| 警察大学校 National Police Academy けいさつだいがっこう | |
|---|---|
東京都府中市にある警察大学校。隣接して警視庁警察学校がある。 | |
| 役職 | |
| 校長 | 猪原誠司(警視監) |
| 副校長 | 服部準(警視監) |
| 組織 | |
| 上部組織 | 警察庁 |
| 内部組織 | 教務部、警務教養部、生活安全教養部、刑事教養部、組織犯罪対策教養部、交通教養部、警備教養部、サイバー警察教養部、教官教養部、術科教養部 |
| 附属機関 | 特別捜査幹部研修所、国際警察センター、財務捜査研修センター、取調べ技術総合研究・研修センター、警察政策研究センター、警察情報通信研究センター、サイバーセキュリティ対策研究・研修センター、附属警察情報通信学校 |
| 概要 | |
| 所在地 | 東京都府中市朝日町3丁目12番1号 北緯35度40分16.3秒東経139度31分11.2秒 / 北緯35.671194度 東経139.519778度 /35.671194; 139.519778座標:北緯35度40分16.3秒東経139度31分11.2秒 / 北緯35.671194度 東経139.519778度 /35.671194; 139.519778 |
| 設置 | 1885年 |
| 改称 | 1948年 |
| 前身 | 警官練習所 |
| ウェブサイト | |
| 警察大学校 | |
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警察大学校(けいさつだいがっこう、National Police Academy)は、警察法第27条を設置根拠とする警察庁の附属機関、教育訓練施設である。略称は警大。
警察上級幹部に対し必要な知識、技能、指導能力及び管理能力を修得させるための教養を行うほか、警察業務に関する研究を行う。文部科学省の所管下ではない省庁大学校であり、幹部警察官等を対象にしているので、実際は研修施設である。そのため、一般の新規高卒者等の入学は行われない。
省庁大学校ではあるが、研修施設であるため「卒業」という概念そのものが無い。したがって、防衛大学校や海上保安大学校などとは異なり、課程修了しても学士の学位は得られない。
中野区時代には公安警察の諜報活動を統制運用する秘密部署、コードネーム「サクラ」が置かれていた事が判明している(日本共産党幹部宅盗聴事件)。
出典:[1]
出典:[2]
警察法施行規則(昭和二十九年総理府令第四十四号)に内部組織と所掌事務が規定されている。
出典:[3]
特別捜査幹部研修所は、上級の捜査幹部として必要な捜査の指揮及び管理その他高度の専門技術に関する研修を行う機関として、1967年(昭和42年)6月に発足した。
警察法施行規則(昭和二十九年総理府令第四十四号)に所掌事務が規定されている。
(特別捜査幹部研修所) 第七十一条 警察大学校に、特別捜査幹部研修所を置く。 2 特別捜査幹部研修所は、警察職員に対し、上級の捜査幹部として必要な捜査の指揮及び管理その他高度の専門技術に関する研修を行う。
出典:[4]
出典:[4]
国際警察センターは、1985年(昭和60年)4月に発足した国際捜査研修所を前身とし、2006年(平成18年)4月に現在の名称に変更された[5]。
警察法施行規則(昭和二十九年総理府令第四十四号)に所掌事務が規定されている。
(国際警察センター)第七十二条 警察大学校に、国際警察センターを置く。2 国際警察センターは、警察職員に対し、国際的な犯罪捜査、国際捜査共助、所管行政に係る国際協力その他国際的な警察活動に関する学術の研修を行い、及び外国からの研修員に対し、警察に関する学術の研修を行い、並びにこれらに必要な調査研究を行う。
警察大学校国際警察センターの内部組織に関する規則(昭和六十年国家公安委員会規則第十号)に規定されている。
出典:[5]
来日外国人犯罪捜査や、国際協力に従事する全国の警察職員に対し、諸外国の法制度、国際捜査共助や国際協力に必要な知識、外国語能力を習得させるための研修を実施
諸外国の研修員を対象とした各種セミナーを開催し、捜査手法、犯罪鑑識、交番制度等の技術・ノウハウなどの積極的な技術移転を進める
財務捜査研修センターは、警察職員に対し、財務に関する専門的な知識及び技術を必要とする捜査に関する学術の研修を行い、ならびにこれに必要な調査研究を行うために、2003年(平成15年)4月に設置された。高度な財務捜査力を養うための研修のほか、財務捜査、会計制度などの研究も併せて行っている。
取調べ技術総合研究・研修センターは、警察職員に対し、被疑者その他の者の取調べの技術に関する学術の総合的な研修を行い、及びこれに必要な調査研究を行う。
警察政策研究センターは、警察に関する政策並びに学術及びその運用に関する調査研究、警察職員の研究の指導に関すること及び警察における教育訓練及び学術の研修に必要な資料に係る総合的考査及び管理に関する事務を行うために、1996年(平成8年)5月に設置された。
慶應義塾大学大学院法学研究科との間で共同研究をしている。
警察政策に関する研究の発展及び普及のため、東京大学公共政策大学院、一橋大学国際・公共政策大学院、早稲田大学法科大学院、中央大学法科大学院、東京都立大学法学部、法政大学法学部、京都大学公共政策大学院等の 大学・大学院に職員を講師として派遣している。
韓国警察大学治安政策研究所、フランス高等治安・司法研究所、フランス・トゥールーズ大学第一社会科学大学警察学研究センター及びドイツ・フライブルク大学安全・社会センターとの間でそれぞれ協議を締結している。
警察情報通信研究センターは、警察通信研究センターを前身とする機関で、情報通信機器・システムの研究・開発を行うことを目的に設置されたものである。基礎研究室(警察に関する情報通信に関する研究に関する事務のうち、技術に関する基礎的な研究に関すること、警察情報通信研究センターにおいて行う研究の計画の策定に関すること、以上のほか、他の研究室の所掌に属しない事務をつかさどる)、応用第一研究室(警察に関する情報通信に関する研究に関する事務のうち、技術の応用及び開発に関する研究に関する事務(応用第二研究室の所掌に属するものを除く。)をつかさどる)、応用第二研究室(情報の管理に関する技術の応用及び開発に関する研究に関すること、犯罪の取締りのための情報技術の解析に係る技術の応用及び開発に関する研究に関することをつかさどる)の三研究室が置かれている。
民間の優れた知見を取り入れつつ、サイバー犯罪等に悪用され得る最先端の情報通信技術について研究を行うとともに、サイバー空間における警察全体の対処能力向上に必要な研究を行うことを目的として、平成26年4月に設置された。犯罪の取締りのための情報技術の解析に関する研究を行う解析研究室と、警察職員に対する専門的な知識・技術の研修を行う捜査研修室が置かれている。
警察の情報通信技術に関する教育訓練を行う機関として設置され、特別教養部、情報管理教養部、通信技術教養部、応用技術教養部、情報技術解析教養部の5部が置かれている。情報通信局の管轄である。
主な出典:[6]
| 代 | 氏名 | 就任期間 | 前職 | 後職 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 弘津恭輔 | 1954年7月1日-1955年7月1日 | 国家地方警察本部警察大学校校長 | 東北管区警察局長 |
| 2 | 惣那寛 | 1955年7月1日-1956年7月1日 | 警察大学校教頭 | 四国管区警察局長 |
| 3 | 木村行藏 | 1956年7月1日-1958年12月5日 | 広島県警察本部長 | 警察庁保安局長 |
| 4 | 長野實 | 1958年12月5日-1961年9月20日 | 北海道警察本部長 | 国立国会図書館専門調査員 |
| - | (村上正二) | 1961年9月20日-1961年11月1日 | (警察大学校教頭が事務代理) | |
| 5 | 原田章 | 1961年11月1日-1963年8月2日 | 中部管区警察局長 | 辞職 |
| 6 | 富永誠美 | 1963年8月2日-1966年3月1日 | 警察庁交通局長 | 辞職 |
| 7 | 網井輝夫 | 1966年3月1日-1967年7月21日 | 警察大学校教頭 | 辞職 |
| 8 | 本多丕道 | 1967年7月21日-1969年8月12日 | 警視庁警務部長 | 警察庁警務局長 |
| 9 | 高松敬治 | 1969年8月30日-1969年11月21日 | 大阪府警察本部長 | 警察庁刑事局長 |
| 10 | 前田利明 | 1969年11月21日-1971年1月22日 | 福岡県警察本部長 | 大阪府警察本部長 |
| 11 | 柏原及也 | 1971年1月22日-1971年8月13日 | 近畿管区警察局長 | 関東管区警察局長 |
| 12 | 後藤信義 | 1971年8月13日-1973年6月1日 | 内閣官房内閣調査室内閣調査官 | 辞職 |
| 13 | 畠中達夫 | 1973年6月1日-1974年8月16日 | 関東管区警察局長 | 辞職 |
| 14 | 山下禎造 | 1974年8月16日-1975年8月4日 | 福岡県警察本部長 | 辞職 |
| 15 | 田村宣明 | 1975年8月4日-1977年2月18日 | 警察庁刑事局長 | 辞職 |
| 16 | 広山紫朗 | 1977年2月18日-1978年2月21日 | 皇宮警察本部長 | 辞職 |
| 17 | 武藤誠 | 1978年2月21日-1979年2月2日 | 兵庫県警察本部長 | 辞職 |
| 18 | 下稲葉耕吉 | 1979年2月2日-1980年2月9日 | 内閣官房内閣調査室長 | 警察庁警務局長 |
| 19 | 室城庸之 | 1980年4月1日-1981年8月21日 | 関東管区警察局長 | 辞職 |
| 20 | 池田速雄 | 1981年8月21日-1982年8月22日 | 警察庁交通局長 | 辞職 |
| 21 | 杉原正 | 1982年8月22日-1982年11月20日 | 大阪府警察本部長 | 辞職 |
| 22 | 氏平秀夫 | 1982年11月20日-1984年2月17日 | 中部管区警察局長 | 辞職 |
| 23 | 鎌倉節 | 1984年2月17日-1984年9月26日 | 内閣官房内閣調査室長 | 警察庁警務局長 |
| 24 | 久本礼一 | 1984年9月26日-1985年2発18日 | 警察庁交通局長 | 辞職 |
| 25 | 大波多三宜 | 1985年2月18日-1986年7月1日 | 皇宮警察本部長 | 辞職 |
| 26 | 金子仁洋 | 1986年7月1日-1987年1月19日 | 内閣総理大臣官房広報室長兼 | 辞職 |
| 27 | 八島幸彦 | 1987年1月19日-1988年7月15日 | 警察庁交通局長 | 辞職 |
| 28 | 仁平圀雄 | 1988年7月15日-1989年6月30日 | 警察庁刑事局長 | 警察庁警務局長 |
| - | (鈴木良一) | 1989年6月30日-1989年8月19日 | (警察庁次長が事務取扱) | |
| 29 | 水町治 | 1989年8月19日-1991年1月11日 | 愛知県警察本部長 | 関東管区警察局長 |
| 30 | 浅野信二郎 | 1991年1月11日-1991年11月15日 | 警察庁長官官房長 | 辞職 |
| 31 | 金田雅喬 | 1991年8月15日-1992年9月1日 | 警察大学校副校長 | 内閣官房内閣情報調査室長 |
| 32 | 大森義夫 | 1992年9月1日-1993年3月8日 | 警察庁長官官房総務審議官 | 内閣官房内閣情報調査室長 |
| 33 | 金田雅喬 | 1993年3月8日-1993年8月24日 | 内閣官房内閣情報調査室長 | 辞職 |
| 34 | 中野公義 | 1993年8月24日-1994年7月27日 | 新潟県警察本部長 | 辞職 |
| 35 | 伊藤一実 | 1994年7月27日-1995年9月8日 | 愛知県警察本部長 | 辞職 |
| 36 | 垣見隆 | 1995年9月8日-1996年8月20日 | 警察庁刑事局長 | 辞職 |
| 37 | 吉田正弘 | 1996年8月20日-1997年8月25日 | 愛知県警察本部長 | 辞職 |
| 38 | 武居澄男 | 1997年8月25日-1998年8月6日 | 北海道警察本部長 | 辞職 |
| 39 | 渡邊泉郎 | 1998年8月6日-1999年2月5日 | 関東管区警察局長 | 辞職 |
| 40 | 遠藤豊孝 | 1999年2月5日-2000年8月24日 | 警察庁長官官房付[注釈 1] | 辞職 |
| 41 | 兼元俊徳 | 2000年8月24日-2001年4月6日 | 警察庁長官官房国際部長 | 辞職 |
| 42 | 古賀光彦 | 2001年4月6日-2002年4月1日 | 愛知県警察本部長 | 辞職 |
| 43 | 村上徳光 | 2002年4月1日-2003年7月20日 | 警察庁長官官房国際部長 | 辞職 |
| - | (漆間巌) | 2003年7月20日-2003年8月5日 | (警察庁次長が事務取扱) | |
| 44 | 小林武仁 | 2003年8月5日-2005年8月22日 | 内閣官房内閣情報調査室 | 警察庁警備局長 |
| 45 | 伊藤哲朗 | 2005年8月22日-2006年1月19日 | 警察庁生活安全局長 | 警視総監 |
| 46 | 芦刈勝治 | 2006年1月19日-2007年8月24日 | 関東管区警察局長 | 辞職 |
| 47 | 内山田邦夫 | 2007年8月24日-2008年4月1日 | 警察庁長官官房付[注釈 2] | 辞職 |
| 48 | 山崎裕人 | 2008年4月1日-2009年8月5日 | 警察庁警備局外事情報部長 | 辞職 |
| 49 | 宮本和夫 | 2009年8月5日-2010年8月30日 | 警察庁刑事局組織犯罪対策部長 | 辞職 |
| 50 | 高橋美佐男 | 2010年8月30日-2012年3月26日 | 警察庁刑事局組織犯罪対策部長 | 辞職 |
| 51 | 田村正博 | 2012年3月26日-2013年1月25日 | 警察庁長官官房付[注釈 3] | 辞職 |
| 52 | 石井隆之 | 2013年1月25日-2013年6月25日 | 警察庁交通局長 | 辞職 |
| 53 | 太田裕之 | 2013年6月25日-2014年1月17日 | 東北管区警察局長 | 辞職 |
| 54 | 小谷渉 | 2014年1月17日-2014年8月26日 | 警視庁副総監 | 辞職 |
| 55 | 竹内直人 | 2014年8月26日-2015年1月27日 | 東北管区警察局長 | 辞職 |
| 56 | 荻野徹 | 2015年1月27日-2015年8月24日 | 警察大学校副校長兼警察庁長官官房審議官 (刑事局・犯罪収益対策担当) | 原子力規制委員会 原子力規制庁次長 |
| - | (坂口正芳) | 2015年7月31日-2015年8月24日 | (警察庁次長が事務取扱) | |
| 57 | 杵淵智行 | 2015年8月24日-2016年6月14日 | 埼玉県警察本部長 | 辞職 |
| - | (坂口正芳) | 2016年6月14日-2016年8月4日 | (警察庁次長が事務取扱) | |
| 58 | 安田貴彦 | 2016年8月4日-2017年7月24日 | 警察大学校国際警察センター所長兼 警察庁長官官房審議官 (犯罪被害者等施策担当) | 辞職 |
| 59 | 太田誠 | 2017年7月24日-2018年7月31日 | 兵庫県警察本部長 | 辞職 |
| 60 | 永井達也 | 2018年7月31日-2019年7月17日 | 千葉県警察本部長 | 辞職 |
| 61 | 桑原振一郎 | 2019年7月17日-2020年8月24日 | 内閣官房内閣審議官 (内閣官房副長官補付)[注釈 4] | 辞職 |
| 62 | 新美恭生 | 2020年8月24日-2022年8月5日 | 警察庁警備局外事情報部長 | 辞職 |
| 63 | 近藤知尚 | 2022年8月5日-2022年8月5日 | 警察庁長官官房総括審議官 | 辞職 |
| 64 | 田中俊恵 | 2024年4月5日-2024年4月5日 | 警視庁副総監 | 辞職 |
| 65 | 猪原誠司 | 2024年8月5日- | 警察庁刑事局組織犯罪対策部長 | (現職) |