古内87.8km交流25000V 50Hz
(一部20000V)[注 2]
新中小国信号場 - 木古内間複線新中小国信号場 - 木古内間で北海道新幹線と施設を共用。
旅客列車は2016年3月まで運行。それまでは津軽線江差線函館本線とともに通称「津軽海峡線」(青森 -函館)の一部を構成していた。
奥羽本線秋田港線[2]土崎 -秋田港1.8km-非電化単線秋田港秋田博'86開催期間に、臨時旅客列車「アッキー号」が当線を経由して秋田臨海鉄道南線へ運行された。
2017年8月、秋田港に寄港するクルーズ客船の乗客専用として、秋田港駅から秋田駅までの旅客列車が運行された。その際、JR東日本に対し、期間を限定した土崎駅-秋田港駅間の第二種鉄道事業が許可された。
新青森 -青森信号場4.8km交流20000V 50Hz滝内信号所第一種鉄道事業者のキロ数設定なし。
2006年3月から2012年3月の間、夜行列車「北斗星」「トワイライトエクスプレス」は青森駅スイッチバックをせず、この区間を通過していた。
羽越本線酒田港線[2]酒田 -酒田港2.7km-非電化酒田港
仙石線陸前山下 -石巻港1.8km-石巻港
東北本線宮城野貨物線[3]長町 -東仙台6.6km交流20000V 50Hz複線仙台貨物ターミナル全区間仙台駅で夜間工事が行われた際(特に東北新幹線工事の行われた1970年代後半が中心)に、旅客列車として仙台駅を臨時に迂回(うかい)する夜行列車が運行された。
信越本線越後石山 -新潟貨物ターミナル2.4km直流1500V新潟貨物ターミナル第一種鉄道事業者のキロ数設定なし。
2013年9月、夜行列車「あけぼの」が、羽越本線水原駅付近の安野川橋梁切換工事の関係で、上下とも臨時に信越貨物支線、白新線経由で運転されたことがある。
2018年4月14日、新潟駅付近連続立体交差事業の切り替え工事に伴い、日中全ての白新線上り列車は東新潟駅を停車せず、貨物支線を通過した[4]
信越本線・信越本線貨物支線・白新線により、デルタ線を形成している。
上沼垂信号場 -焼島2.1km-非電化単線焼島
常磐線三河島 -南千住5.7km直流1500V隅田川
三河島 -田端1.6km複線全区間1995年 - 2002年頃まで行楽シーズンに「ホリデー快速ときわ鎌倉」が運行されていた。
武蔵野線武蔵野貨物線[5]鶴見 -府中本町28.8km梶ヶ谷貨物ターミナル「武蔵野貨物線」とも言う。
区間の大半はトンネル。旅客列車は特急「鎌倉」がおおむね通年の土休日に運転されている。
国立支線国立 -新小平5.0km第一種鉄道事業者のキロ数設定なし。
区間の大半はトンネル。定期旅客列車は「むさしの号」のみ。
大宮支線西浦和 -与野4.9km別所信号場定期旅客列車は「むさしの号」「しもうさ号」のみ。
西浦和支線武蔵浦和 -別所信号場1.6kmキロ数設定なし(キロ数は国鉄時代のデータ)。
定期旅客列車は「しもうさ号」のみ。
北小金支線南流山 -北小金2.9km第一種鉄道事業者のキロ数設定なし。
旅客列車はかつて「舞浜・東京ベイエリア号」が臨時列車として運転されていた。
馬橋支線南流山 -馬橋3.7km第一種鉄道事業者のキロ数設定なし。
総武本線新金貨物線小岩 -金町8.9km新小岩信号場
越中島支線[6]小岩 -越中島貨物11.7km非電化新小岩信号場
越中島貨物
レール輸送列車のみ運行。
東北本線東北貨物線[5]田端 -大宮23.2km直流1500V複線大宮操車場全区間現在は湘南新宿ラインの列車が主流だが、貨物列車も運行。与野駅 - 大宮操車場 - 大宮駅間は貨物列車の運行頻度が高く、「むさしの号」「しもうさ号」も乗り入れる。
山手線山手貨物線[5]品川 -田端20.6km全区間にわたり山手線に隣接し、複々線を形成している。
現在は貨物列車よりも特急「成田エクスプレス」(品川駅 - 新宿駅)・埼京線大崎駅 -池袋駅)・湘南新宿ライン(品川駅 - 田端駅)の旅客列車がメインとなっている。
東海道本線品鶴線[7]品川 -鶴見17.8km新鶴見信号場現在は横須賀線の電車と湘南新宿ラインの列車が主流だが、貨物列車も一部運行。
東海道本線東海道貨物線東京貨物ターミナル -浜川崎12.9km東京貨物ターミナル・川崎貨物旅客列車は1990年代まで運行された「カートレイン」のみの運行だった。
高島線[8]鶴見 -桜木町8.5km鶴見 - 高島間複線東高島旅客列車は過去に臨時急行「横浜ベイエリア号」が運行されたが、2009年7月を最後に運転されていない。
東海道貨物線鶴見 -八丁畷2.3km複線旅客列車は1990年代まで運行された「カートレイン」など。
鶴見 -東戸塚16.0km横浜羽沢旅客列車は特急「湘南」(平日のみ)などが運転されている。また、上り「サンライズ瀬戸出雲」が大幅遅延により品川駅止まりとなった際に、横浜羽沢駅経由に変更されることがある。
鶴見駅 - 横浜羽沢駅構内・羽沢横浜国大駅間は旅客線化され、相鉄線直通列車が運転されている。
東戸塚 -小田原47.2km相模貨物西相貨物東海道本線の線路別複々線
旅客列車は特急「湘南」が全線を通過するほか、「サンライズ瀬戸・出雲」も通常上りに限り、小田原駅→茅ケ崎駅間は東海道貨物線を通過する。
南武線尻手短絡線尻手 -鶴見5.4km新鶴見信号場-鶴見間複線新鶴見信号場新鶴見信号場 - 鶴見駅間は品鶴線および武蔵野線との重複区間となっている。
尻手駅 - 新鶴見(信)間は、かつて浜松町駅発着の「カートレイン」が走行した。
新鶴見(信)- 鶴見駅間は現在、特急「鎌倉」が通過している。
浜川崎支線八丁畷 -川崎新町0.9km複線旅客列車は過去に「カートレイン」など。
八丁畷駅 - 川崎新町駅間は東海道貨物線用の複線と南武線旅客列車用の単線との三線区間となっている。
川崎新町駅 -浜川崎駅間は、複線線路を東海道貨物線と南武支線が共用している
東海道本線稲沢線名古屋 -稲沢11.1km直流1500V複線枇杷島 -稲沢東海道本線の線路別複々線。
JR東海交通事業城北線の枇杷島駅は稲沢線の本線上にある。
2022年3月のダイヤ改正で上り「ホームライナー大垣」2本(平日のみ)が走行を開始した[9]。その他は貨物列車と回送列車のみ走行するが、臨時列車や団体列車走行の実績もある[10]
ただし中央本線西名古屋港線発着の貨物列車以外は、名古屋駅 - 枇杷島駅構内渡り線(下り列車)、五条川信号場 - 名古屋駅(上り列車)間は旅客線を走行する[11]
新湊線能町 -高岡貨物1.9km-非電化単線高岡貨物全区間旅客営業は1951年まで運行。
関西本線四日市 -塩浜3.3km-塩浜
平野 -百済貨物ターミナル1.4km-直流1500V複線百済貨物ターミナル2010年、貨物輸送力増強のために城東貨物線正覚寺信号場 - 平野駅間の貨客分離による3線化、平野駅構内の改良が行われた。この際に平野駅 - 百済貨物ターミナル間の配線は複線化されたが、貨物列車は主に従来からある単線を上下線とも走り、追加された線路は百済貨物ターミナルからの引き上げ線に使われている。
片町線城東貨物線[5]神崎川信号場 -吹田貨物ターミナル3.7km西単線吹田貨物ターミナル
正覚寺信号場 -平野1.5km西
東海道本線吹田貨物ターミナル -大阪貨物ターミナル8.7km-吹田貨物ターミナル、大阪貨物ターミナル
北方貨物線[12]吹田貨物ターミナル -尼崎12.2km西複線吹田貨物ターミナル全区間貨物列車のほか、宮原(操)への回送列車も多数運転。
旅客列車として、大阪駅改良工事に伴い深夜時間帯に大阪駅を迂回(うかい)する寝台特急や、1995年12月から1999年1月まで臨時快速「ウエスト関空」の関西空港姫路行(梅田貨物線→新大阪駅→吹田信号場で折り返し→北方貨物線というルート。姫路駅発関西空港駅行きは別ルートのため北方貨物線は通過しない)などが運転された。
梅田貨物線[12]吹田貨物ターミナル -福島10.0km西吹田貨物ターミナル -大阪駅間複線吹田貨物ターミナル全区間第一種鉄道事業者のキロ数設定なし。
梅田貨物線を通過する貨物列車は、桜島線安治川口駅を発着する。
旅客列車は新大阪駅から関西空港紀勢本線(きのくに線)方面を発着する特急列車と、新大阪駅を経由するおおさか東線の列車である(おおさか東線は大阪 - 久宝寺間の路線として案内される)。初の旅客列車は1988年の「なら・シルクロード博覧会」開催に合わせて運行された新大阪 - 関西本線(大和路線奈良間の臨時快速で、103系電車での運行であった。
大阪環状線福島 -西九条2.6km西単線全区間旅客線が複線、貨物線が単線の3線を形成しているが、貨物線区間を通過する列車は現在、特急「はるか」などの旅客列車が多数になっている。
福島駅に分岐器・ホームはないので、列車は全て東海道線貨物支線から直通する。
鹿児島本線小倉 -黒崎13.9km交流20000V 60Hz複線全区間海沿い経由の客貨分離の別線、複々線完成前はこちら側が旅客線だった。
なお、黒崎駅-折尾駅間の貨物線は、もともと筑豊本線直通の貨物専用線(複線)として主に運用されていたが、貨物列車の運用はなくなり、現在は福北ゆたか線(単線運用の旅客線。不要となった線路は一部で撤去されている)に利用されている。
博多臨港線[8]香椎 -福岡貨物ターミナル3.7km-単線千早操車場、福岡貨物ターミナル全区間1989年に、JR九州が一時的に第二種鉄道事業者となり、福岡貨物ターミナルの先の福岡ボート前駅廃駅)まで臨時旅客列車が運転されたことがある。

私鉄・第三セクター

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会社名路線名区間営業キロ電化方式複線・単線主な貨物駅・操車場・信号場旅客列車運転区間備考
秩父鉄道三ヶ尻線武川 - 三ヶ尻7.6km直流1500V単線熊谷貨物(タ)通常の貨物列車のほか東武東上線の甲種輸送列車も運行される。
相模鉄道厚木線相模国分(信) -(JR)厚木2.2km直流1500V単線全区間神中鉄道時代の1941年まではこちらが本線であり旅客列車も運行していた。
1941年に相模国分駅 -海老名駅間が開業した際に厚木駅 - 相模国分駅間は旅客営業を廃止して貨物線となった。
かつては航空燃料の輸送もあったが、現在は甲種輸送列車のみ運行されている。
三岐鉄道三岐線(JR)富田 -三岐朝明(信)1.0km直流1500V単線全区間1985年までは旅客列車も運行していた。
旅客列車は現在、全て近鉄富田駅 - 三岐朝明信号場間の近鉄連絡線を通り、近鉄富田駅発着となっている。
なお、旅客輸送がなくなった現在でもこちらが三岐線の本線である。
水島臨海鉄道港東線水島 -東水島3.6km全線非電化単線東水島駅・倉敷貨物ターミナル倉敷市 -三菱自工前貨物専用線であるため、旅客列車の運行はされていない。
普段は貨物列車のみの運行であるが、水島臨海鉄道のイベントや地域主催イベント・鉄道の日イベント・鉄道愛好者が企画したイベントなどが開催される際には特別列車団体専用列車などが、貨物列車専用線を走行するときがある。
西濃鉄道市橋線美濃赤坂駅 -乙女坂駅1.3km全線非電化単線全区間1930年2月に市橋線の美濃赤坂 - 市橋間で、ガソリン動車による旅客営業開始した。1945年4月に旅客営業を終了し、貨物専用線となった。

廃止・休止路線

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貨物線の休廃止は数が膨大なため、主なものを掲載(Wikipedia日本語版に掲載されている路線が中心)。

凡例
?印…詳細不明
【旅客欄】
▽印…全区間で旅客列車の運行があった路線
▼印…一部区間で旅客列車の運行があった路線(いずれも団体列車は除く)
無印…団体列車を除き旅客列車の運行実績はなし。
【休廃止欄】
◇印…休止路線
無印…廃止路線
【管轄欄】 1種…第1種鉄道事業者 2種…第2種鉄道事業者
国印…日本国有鉄道(国鉄) 北印…北海道旅客鉄道(JR北海道) 東印…東日本旅客鉄道(JR東日本) 海印…東海旅客鉄道(JR東海) 西印…西日本旅客鉄道(JR西日本) 四印…四国旅客鉄道(JR四国) 九印…九州旅客鉄道(JR九州) 貨印…日本貨物鉄道(JR貨物)

国鉄・JRグループ

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旅客休廃止管轄路線名
(正式名称)
路線名
(通称)
区間電化方式複線・単線全線廃止
(休止)
備考
1種2種
 手宮線 南小樽 -手宮(貨)非電化単線1985年旅客営業は1962年廃止。
  函館本線貨物支線札幌市場線桑園 -札幌市場(貨) 〃  〃 1978年
    〃  貨物支線小樽築港 -浜小樽(貨) 〃  〃 1984年
    〃   〃 白石 -東札幌 〃  〃 1986年東札幌は千歳線定山渓鉄道との接続駅だった。
    〃   〃 東札幌 -月寒 〃  〃 1976年1973年千歳線から編入。
    〃   〃 近文 -旭川大町(貨) 〃  〃 1978年
   〃  南美唄支線美唄 -南美唄(貨) 〃  〃 1973年旅客営業は1971年廃止。
  室蘭本線貨物支線貨物支線室蘭 -西室蘭(貨) 〃  〃 1985年
  根室本線貨物支線貨物線釧路 -浜釧路(貨) 〃  〃 1989年
    〃  天寧貨物線東釧路 -天寧(貨) 〃  〃 1984年
    〃  貨物線厚岸 -浜厚岸(貨) 〃  〃 1982年
    〃    〃  根室 -根室港(貨) 〃  〃 1965年
幌内線貨物支線貨物支線三笠 -幌内 〃  〃 1987年旅客営業は1972年廃止。(JR移行時第1種鉄道事業JR北海道に継承されたが、旅客列車の設定はされなかった)
 八戸線貨物支線 本八戸 -湊(貨) 〃  〃 1985年旅客営業は1974年廃止。
  東北本線貨物支線貨物支線浪打 - 堤川 〃  〃 1946年
    〃  仙台市場線宮城野 -仙台市場(貨) 〃  〃 1974年
  気仙沼線貨物支線 南気仙沼 -気仙沼港(貨) 〃  〃 1979年
 塩釜線 陸前山王 -塩釜埠頭 〃  〃 1997年旅客営業は1956年廃止。
    〃   塩釜港 -塩釜魚市場 〃  〃 1978年
  石巻線 女川 -女川港(貨) 〃  〃 1980年
  信越本線貨物支線万代貨物線新潟 -万代(貨) 〃  〃 1965年
   〃  貨物支線沼垂(貨) -新潟港(貨) 〃  〃 1986年旅客列車はボートトレインが乗り入れ。戦争激化のため休止。
   〃  沼垂貨物線上沼垂(信) - 沼垂(貨) 〃 〃2010年旅客列車は1958年(昭和33年)まで運行。
   〃  焼島貨物線焼島(貨) -東新潟港(貨) 〃  〃 2002年
    〃  貨物支線直江津 -直江津港(貨) 〃  〃 1959年
  東北本線貨物支線須賀貨物線王子 -須賀(貨) 〃  〃 1971年
    〃  北王子線田端操車場 -北王子(貨) 〃2014年
  総武本線貨物支線貨物支線銚子 -新生(貨) 〃  〃 1978年
  武蔵野線貨物支線下河原線北府中 -下河原(貨)直流1500V 〃 1976年1973年に中央本線から編入。
  青梅線貨物支線貨物支線立川 - 上古新田荷扱所非電化 〃 1935年
    〃    〃  福生 -福生河原(貨) 〃  〃 1959年
  五日市線貨物支線貨物支線武蔵田中(旧線) -拝島多摩川(貨)非電化 〃 1944年
東海道本線貨物支線東海道貨物線(大汐線)浜松町 -東京貨物(タ) 〃  〃 1998年旅客列車は浜松町発着の「カートレイン」のみ運行。田町駅付近 - 東京貨物(タ)駅間は羽田空港アクセス線として活用予定。
   〃    〃  品川 - 浜松町 〃  〃 1996年
   〃    〃  品川 -汐留(貨) - 東京貨物(タ) 〃  〃 1986年品川 - 汐留間は日本の鉄道発祥の区間。旅客営業は1914年に一旦廃止、その後1985年から「カートレイン」のみであるが汐留駅廃止まで営業していた。
     〃  東京市場線汐留(貨) -東京市場(貨)非電化単線1984年
     〃  芝浦線(芝浦臨港線)汐留(貨) -芝浦(貨) 〃  〃 1985年
     〃  貨物支線川崎 - 小田(操) -浜川崎 ?  ? 1973年
     〃    〃  東神奈川 -海神奈川(貨)非電化単線1959年
   南武線貨物支線貨物支線向河原 -新鶴見(操) 〃  〃 1973年
     〃    〃  矢向 -川崎河岸(貨)非電化単線1972年
   鶴見線貨物支線貨物支線浅野 -鶴見川口(貨)非電化 〃 1982年
     〃    〃  安善 -浜安善(貨) 〃  〃 1986年安善駅の構内側線として現存。
  東海道本線貨物支線高島線(新興線)入江(信) -新興(貨) 〃  〃 2002年
     〃  高島線(瑞穂線)東高島(貨) -瑞穂(貨) 〃  〃 1958年旧千若(信)経由
     〃  高島線(横浜市場線)東高島(貨) -横浜市場(貨) 〃  〃 1982年旧千若(信)経由
     〃  高島線(表高島線)高島(貨) -表高島(貨) 〃  〃 1982年
     〃  高島線(横浜臨港線)高島(貨) -東横浜(貨) -横浜港(貨) 〃  〃 1987年
     〃  高島線(山下埠頭線)横浜港 -山下埠頭(貨) 〃  〃 1987年
     〃  高島線(東高島線)東神奈川 - 東高島(貨) 〃  〃 1959年
    〃  高島線(保土ケ谷線)高島(貨) -保土ケ谷 ?  〃 1929年
   東海道本線貨物支線貨物支線平塚 - 平塚支線(貨) 〃  〃 1924年
     〃  沼津港線(蛇松線)沼津 -沼津港 〃  〃 1974年
     〃  古渡線熱田 -千種 〃  〃 1930年古渡(信)経由
     〃  名古屋港線(東臨港線)名古屋港(貨) -堀川口(貨)非電化単線1980年
     〃  名古屋港線(白鳥線)八幡(信) -白鳥(貨)名古屋市場(貨) 〃  〃 1982年名古屋市場駅は1978年廃止。
    〃  名古屋港線(東臨港線)山王信号場 -八幡(信) -名古屋港 〃  〃 2024年末期は週に3往復、レール輸送列車のみ運行されていた。
旅客列車は1987年から1994年にかけ、ナゴヤ球場でのプロ野球開催時のみ、JR東海の列車がナゴヤ球場正門前駅まで運行されていたが、運行終了とともにJR東海の第二種鉄道事業も廃止。なお、第二次世界大戦前には名古屋港まで旅客列車が運行されていたこともある。
   関西本線貨物支線貨物支線四日市 -四日市港(貨) 〃  〃 1985年四日市駅の構内側線として現存。
   北陸本線貨物支線貨物支線東富山富山(操) -蓮町 〃  〃 1986年東富山 - 富山(操)は北陸本線(本線)との重複区間。
  新湊線 高岡(貨) -新湊(貨) 〃  〃 2002年旅客列車は1951年まで運行。路線の廃止ではなく、駅移転の扱い。
   七尾線貨物支線七尾港線七尾 -七尾港(貨) 〃  〃 1984年
   北陸本線貨物支線敦賀港線敦賀港(貨) -敦賀新港(貨) 〃  〃 1986年
  舞鶴線貨物支線舞鶴港線(海舞鶴線)西舞鶴 -舞鶴港(貨) 〃  〃 1985年大正時代に一時期旅客列車を運転。
     〃  貨物支線東舞鶴 -東舞鶴港(貨) 〃  〃 1941年
   東海道本線貨物支線浜大津線膳所 -浜大津(貨) 〃  〃 1969年1913年の大津線旅客営業廃止により編入。京阪石山坂本線と共用(三線軌条)。
     〃  京都市場線梅小路 -京都市場(貨) 〃  〃 1984年
 西   〃  山陰連絡線(梅小路支線)丹波口 -京都(貨)直流1500V 〃 2016年旅客列車は「ホリデー号」など臨時列車のみ。
   片町線貨物支線淀川貨物線巽(信)・鴫野 -淀川(貨) 〃  〃 1982年淀川電車区の出入庫のため、路線自体は1985年まで存続。
     〃    〃  京橋 - 淀川(貨) 〃  〃 1961年淀川電車区の出入庫のため、路線自体は1985年まで存続。
   梅田貨物線梅田コンテナターミナル線梅田(貨) -梅田南(貨)非電化 〃 1982年
   桜島線貨物支線北港貨物線安治川口 -大阪北港(貨) 〃  〃 1986年
     〃  桜島埠頭線桜島(旧) -桜島埠頭(貨) 〃  〃 1986年関西フレートサービス(株)に運行委託。
   大阪環状線貨物支線大阪市場線野田 -大阪市場(貨) 〃  〃 1985年1984年より野田駅の構内側線扱い。
     〃  大阪臨港線(浪速貨物線)境川(信) -浪速(貨)大阪港(貨) 〃  〃 2006年浪速(貨) - 大阪港(貨)方面は1986年廃止。2004年全線休止。浪速駅以遠については浪速鉄道産業(株)に運行委託。
     〃  東港貨物線浪速(貨) -大阪東港(貨) 〃  〃 1986年浪速鉄道産業(株)に運行委託。
   関西本線貨物支線貨物支線百済(貨) -百済市場(貨) 〃  〃 1984年
 西  〃  阪和貨物線竜華(操) -杉本町直流1500V 〃 2009年旅客列車は臨時列車のみ運転。末期は錆取り列車のみ運転。
   和歌山線貨物支線川端貨物線大和二見 -川端(貨)非電化 〃 1982年
   紀勢本線貨物支線貨物支線新宮 -熊野地(貨) 〃  〃 1982年
     〃    〃  紀伊由良 -由良内(貨) 〃  〃 1968年
   東海道本線貨物支線尼崎市場線尼崎 -尼崎市場(貨) 〃  〃 1980年
  福知山線貨物支線尼崎港線尼崎 -尼崎港(貨) 〃  〃 1984年1981年までは旅客列車を運行。旅客廃止後、貨物線に格下げ。尼崎駅起点だが実質は塚口駅より分岐。
  東海道本線貨物支線神戸臨港線東灘(信) -神戸港(貨)直流1500V 〃 2003年旅客列車は1940年まで運行(ポートトレインのみ)。
     〃    〃  神戸港(貨) -摩耶埠頭(貨)非電化 〃 1986年灘浜埠頭(信)経由(場内でスイッチバック)。
     〃  湊川貨物線神戸港(貨) -湊川(貨) 〃  〃 1985年1988年頃まで高浜埠頭まで専用線として存続。
   山陽本線貨物支線兵庫臨港線兵庫 -新川(貨)神戸市場(貨) 〃  〃 1984年
     〃    〃  新川(貨) -兵庫港(貨) 〃  〃 1984年
  高砂線貨物支線 高砂 -高砂港(貨) 〃  〃 1984年旅客営業は1921年まで、以後1985年の高砂線廃止まで旅客営業は高砂駅まで。
   山陽本線貨物支線貨物支線姫路 -姫路市場(貨) 〃  〃 1979年
   山陰本線貨物支線貨物支線東松江 -馬潟港(貨) 〃  〃 1975年
     〃  浜田港線西浜田 -浜田港(貨) 〃  〃 1982年
   山陽本線貨物支線貨物支線下関 -下関港(貨) 〃  〃 1942年
  鹿児島本線貨物支線貨物支線門司港 -外浜(貨) 〃  〃 2008年2009年に平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線として復活(旅客営業のみ)。
  鹿児島本線貨物支線鹿児島港線鹿児島 -鹿児島港(貨) 〃  〃 1984年
  日豊本線貨物支線苅田港線小波瀬西工大前 -苅田港(貨) 〃  〃 2005年
     〃  大分港臨港線西大分 -大分港(貨) 〃  〃 1984年
   志布志線[注 3]貨物支線貨物支線油津 -元油津(貨) 〃  〃 1960年
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この節の加筆が望まれています。

大陸における貨物線

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中欧班列

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ユーラシア大陸では2011年に重慶ドイツデュースブルク間で貨物鉄道「中欧班列」の運行が開始された[13]

中欧班列の運行本数は開設当初は年間17本だったが、2018年には6,300本となっており、成都や西安、鄭州、武漢などにもルートを拡大している[13]

中欧班列の主な所要日数は、東莞-ハンブルク間で20日、瀋陽-ハンブルク間で19日、西安-ハンブルク間で18日、蘇州-ハンブルク間で16日、武漢-ハンブルク間で15日となっている[13]

国際陸海貿易新通道

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国際陸海貿易新通道(CCI-ILSTC)は中国とシンガポールが締結した新たな陸海複合輸送ルートで、中国の重慶市から広西チワン族自治区の欽州港まで鉄道輸送し、欽州港から東南アジアへ海上輸送するものである[13]。重慶市と欽州港の鉄道貨物線の定期運行は2017年12月に開始された[13]。欽州港を起点とする貨物鉄道の定期便の所要日数は、欽州-重慶間が2日、欽州-成都間が3日、欽州-昆明間が27時間である[13]

広西チワン族自治区の南寧市では2017年9月に中国・シンガポール南寧国際物流団地(CSILP)の開発が正式決定され、CSILPは南寧国際空港から20km、南寧南駅(貨物専用駅)や南寧駅(乗客専用駅)から10-15km圏内に位置する[13]

脚注

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注釈

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  1. ^経由するのは新金線、常磐貨物線、山手貨物線、高島貨物線。出典は、「貨物線」を行くツアー特集クラブツーリズム(2019年4月14日閲覧)および『日経MJ』2018年12月30日(ライフスタイル面)掲載記事【新サービス 記者がチェック】都会の貨物線走る鉄道ツアー/普段通れない鉄橋に興奮 お座敷列車「」で広々風景。
  2. ^中小国新中小国信号場
  3. ^分岐駅の路線は現在、日南線に編入されている。

出典

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  1. ^『北海道新幹線で行く 北海道鉄旅ガイド』 - JTBパブリッシング
  2. ^ab『貨物列車ナビ2015-2016』 - 学研パブリッシング
  3. ^『日本鉄道史年表: 国鉄・JR』 - 三宅俊彦
  4. ^新潟駅付近連続立体交差事業 高架化工事に伴う列車の運休・バス代行輸送計画および新潟駅高架駅第一期開業についてhttp://www.jrniigata.co.jp/press/20180323niigataekikoukakouji.pdf
  5. ^abcd『貨物列車のひみつ』 - PHP研究所
  6. ^『総武線120年の軌跡』 - 三好好三
  7. ^『首都圏の鉄道のすべて』 - PHP研究所
  8. ^ab『貨物列車ナビ2014-2015』 - 学研パブリッシング
  9. ^鉄道投稿情報局 平日のみの運転となった「ホームライナー大垣」、稲沢線を走る!”. 鉄道ホビダス. ネコ・パブリッシングカルチュア・エンタテインメント) (2022年3月16日). 2022年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月30日閲覧。
  10. ^臨時快速“モーニングトレイン一宮”, 稲沢線経由で運転”. 交友社(railf.jp) (2018年11月12日). 2018年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月20日閲覧。
  11. ^東海道本線同支線列車運行図表(2008年3月15日改正)、東海旅客鉄道株式会社作成
  12. ^ab『関西圏の鉄道のすべて』 - PHP研究所
  13. ^abcdefg欧州、そして東南アジアへ、広まる物流ルートの選択肢(中国) 日本貿易振興機構、2021年3月13日閲覧。

関連項目

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