| 菩提寺 | |
|---|---|
本堂 | |
| 所在地 | 兵庫県三田市尼寺352 |
| 位置 | 北緯34度56分25.4秒東経135度14分25.8秒 / 北緯34.940389度 東経135.240500度 /34.940389; 135.240500 (菩提寺)座標:北緯34度56分25.4秒東経135度14分25.8秒 / 北緯34.940389度 東経135.240500度 /34.940389; 135.240500 (菩提寺) |
| 山号 | 東光山 |
| 院号 | 花山院 |
| 宗派 | 真言宗花山院派 |
| 寺格 | 本山 |
| 本尊 | 薬師瑠璃光如来 |
| 創建年 | 伝・白雉2年(651年) |
| 開山 | 伝・法道仙人 |
| 正式名 | 東光山 花山院 菩提寺 |
| 別称 | 花山院、花山院菩提寺 |
| 札所等 | 西国三十三所番外 西国薬師四十九霊場第21番 |
| 公式サイト | 花山院菩提寺 |
| 法人番号 | 8140005015550 |
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菩提寺 (ぼだいじ)は、兵庫県三田市尼寺にある真言宗花山院派の本山の寺院。山号は東光山。本尊は薬師瑠璃光如来。別称は花山院(かざんいん)で、通常は花山院菩提寺と呼ばれる。西国三十三所番外札所。
本尊真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
ご詠歌:有馬富士ふもとの霧は海に似て 波かときけば小野の松風
当寺は、三田市中心部から北方へ約6キロメートルの東光山(標高約421.3メートル)の南側の標高395メートル辺りに位置する。
開山とされる法道仙人は、天竺から紫雲に乗って飛来したとされる伝説的な人物である[1]。法道仙人開基伝承をもつ寺院は兵庫県東部地域に集中しており、「インドから紫雲に乗って飛来」云々の真偽は別としても、こうした伝承の元になり地域の信仰の中心となった人物が実在した可能性は否定できない。
正暦3年(992年)頃に花山法皇が自ら復興した西国三十三所観音霊場を巡礼して播磨清水寺に登った際、東方の山上が光り輝くのを見てその地を訪ねた、それが当地である。以来法皇は当寺を隠棲の地とし、晩年に帰京するまでの約14年間をここで過ごしたとされる[1]。これに因んで元は紫雲山観音寺の名であった当寺は、その山号を東光山とするようになったという。その後、源頼光の寄進によって堂塔伽藍が整えられた[1]。
当寺を含む麓の集落は尼寺(にんじ)と呼ばれるが、これは法皇付きの女官11名が法皇寵愛の弘徽殿の女御藤原忯子の位牌を奉じて訪ねて来たものの、女人禁制ゆえに登山を許されなかったため、尼となって麓に住み着いたことに因む。集落内には十二尼妃の墓と伝わる大小12基の墓(中央の大きい墓が弘徽殿の女御のものとされる)が存在し、法皇を慕って弾いたと云われる琴弾坂があり石碑が立っている[1]。
11世紀には多田荘を本拠とした多田源氏が帰依し、山内に堂塔が立ち並んで勢威を示したが後に雷火で焼失した。現在は山内から出土する礎石群が当時を偲ばせる。

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