Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


コンテンツにスキップ
Wikipedia
検索

華岡青洲の妻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。このテンプレートの使い方
出典検索?"華岡青洲の妻" – ニュース ·書籍 ·スカラー ·CiNii ·J-STAGE ·NDL ·dlib.jp ·ジャパンサーチ ·TWL
(2016年2月)
華岡青洲の妻
中日新聞に掲載された広告
中日新聞に掲載された広告
著者有吉佐和子
発行日1967年2月
発行元新潮社
ジャンル小説
日本の旗 日本
言語日本語
ページ数213
ウィキポータル 文学
[ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

華岡青洲の妻』(はなおかせいしゅうのつま)は、1966年に発表された有吉佐和子による小説。単行本は新潮社刊。この作品により、医学関係者の中で知られるだけであった華岡青洲の名前が一般に認知されることとなった。1967年昭和42年)、第6回女流文学賞を受賞。

概要

[編集]

新潮』1966年11月号に掲載された。1967年2月、新潮社より単行本が発売された[1]

小説では華岡青洲の功績を、実母と妻との「嫁姑対立」という現代にも通じる問題に絡めながら、実母や姉・妻の献身的な協力無くしては成されなかったものとして描いている。

実際には、親族が自ら次々と実験体に名乗り出ており、実母や妻に限った話ではない。あくまで本作は小説であり、実母と妻の役割と美談を強調した創作である。

ただし、青洲の妻・加恵は、中世以来の紀伊の名家である妹背家(その屋敷は紀伊藩主が参勤交代の際の第一番の宿所に指定されている:旧名手宿本陣参照)の出であり、青洲としてはむしろ妻の実家に遠慮しないといけない立場であった。当時の社会制度上は妻が夫に反しては生きていけなかったため、加恵は協力を断れない状況に追い込まれた、というのは有り得ない話である。

あらすじ

[編集]
[icon]
この節の加筆が望まれています。

映画

[編集]
華岡青洲の妻
監督増村保造
脚本新藤兼人
原作有吉佐和子
出演者市川雷蔵
若尾文子
高峰秀子
音楽林光
撮影小林節雄
編集菅沼完二
製作会社大映
配給大映
公開日本の旗 1967年10月20日
上映時間99分
製作国日本の旗日本
言語日本語
テンプレートを表示

1967年10月20日公開。製作は大映。監督は増村保造、脚本は新藤兼人。昭和42年度文部省芸術祭参加作品。モノクロ。

あらすじ

[編集]

名家の娘である加恵は、医師華岡直道の妻の於継に請われて、後の青洲こと雲平の嫁になる。於継は気品のある美しい人で、加恵にとっては憧れの人だったが、雲平は医学修業の遊学中で、三年間は夫のいない結婚生活を強いられ、学資稼ぎの機織り仕事をする毎日を送る。やがて雲平が戻ると、於継の加恵に対する態度が一変する。於継が妻の加恵を押しのけて雲平の世話を焼くため、加恵は秘かに於継に敵意に似たものを抱くようになる。雲平は青洲と名を改め医学の研究に没頭していたが、その対象は手術に用いる完全な麻酔薬を作ることだ。やがて青洲の妹・於勝が乳がんを患い、切開手術をしてくれと懇願するものの薬は完成しておらず、於勝が亡くなって青洲は唇を噛む。その頃、青洲の研究は動物実験の段階ではほぼ完成に近く、あとは人体への効果を試すだけだったが、それは容易なことではない。すると於継が自分で実験して欲しいと申し出て、加恵も同様に申し出る。意を決した青洲は二人に人体実験を施し、実験は成功だったが強い薬を与えられた加恵は副作用で失明した。やがて青洲は全身麻酔によって乳がんの摘出手術をすることに成功し、その偉業の裏に加恵と於継の献身的な協力があったが、秘かな二人の対立は隠されていた。目が見えない身となった加恵と青洲は、大きくなった医院を眺める。

スタッフ

[編集]
  • 監督:増村保造
  • 製作:永田雅一
  • 原作:有吉佐和子
  • 脚本:新藤兼人
  • 音楽:林光

キャスト

[編集]

テレビドラマ

[編集]
[icon]
この節の加筆が望まれています。
放送年華岡青洲役妻・加恵役母・於継役脚本放送局備考
1967年(昭和42年)岡田英次南田洋子水谷八重子成沢昌茂NETテレビシリーズ全8回ポーラ名作劇場
1973年(昭和48年)浜畑賢吉新橋耐子月丘夢路寺内小春CBCシリーズ昼ドラ
1980年(昭和55年)江守徹竹下景子新珠三千代有吉佐和子読売テレビ単発木曜ゴールデンドラマ
1989年(昭和64年[2]竹脇無我十朱幸代淡島千景重森孝子フジテレビ単発男と女のミステリー
1992年(平成4年)三浦友和小泉今日子森光子岸田理生フジテレビ単発金曜ドラマシアター
2005年(平成17年)谷原章介和久井映見田中好子古田求
森脇京子
NHK総合シリーズ全6回金曜時代劇

舞台作品

[編集]
公演華岡青洲妻・加恵母・於継劇場(上演劇団)
1967年(昭和42年)田村高廣司葉子山田五十鈴芸術座
1970年(昭和45年)北村和夫小川真由美杉村春子中日劇場東横劇場国立劇場大劇場、地方巡演(文学座)
1971年(昭和46年)北村和夫小川真由美杉村春子南座、中日劇場(文学座)
1972年(昭和47年)北村和夫渡辺美佐子
新橋耐子
杉村春子地方巡演、東横劇場(文学座)
1973年(昭和48年)十七代目中村勘三郎初代水谷八重子杉村春子新橋演舞場劇団新派
1975年(昭和50年)五代目中村富十郎大塚道子杉村春子よみうりホール(※新劇合同公演)
1980年(昭和55年)高橋悦史池内淳子杉村春子中日劇場
1981年(昭和56年)高橋悦史太地喜和子杉村春子サンシャイン劇場
1984年(昭和59年)二代目中村吉右衛門水谷良重杉村春子新橋演舞場
1987年(昭和62年)北村和夫
高橋悦史
太地喜和子
新橋耐子
杉村春子国立劇場大劇場、中日劇場、地方巡演(文学座)
1990年(平成2年)十二代目市川團十郎五代目坂東玉三郎杉村春子新橋演舞場
1990年(平成2年)萬屋錦之介十朱幸代山田五十鈴帝国劇場
1991年(平成3年)平幹二朗十朱幸代山田五十鈴帝国劇場
1992年(平成4年)田村高廣水谷良重山田五十鈴近鉄劇場
1996年(平成8年)江守徹平淑恵杉村春子サンシャイン劇場(文学座)
1996年(平成8年)五代目坂東八十助古手川祐子山田五十鈴東京宝塚劇場
1997年(平成9年)十二代目市川團十郎池内淳子藤間紫新橋演舞場
1997年(平成9年)津嘉山正種八千草薫淡島千景中日劇場
1998年(平成10年)外山誠治渡辺多美子吉野由樹子紀伊国屋サザンシアター(文学座)
1998年(平成10年)三代目中村橋之助二代目水谷八重子淡島千景大阪松竹座
1999年(平成11年)浜畑賢吉八千草薫淡島千景地方巡演
2000/01年(平成13/14年)外山誠二渡辺多美子吉野佳子地方巡演(文学座)
2002年(平成14年)浜畑賢吉長谷川稀世二代目英太郎国立劇場小劇場(英の会)
2002年(平成14年)髙嶋政宏富田靖子八千草薫大阪松竹座
2004年(平成16年)勝野洋波乃久里子池内淳子地方巡演
2007年(平成19年)勝野洋波乃久里子池内淳子三越劇場
2016年(平成24年)三田村邦彦波乃久里子二代目水谷八重子三越劇場、地方巡演(劇団新派)
2016年(平成24年)丹羽貞仁石原舞子伊藤みどり三越劇場(※花形新派公演)
2017年(平成29年)喜多村緑郎河合雪之丞二代目水谷八重子三越劇場 (劇団新派)[3]

松竹座

2018年(平成30年)喜多村緑郎河合雪之丞二代目水谷八重子地方巡演(劇団新派)
2025年(令和7年)田中哲司大竹しのぶ波野久里子新橋演舞場

脚注

[編集]
  1. ^和歌山市立有吉佐和子記念館パンフレット”. 和歌山市立有吉佐和子記念館. 2023年9月11日閲覧。
  2. ^放送日は1月6日であり、翌1月7日昭和天皇崩御により1月8日元号が「平成」に改元したため、「昭和64年」に放送されたのはこの回だけである。
  3. ^“初春新派公演「華岡青洲の妻」で、水谷八重子と市川春猿が嫁姑バトル”. ステージナタリー. (2016年9月14日). https://natalie.mu/stage/news/201763 2016年9月14日閲覧。 

外部リンク

[編集]
NETポーラ名作劇場
前番組番組名次番組
華岡青洲の妻
(1967年版)
TBSCBC制作昼の連続ドラマ
華岡青洲の妻
(1973年版)
読売テレビ制作・日本テレビ系列木曜ゴールデンドラマ
哀しみは女だけに
(第1シリーズ)
華岡青洲の妻
(1980年版)
夫婦善哉
桂三枝主演版)
フジテレビ男と女のミステリー
華岡青洲の妻
(1986年版)
フジテレビ系金曜ドラマシアター
華岡青洲の妻
(1989年版)
NHK総合金曜時代劇
華岡青洲の妻
(2005年版)
増村保造監督作品
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
カテゴリカテゴリ
大衆名作座(1965年 - 1966年度)
1965年
金曜時代劇(1966年 - 1978年度)
1966年
1967年
1968年
1969年
1970年
1971年
1972年
1973年
1974年
1977年
水曜時代劇(1978年 - 1983年度)
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
金曜時代劇(1991年 - 1999年度)
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
時代劇ロマン(2000年度)
2000年
2001年
金曜時代劇(2001年 - 2005年度)
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
木曜時代劇(2006年 - 2007年度)
2006年
2007年
2008年
土曜時代劇(2008年 - 2010年度)
2008年
2009年
2010年
2011年
木曜時代劇(2013年 - 2016年度)
2013年
2014年
2015年
2016年
土曜時代劇(2016年度)
2016年
土曜時代ドラマ(2017年度 - 2021年度)
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
特選!時代劇(2022年度 - )
2022年
2023年
2024年
関連項目
カテゴリカテゴリ
テレビドラマ

未成年 -愛の劇場 -鏡は眠らない -三姉妹探偵団 -七瀬ふたたび -氷の世界 -あっとほーむ -ロケット・ボーイ -ムコ殿 -救命病棟24時 -プラトニック・セックス -水曜日の情事 -恋ノチカラ -整形美人。 -怪談百物語かぐや姫 -イヴのすべて -おとうさん -僕の生きる道 -ダイヤモンドガール -新選組! -プライド -勝負下着 -華岡青洲の妻 -ごくせん -恋におちたら〜僕の成功の秘密〜 -27歳の夏休み -幸せになりたい! -大奥〜華の乱〜 -小早川伸木の恋 -トップキャスター -CAとお呼びっ! -嫌われ松子の一生 -明智光秀〜神に愛されなかった男〜 -風林火山 (NHK大河ドラマ) -エラいところに嫁いでしまった! -わたしたちの教科書 -山おんな壁おんな -出るトコ出ましょ! -モップガール -しゃばけ -エジソンの母 -猟奇的な彼女 -学校じゃ教えられない! -トライアングル -ラブシャッフル -婚カツ! -働くゴン! -龍馬伝 -曲げられない女 -美丘-君がいた日々- -霊能力者 小田霧響子の嘘 -テンペスト -HUNTER〜その女たち、賞金稼ぎ〜 -ラッキーセブン -シェアハウスの恋人 -軍師官兵衛 -ホワイト・ラボ〜警視庁特別科学捜査班〜 -警部補・杉山真太郎〜吉祥寺署事件ファイル -オトナ女子 -ドクター調査班〜医療事故の闇を暴け〜 -BS笑点ドラマスペシャル -偽装不倫

映画
テレビ番組
関連項目
典拠管理データベース: 国立図書館ウィキデータを編集
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=華岡青洲の妻&oldid=107637259」から取得
カテゴリ:
隠しカテゴリ:

[8]ページ先頭

©2009-2026 Movatter.jp