この項目では、秋田県にある町について説明しています。
|
| ふじさとまち 藤里町 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| |||||
| 国 | |||||
| 地方 | 東北地方 | ||||
| 都道府県 | 秋田県 | ||||
| 郡 | 山本郡 | ||||
| 市町村コード | 05346-5 | ||||
| 法人番号 | 9000020053465 | ||||
| 面積 | 282.13km2 | ||||
| 総人口 | 2,474人[編集] (推計人口、2025年10月1日) | ||||
| 人口密度 | 8.77人/km2 | ||||
| 隣接自治体 | 能代市、大館市、北秋田市、山本郡八峰町 青森県:西津軽郡鰺ヶ沢町、中津軽郡西目屋村 | ||||
| 町の木 | ブナ | ||||
| 町の花 | フジ | ||||
| 町の鳥 | クマゲラ | ||||
| 藤里町役場 | |||||
| 町長 | 佐々木文明 | ||||
| 所在地 | 〒018-3201 秋田県山本郡藤里町藤琴字藤琴8 北緯40度16分42秒東経140度15分42秒 / 北緯40.27828度 東経140.26169度 /40.27828; 140.26169座標:北緯40度16分42秒東経140度15分42秒 / 北緯40.27828度 東経140.26169度 /40.27828; 140.26169 | ||||
| 外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
| ウィキプロジェクト | |||||
| テンプレートを表示 | |||||

白神山地の南側に位置し、町の北西部県境にある白神山地は世界遺産に登録され、登録区域の約4分の1(秋田県側のすべて)が藤里町の町域内にある。
米代川水系の粕毛川と藤琴川が合流する地点にある藤琴地区は、町役場があるほか小規模な商店街が形成されている[1]。
かつて町内の民家は茅葺き屋根が大半であり、曲り家もあったが、火災防止の観点から1959年(昭和34年)9月、「萱山管理替条例」が制定され、町が無償でトタン板を提供する代わりに萱山を町に返還してもらい、新たな秋田杉造林用地とするユニークな施策がとられた[2]。
隣接している自治体のうち、能代市・西目屋村以外は、交通手段が存在しないまたは整備されていない自治体である。
| 藤里町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 藤里町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 藤里町 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
藤里町(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 総務省統計局国勢調査より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||

1958年(昭和33年)の水害で休山となった太良鉱山をはじめ、町内では近世以前から多数の鉱山が開発されてきた[8]。
当町の集配業務は、能代市の二ツ井郵便局が担当する。
町には鉄道は通っていない。
かつては町内を張り巡るような森林軌道があり、トロッコのほかガソリンカーが走っていたが、1958年8月の水害で大半が被災し、その後廃止となった[2]。
町内に国道や主要地方道は存在しない。
能代市二ツ井町と結ばれる県道が、町へのアクセス路となっている[15]。
かつては秋北バスが乗り入れていたが、2025年9月をもって町から撤退し、後継のデマンド型交通として町内と二ツ井、能代の病院などを結ぶ「駒きゅう」と、町内完結の「駒わりくん」が運行されている[16]。
秋北バスは、2024年6月時点では北部の真名子地区から藤琴、二ツ井駅前を経て能代厚生医療センターに至る真名子・能代線や、二ツ井駅を起点として藤琴を経て米田地区に至る路線が運行されていた[17]。同年秋に一部が短縮・廃止され[18]、2025年9月に完全廃止となった。なお、真名子・能代線は2014年度より国の補助金を受けていた[17]。




農家民宿が多く所在し、特に粕毛地区は民宿が集積する「粕毛 はなの民泊通り」がある[19]。
昭和期までは「笹ゲラ」と呼ばれる蓑が雨具として用いられており、町の有形民俗文化財となっている[27]。