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色相スケール
スペクトル色相(しきそう、英語:hue[1])は、赤、オレンジ、黄、緑、青、紫といった色の様相の相違である。特定の波長が際立っていることによる変化であり、際立った波長の範囲によって、定性的に記述できる。ただし、常に同じ波長が同じ色に見える訳ではない。赤から、オレンジ、黄、緑、青を経て、菫(紫)までは、スペクトル上の色であると言える。
彩度、明度と併せて、色の三属性と言う[2]。色から彩度と明度または輝度の要素を取り除いた残りであるということもできる。
英語ではhue (ヒュー) であり、Hやhで略記される。
色相環
色相環
24等分した色相
マンセル表色系での色相環
RGBと色相の関係(三角関数を使わない場合)色相の総体を順序立てて円環にして並べたものを色相環(しきそうかん、英:color circle[1])と言う。色相環上では、補色を反対の位置に設ける。連続的な色相環[2]中のある1色を指すために、色を円の角度として表現したり、有限個の色の集合を定義したうえでそれを選ぶことで表現したりされる。色相環を表現する表色系にはマンセル表色系、オストワルト表色系、PCCSなどがある[3]。
色相環は隣り合う純色の組み合わせで混色し、微妙な色相を作るときの手がかりとして用いられる[2]。
ヘリングの心理四原色(赤、青、黄色、緑)はおおよそ90度の間隔を置いて並んでいる。色の三原色(シアン、マゼンタ、黄色)や光の三原色(赤、緑、青)は、おおよそ120度の間隔を置くように選ばれる。光の三原色が120度間隔であることと心理四原色が90度間隔であることは一見矛盾しているように見えるが、それぞれで言われている赤、緑、青は異なる概念である。
24等分した色相の角度(ウェブカラー)
色相を求める計算
CIELABから:

CIELUVから:

RGBから:

逆三角関数が使えないときは、次の式で大まかな値を求めることもできる。
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脚注
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
色相に関連するカテゴリがあります。
“色の名前と色見本一覧”. 2020年6月17日閲覧。
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