「ニューレッドアロー」 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 運用者 | 西武鉄道 |
| 製造所 | 日立製作所 |
| 製造年 | 1993年 -2003年 |
| 製造数 | 12編成84両 |
| 運用開始 | 1993年12月6日 |
| 運用終了 | 2020年3月13日 (池袋線・西武秩父線) ※新宿線では運用中 |
| 主要諸元 | |
| 編成 | 7両編成 |
| 軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
| 電気方式 | 直流1,500V (架空電車線方式) |
| 最高運転速度 | 105 km/h |
| 設計最高速度 | 110 km/h(1 - 4次車) 120 km/h(5次車) |
| 起動加速度 | 2.7 km/h/s |
| 減速度(常用) | 3.5 km/h/s |
| 減速度(非常) | 4.0 km/h/s(1 - 4次車) 4.5 km/h/s(5次車) |
| 編成定員 | 406人 |
| 車両定員 | 1号車:38人 7号車:48人 中間車:64人 |
| 自重 | 33.0 - 43.0t(1 - 4次車) 32.0 - 41.5t(5次車) |
| 編成重量 | 272.8t(1 - 4次車・登場時) 259.0t(5次車) |
| 全長 | 20,000 mm |
| 車体長 | 先頭車:19,600 mm 中間車:19,500 mm |
| 全幅 | 2,927.2 mm |
| 車体幅 | 2,900 mm |
| 全高 | 空調上面: 4,055 mm(1 - 4次車) 4,035 mm(5次車) パンタ折畳み: 4,230 mm(1 - 4次車登場時) 4,172 mm(5次車) |
| 車体高 | 3,625 mm(1 - 4次車) 3,605 mm(5次車) |
| 床面高さ | 1,170 mm(1 - 4次車) 1,150 mm(5次車) |
| 車体 | 普通鋼(一部ステンレス、耐候性鋼鈑) |
| 台車 | 住友金属工業製空気ばね台車 1 - 4次車:緩衝ゴム式 FS542B・FS042 5次車:ペデスタル式 FS372・FS072 |
| 固定軸距 | 2,200 mm |
| 台車中心間距離 | 13,600 mm |
| 主電動機 | 1 - 4次車:直流直巻電動機 5次車:かご形三相誘導電動機 |
| 主電動機出力 | 1 - 4次車:150 kW 5次車:135 kW |
| 駆動方式 | 1 - 4次車:中空軸平行カルダン 5次車:WNドライブ |
| 歯車比 | 86:15(5.73) |
| 制御方式 | 1 - 4次車:電動カム軸式抵抗制御、直並列組合せ制御および弱界磁制御 5次車:VVVFインバータ制御(IGBT素子) |
| 制御装置 | 日立製作所製 1 - 4次車:MMC HTB-20E系 5次車:VFI-HR1815C |
| 制動装置 | 1 - 4次車:発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキ(HSC-D)・抑速ブレーキ 5次車:回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ、全電気ブレーキ対応(HRDA-1-R) |
| 保安装置 | 西武形ATS |
1994年度 グッドデザイン賞受賞車両 | |
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西武10000系電車(せいぶ10000けいでんしゃ)は、1993年から製造された西武鉄道の特急車両。「ニューレッドアロー」(New Red Arrow )の愛称を持つ。ニューレッドアローをアルファベット3文字に略すと「NRA」である。
本項では、富山地方鉄道に譲渡された20020形電車についても記述する。
老朽化した初代特急車両5000系の置換え、また新宿線に新設される定期特急列車「小江戸」に使用することを目的に設計・開発が行われた。
1996年までに11本77両が導入された。その後、2003年に池袋線特急の増発のため、1編成が追加製造された。製造は全て日立製作所笠戸事業所が担当した。
本項では、1 - 4次車における落成当初の仕様について述べる。
軽量形鋼を多用した20m級鋼製車体で「ゆとりとやすらぎの空間」をコンセプトに5000系と同じ裾絞り車体が採用された。構体は、腐食対策として外板には耐候性鋼板(SPA)、屋根板、床板にはステンレス鋼が用いられている[1]。屋根は12本のビードが設けられた。運転台は高運転台構造を採用。塗装はグレー系3色をベースとし、客室窓下部に「レッドアロー」の愛称を表現した赤色の帯を配する。床面高さは通勤車より10mm低い1170mm[2]、台車間距離は101系や4000系と同一の13,600 mmである。
側窓はシートピッチに合わせた広幅固定窓とし、幅1,740 mm、高さ906 mmのものを床面から790 mmの位置に配しており、1号車は片側5枚、7号車では6枚、中間車は8枚が並ぶ。
客用扉は5000系での折戸に対し本系列では片開きの引戸を採用し、1号車では片側2か所(両端)、その他では片側1か所(本川越寄り)に設けている。扉の高さは1,850 mm、幅は900 mmを基本に、1号車の後位側はバリアフリー対応のため1,030 mmとなっている。客用扉については乗務員室内に「ドア切換スイッチ」が設置されており、通常の設定のほか、奇数号車のみ、編成両端のドアのみを開く設定が可能となっている。以前は主に特急ホームがない駅での検札のためこの機能が用いられていたが、現在は基本的に使用されていない。
両先頭車の車体後部には「NRA」ロゴが配されており、1号車はロゴの上部に扉の半自動スイッチが設けられている。側面の車両番号表記は切り抜き文字、エンド表記はエッチングプレートを使用しているが、10102編成のみどちらもステッカーとなっている。
座席は枕部分が盛り上がった形状のフリーストップ式リクライニングシートとなる。座面をグレイッシュブルー系、背ずりをパープル系、枕カバーをアクセントのブルーグリーン系とした[2]。背面にはテーブルと網式物入れ、座席下にはバー式のフットレストを装備する[2]。座席配置は2+2の4列で、西武新宿に向かって前方が1列目、左がA席で右がD席となる。1号車は10列、7号車は12列、中間車は16列が設けられている。シートピッチは5000系の930mmから1,070mm[2]に拡大された。このため1車両あたりの乗車定員は5000系より減少したが、5000系6両編成に対して本系列では7両編成としたことで補填し、編成での定員は400人から406人へ若干増加している。
側窓は熱線吸収ガラスを使用した複層ガラスで2列1窓[2]、窓キセはテーブル一体のアルミプレス成形品で化粧シート張りとし[2]、カーテンは収納時の室内見付をスッキリさせる[2]狙いから巻き上げタイプを採用した。
デッキ(出入台)は1号車の両端と2 - 7号車の本川越寄りに設けられているほか、7号車の西武新宿寄りも同様にサニタリー周辺が客室から仕切られている。仕切扉・貫通扉は客室の両端および両先頭車の貫通路に設けられ、中間車デッキ部の貫通扉は省略された。高さ1,850 mmで、820 mm幅の片開き(新宿に向かって左側へ開く)を基本とする。
バリアフリー対応として車椅子スペースが1号車の最後部に設けられている。10B・10Cにあたる部分の座席が削られており、隣り合う10A・10Dの座席には車椅子の固定具が取り付けられた[2]。あわせて前述の通り直近の側引戸が広くなっているほか、直近の仕切扉も1,040 mmの両開きとされている[2]。
サービス設備としては自動放送装置のほか、客室内の各妻面には鴨居部にLED式の車内案内表示器を、C席(1号車後位側はD席)の延長線上に非常通報器を備える。
両先頭車の連結部には飲み物の自動販売機と、洗面台、男女共用のトイレ、男性用小便器がそれぞれ設置されている。1号車の共用トイレはバリアフリー対応の洋式トイレで、車椅子利用者への配慮として手洗い部と非常通報器を2箇所に設置している。7号車の共用トイレは和式トイレ、こちらも非常通報器が備えられている。また1号車にはテレホンカード式の列車公衆電話(飯能 - 西武秩父間使用不可)も設置しており[2]、付近の屋根に列車電話用アンテナを備える。
走行機器については、保守面での合理化・経費削減・平準化・走行の安定化を目的に101系・新501系・5000系の機器類が流用された。
制御装置(流用品)は日立製作所製で、電動カム軸多段抵抗制御による主制御器MMC HTB-20EをM1・M3車に1台搭載する[2]。1C8MのMM'ユニット方式で、MT比は4:3。抑速ブレーキ付きとなる[2]。主電動機は150Kwの直流直巻電動機、駆動方式は中空軸平行カルダン、たわみ板接手方式となる[2]。
台車(流用品改造)は住友金属工業製空気ばね台車で、FS372・FS072をベースに軸箱支持装置をペデスタル式から緩衝ゴム式に改造したFS542B(電動台車)・FS042(付随台車)が採用された[3]。後述のフラット防止装置のため、ブレーキを軸単位の制御とし、軸端部に速度センサを取付ける等の改造が行われている[4]。
なお台車については、10101編成および10102編成中のモハ10202・10302の計9両分は初期に改造されたものとなっており、形式名などの表記が切り抜き文字であるなどの特徴を有する[4]。これらは1989年廃車の501系と701系クハからの発生品で[4]、当初はフラット防止装置関係の改造を行っていない状態でしばらく留置されていた[4]。1990年度の事業計画に記されていた新特急用に手配したものと考えることもできる[4]。
ブレーキ方式(流用品)は電空併用応荷重装置付き電磁直通ブレーキ(HSC-D)で[2]、従来車同様に保安ブレーキと圧着ブレーキを装備、また6000系以降で標準のフラット防止装置を備える。
補助電源装置は150kVAの静止形インバータ(SIV)をM2・M4車に1台搭載[2]。受給電機能を備え、受給電接触器をT車に搭載する。3次車まではGTOサイリスタ素子のSVH150-493Aを、4次車以降はIGBT素子のSVH150-4011A[5]を採用。いずれも東洋電機製造製で、2次車からはメーカーロゴが変更されている。蓄電池はDC100V、40Ahのアルカリ蓄電池をT車に2台搭載[2]、またTc1にはDC24VのDC-DCコンバーターを搭載する[2]。
空気圧縮機(CP)は交流電動機駆動(低騒音タイプ)のHS20-4形電動空気圧縮機を採用し、M2・M4車に1台搭載する[2]。
冷房装置は能力41.86 kW(36,000kcal/h)の集中式、日立製のFTUR-220-401系を各車1台搭載する[2]。また屋根には換気扇を2台搭載、2次車以降のパンタなし中間車はこれが3台に増強された。
集電装置は菱形、電磁カギ外し装置付き[2]のPT4320S-B-MをM1・M3・M4車の西武新宿方に各1台搭載する[6]。ヒューズ箱は1次車のM1と10110編成のM1・M4、10111編成のM1が旧型の流用品を使用しており、外観が異なる。
両先頭車にはトイレを有するため、水タンク、汚水タンク、汚物処理装置が床下に装備される。ともに3次車から容量が変更され、水タンクは450ℓから570ℓへ、汚水タンクは250ℓが360ℓへと増加[7][注 1]している。

2003年に製造された5次車(10112編成)では大幅な設計変更が行われた。本項ではその内容を示す。
基本構造は1 - 4次車に準じているが、前面・側面の行先表示器を字幕式から3色LED式に変更している[8]。また、窓ガラスを若干緑色を帯びたものへ変更した。このほか、前面では当時既に使用が終了していた通過標識灯が省略された。
また床面高さを20mm低い1150mmへ変更しており[9]、全高も同じく20mm低い4035mm[9]となる。
車端部においては、転落防止幌(20000系と同等)を当初より設置した[9]。その影響で妻面の手掛・足掛が若干内側にずらされたほか、パンタグラフに接する箇所およびそれに向かい合う箇所を除いては、屋根・床下ともに省略されている。表記類においても妻面の自重銘板が省略され、側面のエンド標記はステッカーへ変更された。
制御装置をIGBT素子によるVVVFインバータ制御へ変更[5]。これにより設計最高速度が120km/hとなる。各種機器は20000系と共通化されており、主制御器は同車のものからモニタ関係の機能を省略したVFI-HR1815Cとなる。ブレーキ方式も回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(HRDA-1-R)へ変更[9]、抑速ブレーキは省略された。
主電動機を20000系と同じ出力135kWのかご形三相誘導電動機に変更。それによりメンテナンスが軽減されるため客室内の主電動機点検蓋(トラップドア)を省略している。
パンタグラフを菱形3基からシングルアーム2基とした。PT7116-BがM1・M3に1基搭載される[9]。車体側の取付ピッチも変更されており、このため従来車の更新時と異なりアダプタが使用されない[8]。
台車は廃車発生品を改造の上流用している点は変わらないが、緩衝ゴム式への変更が見送られており、形式は改造前と同じFS372・FS072のままとされた[8]。
空気圧縮機をスクリュー式のRW20へ変更[9]。なお後に従来車と同じHS20-4へ交換[8]された。蓄電池の容量も60Ahへ変更されている[9]。
冷房装置は41.9kWで代替フロン(R407C冷媒)使用のHRB304-1へ変更、日立製である点は変わらない[9]。また屋根部の換気扇が各車2台へ変更された[注 2](後述の4号車を除く)。
座席は外観・形状を一新した。色はブルーを基調とし、また背面にドリンクホルダー、肩部に取手を設け、さらに保守性の向上も図られた[9]。なお既存車への展開が容易なよう取付寸法は共通化している[9]。あわせて床敷物もブルー系とした[9]。
またバリアフリーの観点から、デッキにおいて側扉付近の床面を黄色く着色した[9]ほか、開扉中のドアチャイムを追加した[9]。またトイレ周りも大きく変更されており、1号車洋式トイレ扉の開口部拡大や自動化(ボタン操作:便器付近にも設置)[9]や汚物処理装置が噴射式から清水空圧式に変更された[9]ことがあげられる。
喫煙車であった4号車は換気扇を4台へ増強[9]するほか、全熱交換機(大型換気装置、商品名ロスナイ)を2台搭載[9]、既存車への改造も容易となるよう吸排気は独立させ、構造を簡素化した[9]。室内側には空気清浄機を設置、網棚上に4台が千鳥配置となる[9]。またこれらによる冬季の冷え込み防止のため、3・4号車のデッキにはヒーターを設置した[9]。
さらに内装はフッ素コーティングの化粧板を採用しヤニの付着を防止[9]するほか、表面のエンボスをなくし、清掃性を確保した[9]。
タバコによるヤニなどの汚れが顕著となったため、化粧板、座席モケットの貼り替えなどを行った[8]。2000年に10101編成より順次実施[8]。
2001年から2004年にかけて全編成[注 3]に施工された[8]。なお10112編成とは若干形状が異なる。
これにより妻面の手掛が一部干渉するため、パンタグラフ付近の2か所を除き床下の足掛とともに撤去された(屋根は存置)。残す箇所では妻面の手掛が一部移設された。
10101編成が2004年12月から試験的にHIDランプを搭載していたが、山間や降雪時の視認性に難があり本格採用には至らなかった。2006年の検査時にシールドビームへ戻されている[8]。

2003年度(平成15年)から2008年度(平成20年)にかけて、内装の更新(リニューアル)工事が実施された[10]。更新内容は5次車に準じている。
客室全般
デッキ関係
その他
| 編成 | 改造日[12] | 備考 |
|---|---|---|
| 10101編成 | 2004.03.26 | |
| 10102編成 | 2004.09.24 | 以下、改造と同時にパンタグラフ換装 |
| 10103編成 | 2005.03.25 | |
| 10104編成 | 2005.10.13 | 以下、インアームテーブル設置・改造と同時にカーテン変更 |
| 10105編成 | 2006.03.31 | |
| 10106編成 | 2006.09.29 | 以下、4号車への換気装置設置・換気扇増設等を省略 |
| 10108編成 | 2007.03.20 | 4号車換気扇増設 |
| 10109編成 | 2007.10.22 | |
| 10111編成 | 2008.03.21 | 改造前にパンタ換装済 |
| 10107編成 | 2008.10.09 | 改造前にパンタ換装済 |
| 10110編成 | 2009.03.10 |
NHK連続テレビ小説『つばさ』ラッピングトレイン - 10111編成(新宿線)

「☆(ほし)のある町 秩父 長瀞」号 - 10107編成(池袋線)
キリン「生茶」 - 10103編成(池袋線)
キリンメッツコーラ - 10107編成(2013年/池袋線)・10102編成(2014年/池袋線)


レッドアロークラシック - 10105編成(池袋線→新宿線)

プラチナ・エクスプレス 秩父Ver. - 10103編成(池袋線)

プラチナ・エクスプレス 川越Ver. - 10104編成(新宿線)
テレビアニメ作品『ラブライブ!サンシャイン!!』 - 10109編成(2017年/池袋線)・10102編成(2018年/池袋線)
← 飯能・西武球場前 池袋・西武秩父 → | |||||||||
| 号車番号 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 位置 | 飯能方 | 池袋方 | 池袋方 | 飯能方 | 池袋方 | ||||
| メンバー('17) | 松浦果南 | 小原鞠莉 | 黒澤ダイヤ | 桜内梨子 | 津島善子 | 渡辺曜 | 黒澤ルビィ | 国木田花丸 | 高海千歌 |
| メンバー('18) | 高海千歌 | 松浦果南 | 桜内梨子 | 黒澤ダイヤ | 渡辺曜 | 津島善子 | 国木田花丸 | 小原鞠莉 | 黒澤ルビィ |

ゲーム・テレビアニメ作品『アイドルマスター シンデレラガールズ』 - 10111編成(池袋線)

西武鉄道×カナヘイの小動物 ゆるっと小旅 西武鉄道で行く川越旅 - 10112編成(新宿線、池袋線)

西武秩父線開通 50 周年記念ラッピング特急電車 - 10110編成(池袋線)

池袋線レッドアロー号ラストランヘッドマーク特急電車 - 10110編成(池袋線)
1993年12月6日に新宿線特急「小江戸」で営業運転を開始[40][41]。1994年(平成6年)からは池袋線系統への投入が開始され、1995年(平成7年)10月31日までに全列車が本系列に統一された。
導入完了時点で南入曽車両基地に6編成、小手指車両基地に7編成が配置され、前者は新宿線系統、後者は池袋線系統の運用に充当されるが、検査や故障、臨時列車などにより車両が不足した際は相互に車両が貸し出されていた。秩父夜祭開催時の臨時特急運行時には、小手指所属の全編成のほかに南入曽所属の予備1編成を合わせた8編成を活用していた時期もある。
後継となる001系「Laview(ラビュー)」の投入に伴い、池袋線・西武秩父線系統では2020年(令和2年)3月13日をもって定期運用を終了し、一部廃車も発生している[42][43]。2021年(令和3年)5月現在、南入曽車両基地に7両編成5本35両が在籍している。
2026年度以降に新宿線に新型車両が導入され、本系列を置き換える予定となっている。[44]

おくちちぶ

ドーム
スタジアムエクスプレス[46]
ローズエクスプレス
西武電車フェスタ
拝島線臨時特急

小さな旅
走る鉄道教室
『水樹奈々 スマイルギャング』リスナー向け団体専用列車
メイドトレイン[48]
MISATO TRAIN
KIRINドーム
ALFEE EXPRESS
NHK連続テレビ小説『つばさ』ラッピング車両就役記念臨時列車
2007年3月28日に天皇・皇后と来日中のスウェーデン国王・王妃一行が、埼玉県川越市を視察するために西武新宿 - 本川越間を往復でお召し列車が運転された。2号車に乗車されている。
←西武新宿 本川越 → | |||||||
| 号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 形式 | クハ10100 (Tc1) | < モハ10200 (M1) | モハ10300 (M2) | サハ10400 (T) | < モハ10500 (M3) | < [注 16]モハ10600 (M4) | クハ10700 (Tc2) |
| 搭載機器・設備 | WC,自販機,♿︎ | CONT | SIV,CP | BT | CONT | SIV,CP | WC,自販機 |
| 自重[51] | 35.0 t | 43.0 t | 41.8 t | 33.0 t[注 17] | 43.0 t | 42.0 t | 35.0 t |
| 自重(5次車)[51] | 33.0 t | 41.5 t | 39.0 t | 32.0 t | 41.5 t | 39.0 t | 33.0 t |
| 定員 | 38 | 64 | 64 | 64 | 64 | 64 | 48 |
| 車両番号 | 10101 : 10112 | 10201 : 10212 | 10301 : 10312 | 10401 : 10412 | 10501 : 10512 | 10601 : 10612 | 10701 : 10712 |
| 編成 | 新製日[52] | 分類 | 所属車両基地(カッコ内は最終所属) | 除籍日[24][53] | 備考 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 新製 | 転属[8][24] | 現在 | |||||||
| 10101編成 | 1993.10.19 | 1次車 | 南 | 2004.05 小 | 2010.02 南 | (南) | 2020.02.05 | クハ10101・モハ10201・クハ10701の3両は横瀬で保存 | |
| 10102編成 | 1993.11.12 | 南 | 2011.06 小 | (小) | 2020.03.28 | クハ10102は地鉄譲渡 | |||
| 10103編成 | 1994.08.26 | 2次車 | 小 | なし | 2019.07.24 | ||||
| 10104編成 | 1994.09.29 | 小 | 2011.04 南 | (南) | 2019.09.26 | ||||
| 10105編成 | 1994.10.21 | 小 | 2011.06 南 2011.11 小 | 2020.03 南 | 2021.06.09 | レッドアロークラシック塗装車 | |||
| 10106編成 | 1995.08.25 | 3次車 | 小 | 2010.02 南 | 2020.03.25 | クハ10106・モハ10206・モハ10606の3両は地鉄譲渡 | |||
| 10107編成 | 1995.09.08 | 小 | なし | (小) | 2019.12.11 | ||||
| 10108編成 | 1995.10.06 | 小 | 2010.03 南 | 南 | |||||
| 10109編成 | 1996.08.02 | 4次車 | 南 | 2003.03 小 2004.05 南 | 2010.03 小 | 2020.01 南 | |||
| 10110編成 | 1996.09.06 | 南 | 2010.02 小 | 2020.03 南 | |||||
| 10111編成 | 1996.10.14 | 南 | 2010.02 小 | 2019.09 南 | |||||
| 10112編成 | 2003.03.06 | 5次車 | 南 | 2011.04 小 2011.11 南 | VVVFインバータ制御 | ||||
2020年10月に10102編成と10106編成のうち4両が富山地方鉄道へ譲渡され、3両編成に改造の上で2022年2月19日に営業運転を開始した[54]。2023年9月より愛称が公募され、11月に「キャニオンエキスプレス」に決定した[55][注 18]。
車体塗装に大きな変更はなく[56]、主要機器や車内設備も概ね西武時代のものが維持されているが、2024年3月に前面の下部及び両先頭車の「NRA」ロゴのあった所に、鉄橋をモチーフとしたオリジナルのロゴマークが表記された[57]。同社線では元初代レッドアロー(16010形)も運行しており、新旧レッドアローの共演も見られる[58][59]。同年2月28日までは一般公開を兼ねて特定のダイヤで運行した[54][56]。
2020年6月、横瀬にてクハ10102を方転の上でクハ10106-モハ10206-モハ10606-クハ10102の4両編成を組成した後、8月に新101系263編成の牽引で小手指まで回送。10月に小手指から稲荷町まで甲種輸送が行われ[60]、稲荷町にて2021年5月頃より改造が開始された。
このほか、先頭車では乗務員室から車内への視認性を確保するため運転台後方の仕切り壁に窓を設けた[61]ほか、西武時代の前面の列車名表示器を行先表示器に変更している。また富山地方鉄道や寒冷地への対応としてスノープラウ[58]、IC運賃箱、車内確認用カメラ(8台)、ドライブレコーダーの設置、ATSの変更(ATS-SWを装備)等が行われている[61][62]。
編成表[61]
| 号車 | 1 | 2 | 3 | 導入 | 改造 |
|---|---|---|---|---|---|
| 形式 | クハ220 (Tc1) | ◇ モハ20022 (M) | モハ20021 (Mc1) | ||
| 搭載機器,設備 | BT,WC ,♿︎,自販機 | CONT | SIV,CP ,♿︎,優先座席 | ||
| 座席数 | 38 | 64 | 46 | ||
| 車両番号 | 221 (10106) | 20022 (10206) | 20021 (10102※) | 2021年度 | 大阪車両 |
写真
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